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古代の遺跡 それはあまねく世界に点在する太古の遺産であり、その時代に生きていた人々の叡智を物語る遺産である。 想定される侵入者への対策として無数のトラップや、外的排除のためのゴーレムなどがひしめくこれら遺跡には、現在のそれとは一線を画する技術体系により生み出された遺物もまた存在している。 それら遺物は高い学術的価値を有し、学会からの依頼を受けた冒険者らが赴いてはそれら遺物を持って帰るのだ。 学術研究のため、あるいは使いでのある遺物であればそれをくすねて、自らの生活の足しにするために。 『…………うぅ……!』 そんな遺跡の最奥付近で歳若い冒険者が一人、孤独な戦いを繰り広げていた。 といっても魔物やゴーレムと大立ち回りをしているわけではなく、その冒険者はなんと…… 廊下のただ中に現れた壁に上半身を挟まれ、身動きとれなくなっていたのだ。 四つん這いに近い、尻を突き出すような体勢で壁にめり込んでいる彼女は起き上がることも抜け出すこともできずにいた。 なぜ何の変哲もない廊下に、行き止まりのような形で壁が現れ、あまつさえそこに人間が挟まっているのか。 それは単純に、そうしたトラップがあるからである。 設置型魔法陣を宿した床が人間程度の重量を感知した時、空間ごと相手を束縛する魔法が発動。対象の手足をロックして理想的な体勢を取らせ…… しかる後両側から挟み込むように隔壁を展開すれば、魔法に依る拘束が無くとも相手はもう身動き取れなくなる。これがすなわち侵入者に対する防御策として機能するのだ。 (……先輩たちがみんなやられて、でも私だけでここまで来れた。それはいい) (……そこからが予想外……まさか壁尻トラップなんて初歩的なのにひっかかるなんて……) (ここのゴーレムはほとんど全滅させてきた。だからそれは心配してない……やられたりはしない、けど……) もじ……もじ…… (…………ポーション、飲み過ぎたな……) 黒のとんがり帽子に黒のローブ。まさしく魔導士といった出で立ちの少女は突き出したお尻を左右に振りながら、なんとか罠から抜け出そうと試行錯誤するのだ。 【1時間後】 『ディ、ディスペル……!』 少女が捕まってから1時間。少女は必死の思いで魔法を解除するための魔法を使っているがうまくいかない。 魔法とは魔力を練り上げ、物理法則に干渉することで発動するもの。そこには必ず書き換えられた物理法則が存在し、発動者の望んだ魔法を発動するための「式」が存在する。 例えば炎を生むのなら大気を燃焼させるための式が、氷をぶつけるのなら大気中の水分を凍らせるための式が、それぞれ必要となる。 魔法を発動させるだけであれば、その物理現象をどうやって起こすかを脳内でイメージし、生まれ来る魔法の形を作り上げるだけでいい。 それは計算の式を作るのと同じように、自らが求める結果を導く「式」を構築することさえできたならあとは魔力と言うファクターがそれを勝手に実現してくれる。故に魔法を形作る骨子に等しいものを「術式」と呼び、その術式さえ作り上げられたなら後は魔力を注ぐだけで望むままに物理法則を捻じ曲げることができるのだ。 だが解除するとなると話は異なってくる。 書き換えられた物理法則。それを紐解き元の姿に戻すためには、それがどのようにして書き換えられたのかを逆探知しなくてはならない。 さながら絡まった糸を解くように、本来あるべき姿から捻じ曲げられたものを解きほぐす。そのためにはその魔法がどのようにして物理に干渉し、成り立っているのかを識らなければならない。 なので魔法を解除するためにはまずそれを自分で受け、どのような術式によって成り立っているかを知ったうえで、なおかつそれによって書き換えられた法則を元に戻すための新たな式を組まねばならない。 多くの魔法使いが曰く、放たれた魔法を解除するためにはその撃った本人の数倍に及ぶ魔法の知識が必要……それほどの難行なのだ。 そして遺跡などのトラップに用いられている技術、動力もほとんどが魔法に依存している。そうでない場合もあるにはあるが、例は少ない。 