【お茶お茶】最新3話(+文字なしver)とお礼のご報告と故・鳥山明先生への弔意 (Pixiv Fanbox)
Content
【陽太郎くんを出迎える穏やかな態度と内心が全然違う沙穂さん】
【犬のように興奮してしまいしでかした陽太郎くんを躾ける沙穂さん】
【記念日にお互いサプライズしようとしていた息ぴったりな茶山夫妻】
【結婚記念日の沙穂さんと陽太郎くん 文字なしver】
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本日はお茶お茶のまとめ記事の更新になります!
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【各話一言コメント】
・陽太郎くんを出迎える穏やかな態度と内心が全然違う沙穂さん
大きな図体の癖にやっていることは大きめのワンちゃんな陽太郎くんが可愛くて仕方がない沙穂さんが思い浮かんで描きました。夫婦といえど礼儀あり、ということで表には出していない沙穂さんの方もどれだけ煩悩まみれか表現できたらいいな、と。
お互いが意図せずやっている自然な所作がご褒美、という夫婦としてはめちゃくちゃ良好なウィンウィン関係を成し遂げているのがすごいですね。
結婚してから一段と頼り甲斐のある感じに成長した年上男性が、あまり魅力的と思えない(と思い込んでいる)自分に対しては甘々で戯れてくる状況は沙穂さんにとって幸せも一入だと思います。
・犬のように興奮してしまいしでかした陽太郎くんを躾ける沙穂さん
いくらなんでも痛々しい、やりすぎというお叱りのコメントを多くいただいたお話でした。個人的にもどうかなぁと思う内容だったのですが、沙穂さんは猫で陽太郎くんは犬っぽく獣のように交わり合うこの二人ならあり得るかもと思い描かせていただきました。甘噛みレベルならいつものことと思うのですが、そうさせる何かがあったのかなぁと作者ながら妄想を膨らませてます。
どこまでいけるんだろうという感じで好奇心から失敗することは誰にでもあることで、これ以降陽太郎くんは噛んだりしないんじゃないかと思います。
・記念日にお互いサプライズしようとしていた息ぴったりな茶山夫妻
おぼえやすいように3月8日を「茶山(さやま)」の苗字をとって結婚記念日にしよう、というふたりの安直でとぼけたやり取りを先日思いついて形にしてみました。「里美(さとみ)」の前姓がちょっと苦手だった沙穂さんは別姓なんか全く考えもなく大好きな人のお家への嫁入りの実感が湧いて嬉しかったようです。
このお話を描いて皆さまのご反応から「賢者の贈り物」という切ないお話を初めて知ったのですが、なるほどまさに”何も失わない”「賢者の贈り物」でした。夫婦の強い思いが代償を以て表現されているいいお話でしたが、この二人はもうただただイチャイチャしてるだけですね...笑
沙穂さんは陽太郎くんに喜んでもらうために着飾って帰りを待つうちに、陽太郎くんは記念日にはど定番のバラの花束をもって忙しい仕事も切り上げて帰宅、バッタリ玄関で鉢合わせてしまいビックリ。お互いさも何もない日かのようにドキドキしながら朝別れてそれぞれ準備していたというシンクロニシティに嬉しさが爆発してしまうという一幕でした。
甘々すぎるかな、と思ったのですが結婚記念日なんだからこれぐらいは許されるでしょ!とちょっとハジきました。お楽しみいただけてたら嬉しいです。
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【pixiv総合・漫画デイリーランキング、ダブル1位の御礼のご挨拶】
この度、3月7日のpixivデイリーランキングにて総合、漫画ともに首位をいただけました。これも皆さまの日頃からの応援のお陰に他なりません。実に「ボロボロのエルフさんを幸せにするエルフさん」最終回以来の快挙となります。イラストレーターを目指してpixivに登録した時には憧れのものでしかなかった"総合1位"という栄誉をいただけるのは、いまだに本当に信じ難いことです。
漫画を描き始めた時も自分は誰も知らない会社員イラストレーターで、こんな日が来ることはまったく想像の埒外で、その時の自分にちゃんと見てくれる・面白いと思ってくれる人はいるよと語りかけたいような嬉しい気持ちです。
ニコニコ漫画の方も、公式漫画の方々などから比べると少ない登録者数に関わらず、沙穂さんの漫画を上げれば毎回首位に躍り出られるくらい熱心に見てくださる方々が多いという事実は、作家として活動している何よりの心の励みです。
こういう事は自分だけで掴んだものではなく、当FANBOXのような場所まで足をお運びくださってまで応援してくださる皆さまの思いや、作家活動を支えてくださる周囲の方々の優しさのお陰に他なりません。
