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  水分×放置=魔力!?  聖水パワーで魔王を倒せ!   PUSH START 「……あ、貴方が私のパートナーさんですか?はじめまして。私は国家公認聖水魔導師の水嶋澪といいます。まだ新人ですが、これからよろしくお願いします!」 「パートナーである貴方には、これから魔導器を使って普通のお水を魔力を宿したお水に変換して貰いたいのです」 「やり方はかんたん。画面をタップするだけで魔導器にお水を入れられます」 「あとは私がそのお水を飲めば魔力が高まって、敵と戦うことができるようになるのです」 「……まあ、今ある魔導器はこのマジカルスポイトだけなので、ものすっごく効率が悪いですけど……でも敵を倒せば懸賞金が入るので、そのうちもっといい魔導器が買えるはずです!」 「敵のことはご存知ですよね?はい。数年前からこの日本に現れた謎の怪物たち……そしてそのボスである魔王です」 「いきなり魔王となんて戦っても勝てるわけありませんので、はじめは弱いのから倒していきましょう!」 「魔物を倒してお金を稼ぎ、稼いだお金でいい魔導器を買ってまた怪物を倒す……こんな感じで進めていって、いつか魔王を倒す。それが私たちの目標です」 「もちろんそのためにはたくさんの魔力水を飲まないといけません……大変ですけど、がんばります!」 「ではまず第1歩、最弱魔物から倒していきましょう!」 【第1の魔物 スライム戦】 「というわけでまずは小手調べです!言わずと知れた最弱モンスターのスライムを倒してみましょう!」 「画面をひたすらタップしてもらって……魔力がどんどん溜まってきました!」 魔力 15 「スライムの戦闘力は10程度なので、今ならさっくり倒せます」 「というわけで必殺!マジカルパーンチ!」 バシィッ! 18:30 スライム撃破 「……ふぅ、なんとか倒せましたね!これで一番最初の戦いが終わりました」 「懸賞金も入ってきましたので、新しい魔導器を買いましょうか。ショップに行ってみましょう」 「今の所持金ですと……やっぱりスライム程度で貰えるお金なんてたかが知れてますね。マジカルポリキャップしか買えません……」 「とはいえスポイトより断然ましなのでこれを買っちゃいましょう!大幅戦力アップです!」 マジカルポリキャップを手に入れた! 「はい、ということで魔動器が強化されました!1タップごとに魔力が2.5も貰えるように!すごい!」 「スポイトの0.5と比べると五倍ですね。効率も五倍です」 「なのでこれからはさくさく魔物を倒せる……と言いたいところですが、とうぜん魔物もどんどん強くなっていきますので一筋縄じゃーいきません。時間もかかってしまいます」 「そこで役に立つものをご紹介します!ショップの右にある次元ゲートをタップしてみてください!」 「はい、ここが次元ゲートの強化画面になります。次元ゲートとは何かというと、本来なら魔導器を介さないと手に入らない魔力水が湧き出てくる次元断層のことで、これを私の魔力タンクに直結させることで僅かながら魔力を得られるというものです」 「魔導器と比べるとその効率は微々たるもので、最弱段階では1秒ごとにMP1程度しか溜まりませんが……しかし放っておいても自動で増えていくのは便利なものですし、何よりこの次元ゲートは一定以上の魔力が溜まれば拡張できるのです!」 「なので行き詰ったなーと思ったらとりあえず次元ゲートを強化して、あとは適当に寝るなりなんなりしてもらってればいつの間に強くなって敵を倒せるようになったりってこともできます。もちろん根気よくタップし続けてもらってもけっこうですよ!」 「……さて、最初の説明としてはこんなところでしょうか。わからないことも正直まだたくさんあるかと思いますが、やっていけばだんだん慣れてくと思います!」 「ではではこれからも一緒にどんどん魔物をやっつけていきましょう!」 【第2の魔物 ゴブリン戦】 ゴブリン戦力 100 かくしてプレイヤーと、聖水魔導士とのコンビの戦いが始まった。 タップを重ねて魔力を溜めていき、そうして得られた力で敵を粉砕する。 まだ始まったばかりということもあり、極めて順調に進行していった。 「必殺!マジカルパーンチ!!」 バキィッ!! 第1の魔物撃破から数分と経たずに撃破される第2の魔物。それと同時に懸賞金も入ってくるが、二番目に弱い魔物だからか額は少なく魔導器強化に必要なだけの額は得られなかった。 とはいえ今まで溜めてきた魔力が失われたわけではなく、攻撃した後も残り続けている。そのため前の分からさらに積み重ねれば新しい魔物の撃破もそう難しくはない。 タップにタップを重ね、魔力を溜めていけばいい。そうしてプレイヤーと澪は次の魔物に狙いを定める。 18:33 ゴブリン撃破 【第3の魔物 キラービー戦】 キラービー戦力 200 第3の魔物。ゴブリンなどと比べると格段に強くなっているが、それでも1タップにつき2.5魔力の現状において苦戦するような数値ではなかった。 二本の指で景気よくタップを重ねて魔力を溜め、必殺の拳を叩き込む。2人の戦いは極めて順調だった。 18:40 キラービー撃破 【第4の魔物 スケルトン戦】 スケルトン戦力 500 これまでは順調に進んできた2人だが、ここに来てとうとう敵戦力が500の大台に乗ってきた。 純粋にタップのみで撃破しようとするなら200タップが必要となり、多少だが億劫さを感じる数値である。 そして新しい魔導器も、買うための軍資金があと一息足りない。この魔物を倒さなければ手にすることができないのだ。 腹を括ってタップを重ね、ようやく敵戦力のおよそ8割ほどまで溜めた時だった。 画面の中央で魔導器から魔力水を飲み続けていた澪の様子がどこか落ち着かなくなってきたのだ。そしてまだ敵を撃破するに至らないうち、出撃をせがんできたのである。 「ぱ、パートナーさん!出撃です!出撃しちゃいましょう!倒せはしませんけど無駄にはなりませんから!ね!?」 チュートリアル的に他の選択肢を遮断。強制的に出撃し、魔物に対し必殺の拳を見舞う。……が数値で示されている通り魔力が足らず、敵体力の大半を削るだけに終わってしまう。 「こっ、これでいいんです!倒せなくたって、与えたダメージは残りますから!時間が経つと回復されちゃいますけど、その前にもっかい殴ればいいだけなのでぇっ!!」 「ssそ、それでっ!おねがいですっ!右下にあるっ、【リリーブボタン】っ、押してくださいぃっ!押したら画面から目を離してっ!ぜったい追いかけてきちゃダメですからねっ!」 説明の通り「リリーブボタン」を押すと、その瞬間弾丸のように駆けだしていく澪。 慌てた様子で走り出すその姿はどう見ても尋常ではない。それでも彼女のお願いの通り、カメラで追いかけるようなことはせずに待つこと2分少々。水の流れる音と共に澪が帰還する。 「……ふぅ、なんとか間に合いました……」 「えーと、パートナーさん……そのですね、あの、聖水魔導士が取り込んだ魔力水とそれを取り入れる魔力タンクにも、容量というものがありまして……あんまり溜めすぎると暴発の恐れがあるので、定期的にリリーブっていうのをしないと……その、ダメなんですね」       「そうなんだ」       →「よくわからない」 突然画面に現れる選択肢。あえてその中の意地悪な方を選んでみると、澪は顔を真っ赤にしながらもっとかみ砕いた説明をしようとする。 「つ、つまりです!魔力タンクっていうのは水風船みたいなもので、そこに水を入れすぎると暴発しちゃうのでそうなる前に出してあげないとダメなんです!……こ、今度こそわかりましたよね!?」       「わからない」       →「まわりくどいよ」       「やっとわかった」 「ぇう……だ、だから、あの……」 「……っあーもう!つまり魔力水っていうのは私のお腹の中に溜まってる……たまってる……お、ぉぉ、ぉしっこ……なんです!!だからあんまり溜めすぎるとたいへんなんです!!お、女の子になんてこと言わせるんですかぁ!!!」 そしてその後もさらに意地悪な選択肢を選ぶと、観念した澪はとうとうこれまで言わずにいた秘密を暴露した。 これまで景気よく飲んでいた魔力水、そしてその魔力を溜めておく魔力タンク。それらは敵と戦うまでの間はずっと溜まり続けていく。 特にこれは放置クリックゲーム。起動していない時間も溜まり続けていくゲームであり、その溜められる量は魔力の性質上どうしても限界がある。 そしてそれを定期的にリリーブ。すなわち排泄をしないと大変なことになるのは言うまでもない。 わかりやすく言うのなら彼女の魔法の元となっているのは体内にある聖水、すなわちオシッコであり、それが溜まりすぎると漏らしてしまうのだ。 敵の戦力が強大になるにつれ、魔力タンク一杯分だけでは勝てなくなってくる。そのため何度もリリーブを重ね、敵の体力が回復する前に倒しきることが重要となるが…… しかしここで、恐らく澪自身も知らないであろうコマンドが存在することにプレイヤーは気が付いた。 それは今この瞬間新たにショップへ追加された、「魔力タンク強化」の欄。それは次元ゲートと同様、魔力によって強化できるようだ。 今はまだ手を付けられる数値ではないが、後々手を付けてみる価値はある。そう思いながらプレイヤーは残り1000程度になった敵戦力を削りにかかるのだった。 19:05 スケルトン撃破 [newpage] 【序章 完】 スケルトンを撃破することができたプレイヤーは、その後新たなる魔導器を購入した。 その名もマジカルおちょこ。ポリキャップと比較するとこれまた五倍の、魔力量が1タップ10増加する魔導器である。 さらには溜まった魔力で次元ゲートも強化。500魔力を引き換えにして4回強化し、元々の秒速1魔力から2魔力増へと強化した。 一回の強化ごとに0.25の増加量であり、これは強化を重ねるごとに増加量および必要魔力が増大していく。 一度に大きく変化する魔導器と、徐々に強くしていくことが大切な次元ゲート。この二つを強化したことにより、これからの戦いはより激しいものとなっていくはずである。 当然ながら敵もそれに合わせて強くなっていく。チュートリアルも兼ねた序盤が終了した頃、プレイヤーは一度スマートホンから離れて食事を採っていた。 プレイヤーはゲーム内では聖水魔導士のパートナーだが、それとは別に当然ながら現実の暮らしもある。 時は午後7:30。夕食にはちょうどいい時間である。 そうしたことからスマホを充電器に接続し、30分ほど食事のため席を外すのだった。 【第五の魔物 オーク戦】 オーク戦力 1000 食事を終えた午後8:00。きっかり30分ぶりにプレイヤーはスマホを起動する。 するとその通知履歴にずらりと並ぶ、ゲームからのプッシュ通知の数々。30秒に一回というペースで送られているそれは、およそ10分前から送られ始めたようだった。 その中身を見てみると、そこには…… 『魔力がいっぱいになりましたよパートナーさん!さっそく魔物をやっつけに行きましょう!』 『あ、あの、パートナーさん!?魔力、いっぱいですっ!いっぱいですからはやくやっつけにぃっ!!』 『はやくきて』 『おngいです』 『もれちゃう』 『はやく』 『はやく』 『はやく』 ……………… ずらりと並ぶ催促の文言。それは他でもなく、放置状態でのチャージを速めたのに肝心の魔力タンクを一切強化していなかったことに由来する。 なにしろ彼はこのゲームを好き好んでプレイする人間。このゲームは残念ながらRー18である。 このプレイヤーが放置強化をする際、あえてタンクを強化しなかったのは言うまでもない。初めから澪のこのような姿を見ることが目的だったのだから。 そしてプレイヤーがゲームを起動するなり、目に入るのはくねくねと腰を揺する澪の姿だった。 そして画面の右下部分で、その心を代弁するかのように存在を主張するリリーブボタン。早く押してと言わんばかりのそれをあえて無視してプレイヤーは澪と会話をするべくその顔をタップする。 「……あ、ぱ、とな……さ……!」 「おね、が、します……はやく……はやく、おしっこ……させて……も……でちゃ……」 憔悴しきった様子の澪。その真上に表示されている魔力の量は、スケルトンを倒せる量のおよそ1.25倍ほどだった。 スケルトンを倒しきれない程度の量ですら先ほどのように取り乱すほどだったのだ。今がどれだけ辛いかは容易に想像がつく。 そして澪との会話を始めるなり、画面に現れる選択肢。4つある選択肢のうちプレイヤーが選ぶものとは。      「しかたないなあ」      「だめだよ、我慢して」      →「先に敵を倒してからね」      「ここでしてみてよ」 「そっ、そんなっ……!?」 愕然とした表情の澪をよそに、プレイヤーは出撃画面へと遷移する。 ゲームという媒体の理に従い、澪は震える身体のまま戦場へ赴くのだ。 「ひ、ひっさつっ……まじかるぱんちぃっ……!」 ドコォッ! 震える手で放たれる必殺パンチ。圧縮した魔力を叩きつけるそれは見た目の勢いとは裏腹の威力を発揮したが、しかしゲームも中盤に入り強くなった敵を倒しきるには至らなかった。 しかしそれも当然である。プレイヤーはそんなことなど百も承知で彼女を送り出したのだから。 ただ単純にすぐさまリリーブさせたのでは面白くない。それだけのために送り出したのだから。 さて、戦場で全ての魔力を吐き出しきった澪。だが彼女の様子は変わることなく、地面をどたどたと踏み鳴らしている。 それもそのはず。聖水に込められた魔力は先の一撃で使い果たしたが、魔力の媒介である水はまだ体内に残り続けている。 そしてそれは「死に水」となり、新たな魔力の吸収を防いでしまう。早い話、体内にあるオシッコを排出しない限りは新しい魔力が溜まっていかないのだ。 名実ともに老廃物となった澪のお腹の中のもの。早く出させてとせがむ彼女の意思を反映するように、「リリーブ」ボタンがその姿を変質させた。 「リリーブ」から「オシッコ」へ。もはや取り繕う余裕さえもない尿意が少女を襲う。 「はやくっ、はやく、もうおしっこ、でちゃっ……!おねがいしますっ、おねがいしますぅっ……!」        →「行っておいで」        「我慢しなさい」        「魔力タンク強化!」        「ここでしてみてよ」 「…………~~~っ!!!!」 だだだっ!!!凄まじい速さでトイレへと駆け込んでいくうら若き聖水魔導士。 これから個室の中で行われるのだろう乙女の秘め事。だがこのゲームは18歳以上対象の成人向けゲーム。 残念ながら、彼女にプライベートなどはないのだ。    【リリーブの様子を見ますか?】        →「はい」        「いいえ」 プレイヤーにためらいはなく、個室内での澪のリリーブを見ることが決定された。 がたがた、どたん。あわただしく個室に駆け込み、カギをかけることもなく腰を下ろしていく。 下着を脱ぐ間もなく、あるいは座るより前から溢れてしまっているそれを、今。 っっっしゅいいいいいいぃぃぃいぃぃぃいいーーーーーーー!!!! 「ああぁ、はぁっ、はあっ……」 「………………っはぁぁ……」 ぐいと下着を横にずらし、手が濡れてしまうこともいとわず放たれる少女の聖水排泄。 限界を遥か通り越して溜められたそれは切なく激しく便器を叩きつけ、びちびちと音を立てて跳ね返っていく。 膀胱をじくじくと苛み続けた聖水の残滓は、3分もかけてしゅるしゅると出し続けられるのだった。 「……戻りました」        「おかえり」        →「怒ってる?」 「あ、当たり前ですっ!!あれほどはやくって言ったのにまだ我慢させて……すっごくつらかったんですからね!!……ちびっちゃったし……」       「着替えておいでよ」 「うるさいです!!!!」 怒り心頭の澪に怒鳴られながらプレイヤーはふたたび魔力を溜め、今度こそオークを仕留めるのだった。 17:35 オーク撃破 【第6の魔物 トレント戦】 トレント戦力 5000 オークを撃破し、次の敵との戦いに挑む澪とプレイヤー。 その前に立ちはだかるのは過去最強の魔物。限界の限界まで耐えてもなお倒しきれなかったオークをも遥か凌駕する戦力の巨木、トレント。 これまでとは別次元の戦いに際し、プレイヤーは更なる戦力強化を以て迎え撃つ。 「マジカルグラス……とうとうここまで来ましたねパートナーさん!1タップでの魔力量がとうとう30になりましたよ!ぱんぱかぱーん!」 「これまでの見るからにちっちゃかったのとは打って変わって、まともな容れ物になりましたね!その分溜まるのも早いですが……」 「…………次は早めにしてくださいね……?」 顔を赤らめながらお願いしてくる澪だが、当然ながらその願いが聞き届けられることはない。 このゲームが「そういう人」を対象にしている以上、その願いが通ることはないのだ。 今、プレイヤーは考えていた。このゲームに存在する「リリーブ」にはいくつかのパターンがあると。 まずひとつはこれまでのように、ギリギリであっても間に合う場合。 そしてもうひとつはセーフティリリーブ。つまり間に合わない場合。 最後のひとつ。それは選択肢にも存在している、「ここでさせる」場合。 プレイヤーの思惑。それは魔力タンク強化に先駆けて、先に複数パターンを網羅してしまうこと。 澪の恥ずかしい姿を見たいのはもちろん本心なのだが、それにばかりかまけていては先に進めない。ならば先にそれを堪能し、その後に腰を据えて進めようということだった。 ということでそれに向け、プレイヤーは画面を猛烈にタップする。 30、30、30。現状の最大値が500程度である澪の魔力タンクは瞬く間に満水を迎えてしまう。 もじもじくねくね、画面の中で身を揺すり、必死にリリーブをせがむ澪。その声に耳を傾けることなくタップを重ね、2分と経たずに澪の尿意は先ほどと同じレベルにまで至った。 「なっ、なんでっ、ぱーとなーさっ……!わた、もっ、がまんっ、できな……!!」        「行っておいで」        →「ここでしてみてよ」 リリーブボタンを押した後に現れる選択肢。その中の変態的な方を選ぶと澪は驚いた表情でこちらを見上げ、真っ赤になって怒り始めた。 「なっ、なに言って……!?へ、へんたいっ、えっち!!ふ、ふつうにさせてくださいよぉっ……!」        「しょうがないなぁ」        →「なら行かせない」 からん、と投げ渡される洗面器。澪の目の前に着地したそれは、ここにしろと言わんばかりに大きな口を開けていた。 尿意と羞恥の狭間で揺れ動く澪。その後押しをするように、プレイヤーが画面を猛タップする。 30、30、30、限界を超えて溜まっていく魔力がとうとうオークすら一撃で倒せるレベルに至った。 ずきゅん、澪の膀胱を切なく撃ちぬく激烈尿意。本来の容量を二倍以上も凌駕し、溜まりに溜まった排泄欲がとうとう乙女の恥じらいを塗りつぶした。 瞬間、プレイヤーの画面に映し出されるカットイン。突如として画面に現れた水色の縞々は、紛れもなく澪のもの。 抑えつけているせいかくっきりその形を浮かばせる縞々に、じわりと黒い染みが版図を広げていく。 それが止めとなったのだろう。澪は慌てふためきながら洗面器の上に腰を下ろす。そして…… ぶしゅうううううううううっっっ!!!! 「ああぁっ!!?ああっ、やぁっ……!!みないで、きかないでぇぇ……!!」 「ぐすっ……パートナーさんのへんたい……えっち……!すけべぇ……!」 プレイヤーの前にさらけ出される澪の秘密の場所。髪色と同様の薄い青がちろりと生えた瑞々しい縦割れから噴き出す黄金色を、プレイヤーは大ズームで拝む。 飛沫のひとつに至るまで鮮明に映るそれ。薄く生えた毛の一本までをもきちんと捉える高画質で見せつけられる澪の我慢限界を、プレイヤーは最後の絞り出しまで堪能するのだった。 「パートナーさんのばかぁっ!!!!変態っ、変態っ、へんたいへんたいへんたいっ!ド変態ぃぃっ!!!!あんなことして、恥ずかしいと思わないんですか!?」    「人前でする方が恥ずかしくない?」      →「眼福だったよ」 「なぁっ……!?」 その後、澪から散々になじられるプレイヤー。しかし当人にもその自覚がある以上、それはもはや罵倒の体を為していない。 開き直った人間に対して、いかなる罵倒も無意味なのだ。 しかして澪のリリーブを堪能したプレイヤーだが、今回は魔物への攻撃を行っていない。そのため今回は完全な無駄打ちとなる。 なのでまた再び魔力を溜め始めたが、ここでさっきまでとは異なる行動に打って出た。 これまで手を付けてこなかった魔力タンク強化。それにとうとう手を出そうというのだ。 魔力タンクを一段階強化するのに必要な魔力量は5000。現状の最大値を要するが、ここまで溜めるのも今ならほとんど一瞬で済む。 迷いなくプレイヤーはタップを重ね、とうとう初めての魔力タンク強化に成功した。 一段階目の強化により容量はこれまでの二倍に増加。そして更なる進化のためには現時点における魔力タンクの最大容量が必要となる。 また強化したことによって魔力タンクそのものの他に、澪そのものの我慢する能力を引き上げることも可能になったようだ。 トレントとの決戦を前に、念入りな強化が始まった。 水嶋 澪 ステータス 最大魔力量(初期段階) 420 魔力タンク容量(初期段階) 420ml 最大我慢力(初期段階) 200~220% セーフティリリーブ閾値(我慢力増加に伴い変動) 150%以降から徐々に加算。200あたりになると80%の確率でセーフティリリーブしてしまう。220で100% リリーブ回数 1回 最大リリーブ量 860ml [newpage] 18:00 強化を始めてから20分。念入りな強化の末澪の魔力タンクが四段階に強化。初期段階の実に20倍もの容量に耐えることができるようになった。 そして我慢能力も強化され、今までが容量の200%まではギリギリ漏らさずいられたのが現在は400%まで耐えられるようになった。 とはいえこれはあくまで最大値であり、確率でセーフティリリーブしてしまうことには変わりないのだが。 ともかく強化された澪の力によってトレントも問題なく撃破。ここから快進撃が始まっていくこととなる。 18:05 トレント撃破 【破竹の快進撃】 「必殺!!マジカルパアアンチ!!!」 ズゴオオン!!! ワイバーン 戦力120000 撃破 「うおおおおおおお!!!マジカルパーーーーンチィ!!!!」 ドガッシャアアン!!!! オーガ 戦力2000000 撃破 「てぇりァァァァァ!!!!!マジカルッッッ、パァァァアァンチ!!!」 ちゅどおおおおん!!!! キマイラ 戦力 5000000 撃破 「すっ、すごい……!!あんなに強そうな魔物も一撃で!パートナーさん、これは一体……!?」      「君の頑張りのおかげだよ」     →「改造の甲斐はあったようだね」      「知らん……何それ……怖……」 プレイヤーが澪の痴態を拝むため意図的に封じていた魔力タンク関係の強化。それを解禁してからというもの、澪の戦いは怒涛の勢いで勝ち進んでいた。 それもそのはず。魔力タンクの強化によってこれまでは無駄になってしまいがちだった放置分の魔力や、上限の存在によって活かしきれていなかった魔導器強化の効果などもフルに発揮できるようになったのだから。 現在の魔導器はマジカルコップ(魔力量1タップ2000)だが、初期段階ではこれほどの魔力を活かすことはどうやってもできなかっただろう。1タップ分すら溜められず限界を迎えてしまうのだから。 魔力タンクそのものをも改造できるなどとは思ってもいなかった澪はその事実に喜び、これで我慢する必要もなくなると大いに舞い上がっていた。 この後間もなくして、この改造によって地獄を見ることになるなど知る由もなく。 水嶋 澪 ステータス 最大魔力量(第7段階) 700万 魔力タンク容量(第7段階) 700万ml 現在の膀胱サイズ 家庭用ビニールプール級 最大我慢力(第7段階) 400~440% セーフティリリーブ閾値(我慢力増加に伴い変動) 380%以降から徐々に加算。400あたりになると80%の確率でセーフティリリーブしてしまう。420で100% リリーブ回数 1回 最大リリーブ量 860ml 最終リリーブ時間 30分前 [newpage] 【強敵現る】 「必殺っっっ!!マジカルパァーーーーーンチィ!!!!」 ズドッゴオオオオン!!!! ゲームも中盤終わりに差し掛かってきた頃、度重なる強化によって凄まじいパワーを得た澪は猛烈な勢いで勝ち進んでいった。 魔力タンク強化による最大魔力増強もさることながら、これまでマジカルパンチ一発で魔力が枯渇していた燃費の悪さをも改善。マジカルパンチによる魔力消費を全体の10%に納めるようにすることもできるようになった。 これは作中世界の側の事情で、このレベルにまで至った聖水魔導士のリリーブを受け止めることが普通のトイレでは困難になってきたことにより、魔導協会からの要請で行った強化によるものである。 これにより「死に水」の発生もほぼ無く、タンク内にある聖水のほぼ全てを力に替えられるようになった。 その力でもって並み居る敵をなぎ倒していく澪だが、ここでそれが通じない強敵と遭遇することになる。 ドラゴン 戦闘力 2億 「うわぁ、でっかい……!ぱ、パートナーさん。強敵が出たみたいです……!」 とうとうたどり着いた、戦闘力億レベルの強敵。現在の澪の最大魔力はどうやっても1~2千万程度。一撃で撃破することは難しい。 これまでなら連続で攻撃することも視野に入っていたが、しかし今はそれができない。というのもマジカルパンチの燃費を改善する際、副作用も現れてしまったためだ。 体内にある魔力を一気に解放する必殺技がマジカルパンチ。その解放した魔力を次元ゲートの応用で再度タンク内に引き戻すのが燃費改善の理論。 この引き戻し用の次元ゲートが、一日に一回しか開くことのできないものだったのだ。 これはゲームシステム上、燃費を改善したうえで今まで通りに殴れてしまうとそもそも魔力を溜める必要がなくなってしまうことから生まれたものではある。 バランス調整のため、一日一発以降は今まで通りリリーブをしなければ打てなくなるマジカルパンチ。これまではそもそも敵との戦力差が圧倒的だったため気にならなかったデメリットが、ここにきて表面化してきたのだ。 そうした事情から一撃の威力を高めなくてはならないが、そのためには更なる魔力タンクの強化が必要となる。 そして今の段階から次に進むため必要な魔力量は…… 「はぇ、おおよそ1億……ですか」 現在の魔力が最大まで溜めても2千万程度。どう考えても足りるはずがない領域だった。 これを実現するためには、限界を超えても我慢する能力を鍛えるしかない。 そこでプレイヤーが購入したものとは……    マジカルプラグ を購入しますか?      →「はい」  「いいえ」 マジカルプラグ。それは我慢力増強の一環であり、物理的にそれを塞いでしまうという代物だ。 もちろん内部の圧力が高まりすぎれば抜けてしまう恐れもあるが、それでも相当なレベルに至るまでは大丈夫。頼もしい逸品である。 それを購入すると、魔法によって即座に澪の身体に装着される。本人にすら気づかれないほどの早業だ。 これによって高められた我慢力と、これまで強化してきた次元ゲートや魔導器の力により、飛躍的に魔力を高めていくプレイヤーと澪。 そのちからによってなんとかドラゴンを撃破する2人だが、これはこの後に待ち構える死闘のほんの序章にしか過ぎなかった。 