つまり彼女がこの壁尻トラップから抜け出すにはこのトラップを稼働させている術式を解き、元に戻さなくてはならないのだが…… (さすが古代文明の術式……書いてあることがまるでわからない……) (そもそも……人がいないのにどうやって魔法が動いているのかもわからない……魔力を貯蔵する何かがある……?そんなもの、ポーション以外に思いつかないし……それだって人が飲まないと効力が……) (というか式を構築している言語もよくわからない……古代言語の専門家……やられてるし……私はただ数合わせで呼ばれただけだし……なんでこんなことに……) (…………トイレ……行きたい……) 脇からせり出た壁に挟まれたまま…… 少女は解除することも叶わず、じっとそこに留まり続けるしかなかった。 その頃、遺跡の入り口付近では…… 「……ここね。調査隊が踏み入ったきり、音信不通になった遺跡ってのは」 「はーあ……面倒だわあ。規模がそれなりの遺跡だからC級3人D級1人のパーティに研究者の護衛を依頼して、それがやられそうになったからB級クラスに救援依頼って……それなら初めからB級に依頼すればいいじゃないのよ」 「しかもその尻ぬぐいをこの……この二つ名持ちで、B級の中でも最高峰の実力を誇る、このマリーツィアに依頼するなんて……ほんと何を考えているのかしら」 「まあいいわぁ。さっさと終わらせて帰って、コレクションを愛でるとしましょう」 「待っていなさい愛しの我が金色コレクションたち……帰ったら臭いからなにから隅から隅まで愛してあげますからね……!」 遺跡の入り口に降り立つ、実力は確かでながらその性格に大きく難がある冒険者。 その名は幻惑のマリーツィア。これまで2人の少女冒険者をその毒牙にかけてきた、変態尿性愛者。 彼女の来訪は、少女に何をもたらすのだろうか。 【2時間後】 「はあ……今更だけどなんで肉体労働が苦手な魔導士である私に救援依頼が来たのかしら」 遺跡に入ってから1時間。マリーツィアは倒れ伏す調査隊員の亡骸を風魔法の応用で運び出す作業に勤しんでいた。 風魔法とはすなわち空気そのものの操作。圧縮した空気の上に人を乗せ、それごと移動させれば人間程度の物体を運び出す程度は造作もない。 ……のだが、仮にも人間の遺体を運び出すのにこういった手法を用いるのは気分的にあまりよろしくないのは事実。まだ彼らが生きているうちに依頼が来たのならいざ知らず、死後の遺体を保護する目的で派遣するのならもっと適任がいたはずなのだ。 それこそ物理戦闘を得意とする冒険者なら、身体的な強さは申し分ない。温かみの籠った人間の手で運び出すこともできていただろう。 もちろんそういった道徳的な面を完全に度外視するなら、魔法で運搬が可能な上戦闘力がA級に次いで高い彼女が最も適任ではあるのだが。 「これで研究者も含めて4人……あと1人のはずだけど、もうじき一番奥に着いちゃうのよねえ」 「もしかして1人だけまだ生きてる?それならそれでいいのだけど……」 「……ん?あれは……」 ぶつくさ文句を言いながらも着実に救援活動を進めていたマリーツィアは、とうとう遺跡の最深部にまで到達した。 だがそこにあるのはお宝などではなく……人の尻を生やした、得体の知れない壁。 (……え?え?まさかこれ壁尻トラップ?え?マジ?引っかかる奴いたんだこれ?) (いやだって、初心者ならともかく遺跡ってD級以上しか来れないし……冒険者では年に一回被害者が出るかどうかってレベルじゃなかったっけ?これにかかるのなんかアホな盗掘者くらいなものってもっぱら噂の壁尻トラップ……!) (それにこの小ぶりで、左右にふりふりするしぐさがキュートなこのお尻……) (間違いない。この尻の持ち主は……黒のコーデが似合うちょっぴり無口なちっちゃい女の子!!) (あやっべ、スイッチ入った♡もー止まんないからね♡死ぬほどかわいがったげるからね♡) そしてとうとう、トラップの被害者に魔女が遭遇してしまった。もう止める術などない。 人がいないと思って思う存分左右に振りたくられる少女の小ぶりなお尻。それに向かってつかつかとマリーツィアは歩み寄り…… 幻惑魔法で感覚を消した上で、そのお尻を鷲掴んだ。 (おおおおおーーーー…………!やわっこい……!