絵守未來の目的とかそのへん (Pixiv Fanbox)

こんにちは！

先日の色紙プレゼントに対して一部ご意見を伺ったので（ありがとう！）、今一度趣旨というか目的というか私達の考え方をちゃんと描いておこうと思いました！

そうゆう汗臭いのはいいよｗって方はスルーしてください！つまらないと思います！

私達の目的について

私達の目的は「クリエイターの活躍の場の創造」です。絵師さんで例えると、収入を伴う絵師さんの活躍の場って、コミケなどのイベント、企業からの発注（ラノベやソシャゲやグッズ用などなど）にほぼ限られています。絵師さんの数に対してお仕事が少ないんですね。5年前にやまもこがとある絵師さん（今では神絵師）と関わってそのような現状を聞き、ネットを見れば「絵師さんって大変だよね」とか「イラスト報酬安すぎ」とか「言うだけで終わってるだけの傍観者」ばかり。

いやいや、口だけじゃだめだろって一念発起し絵守未來というキャラクターを通じてお仕事を創ろう。つまり「活躍の場を創造」しようとなりました。結果的にまだまだ少ない人数ではありますが、【直接的に】絵師さんの「収入の場」として一定の成果を残せたと思っています。

私達の誕生により、これまで口だけだったけど「なにか貢献したい」と考えていた人々の共感を得て私達を支援することで【間接的】に「イラストレーター界」の一助になればという方をすくい上げることができました。

私達という存在が間に入ることで「なにをどうしたらいいかわからない」人々を「とりあえず絵守未來応援しとけばイラストレーター界に貢献できるな」と「場所」としての機能も果たすことになりました。これはとても予想外の副産物で、ここまで支援いただけるとは本当に思ってませんでした。私達はこれを見て「みんな口だけじゃなかったじゃん。世の中捨てたもんじゃないな」って大いに反省しました。

光る展で京都市が公園についてくださったり、アニメイトさんから協業のお誘いがあったり、渋谷マルイでPOPUPをできるようになったり少しづつ認知や規模は大きくなっていますが、でも、私達の満足度で言うとまだまだ５％くらい。もっと大きなイベントを開催し、もっと多くの若手の絵師さんの活躍の場を作りたい！ということで、今は「もっと俺たちが強くならなければ」というのが最大の課題です！

想いや理念だけで大きくなれるならそうするのですが、そうはいきません。「規模の大きさ」つまり「扱う予算が大きくなる」つまり、理念だけではお金は湧いてこないので、仕事で結果を出してより多くのお金を得なければならないということです。取引先銀行さんから借金をしながら多少無理をして今は規模を先行させていますが、そのお金も返さないと長くは続きません。

規模を大きくするためには、それなりの予算が必要で、そのためにはもっと多くの人たちに私達の活動を知って貰う必要があります。これがまず基本です。Twitterにいまだ少なからずいる「絵師さんを同情するだけで行動に移さないの多くの人々」のように「想うだけ」では世界は変えられません。

FANBOXについて

私達にとってFANBOXは「かけがえのない定期収入」です。私達は毎月イベントや物販をしておらず、イベントをしていないときは次のイベントのイラストを制作をしたり、発注をしたり、グッズの企画をしたり試作をしたり・・いろいろなことをしています。大きく分けると年3回のイベントが基本です。それ以外は定期収入はありません。定期収入はなくても社員の給料や家賃や光熱費や借金返済は払い続けないといけません。

FANBOXの支援者様が増えるということは「安心してイベントに全集中できる環境が維持できる」ことに繋がります。

なのでFANBOX支援者様を「増やす」ためにいま毎日更新をしています。いろいろな案（もっとえぐいのも）は考えたのですが、「毎日なにかのアウトプットを出す」ことで支援者様が増えるかどうかまずは行動しよう！ということでやっています。

結果として支援者様は１３０％くらい増えました。ありがとうございます！！

このやり方ではそのうち天井は来るかもしれないのですが、効果が出ているのでやると言った以上続けていきます。先日のようにたまに更新を落とすことはあるかもしれませんが、その場合は次の日に2日分を投稿するなどをしてリカバリーしたいと思います。

