捕獲二十五日目 (Pixiv Fanbox)
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ついに子宮の掌握が完了した。
子宮内だけにとどめておくつもりの刻印も強すぎたのか表面にもでてしまっているが、効果自体は機能しているので何も問題はないだろう。
なので私はここで一つ、最後の実験をしてみることにした。失敗すれば私はここで消滅する可能性さえあるが、必要なことだった。
それは、脳を快楽で蹂躙し、命令を送り続けていた眷属を外した状態でこいつが抵抗することができるかどうかということだ。
体のあらゆる部位を淫らに無様に改造した。その上直前まで脳を快楽漬けにし、真っ白になってるだろうところに自分の立場と私との関係を刻み込んでいた。
腹の中に力を奪い続け快楽を生み出す眷属の卵を抱えている。
ここまでして抵抗をするのならばその時は仕方がない。諦めはしないが覚悟はする。
そんな覚悟を決めた私に向かって、こいつは震える体に鞭を打ち強引に腕を私に掲げ、消滅させようと力を奮おうとし──
できなかった。
何も起こせなかった。それが最後の力でもあったのか、その場に膝をつき荒い呼吸を繰り返すことしかできなくなった。
実験は成功。私は勝利したのだ。
そう確信した私はこいつの正面に立つ。弱々しく私を見上げるこいつを、私は見下ろす。
立場を理解させるには十分な構図だろう。
そして私は「これからはお前は私のために力を明渡し、眷属を生み続けてもらおう」
と宣言した。
ふるふると震える体と瞳を向けながらしかしそれでもとこいつは歯を食いしばるのだが、宣言された瞬間に体がビクンと跳ね上がったことを私は見逃さなかった。
その言葉だけで絶頂を迎えるほどに、こいつの体は最早屈服しているのだった
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