なのに指を押し返してくるこの弾力……もちもちぷりっぷりのお尻ちゃん……!) (あーーーーーーもうダメ止まんないーーーー♡♡♡ローブ捲っちゃうからね♡抵抗なしは同意と見なすからね♡まあ感覚消してるけど♡) (あっっっはああああああああ♡♡ドロワーズなんだあ♡♡♡まあ仕方ないよね♡パンツなんて高級品♡なかなか買えないもんね♡野暮なもこもこドロワ♡ずり下ろしちゃうね♡) (きたああああああ♡♡♡つるっつる♡♡♡毛穴一つもない♡完全な♡一本すじ♡) (ああああああやっべえ…………!つまんない依頼でこんな……こんなおいしそうな子に巡り合えるなんて……神に感謝……!) (にしてもこの子さっきから落ち着きがないというか、妙に力んでいるというか……感覚消してるから私のことは気づいてないはz) ぷしゅっ、しゅしゅっ……! (…………はっっっはーーーーーーん……?) ついに、最悪の存在に少女の窮状が知られてしまった。 感覚を消されているがため、上手に我慢ができなくなった少女の陰裂。 そこから噴き出す、少女のおちびり。それが何より雄弁に現状を魔女に物語り…… そして悪意が牙を剥く。 (よっし、それじゃ服を元に戻して……と) 「あら?こんなところに罠が……」 『……!?だ、誰か……いる……?』 『あの……ごめんなさい、罠に……その、ひっかかって……しまって、助けて……ください……!』 (あっはああああああああああ♡♡♡♡かっわいい声♡♡喋るの慣れてない感じ♡♡声出すのに慣れてない感じ♡♡おとなしさが♡声だけで伝わってくる♡) 「あら、それじゃああなたが救助対象最後の1人ね?いいわ、少しじっとしていてね」 『あ、あの、これは古代言語で術式が組まれていて、ディスペルが……』 「ディスペル?そんなの必要ないわ」 『え……』 少女が聞き返した次の瞬間、いくつもの風の刃が少女を拘束する壁を切り刻む。 捉えていた壁が破壊されたことで、もう少女の自由を阻むものはなくなった。 『あ……!』 「ね?解除ができないなら、破壊すればいいのよ。まあ人が巻き込まれないようコントロールするのは大変だけどね」 『……ごめん、なさい。ありがとう……ごz』 壁尻から解放され、お礼を言うためこちらに向きなおった少女は、マリーツィアの顔を見るなり目を丸くして絶句した。 しかしそれも無理はない。直に対面した少女とマリーツィアの姿は、あまりにもそっくりだったから。 黒のとんがり帽子とローブ。その出で立ちはマリーツィアの纏う装備に瓜二つだったから。 「あら?貴女なんだか、私にそっくり……」 『ま、mmmま、マリーツィア……様!?』 「え、ええそうよ。いかにも私は、幻惑の」 『あ、あああ、あの!!あ、あく、あくちゅ!あくひゅ、ひてくらひゃい!』 「……え?」 突然握手をせがんできた少女。喜びを抑えきれず興奮状態になってしまった彼女が落ち着くまでしばらくかかり…… 10分かけてようやく落ち着いた少女とマリーツィアは一旦休息をとることにした。 『す、すみません……取り乱して……しまって……』 「いいのよ、気にしないで。それにしてもここまで熱心なファンが私にいたなんて驚きだわ」 『ぅ……』 「なるほどね、私に憧れて魔導士を目指した……もしかしてその装備も?」 『……はい。自分で……作って……』 「手作りなの!?それは凄いわね……!」 『でも……結局レプリカ、です……加護も、性能も、なにも……』 「それでいいんじゃない?性能だけが全てじゃないわ。自分の好きなもの、大切なものを纏って戦うのもそれはそれで大事なことよ。まして命を懸けるのならね」 「……そうだわ。せっかくこうして出会えたことだし、少し一緒に旅をしてみない?ちょうど1人でも2人でも行ける依頼を受けてるから」 『い、いいん……ですか……!?』 「もちろんよ。こんなにかわいいファンがいるんですもの。少しはサービスしなくちゃね?」 (よーーーーーしよし食いついたあーーーーー♡♡♡かわいいかわいい♡ちっちゃい私のファン♡♡いーーーーーーーっぱいかわいがってあげますからねええええええーーーーーーーー♡♡♡) こうして、少女とマリーツィアは行動を共にすることとなった。 果たしてこれから少女に、どのような恥辱がもたらされることになるのだろうか。 