結論としてFANBOXは「私達が今後より大きなイベントを成功させるための燃料」になっています。なので新規の獲得には力を入れますし、そのためには釣りっぽいことをすると思います。一部「そうゆうのは不愉快だ！」という方はごめんなさいとしか言えないのですが、私達の唯一の目的「クリエイターの活躍の場を創造する」をこれからもし続けるために多少の空中戦は許してもらえないでしょうか？釣りで加入した方が私達の本当の目的や理念に協調してファンになってくれたらそれもまた一つの手段だと思っています。不愉快だ！というのは個人の価値観の問題で、それはほんとに自由だし、やめてくださいなんて決して言わないのですが本当に私達をこれからも支えていきたいというのであればぜひ「新規の獲得」にご協力ください。いまいる280人近い支援者様が力を合わせればそれも可能だと思っています。もちろんやってくださいということではなくて、お金を支援するだけでは事足らず、もっと力を貸したいとやきもきしているならそこを助けてくださいという感じです。

最後に。

全ての仕事（サービス）において「集客」は切っても切り離せないテーマですが、とくに、エンターテイメントの世界はシビアで、イラストイベントの場合だと集客に失敗すれば基本的には一発アウト。二度とイベントを主催するチャンスは巡ってきません。どのイベントも基本的には同じです。

「今日はお客さんが少なかったなｗｗ」が許されるのは、誰かがその分の痛みを背負ってくれているからであって（多くの場合は会社）、背負える痛みに限界がある小さな会社（個人事務所）の場合だと、「集客」の失敗は、やはり一発退場になります。

私達絵守未來はサクサクと渋谷マルイポップアップや光る美少女展をやっていますが、あんな規模のイベントで「集客」に失敗すればすぐに倒産します。

それほど「集客」というのは大事で、素人が素人たる所以は「自分の集客力の見積もりを見誤っているから」に尽きます。「自分の集客力不相応なデカ箱を押さえてしまって、席を埋められず、支払いができず、ギブアップ」という流れです。

これは（私達を含む）全てのサービス提供者に言えることですが、私達は【集客】と【集客力】を分けて考えなければなりません。

「ウンコを提供する店」に【集客】すればするほど、その店の【集客力】は落ちます。

ウンコの提供＝演出や照明や音楽やスタッフも含めたクオリティの低い、なんの感情の変化も起きないイベントを開催することです。

「多くの人にとってクソイベントだったけど満員御礼でした」はイベントとしては大失敗なのです。次にもう来てくれませんので。

さらに「あの人（あの作品）って、お客さんを呼べないよね」となってしまったら、その絵師さんの信用にも関わりますし、次の作品も描いてくれなくなくなります。

「集客」よりも「集客力」が大切で、そのためには一回一回のイベントに全集中して「行ってよかった」と思ってもらうために全力を尽くすことです。

全力を尽くすには予算と環境が必要だというのが私達の根底にあります。

以上が私達の目的と理念です。

繰り返しになりますが、私達はクリエイターの活躍の場を創造することで社会貢献することが使命だと思っています。そのためには現実的に「予算」が必要でそのための1手段としてFANBOXを活用しています。

維持は衰退と同義なので支援者さんを増やしていくためにこれからも多少の空中戦はすると思います。

でもそれはすべてクリエイターの活躍の場を創造するために必要なことだと思っています。

私達にはいくつかルールがあり、

①グッズの利益とFANBOX支援金は全額次回のイベント運営費にする

②イベント運営予算の30％～50％はイラスト代になるように設計する

③イベントやイラストと関係のない経費に対しては厳しくジャッジする。

④どんなに支払いが苦しくてもイラスト代の遅延や減額は絶対にしない。（減額するくらいなら撤退する）

以上のルールを持って、緊張感を持って仕事をしています。

皆さんのご支援は本当に本当に私達の支えになっています。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます！