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こんばんは。

先月下旬に、音声作品を発売開始しましたが、

初めて音声作品を作ってみた感想を忘れないうちに書いておこうと思います。

文字だけの記事です。気になる人だけ暇なときにでも読んでください。

同人分野でやりたいことがいろいろある僕は、ここ数年で様々なことをやってきました。

同人誌やCG集を作ったり、抱き枕カバーを作ってみたり、毎週投稿企画をやってみたり。

こうやっていろいろできるのは、支援サイトでご支援いただいていて心の余裕が

あるからです。いつもありがとうございます🙏

音声作品作りも、このようなやってみたかったことの一つです。

今までたまに音声作品を購入して聞いてまして、自分でも作ってみたくなったんですね💦

作り方が何もわからないところから始めましましたが、最終的に完成にこぎつけられて、

今はホッとしています。

それでは、作品作りの流れに沿って、作業内容や感想を書いていきます!

次のような流れで作りました。

 1.台本制作

 2.ジャケット絵作成

 3.作品にあった声優さんを探して依頼

 4.声優さんから音声データを受け取る

 5.音声編集

 6.販売開始

このうち1.~3.のことは過去の記事で書いてます。

ここでは4.以降のことを書きます。

今年の1月下旬頃に声優さんから音声を納品していただきました。

声優さんは、ネット上では超有名な陽向葵ゅか様にお願いしました。

音声作品が初制作なのにも関わらず引き受けていただけて、大変感謝しています🙏🙏

そして送っていただいた音声を聞きましたが、さすがは声優さん、声の演技力が本当に

素晴らしいです。なんというか、想像を超えていました。

台本を書いているときに自分がイメージしていた声よりも、ずっといい声を当てて

いただいたというか…。

音声作品は、文字通り声優さんの音声によって作られる作品なんだなと思いました。

台本とか効果音とかジャケット絵とかは大して作品に貢献せず、声で作品の9割以上が

決まるんだろなと感じました。

何が言いたいかわからなくなってきましたが、とにかく声優さんはすごいってことですw

あと、いただいた音声を聞いてるとすっごい恥ずかしいんですよね。

台本内容が恥ずかしいですし、そんなのを読んでもらって申し訳ない気持ちもあるし…w

でも、送ってもらった音声は隅々までしっかり聞かないといけません。

読み間違えなどの箇所があれば、その部分のリテイクをお願いする必要があるからです。

そのため意識を集中して細部までしっかり聞いてたんですが、かなり悶絶しました…😇

音声作品作りにおける意外な伏兵でした。

最終的に少しだけリテイク箇所があり、それを納品してもらい声のデータは揃いました。

これが今年の2月の話です。

続いて音声編集ですが、これはすこし時間が空いて、5月下旬頃に始めました。

3月~5月中旬ごろまでは、コミケの準備(結局中止になってしまいましたが)や、

毎週投稿の絵などに時間を取られて遅くなりました💦

本当はもう少し寒い時期に音声作品を出したほうが、内容にマッチしてたんですけどね。

音声編集とは、音声編集ソフトウェアを使って、声のノイズカットをしたり、

効果音や環境音を付け加えたり、それらにエフェクトを適用したりする作業です。

音声編集は完全に未経験なので、まず使うべきソフトを調べるところからはじめました。

音声作品を作ってるサークルさんにTwitter聞いたりもして、Adobe Auditionという

ソフトを使うことにしました。

このソフト、わかりやすい上に簡単操作で高度なことができる神ソフトなんですが、

使ってる人がほとんどいないんですよね💦

ネットで調べても解説サイトや解説動画は少ししかありません。

教本も日本語では1冊しか出ていません。

でもソフト自体がわかりやすいので、ソフトの無料体験期間の1週間の間に、

ソフトを触りながら勉強すれば、十分使えるようになりました。

6月上旬に、いよいよ音声編集ソフトを使い、音声編集を開始しました。

まず声のデータから細かなノイズを取り除いたりしてきれいにしました。これは簡単。

続いて作品の最初から、声に合わせて効果音や環境音を配置していきます。これが大変。

音声作品によっては、効果音などがない(または少ない)作品もありますが、

僕としてはそういう音もしっかりある作品を目指したかったので、最初から最後まで

効果音・環境音ありの作品として作りました。

効果音や環境音の音声データを調達するには次の3つのやりかたがあります。

 ・無料の音源を利用する

 ・有料の音源を購入して利用する

 ・自分で録音する

今作では3つともやりました。

無料のものは、無料で使える大量で高音質の音源が音声編集ソフトについていたので、

それをありがたく使わせてもらいました。

他に、ネット上にある無料の効果音素材も見てみましたが、音質が良くないものが

大半なので使いませんでした。

有料のものも、ネットで見つけて利用しました。

利用規約でアダルト作品への使用が許可されたサイトからしか購入できないので、

探しづらかったですが、最終的に1000円分ぐらい有料の効果音を購入して利用しました。

また、一部は自分で録音した効果音も使っています。

丁度いい音がどこにもない効果音は、自分で録音するしかありません。

そのためにマイクやレコーダーを調べて購入し、利用しました。

(それぞれBME-200とDR-07Xという型番のものです)

