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「おえっ……マジかよ、引くわ~」


 ガタイの良い、いかにも体育会系の見た目をした男が、酒臭い息を吐きながら軽蔑の眼差しを向ける。社員同士の飲み会の帰り、酒を飲み過ぎた甲斐真司は、つい意中の同僚──それも同性に告白してしまった。

 帰ってきた答えはまあ当然として、まずかったのは、翌日社内にその話が広まっていたことだ。最悪なことに、告白相手の同僚はSNSに目線を付けただけの真司の写真を貼り付け、『ホモに告白された』という内容の呟きを投稿してしまっていたのだ。


 批判を受け、アカウントごと削除して投稿主である彼の禊は終わったが、真司の立場は一変してしまった。

 会社の同僚達だけではなく、元凶となった同僚のアカウントをフォローしていた真司の地元の友人達の目にも留まり、彼らにもゲイであることがバレてしまった。挙句の果てには心配した友人の母が、お節介にも真司の両親に報告してしまうという、悪夢のような負の連鎖だ。

 会社を辞めるだけでは事は収まらず、あらゆる方面にバレた結果、家族からも奇異の目で見られることに居心地の悪さを感じた彼は、実家から抜け出し、あてもなくフラフラと真夏の海辺沿いを徘徊していた。


 頭の中を空っぽにしたいというのに、海岸に生えた青々しい木々に身を寄せた蝉は、大音量で鳴き喚いている。加えて浜辺からは、バカンスを満喫して楽しそうにはしゃぐ黄色い声が聞こえてくる。そんな中、さまよい歩いていた真司の耳に、彼を呼び止める野太い声が入ってきた。


「よぉ、お前! 真司じゃねえか? 久し振りだなぁ」


 赤銅色に焼けた肌に金髪に染めた髪、太い眉に険のある目つき。四角い顔を覆うように、雄臭い髭を生やした強面の男性。その風貌はかなり変わっていたが、見覚えがあった。実家の隣に住んでいた二歳年上のヤンキーの先輩、土方龍之介だ。中学を卒業後、建築関係の道に進んだ彼は、18歳でできちゃった結婚。現在は三児のパパで、奥さんは四人目を妊娠中とのこと。

 嫁と子供が実家に帰省中なのをいいことに、友人達と海でナンパをしていたところ、たまたま海を散歩中の真司を見つけたらしい。

 彼をまともに目にしたのは、約十五年ぶりだった。


 中学までは真司と大して背格好が変わらなかった龍之介だったが、久し振りに目にした彼は、頭一つ分以上も背丈が伸び、巨漢の逞しい雄へと変貌していた。母の話では、遅い成長期が来て劇的に体格が変化した彼は、職場の先輩の影響でジム通いをし、ボディビルダーかと思えるほどまでにバルクアップしたそうだ。


「お袋に聞いたぜ、お前ホモだったんだってなあ? 俺のケツもエロい目で見てたりしてたのか? ヌハハ。まあ幼なじみのお前になら、揉ませてやってもいいんだぜ?」


 横にいる彼の友人達がキャアキャアと低音の悲鳴を上げながら、からかうように両手で胸を隠す中、龍之介はむっちりとしたデカ尻を、ごつい掌でブリンと鷲掴みにし、真司にアピールしている。

 妻を四度も孕ませた、濃厚な子種汁がたっぷりと詰め込まれた玉袋。それを収めた、ゲイを挑発するかのような黒ビキニは、鶏卵でも詰め込んでいるのかと見紛うほどに膨らんでいる。おまけに手入れもしていないのか、モッサリとした濃い尻毛が黒い布地からはみ出し放題である。


 突然絡んできた龍之介に返す言葉も思いつかず、卑猥な彼の後ろ姿に、赤らめた顔を伏せた真司は、無意識のうちに右手の小指にはめた指輪を弄っていた。その指輪は退職届を提出した日に、フラフラと歩いていた裏路地の露天で目を引かれたモノだった。気もそぞろな状態でまともに耳に入っていなかったはずなのに、露天商の老人の言っていた言葉が頭の中でこだまする。