「……あっと、そういえば……あなたのお名前は?」 『……あ、その……カタリナ、です……みんなからは、カティって……呼ばれて……ます』 「カティちゃんね。短い間だけど、よろしくね」 カタリナ(カティ) ステータス HP 58/102 MP 167/180 尿意 ???/??? ??% 最後に済ませてから ?時間経過 魔法 初級属性魔法全般 ヒール ブライ 必殺 幻惑魔法(見よう見まね) 持ち物  HPポーション×10 MPポーション×2 あきびん×2 ちょっぴり無口なD級冒険者 遺跡調査隊の末席としてクエストに出発したものの、ゴーレムとの戦いやトラップにより彼女以外は全滅。 彼女も少なからず消耗していたうえ、ここは本来C級未満の冒険者が入ることはできないダンジョン。 今回はC級の中でも腕の立つ冒険者が引率していたための例外に過ぎず、彼女が一人でうろつくような場所ではない。そのため地上から降りてくる魔物たちからは逃げるしかなく、そうしていたら最奥に来てしまった。 なお彼女の属していたパーティは全滅しているが、その原因の多くは遺跡に興奮した研究者の独断専行にある。 研究者がどんどん奥へと行こうとするせいで陣形が乱れたうえ、最後にはその研究者が魔物に狙われてしまい…… リーダーがそれを庇って倒れたことで、パーティの命運は決してしまった。彼女が逃げられたのは戦力として考えられておらず、離れたところにいたことが大きい。 そんな戦力外計算の彼女の能力はやはり見るべきところは少なく、D級の中でもあまり高いとは言えない部類。 基本となる4属性魔法は初級レベル、支援系魔法もそこまでの数は習得していない。 そんな中で唯一の特色と言えるのはマリーツィアに憧れているが故に覚えた幻惑魔法。しかしこちらも本物と比べると雲泥の差であり、9割9分失敗する。 元よりマリーツィアの幻惑魔法は、彼女が魔物の生態にこの上なく詳しいからこそ成り立つもの。そうした下積みがないまま覚えようとしてうまくいく類のものではない。 果たしてカタリナの憧れが実る日は来るのだろうか。 ちなみに彼女の身長は142センチ。かなり小柄であるが、実は外見より大分歳は上である。 これから憧れの人に「かわいがられて」しまう16歳 ___________________ 【1時間後】 「さて、なんやかんやで町まで来たけれど……そういえば貴女、依頼の報告は……」 『……まだ……です。これから行ってこないと……』 「……そうよね。全滅の報告をするのはつらいと思うけれど……これも経験よ。がんばってね」 (……ふふ、そしてここの集会所は……ふふふ) 遺跡から帰還してきた2人はひとまずギルドの集会所に行き、カタリナが受けていた依頼の報告を済ませてから新しい冒険に赴こうとしていた。 そんな少女を送り出す魔女。その腹の内には、あくどい企みが当然のように渦巻いていて…… (さて、私の予想が正しければこの後10数分後には手続きが終わって……そしておトイレの方を見て絶望したあの子がここに戻って来るわ。そうすれば後……一緒に冒険に行くだけ) (大変よねえ。なにしろここの集会所、やたら混む上におトイレが男女合わせて一個しかないんだもの。酷い時は2~3時間待ちなんてこともある超大行列……) (そして外では私が待ってる。この状況で行けるほどあの子は図太くないはず……) (……さあて後は、いいモノを仕入れてくるだけね) 戻ってくることが予想される10数分。それまでに必要なものを仕入れなくてはならない。 彼女の望み。それは少女が尿意に悶える様を眺め、その結晶をコレクションすること。 その目的に役立つものというとやはり随分と限られてくるもので…… 彼女はそれを求めて、町のお茶屋さんに向かうのだった。 【15分後】 『あ……の、お待たせ……しました』 「あ、来たわね。どうだった?上手にできた?」 『は、はい……まあ……』 「それはよかった。ところでこれ待ってる間に買ってきたから、一緒に飲みましょう?最近はやりの、疲れがとれるお茶なんですって」 『い、いえそんな……!』 「気にしないで。ファンだって言ってくれて本当に嬉しかったんだもの。