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敵対組織に捕らえられた魔導装兵ロゼは、特殊な培養槽に入れられていた。 その培養槽は、対象を組織の忠実な戦力とするため……いわゆる洗脳を行うために使われているものだ。 様々な薬液、機能を用いられて行われる洗脳処置なのだが、魔導装兵には女性が多く使われているために基本は性感増幅処置を行い、鬼震兵の因子を注ぎ込みながら快楽を与えるためだけに作られた特殊な生物で徹底的に凌辱するところから始まる。 並の人間であれば、少しもしないうちに発狂しかねないほどの快楽処置なのだが、魔導装兵をまとえるだけの存在であれば理論上は耐えられるだろうという数値を持って快楽漬けにして、精神防壁を打ち崩す。 今に至るまで魔導装兵……エーテロイドと呼ばれている存在でもこの装置に耐えられたものは現れていない。 例に漏れずロゼに与えられた処置もこれまでに行われてきたものと同じなのだが、しかし彼女は他のエーテロイドでも数日で屈服させられた装置を相手に、倍以上の時間を耐えていた。 彼女が因子に対しての耐性を持っていたのか、はたまたただただ精神力だけで耐えていたのかはわからない。だが、驚異的なことであることは間違いなかった。 しかし、それでも処置を行う者たちにとっては驚きはすれども想定外というわけでもなかった。 元々装置は、もっと出力を上げることができたのだから。 これまで行われてきた処置は装置の性能のほんと数十パーセントのことでしかない。であるのならば、ロゼを完全に堕とすために無慈悲に装置の出力をあげるのだった…… Skeb依頼の一品で、魔動装兵クラインハーゼ、からロゼ・リリエンタールちゃんです。

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