『指輪を擦ると時間が止まり、さらに止まっている間に相手に自分の体液を摂取させることで、肉体が入れ替わります』


 妖しく鈍色に光るそれを、無心に弄っていた真司だったが、ふとおかしなことに気付いた。一切の音が聞こえなくなったのだ。

 龍之介の声や若者たちの弾んだ声、蝉の騒々しい鳴き声、波の打ち寄せる音さえも。


 快晴なのにもかかわらず、辺りはまるで曇天のように薄暗くなり、先ほどまで聞こえていた喧噪だけでなく、波や風に至るまでの一切の音が世界から消えてしまい、聞こえるのは荒くなった真司の息遣いと衣擦れの音だけになってしまった。


 目に映るすべてのものの時間が止まり、グレーがかった世界。その中でただ一つ、なぜか龍之介の肉体だけが艶やかに色付いている。真司はその姿に魅入られてしまった。

 逞しい筋肉の鎧の上に、脂肪を纏ったむっちりとした体。肉感のあるそのボディからは、匂い立つような雄のエロスが溢れ出している。加えて彼の股間を覆う布地は、はち切れんばかりに盛り上がり、中には立派なモノが収まっているのだと真司に主張してくる。


 気が付けば、真司の手は龍之介の豊満な尻の方へと伸びていた。水着を脱がすことができるか心配だったが、意外にも彼の体は重さを感じさせることなく、簡単に動かすことができた。しかも、時間が止まっている間に動かしたものは元に戻ろうとする力が働くのか、水着を脱がすと、彼の体はゆっくりと元の体位に戻ってしまった。


 不思議な力に魅せられた真司は、排泄以外では使ったことなど決してないであろう龍之介のアナルに、恐る恐る指を挿入してみた。粘土を弄ったときのような多少の抵抗感はあったが、グニグニと拡張していくと、簡単にチンポが入る程の大きさにまで穴は広がってしまった。

 そしてそのぽっかりと空いた空洞に、まるでそれが自然な流れであるかのように、真司は大きくなった自身のイチモツを挿入してしまっていた。先走りを潤滑剤に、彼のモノは、熱を持った男の体内へと抵抗なく滑り込んでいく。

 だが、時の止まった世界の影響からか、広がった龍之介のアナルは元の大きさに戻ろうと徐々に窄まり、ガチガチに硬くなった真司のチンポを締め付け始める。


「ふうぅ゛っ、先輩のマンコすごっ……♥ 締まって……、肉がチンポに絡みついて、気持ち……良いッ♥♥」


 時間が止まっている間に、この穴の中に射精すれば先輩になれる。しかし、そんなことが有り得るのだろうか?いくつもの疑問が頭に浮かぶものの、肉体は正直で、真司の腰の動きは自然と速くなってしまう。

 今まで経験したことのない快楽に、口角は緩み、顔にはだらしのない笑みが浮かぶ。もしも本当に体が入れ替えられるのなら……早く、早く先輩になりたいっ!


 彼の願望に応えるかのように、その腰使いに合わせて龍之介の体もまた激しく揺れ、アナルがキュウキュウと収縮する。勢いよくその大きな体に全身を密着させると、笑顔でこちらを見ている彼の唇に吸い付き、唾液を貪る。そして彼の放つ男臭い匂いを、鼻を鳴らして嗅ぎながら、汗に塗れたその肌を舐め上げる。太陽の熱で火照った龍之介の肌に自分の肌をさかった犬のように擦り付けていると、頭の中は多幸感で満ち溢れ、どんどんと真っ白になっていく。こんなにもエロくて、素晴らしい肉体の持ち主になれるのだという喜びに、彼は夢中で腰を振り続けた。


「先輩のその体、今日から僕のモノだッ!! あ゛~っ♥♥ はぁっ、あっ、はぁっ、ああ゛♥♥♥ イ゛ぐっ、あ゛あぁぁっ!!!!」


 ぐぱっと一際大きく開いた龍之介のアナルが、真司のチンポを受け入れるように、一気に根元まで呑み込む。

 熱い腸壁に包まれた真司のチンポは、そのあまりの心地よさに籠絡し、溜め込んでいた大量の精液を勢いよく吐き出した。


──ドプッ! ドピュルルルーー!!!