これぐらいはお返ししたいの」 『ぅ……あ、あ、りがと……ございます……』 (んんん~~~~~~~~♡♡♡この反応♡やっぱりおトイレ行きそびれてる♡お茶なんて一滴も飲みたくないわよね♡わかるわかる♡でも断れないわよね♡) (きっと中でも♡トイレに行きたいけど私がいるから……大丈夫まだ我慢できる……って♡葛藤♡絶対あったわよね♡かわいいいいぃわああああああああ~~~~~~~~♡♡♡) (ちなみにこのお茶♡疲れが取れるけど利尿作用半端ないお茶に♡砂糖ドバドバ入れて味誤魔化して♡ついでにアルラウネの花粉ドッバドバ入れたドロッドロのお茶だから♡飲んだら最後身体中の水分全部♡おしっこになっちゃうけど♡大丈夫よね♡私が誠心誠意水分補給させたげるからね♡♡♡) 「じゃあ飲んだら向かいましょっか。場所はそんなに遠くないところだから」 カタリナに特製の超絶利尿茶を飲ませて、マリーツィアは次なる冒険の地へと向かう。 傍らの少女に、歪んだ欲望を大いにぶつけながら。 カタリナ(カティ) ステータス HP 102/102 MP 180/180 尿意 1080/720 150% 最後に済ませてから 8時間15分経過 状態 利尿(超)感覚遮断 そわそわ 魔法 初級属性魔法全般 ヒール ブライ 必殺 幻惑魔法(見よう見まね) 持ち物  HPポーション×10 MPポーション×30 あきびん×2 地獄の第2ラウンドに突入したD級冒険者 利尿成分をこれでもかと放り込んだ鬼のようなお茶を飲まされ、これから恐ろしく尿意が加速していくのが確定した哀れな少女の未来はいかに。 なお彼女には既にこっそりと感覚遮断魔法が撃ち込まれている。これはマリーツィアが今後のための下準備として行なったもの。 今回は先ほどの尻を撫でるためにその周辺の感覚を遮断したのとは異なり、いつかの新米冒険者にしたのと同様の下腹部周辺の感覚を麻痺させるもの。 ゆえに用途もその時と同様である。 これから恥ずかしい目に遭わされる16歳。 _______________ 【30分後】 「よし、着いたわ。私が受けた依頼はここの見回りだから、道々で敵に襲われたりしたら迎撃しましょう」 『ここは……あまり強いところじゃ、ない、ですね……』 「そうね。確かに難度はそう高くないわ。だからこそ危険なの」 「俗に慣れ始めが一番危ないって言うけど、遺跡探索なんかでもそうでね。まだ行ける、まだ大丈夫……って深追いしすぎてやられちゃう中級くらいの冒険者ってかなりいるのよ。そしてそういう手合いは得てして、自分より圧倒的に強い者の言うことしか聞かない……」 「……ま、若気の至りってやつよね。だからそういう調子乗っちゃってるのがいたら最悪ちょっと痛い目を見せて、無理やり追い返すくらいの実力が無いと見回りなんてできないの」 『……そういう、ものなんですね……』 「まあカティちゃんみたいなのは大丈夫だと思うけど……頭の中まで筋肉が詰まってるようなのには要注意、よ」 「さて、ここからが本題。はっきり言って見回りなんかは適当にやるつもりで、実のところ……あなたの修行をつけてあげようと思ってね。それで一緒に来てもらったの。なにせ見回りなんか私1人で十分だしね」 『修行……ですか?』 「そうよ。せっかく私に憧れてくれてる子と会えたんだもの、ちょっとお世話してあげたくなっちゃって」 『ほ、ほんとう……ですか……!?』 「ええそうよ。遺跡であれば雨風も凌げるし、特訓にはうってつけでしょう?」 『あ、ありがとうございます……!私、がんばります……!』 かくして憧れの冒険者に修行をつけてもらうこととなったカタリナ。 遺跡内に入り込んだ魔物たちを相手に魔法を振るいながら、より強い魔法を撃つためのコツなどのフィードバックを受ける。 その身に仕込まれた悪意の萌芽に気付くことなく、彼女はとても魅力的で有意義な時間を過ごしていった。 「ふむ……カティちゃん、魔法の威力についてもう少し考えてみた方がいいわ。魔法を強くする……っていうとひたすら魔力をつぎ込むことをイメージするでしょうし、実際それでも強くはなるけど……」 「忘れないで、魔法の真髄を。例えば炎であるのなら、より広範囲を焼く炎かより高温の炎か、どちらの方が目の前の敵に対して有効であるのか……」 『魔法の……真髄……』 「まあこればっかりはアドバイスでどうこうなるものではなくて、日々のお勉強がものを言うのだけどね。