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僕にしてはなかなか小難しい作品に仕上がりました。 まずこの作品は時間の概念を勘違いしている方が結構いましたので改めて解説します。 主人公の未先が過去にタイムトラベルした時点で世界は、 VR技術が発展する世界(α世界線)と宇宙技術が発展する世界(β世界線)の二つに分岐します。 いわゆる多世界解釈でタイムパラドックスなどは発生しません。 つまりこのお話は決してバッドエンドな世界を回避してハッピーエンドな世界を目指すお話ではありません。 (主人公がβ世界線に移動しただけでVRが発展したα世界線はずっと存在し続けるので) そもそも未先は「この世界を否定する理論も持ってない」と言っているようにα世界線がみんなにとってバッドエンドな世界とは思っていません。 逆にβ世界線では人類が地球のみならず宇宙を侵略していくわけですから人によってはそこに得も言われぬ恐怖を感じる人もいるのではないでしょうか。 この作品には色んな要素が詰め込まれており、明確なメッセージ性はなく何をどう感じるかは人それぞれと思っています。 ただメッセージ性についてはしいて言うなら、今つらいことがあって落ち込んだりしてる人に 「感情を失ってしまうよりはマシだしこれもいつか糧になるのかも」と前向きになってもらえたらという気持ちで描きました。 α世界線がバッドエンドでは無いと言っておきながら完全に矛盾してますね‥。 まぁこれも解釈の一例です。作者の僕にも何が正しいかは解かりません。 本作のテーマは「旅」と「進化」です。 旅は自分がしたいからするものであって誰かの為にやるわけではない自由なものだと思います。 主人公の自由な性格にこの「旅」というテーマがこもっています。 未先は世界を導こうとしたわけではなくただ自分の夢を追っていたら結果的に人類の新しい未来が開けただけなのです。 「進化」というテーマは主人公の夢にこもっています。 主人公の夢を宇宙飛行士にしたのは、僕的に進化の行きつく先が宇宙にあると思っているからです。 実際人類が進化を続けた先にはなにが待っているのでしょう。 〇本作は裏設定が多いので以下Q&A形式で回答 Q1、最後のもう一人の未先は誰?なぜ主人公と見た目が違う? β世界線でのおじいちゃんの孫(β未先)です。 β世界線ではおじいちゃんは別の人と結婚しています。さらにその子供も別の人と結婚しています。なので主人公とは見た目が違います。 Q2、主人公に未先という名前をつけたのは誰? 普通に主人公のお父さん(おじいちゃんの子供)です。β未先に未先という名前をつけたのはおじいちゃんと言っていますが実は主人公にその名前をつけてほしいと頼まれました。 主人公なりにもう会えないお父さんの意思をβ世界線で残したかったのでしょう。 Q3、最後にβ未先が主人公のゴーグルをつけているけど流れは? 最初はα世界線のおじいちゃんの所有物です。そこから死に際に主人公へと渡り、β世界線に移動後主人公が若いおじいちゃんに返します。 その後おじいちゃんが孫にプレゼントしてβ未先の手に渡っています。リレーのバトンのようですね。 Q4、β世界線のおじいちゃんはなんで2090年に生きてるの? 主人公がβ世界線に来たことで健康の管理などをされ寿命が5年以上伸びました。 他にも主人公が来たことでβ世界線のおじいちゃんは宇宙系の開発に興味を持ったり色々影響を受けています。 Q5、β世界線で主人公がクラスメイトの佳穂子と同性婚してたっぽいけどどうなった? 普通に末永く一緒に暮らしました。ただ佳穂子は主人公が行方不明になるより前には病気で死んでいます。 Q6、VRVを開発したのは誰?VRVの意味は 海外の技術者とAIの共同開発です。五感を支配するのでローマ数字のVを付けてVRV

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Comments

ことれっと

fanbox開始おめでとうございます! 裏サンのオエカキスト好きでした! 子供の頃はいつか人類が宇宙に出ていくのかなぁと想像していましたがどうやらそれは無理らしくネットとかVRとか現実はそういう内側に向かう方向になってますよね~ VRにはまるα世界線の人たちが現実の私たちで、β世界線は昔の熱を持っていた時代の人々がそのまま夢を追い続けることが出来た世界線だなぁ~って思って読んでいました。

pageratta

ありがとうございます! 自分がバーチャル大好き陰キャなのでα世界線を否定できませんね。。でもβ世界戦線も楽しそうです。