 腹の中に広がる、熱い感触を感じ取った龍之介の全身がビクリと痙攣したのと同時に、真司の意識は遠退いていった。



 数分後、時の止まった世界で龍之介が体を動かした。現場仕事で太くなった指を、閉じたり開いたりして確かめるように動かすと、そのまま豊満な胸に這わせていく。左手の薬指には結婚指輪が。そして右手の小指にはいつの間にか、真司の指にはめられていたはずの指輪が光っている。


「本当に僕が先輩に……? ん゛おお゛っ、先輩の記憶がっ……頭ん中に溢れて……。うひっ、すげえ……。身体だけじゃなく、脳味噌の中まで先輩になっちまってるじゃねえか♥ マジで僕が……、いや俺が先輩の身体を操ってんのか♥ ンハアァ、ケツが熱い……♥ ノンケの子持ち親父が、ケツ穴掘られてザーメン垂れ流しちまってるとか、やばすぎだろ♥」


 竿の先端から我慢汁が溢れ出るのに気付いた彼は、それを大きな掌に馴染ませると、勃起した新しい自分のイチモツを扱き始めた。

 女性にしか興味の無かった【土方龍之介】が肉体を気付かぬうちに奪われた上に、人目の多い浜辺で堂々と自慰行為に耽って痴態を晒している。しかもその乗っ取られた脳味噌の中は、自身の肉体に欲情するという変態的思考で満たされているのだ。なんとも背徳的で倒錯的なこの状況は、彼をより一層昂らせてくれる。

 もし鏡が目の前にあれば、彼は堕ち切った新しい自分の──【土方龍之介】の顔を見て、さらに発情してしまったことだろう。


「ぬお゛ぉっ、んひっ♥ 先輩の低い声も、汗でグチョグチョになった体の匂いも、チンポの太さと硬さも、全部ヤベェっ! 先輩のデカマラ擦るの止められねぇ……♥♥」


 血管がバキバキに浮き上がる程に強く握り締められたチンポは、龍之介の掌の中でビクビクと脈打ちながら、ますます膨らんでいく。先端の窪みからは、止めどなく先走りが溢れ出て、その滑りの良さがさらなる快感を生み出す。


「先輩の身体、ヤベェぐらい敏感過ぎんだろ。そんなに俺に体を乗っ取られたのが嬉しいのか? チンポも乳首もビンビンにしやがってよぉ! なんだぁ、もっとシコれってか?! 自分のおっぱい揉んで勃起しやがるなんて、とんでもないド変態ボディだなっ!」


 自らを煽るような言葉を発しながら、龍之介は筋肉が盛り上がった胸筋を鷲掴むと、親指と人差し指の間で硬く尖った乳首を弄り始める。コリコリとした刺激が気持ち良いのか、目を細めて喘ぎ声を上げるその姿は、完全に快楽に溺れている淫乱な雄そのものだ。


 龍之介はもう片方の手で、先走りに濡れそぼった己のイチモツを激しく扱き続ける。コリコリグチュグチュと卑猥な音が辺りに響く度に大きな体が跳ね上がり、その動きに併せて大きな尻と玉袋がブルンと震える。

 やがて限界を迎えた龍之介の体は、肥大した肉棒からブビュウッと盛大に射精をした。その反動で仰け反らせていた体を起こし、汗をかきながら肩で息をする。


 しかし、それでも手の動きは止まらない。射精直後だというのに萎えることのない、精力絶倫の肉体から生えたチンポを擦り続け、次の絶頂を目指す。その顔は完全に快楽に蕩けきっており、口からは絶えず甘い吐息が漏れ出ている。


「うおっ! ん゛お゛っ!!俺のチンポ! 俺の、おれのぉぉ!! んぐお゛ぉぉぉっ♥♥」


 彼は【土方龍之介】の身体で味わう、初めてのエクスタシーに夢中になり、何度も精液を噴き出した。その度に快感に打ち震え、野太い喘ぎ声を上げる。


 龍之介の性欲旺盛で頑強な肉体は、どんな激しいオナニーにも耐えうる素晴らしいものだった。時間が止まっているせいか、賢者タイムも訪れず、極太の肉棒を扱く手は止まらない。右手で扱くのに飽きれば、左手で扱く。それも飽きれば、動きの止まったかつての自分の口内へと突っ込み、乱暴に喉奥まで犯しながら空いた手で、己のケツをほじくり回す。