だからこそ戦う時も常に思考を止めては駄目。魔導士として強くなるコツがあるとするなら、それは頭を使うということくらいよ。まあ生まれつきの莫大な魔力なんてものも、あるに越したことはないけどね」 『あ、ありがとうございます……!』 「さ、そのためにもとにかく試行錯誤が大事よ。小休止を挟んだらもう一回やってみましょう」 魔物を退治し、遺跡内を見回り、魔法についてのレクチャーを受け、休憩としてポーションや水分を補給する。 あこがれの人と過ごす時間は瞬く間に過ぎていき、カタリナは心からその時間を楽しみ過ごしていった。 出かける前に感じていたそわそわとした感覚もどこかに引っ込み、ただただあこがれの人の言葉に夢中で耳を傾けて。 何も感じられないということこそ、傍らの魔女がもたらした罠だということに気付きもせず、カタリナは遺跡で何時間もの時を過ごした。 そしてひとしきり見回りも終わる頃。夜の帳も降りきった、遺跡に2人が入ってから7時間が経過した頃。 魔女の悪意が、牙を剥いた。 「……さて、遺跡をくまなく探し終えたところで……そろそろ帰りましょっか?」 『……はい。……あの、今日は本当に……ありがとうございました』 「気にしないで。私に憧れてくれる子を蔑ろになんてできないもの」 (それに……その分の謝礼はこれからたぁ~~~~んまりいただくもの♡) (じゃ……解除しましょうか。下腹部の感覚操作と、氷魔法の応用による尿道栓を……♡) (さあがんばって♡カティちゃん♡) 魔女が魔力を操作したその瞬間、これまで平然としていたカタリナの身体がびくんと跳ね上がった。 突然に、唐突に感じられる、下腹部の激痛。はち切れそうなばかりの膀胱の悲鳴が、それに押しつぶされる内臓の悲鳴が、そこかしこから感じられる。 『…………っっっ!?んぎゅうううぅぅっ……!?』 「……?どうかした、カティちゃん?」 『い……え、な……んれ……も……!』 青ざめた顔で、子鹿のような足で、必死に普段と同じを取り繕おうとしてもうまくいくはずはなく。 これまで物理的に栓をされていたおかげで噴き出ずにいた尿意を生身で耐えようとしてもうまくいくはずはなく。 カタリナはあひるのように尻を突き出した前かがみの姿勢で、マリーツィアから見えないように必死で両手を後ろに回し…… お尻の側からぎゅうぎゅうと、今にも引き千切られんばかりの出口を押さえつける。 (な……んで……!?なんでおしっこ、急に……!) ここに至ってカタリナは、己の迂闊さを悔いる。 なんで急に、と目を白黒させるが、元より彼女はトイレに行きそびれている。 そんな状態でさっきまでポーションや水分補給を繰り返していたのだ。たまたま尿意が引っ込んではいても、無くなったわけでは断じてない。 カタリナの視点に立つのなら、自分の迂闊さを責めるのも無理はないだろう。 この状況の裏には魔女の企みがあることを知らなければ…… そしてこの状況がまさしく、横にいる人間の思惑通りであることを知らなければ。 (といれ……といれぇぇっ……!) 血走った眼で少女は、トイレを求めて帰還の途へ就くのだ。 その道が、波乱に満ちたものになることなど知る由もなく。 カタリナ(カティ) ステータス HP 88/102 MP 151/180 尿意 ????/??? ???% 最後に済ませてから ?時間経過 状態 もじもじ 後ろ押さえ 魔法 初級属性魔法全般 ヒール ブライ 必殺 使用不能 持ち物  HPポーション×5 MPポーション×12 あきびん×2 尿意を自覚したD級冒険者。 超絶的な利尿作用を持つお茶の効果。それによる尿意を本家本元の幻惑魔法で覆い隠され、ヴェールを剥がされた尿意はもう鈍痛すら伴うレベル。 うら若い健康な腎臓が強力な利尿作用と水分でフル稼働し、絶え間なく大量の小便を膀胱に送り込んだ結果生まれた壮絶な尿意は、今すぐに漏らしても何らおかしくないレベルである。 だがそれでも彼女は耐える。あこがれの人が横にいるがため。 大切な人の為にがんばる16歳 _______________ 【30分後】 「さて、ぼちぼち戻ってはきたけれど……カティちゃんどうかした?