「パートナー……さんっ……!おなか、くるしい……です……たすけて……!」 プレイ開始から3日と10時間 ドラゴン撃破 【魔王直属配下降臨】 ドラゴンを仕留めることができた澪だが、彼女に休まる時間は訪れない。 次に現れたのは終盤のボス。魔界四天王の一人目である。 その戦闘力は驚異の20億。ドラゴン撃破によって得られた魔導器「マジカル2Lペット」をひたすらタップし続けたとしても先行きはあまりにも長い。 そして何よりも、魔力タンク関係の強化がそろそろ追いつかなくなってきていた。 「おなか……くるしいです……おしっこ……させてぇ……!」 部屋をぎっしり埋め尽くす、肉色の巨大な壁。それは他でもない、肥大化し続けた澪の膀胱である。 ドラゴン戦より前から、膨らみきったそれは体内に収まるレベルを超越。次元ゲート技術の応用で体外に排出されていたのだ。 しかしリリーブや魔力の問題で神経は繋がったまま。それが問題を引き起こしていた。 魔力タンクの容量が、内部にある聖水を超えているなら特段問題はない。しかし今のように、限界を超えているのを無理矢理せき止めているような状態では、それは想像を絶する苦痛を澪に与えていたのだ。 マジカルプラグによる強制排尿禁止はおおよそ1000%までの貯蔵を可能とする。つまりタンク容量が2000万なら、2憶まで溜めることができる。これによって澪はドラゴンを倒すことができたが…… しかし膀胱内に、容量の1000%もの水分を溜めるということ。それがどれだけ辛いかということである。 100%ですらお腹が張って辛いのを、さらに10倍。人智を超えた苦痛がそこにあるはずだ。 だがそれでも、澪に排尿は許されない。そのオシッコが、魔力を生む源である限り。 「ぉしっこ……おしっこ……おねが……です……おしっこ……」 部屋を埋め尽くす澪の膀胱こと魔力タンク。さらに巨大化するだろうそれを別の場所に避難させて、更なる魔力タンク強化に乗り出した。 【合体四天王 降臨】 それから、一週間近い時が経った。 それからプレイヤーはその都度最適と思える強化を澪に施し、徐々に強くなっていく魔界四天王との激戦を制してきた。 それが必要なら魔力タンクを強化し、必要なら封鎖用魔導器を強化し、次元ゲート、魔導器の強化も忘れずに行い…… そしてとうとう四天王すべてを打倒した。あとは魔王だけだと思われたが…… しかし四天王はまだ死んでいなかった。残った総力を結集して合体。超魔獣となって最後の戦いを挑んできたのだ。 その戦闘力は途轍もない域に達した5000億。倒すには努力と時間が要求されるのは間違いない。 もはや体育館をも埋め尽くす域に達した澪の膀胱。そこに更なる水分を投じて、今四天王との決戦が幕を開けた。 「……して……ゆる……して……たすけ……くるしい……よぉ……」 「ぉ……しっこ……」 水嶋 澪 ステータス 最大魔力量(第13段階) 700億 魔力タンク容量(第13段階) 700億ml 現在の膀胱サイズ 体育館級 最大我慢力(マジカルプラグ装備) 1000% セーフティリリーブ閾値(マジカルプラグが吹き飛ぶまで) 1000を超えたあたりから内圧で徐々にプラグが抜け始める。1100まで行くと完全に吹き飛ぶ。 リリーブ回数 1回 最大リリーブ量 320ml 最終リリーブ時間 8日前 【決戦の時 来たる】 戦いは、一週間に及んだ。装備できる最強の魔導器「マジカルタライ」を擁し、可能な限りの強化全てを施して挑んだ決戦にて、なんとか合体四天王を倒すことができた。 そしてとうとうたどり着いた。ゲームの目的である最後のボス、魔王に。 その戦闘力はさすがという他ない10兆。苦労して倒した合体四天王すら足元にも及ばない最強の敵を相手に、戦いの火蓋が切って落とされた。 【死闘決着?】 『たすけて』 『もうやだ』 『おしっこ』 『おしっこしたい』 『おしっこ』 『おしっこ』 『おしっこ』 『おしっこ』 ………… プレイヤーは、ゲームからの通知を打ち切った。一秒の間隔も開けずに送られてくる澪からのSOSも、若干煩わしくなってきていたからだ。 ゲーム内の登場人物とはいえ、ここまで追い詰めるのはかわいそうでもあった。しかしそれが彼の癖である以上、またゲームシステムがそうである以上やむを得ない。 そしてこの通知連打によって、若干だが私生活に支障が出ていることも事実。心を鬼にして今は放置する。 現在の戦況はというと、強化はもう十分なほど行っている。タンクの増強もさることながら、尿道を塞ぐための魔導器もまた強化したのだ。 