真司のイチモツを難なく受け入れたそのアナルからは、ゴポゴポと音を立てて逆流してきた白濁液が、いまだに漏れ出していた。


 常人では有り得ないほどの量の精液をぶち撒けた龍之介だったが、それでも飽き足らず、チンポを咥えさせていた【甲斐真司】の身体を押し倒した。その上に馬乗りになると、自身の大きな尻タブを割り広げ、ぽっかりと空いたアナルの中に再び男のチンポを咥え込んでいく。


「あぁ~~、【俺の中】に【僕のチンポ】がまた入っていっちまうぅ♥♥ 訳分からなさすぎて、頭変になっちまいそうだ……。最高だぜ、このカラダはよぉっ! こんなにイキまくっても全然萎えねぇし、それにチンポをもっと欲しがってやがる……。もっとケツ穴犯してくれ、真司ィ♥♥」


 大きく迫り出したデカ尻を、乱暴に真司の腰に打ち付ける龍之介のチンポは、ブルンブルンと揺れながら我慢汁を撒き散らしている。竿の根元にぶら下がる玉は痛いくらいに張り詰め、何度も出しているというのに、その中では凄まじい勢いで子種が量産されていく。


「はあっ♥ 俺すげえ雄くせえ♥ スンスン……、腋もこんな臭かったら、そりゃあ女も寄ってこねえわけだよなあっ!」


 密林のように毛の生えた汗塗れの腋に、鼻を押し当てた龍之介は舌を垂らしながら、うっとりと目を細める。そしてその匂いを思いっきり吸い込み、興奮を高めると激しく腰を落とすスピードを速めた。


──ズブッ! ヌチュッ!! グポッ!!! ブジュルルルルーーー!!!


 激しいピストンによって、肉棒と腸の粘液が絡まり合う音が、静かな世界に鳴り響く。そしてその淫猥な水音を掻き消すように、龍之介の喉元から野太い喘ぎ声が漏れる。


「うおお゛お゛ っ! 真司のチンポ気持ち良すぎてっ……、またイ゛ぐッ! イッちまうぞお゛ぉ゛ぉ゛ーー♥♥♥」


 龍之介はもはや何度目かもわからない絶頂を迎えた。それに応えるかのように、真司の金玉の中に溜まった煮え滾るようなザーメンもまた、出口を求めて駆け上がってくる。


──ドクンッ!! ドクッドクッ! ビュルルルーー!!!


 熱い奔流が龍之介の腸内を満杯に満たすべく、駆け巡っていく。龍之介は全身に走るその快感に身を委ね、仰け反りながら絶叫した。

 ビクビクと痙攣しながら射精し続ける真司の身体の上で、龍之介もまた、妻を四度も孕ませた玉から大量の子種汁を放出し続ける。

 二人の結合部からは入り切らなかったザーメンが溢れ出し、龍之介が撒き散らした精液とともに、辺り一面を白く染め上げていく。空撃ちするまで玉の中身を出し尽くした龍之介は、そのまま意識を失ってしまった。



「──のすけ。おい、龍之介っ! 大丈夫か?」


 友人の呼びかけで、龍之介の意識は舞い戻った。キョロキョロと辺りを見回してみても、ザーメン塗れになったはずの砂浜は一切汚れておらず、龍之介が脱いだはずの黒のビキニも彼の股間にきちんと身に着けられている。しかし何度もチンポを出し入れしたアナルはジンジンと疼き、肉体が入れ替わったことが夢ではないと教えてくれた。