少し疲れちゃったかしら」 (といれ……おしっこ……でちゃう……おしっこ……おしっこ……おしっこ……もれちゃう……でちゃう……) 「カティちゃん?」 (っっっっっっあーーーーーーーーーーかわっっっっいいなああああああーーーーーーー♡♡♡♡もう会話もできないんだあ♡♡頭ん中♡おしっこで♡いっぱいなんだああぁぁ♡♡♡) (やっっっべえええぇいじめてえええぇ……!!!なんかないかななんかないかな……!!!) カチッ、フオオオォォン…… 「……え」 その時、カタリナの踏んだ床から奇妙な音が鳴り…… 次の瞬間、その身体は四つの魔法陣によって拘束されてしまう。 そう。これは2人が初めて会った時と同じ…… 「……か、壁尻トラップ……!うっかりしてたわ。私としたことが普通にこれに気付かないなんて……まあ引っかかったの私じゃないけど……」 『あっ!?ああ、あっ、だめ、離してっ!!はなひっ……!!ああああああっっっああぁぁあああ!!!!!いや、いや、いやいやいやいやいやああああぁぁ!!!!』 「っ!?カティちゃんだめよ!下手に動いたら壁に……ああもう!!」 壁尻トラップ。空間拘束により対象を動けなくした後は、生成された壁によって身動きをとれなくされる。 その際身体を大きく動かしてしまうと、本来なら壁に開いた穴に挟まるはずがそこからずれて…… 酷い場合では身体が両断されてしまうこともある。そうした事故の例も少ないながら確認されている。 そして今カタリナは尿意によって錯乱状態で、両手を塞がれたことで我慢が利かない下半身をめちゃくちゃに振り回している。このままでは危険だ。 そう思ったマリーツィアは風魔法の応用による空気圧縮で彼女の動きを封じ、壁が来た瞬間それを解除。安全にカタリナを拘束させてあげることに成功した。 「ふう、なんとかなったわね」 (………………あれ?これって私その気になれば壁尻の壁を圧縮空気で跳ね飛ばすこともできたんじゃ?) (…………………………まあいっか!なんだかんだと言ってこれは、私にとっておいしいシチュエーションだしね!) カタリナを無事に助け、ついでに拘束も成功させたことにご満悦のマリーツィア。 それに対し、尿意限界状態で壁に挟み込まれたカタリナはと言うと…… ギロチン拘束台のような壁尻にはめ込まれた状態で、じっと身体を縮めて震えていた。 すっかり青ざめた顔で、滝のような汗を流しながら。 『はあーーーーっ……!はあーーーーーっ……!』 (が……まん……!がまんがまんがまんがまんがまんガマンガマンガマンガマンガマンガマン……!) ガクガクと両脚を震わせて、つま先をぴんと張って地面に突き立てて、それでも必死に吹き出しそうな尿意を耐えていた。 それはただひとつ、譲れないプライドがため。 憧れの人の前で粗相をしたくない、ただその一心がため。 だが、そんな少女のささやかなプライドを…… 魔女はその悪意で、踏みにじろうとしていた。 「……ねえカティちゃん。もしかしてだけど……おトイレ我慢してる?」 その言葉を聞いた時、青ざめていた少女の顔は一瞬にしてかっと燃え上がった。 確かにその我慢のしぐさはかなりあからさまで、突き出されたお尻を左右に振り回しては両脚を交差させて必死に出口を抑えようという涙ぐましい努力を窺い知ることができる。 だがそれでも、尿意に麻痺した頭で彼女なりに気付かれないよう必死に繕ったものでもあったのだ。そんな少女の恥じらいとプライドは今、魔女のひと言で踏みにじられてしまった。 マリーツィアは、聴きたいと思ったのだ。 この大人しい少女の、無口な、話しなれていない少女の口から 尿意をもう我慢することができないという、敗北宣言を。そのか細い声で。 そしてカタリナは、覗き込んでくる魔女に対して…… こくんと小さく、真っ赤な顔で頷いた。 『ご……め、なさ…………!もぅ……わたし……がまん、できません……』 『ぉしっこ……でちゃうぅ……!』 その言葉を聞いたマリーツィアは、ぞくぞくと背筋を震わすほどの歓喜を味わっていた。 極度の尿性愛者である彼女にとって、おとなしく楚々とした少女が尿意に屈服して、恥ずかしい言葉を紡ぐ瞬間は何よりも甘美なものであるから。 