例えば作中で風呂桶を置く音を使うんですが、これは床にモノを置く音を録音して、

音声編集でそれっぽい音に加工して作りましたw

自分で録音するのは難しいですが、丁度いい音が作れると嬉しいです。

効果音は、その場面に絶妙な効果音を用意できると、なんというかテンション上ります。

音だけでその場の雰囲気を表現したり、動作を表現したり、質感を表現したり。

臨場感のある効果音を作れると、聞いてる人の気分をコントロールすることもできると

思います。音声編集していてそのことがわかりました。

たぶん音フェチの人とかは音声作品作りに向いてるんじゃないかなーと思います。

こんな感じで効果音などを揃えつつ、音声編集ソフト上で音のデータを配置したり、

それぞれの音の音量調整をしたり、エフェクトをかけたりして、少しずつ地道に

作品を作っていきます。

エフェクトというのは、例えば、温泉内のシーンでは声や効果音などが壁に反射して

響く感じにする効果だとか、高音(または低音)だけ強調するようにしたりとか、

音の出る位置を調整するとかです。

この「音の出る位置を調整する」という部分には、Oculus Spatializerという、

すごいプラグイン(音声編集ソフト上で使える追加機能)を使いました。

VRで有名なOculusさんが無料公開してるものです。


youtube post: FozdvW1HNkY

↑この動画をイヤホンで聞いてもらえばどういう技術かわかると思いますw

「この効果音は右斜め前50cmぐらいから出るようにして…」みたいなことを考えながら

様々な効果音を配置していきました。

そんな感じで丸10日ぐらい作業をして、最後まで音声が完成しました!

ちょうどいい効果音が用意できない日は、1日で10秒ぶんぐらいしか進まない日もあり、

焦ったりもしましたが、声優さんの声がいいこともあり、あまり苦には感じませんでした。

少しずつ作品ができあがっていくのが嬉しかったです。

音声編集は、技術的にはそんなに難しいことはなかったんですが、精神的には

プレッシャーもありました。

というのも、音声作品は自分一人で作るのではなく声優さんにも手伝ってもらってます。

声優さんに声を収録していただいたからには、完成させる義務があると思いますし、

作品を販売するときには声優さんの名前を出すので、声優さんの名前を貶めるような

出来の悪い作品は出せません。

声優さんのファンの方々の期待を裏切ることもできません。

つまり、処女作なのに完成度の高い作品を作らないといけないんです。

これはちょっと緊張します。

もちろん自分でも、いい作品にしたいと思ってたので、できるだけいい作品になるよう

頑張りました。

その結果どうなったかというと……それは皆さんの耳でお確かめください!w

(まぁ、そこそこいい作品になったと思います、たぶん…)

6月25日、ついに販売用の音声データが完成しました。

サンプル用の短い音声データを作って、以前描いたジャケット絵をちょっと手直しして、

readme.txtや販売ページの作品紹介文とかを書いて、DLsiteに作品登録しました。

そして翌26日の夕方に販売開始されました。販売時間の前後はめっちゃ緊張しましたねw

同人誌でもそうなんですが、自分では自分の作品の良し悪しがわからないんですよね~。

いい作品になってるか不安で、その日はずっとソワソワしてましたw

今ではそこそこ良い評価をもらえて、レビューも1件もらえてちょっとホッとしてます。

(でも正直もっと色んな人の感想を聞いてみたいですがw)

感想を簡単に言うと、音声作品作りは、意外と技術的には難しくなかった一方で、

精神的にはなかなか大変なところ(自分の羞恥心との戦いや、声優さんへの責任など)

もありました。地味で大変だけど楽しくもありました。以上!

音声作品の2作目は、今のところは具体的には考えてませんが、

音声作品として作りたい題材やストーリーなどを思いついたら作るかもしません。

作り方がわかったので、次に作るなら今回よりずっとスムーズに作れそうですし。

1作目は続きを作れる終わり方にしましたので、続きを作ることもできます。

まぁ、すべて未定ですね!

それではこの記事は以上になります。

最後まで読んでくれた方がいたらありがとうございます!

(YouTube)


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