「な、なんで俺がもう一人いるんだ?!」


 時が止まる前の状態に戻ったのだろう。龍之介に組み敷かれていた真司は、少し離れた場所で立ち、驚愕した表情で龍之介の顔を指差している。


「どうした、夢でも見たのか真司?」


「は? え? ぼ、僕が真司……?」


 戸惑いながら、真司は自分の身体を見下ろして確認している。龍之介は彼に歩み寄り、肩をポンと叩くと耳元で囁いた。


「からかって悪かったなあ、真司。また良かったら遊ぼうぜ、【俺のケツ】掘らせてやるからよ♥」


 ビキニパンツ越しに、膨らんだチンポを、ズリズリと彼の足に擦りつけてやる。友人達が『おいおい。奥さんがいないからって、野郎と浮気か?』と笑う中、大きくなった股間を手で隠した真司は、顔を赤くして走り去ってしまった。

 あの様子では、おそらく脳味噌の中身まで【甲斐真司】になってしまったようだ。完全に二人の肉体と存在が入れ替わり、新しい体を手に入れた高揚感から、龍之介は勃起が抑えられなくなる。


「わりぃ、ちょっと日に当たり過ぎて気分悪くなっちまったから、先帰るわ」



 これから過ごすことになる我が家へと帰り着いた龍之介は、シャワーを浴びながら新しい自分の体を揉みしだきながら、悦に浸っていた。


「すげぇエロいなあ、オレのガチムチボディはよぉ♥ このでかい玉とぶっといチンポでガキを四人も作ったんだよなあ♥♥」


 ローション代わりに泡立てたボディソープで、ナルシストのようにヌルヌルと己の肉体を撫で回す。その度に、玉袋の中で精子が生産され、竿は激しく脈打ちながら天を衝くように反り返る。

 龍之介は我慢できずに右手を竿に添えると、左手は乳首を摘まんで捏ねくり回し始めた。


──シュッシュッ! ぬるっぬちゅ……


 浴室に響き渡る、低く荒々しい吐息と粘っこい水音。かつてないほどの興奮を感じる。これまで想像もしたことのなかった、子沢山のマッチョ親父との肉体交換。隣の家では、肉体を交換されたことになど全く気付いていない【真司】が、かつての自分──【土方龍之介】の裸体を想像して、チンポを慰めているかもしれない。そんな妄想が、彼をますます昂ぶらせる。


「んっ♥ はぁ……、すげえっ! チンポと玉が熱くてたまんねえっ!!」


 まるでオナニーを覚えたての中学生のように、本能の赴くままに快楽を貪る。度重なる女性とのセックスで使い込まれたチンポは、淫水焼けで黒ずんでいる。根元にある金玉もまた、たっぷりとザーメンを溜め込んでずっしりと重くなっている。浜辺で散々出したというのに、なんという精力絶倫な肉体なのだろう。龍之介は愛おしそうに大きな掌で、その玉を揉みほぐす。肉棒を握る手の動きも激しさを増していき、腹の奥底からキュンキュンと快感が込み上げてくる。

 龍之介は目の前の鏡に映る、男らしい姿の自分が痴態を演じるのを眺めながら、絶頂を迎えた。


「おっお゛っ♥ さっきまでノンケだった俺が♥ 自分の身体にっ興奮して、い゛っちまうう゛ぅぅ♥♥♥」


──ドピュッ! ビュルルルーー!!


 湯気が立ち込める浴室内に、雄臭い白濁液が飛び散る。勢いよく発射された精液は、天井にまで届きそうなほど高く弧を描き、鏡を白く汚すと、床にビチャビチャと撒き散らされた。


「はひっ、はあ……。あんだけ出したのに、まだこんなに出るなんて、マジですげえ身体だな♥ ガキが四人も生まれるのも納得だぜ♥」


 激しい射精の余韻で、龍之介は肩で大きく呼吸を繰り返す。今まで経験したことのない量のザーメンが放出されてもなお、性欲が衰えることはなかった。


「よし! せっかくこんなゴツイ子持ち親父の身体を手に入れたんだ。嫁の居ない間に、この身体もっと使って、遊びまくってやるか!」


 龍之介はシャワーで精液を洗い流すと、ゲイ受けしそうな衣服と下着を身に纏い、街へと繰り出すのだった。


(了)



以下、文字無しの差分イラストです




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Comments

黒竜Leo

子持ちパパと誘惑な肉体、素晴らしいです!!

Paul

So hot