今すぐにでも叫びだしたくなる衝動を堪えて、あくまでも尊敬できるお姉さんを装ったうえで…… マリーツィアは、この場でできる最大限の辱めを少女に与えるのだ。 「そうよね。今日一日連れまわしちゃったし、ポーションもいっぱい飲んじゃったものね……ごめんなさいね、気づかなくって」 「仕方がないからこれに、しちゃいましょっか」 『そ……れは……!?』 「そう、ギルド支給の水びん……その空いたやつよ。私の分も使っていいから」 『い、いや……いや……!?そ、それは……!それに……は……!』 「だめよ。遺跡の中でしちゃうのがどれだけ罪深いか、知ってるでしょう?我慢できないのなら、するしかないわ。なるべく見ないようにするから、ね?」 『う……う゛ううぅぅ……!!』 「じゃあ下ろすから、じっとしててね」 昼間の壁尻トラップより幾分か壁の大きさが小さく、小型の拘束台サイズの今回の壁尻トラップ。 前後の行き来がしやすい今回の壁尻は本当に都合がよく、さっきまでカタリナと会話をしていたマリーツィアは今度はお尻の側に回り…… 今度は感覚制御なしで、少女の下半身を守護する最後の護りをずり下ろした。 くねくねと身体を揺すりたい衝動を必死に堪え、ぴくぴくと震える太股の間には…… きらきら光る雫を垂らす、少女の美しい一本の縦すじがあった。 マリーツィアはそんな少女の限界にひくつく陰裂に、びんの口をあてがう。 「……さ、いいわよ。もう我慢しないで?」 『あ…………ぅ…………!』 『お……ねが、しま……!きか、ないで、くらさ……っ!みないで、かがないれ……!あ……っ、あ……っ!』 話している内に限界を迎えた少女の割れ目がひくひくひくっ!と引き攣った次の瞬間…… 乙女の盛大な噴射が、始まった。 カタリナ(カティ) ステータス HP 88/102 MP 151/180 尿意 ????/??? ???% 最後に済ませてから 16時間30分経過 状態 噴射 ぶしゅしゅしゅしゅしゅっっっっっじゅじゅじゅじゅうううううううぅぅううううう!!!!!!びじゅじゅぢぢぢぢぢぶじゃじゃじゃじゃじゃああああああああーーーーーーーーー!!!!!!! マリーツィアが掲げるびんの中へ、豪快に叩きつけられる一本の野太い水流。 少女の小さな出口から放たれるにはあまりに大きく太く、強すぎる勢いのそれは、少女がこれまでどれだけの我慢を重ねてきたか如実に物語っていた。 その勢いの程は、一口で飲み切るのは難しい程度の容量がある水びんをも数秒で満杯にしてしまうほどで…… 完全にたがの外れた爆尿を寸断することなどとても不可能と判断したマリーツィアは、目にも留らぬ早業で次のびんと取り換えた。 少女のオシッコを穴が開くほど凝視し、飛沫を浴びるほど顔を近づけてそのつんとした匂いまでをも堪能している彼女の顔は、幸福に蕩けきっていた。 『はあっ……!あっ、あ……!』 『んぁ、はふぁああああああ……!』 そしてその爆裂的オシッコを放つ本人もまた、脳髄を痺れさすような快感に蕩けた声を出し…… 双方が双方とも、官能的にこの大放尿を満喫していた。だが、しかし まだ放尿が始まって一分と経たぬ間に、その至福にノイズが奔る。 「あ、カティちゃん!もうびんが残ってないわ!止めて!」 『…………えっ!?』 『あっ……!んんっぐ……!!ふ、っぐ……!!』 もう残りのびんがない。まだ膀胱内容量の半分も出していないうちに突きつけられる、もうおしまいの合図。 なんとかそれに応えようとぼろぼろの水門に再度活を入れる、がうまくいくはずもなく。 そして一度解放の快感を知ってしまった少女の心もまた、出口を押し広げる爆尿のあまりの心地よさに屈し…… 少女は蕩けた声で何度も謝罪を口にしながら、膀胱内のオシッコを遺跡の床にぶちまけるのだ。 『ごめ……らさ……!ごぇ……らひゃ……!ぉひっこぉ……とまりゃないれすぅ……』 びちゃびちゃと、広範囲に尿の飛沫をまき散らして…… 石造りの遺跡の床をかき削らんばかりの高圧水流を、ずっとずっと叩きつけるのだ。 少女の我慢の証が、お腹から消え失せるその時まで。

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