頑張っているうちにたくさんの人に見てもらえることが当たり前になったとしても、感謝を忘れずに観ていただけている皆さまに楽しんでもらえるよう精一杯一枚一枚を大事にして描いていきたいと思います。
ガッカリさせてしまうこともあるかもしれませんが、机に食らいついて頑張りを形にできるように頑張りますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします...!🙇♂️
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【鳥山明先生の作品に多くのものをもらった作家として】
(↑畏れ多くて描く機会があまり無かったのですが、学生の時に描いたドラクエのファンアートです)
(↑※3/9追加。気持ちがおさまらず、カラー加筆しました。個人的に魔王と勇者といえばドラクエ3のイメージで、ファンタジー作品に出てくるジョブイメージにしてもその影響は計り知れず、日本のキャラデザインには鳥山先生のDNAが脈々と流れていると言っても過言ではありません。本当に沢山の支えを遺して下さったと思います。)
本日「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」、「ドラゴンクエスト」のキャラクターデザイナーとして知られる鳥山明先生がご逝去されたとの訃報を受け、作品を通して大切な想いや楽しい思い出を貰った一ファンとして、遥かなる頂きとして目標とさせていただいていた一作家として、心よりご哀悼の意を表させていただきます。
どれだけの言葉を用いても鳥山先生の功績を表現しきれない、というのは今日の世間の皆さまの反応を見れば明らかで、自分も同じようにどうにもし難い感情を抱えています。正直にいえばひとりの"人"が亡くなったというより、"神様"がいなくなったとか"時代"が終わったという感覚に近いかもしれません。
個人的なエピソードで言えば、少年の日に治療院を営む実家の暗い待合室で「Dr.スランプ」を初めて読んだ時、どこか遠い夢の世界へ連れていってもらったようなワクワク感を抱かせて下さったことは忘れられません。夢中で本棚にある分を擦り切れるほど読み返しました。
一貫して和やかでどこかとぼけた雰囲気を持ちつつも圧倒的なデッサン力や表現力で世界を構築する手腕に、私も幼いながら大きな衝撃を受けたのだと思います。
私がウルトラマンや怪獣といったいわゆる特撮ものが好きなのも「Dr.スランプ」の影響の一つで、スーパーロボット大戦のようなデフォルメしたメカがリアル描写のメカよりも好きだったりする感性もこういった原初体験に基づいたものだと察せられます。そういったいわゆるオタク方面の好みについては、親よりも影響を受けているといっても過言ではありません。
また、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」はそれこそ自分の人生の一部と言える作品で、どれだけの時間を費やして愛くるしいモンスターたちを育てたか、タイジュの国と異世界の扉を行き来したかわかりません。友達との思い出も含め、ゲームがいかに素晴らしいものかを体感させてくれた作品の一つです。
社会人になり、職業としてゲームのキャラクターデザイナーを始めた時も必ず鳥山先生のドラクエのデザインを参考にして、キャラクターを作り続けていました。シンプルながらも、人間の視覚の喜びを突いてくるデザインはどれだけ真似しようと努力したところで足元にも及ばず、なんて自分はちびた存在なんだと肩を落とした日々を思い出します。(実際のところ、キャラデザについて今もそんな感じです...)
「クロノ・トリガー」、「ドラゴンボール」、「ゴーゴーアックマン」、「カジカ」、他にも影響を受けた作品は数知れませんが私としてはそこまで熱を入れたファン・フォロワーだという自覚もなく、ただただそれぞれの作品の素晴らしさを享受していた身で、もっともっと御先生の作品を魂の深い部分で血肉としているファンの方やエンターテイメントに携わっているクリエイターの方々はそれこそ星の数ほどいらっしゃると思いますし、そのような方々の悲しみや喪失感は想像も尽きません。
鳥山明先生はそんな風に絶大な影響を生み出す創造力やその偉大さをご自身の前面には出さない親しみやすさ、エンターテイメントを届けるための努力を惜しまない作家としてのお人柄も尊敬できる、本当の意味で歴史に名を残す伝説的なアーティストだと思います。そんな方と時代を共にできた、沢山の作品を通して「育ててもらった」という幸せをしっかりと胸に抱えて、全く及びもつかない矮小な存在ながらもペンを握る身としてこれからもその遥かに彼方の眩しい背中を追えたら、と思います。
改めまして、謹んで鳥山明先生のご冥福をお祈り申し上げます。