機械はエネルギーを求める (Pixiv Fanbox)
Published:
2019-01-04 09:26:35
Imported:
2021-12
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機械軍はその戦力を維持するために、人間を捕らえそのエネルギーを動力とする。
そんな組織から民衆を守るために戦っていたハツカだったが、逃げ遅れた民間人を助けるために無茶な行動を行ったために、大きなダメージを負い、捕らえられることとなってしまった。
そして始まるのは、機械によるエネルギーの抽出……ではなく、まずはそのエネルギーを効率よく抽出するための調整だった。
エネルギーは人間の雌が絶頂時に最も純度が高く量も得られる。つまりは、感度を上昇させ徹底的に快楽を与え続け、絶頂させ続ければ人間が死ぬまで無限に抽出することができる。
頭に装置を取り付けられ、耳にはパルス発生器を挿入。固定された手足からはその人間に最も浸透しやすく効果が現れる媚毒を注入。首輪のように付けられた装置は、首からと、力の源であり安定装置でもある宝玉を侵食し、その力を反転させ子宮へと快感を流し込む装置へと変えられてしまう。
股間部に取り付けられたものは、陰核へとパルスと媚毒を流し込みながら、その部位を余すことなく扱き倒す。その下部の尿道にもチューブが挿入され、内部から陰核に施されたものと同じ責めを行われる。
秘所と菊孔に挿入された管は、胸を始めとした各部位に取り付けられたものと同じで、生み出されたエネルギーを吸い上げるものだ。だがこれ自体も対象に快楽を与える責めを与え効率を上げている。
そんな悪魔の装置を取り付けられてから数日、ハツカは歯を食いしばり耐えていた。普通の人間が受けるコースであっても常人では一日も経たず正気を失ってもおかしくない。
だというのに、ハツカへ与えられる責めは通常の何十、何百倍にも過酷なものとなっている。戦う力を持ち耐久力が常人とは比べ物にならないというスキャンデータを所得されてしまったことで、最大効率を求める機械によってそんな地獄のような責めを受けてしまっていた。
それでも抵抗する意思を持ち続けることができているのは機械によっても想定していないことだった。もっとも、それは決して悪い意味ではない。
ならば、出力を上げてより純度を上げ量を抽出するだけなのである。
そう結論がでた瞬間、頭に取り付けられていた装置がバチバチと激しい音を立てて稼働を開始した。
人の感覚を処理する脳へ直接刺激を与えることで、全身余すことなく快楽を覚えられるように調整し、同時に強化された快感パルスの出力と量を上昇させたのだ。
腹部に浮かび上がる数字が加速度的に更新されていき、下二桁はもはや数字になる瞬間を見ることさえできない。
常人の数値であれば、三桁に到達することが稀であることを考えればもはやこれは異常すぎることで、さしものハツカであっても、もはや歯の根をあわせる余裕などなければ、目を見開きながら、悲鳴のような嬌声を上げ、全身を壊れたように引きつらせ、絶頂に絶頂を迎え続けた。
効果はあまりにも絶大で、感情のないはずの機械もどことなく歓喜を覚えるように、エネルギーを抽出する。
それさえも快感に変わってしまうために、ハツカはより激しい快感に見舞われた。
数瞬もなく、ハツカの感覚はすべてが快楽へと塗りつぶされてしまっていた。情報という情報すべて快楽を生み出すものとなり、ハツカを襲い続ける。
抵抗は愚か、思考を巡らせることもできないまま、ただただ上昇し続ける感度の数値を更新させ、絶頂するたびにより大きな快感を味わわせ続けられた。
そして一体幾日が経っただろうか。
快感絶頂によって生み出されるエネルギーはほぼ無限に生まれるが、同時に失われる体力は回復されることはなく、絶頂地獄の果にハツカは意識を保つこともできずに、与えられる快楽に体が反応するだけの状態となっていた。
ただただ快楽からエネルギーを生み出すために最適化され続けてきた彼女の体は淫らに仕上がりきり、機械のための存在にされてしまったと言ってもいいだろう。
だが、それでも彼女の口からは小さく漏れていた。意識が途切れたことで、ほんの少しの空白が生まれたからこそなのだろう。
負けるものか、という抵抗の言葉が。
壊れかけとも言える状態だが、それでもハツカはまだ抵抗の意思を胸の奥底にかかえていたのだ。
希望があるとは言えない状況でありながらも、決して手放そうとはしていなかった。
もっとも、その音声を拾ったことで、機械は更に出力を上げることになり、ハツカは意識を無理やり覚醒させられ再び絶頂地獄へと叩き落とされてしまうことになる。
彼女への責めは終わるどころか、ある意味始まったばかりなのであるのかもしれない。
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あけましておめでとうございます!
新年&Twitterでフォロワー5000人突破記念絵という具合でやってみました。
おまけではありますが、文章もちょっと奮発してみたので、絵のエロブーストになればいいなと思います。
アシスタント作業とかでゲームを作る作る言ってるのに遅れまくってしまってますが、それも含めて頑張っていきたいので、今年もどうぞよろしくおねがいします!