今回購入した魔導器は「マジカルバルブ」。澪の身体から隔離され、現在は放棄されたダムに設置されている超巨大膀胱に取り付けられた魔導排泄封鎖器具である。 膀胱から延びる澪の尿道。膀胱そのもののサイズと比較すれば遥かに小さいが、それでも内圧によって通常のそれとは一線を画する太さに拡張されたそれ。水道管なみのサイズになったそれを塞ぐための魔導器である。 マジカルなため人体に取り付けても平気なそれを以て、超絶的としか言いようのない澪の尿意を抑えていたのだ。 あとはそこに注ぐ魔力の源、すなわちオシッコをどうするかということだが…… 現在の魔導器は「マジカルタライ」、1タップで320万魔力を溜められる最強装備である。 だが魔王の戦闘力は5000億。残念ながら焼け石に水という他なく、これに打ち勝つための魔力を得るには放置が最適という結論に至ったのだ。 こちらもまた巨大なダムの2割程度にまで肥大化した魔力である。それだけの魔力を使って次元ゲートを強化し、今は秒間で40万魔力が溜まるようになっていた。 魔力と実際の聖水の量の比は1mlにつき1魔力。40万mlすなわち400リットルのオシッコが1秒で増えている計算になる。 この状態でさらに放置を重ねて2週間。とうとう魔王の戦闘力すら凌駕した。 「……ねっ……ぃね……!」 「……し……ね……しね……!」 「しねっ、しね、死ね、死ね死ね死ね死ね死ねぇェェェェェェェ!!!!!!」 長い我慢に疲れ果て、とうとう自我すら保てなくなった澪。お前さえ死ねば、という怨念を込めた一撃が、強大なる魔王を打ち砕いた。 肉体が爆裂し、肉片を辺りに撒き散らせる魔王。戦いは終わった、と誰もが思った。 「……やグ……!はやグ!!ハヤくハヤクハヤくウハヤクハヤクうぅうぅうぅぅう!!!!!!」 「おっ、おぢ、おぢっご、おぢっごおぉぉおぉぉおお!!!!はやグうぅうぅうううう!!!!!」 画面に、その向こうにいるプレイヤーに縋りつき、排泄を懇願する哀れな魔導士。その様への同情と、彼女と同様に我慢してきたことからプレイヤーも、いい加減に解放してあげようとしたその時だった。 画面が暗転し、エマージェンシーコールが流れる。そして次に映し出されたのは……町ひとつをその巨体で埋め尽くすほどに大きな、禍々しいバケモノの姿。 先ほど倒した魔王の、真の姿だった。 そしてその戦闘力は、先の魔王ですら遠く及ばない領域。インフレーションの極致とも言える500兆もの極悪な数値だった。 そして魔王第二形態降臨に伴い、魔導協会からの要請でリリーブが封印された。もはや戦う以外に道はない。 意を決して、プレイヤーはさらなる強化を澪に施す。それしかなかった。 水嶋 澪 ステータス 最大魔力量(第15段階) 6000億 魔力タンク容量(第15段階) 6000億ml 膀胱内容量 12兆ml(尿意2000%) リットル換算 120億リットル 現在の膀胱サイズ 体育館級 最大我慢力(マジカルバルブ装備) 2000% セーフティリリーブ閾値(マジカルバルブが吹き飛ぶまで) 2000を超えたあたりから内圧で徐々にバルブが壊れ始める。2200まで行くと完全に壊れる。 リリーブ回数 1回 最大リリーブ量 860ml 最終リリーブ時間 二週間前 [newpage] 【死闘決着 その後に】 プレイヤーがこのゲームを始めてから、一か月と半分もの時が経った。 澪の膀胱はもはやダムをも埋め尽くすレベルとなり、その内部で渦巻くオシッコたるや測り知れない。 最強装備であるはずのバルブですら吹き飛びかけるほどの内圧と、ダムからすらはみ出すほど巨大な膀胱。 それは澪の力であると共に、最大の弱点でもあった。 膨らみ切った姿を晒す巨大水風船。それの内包する魔力が、魔王に感知されてしまった。 襲い来る無数の魔物たち。魔導士たちによる決死の戦いも虚しく、澪の膀胱は無数の魔物の攻撃を受けてしまう。 「ふぎいいいいぃぃいぃぃいいいいいいっっっっっ!!!?!?!??」 激痛に悶絶する澪。白目を剥き、頭をガリガリと引っかきながらもだえ苦しむ10代の少女。 無理もない。ただそこに在るだけで狂いそうなほどの苦しみをもたらす超巨大オシッコ袋に、敵の攻撃が幾度も幾度もぶつけられているのだから。 涙を流し、何度も何度も絶叫しながらオシッコを懇願する澪。だが、それが与えられることはなく。 徐々に徐々に高まっていく力。それと引き換えに高まる終わりなき苦痛。 魔王の第一形態撃破から2週間。秒間で1万リットルものオシッコが増え続ける地獄がそれだけ続いた後……ついに待ちわびた時がやってきた。 澪の魔力、5600兆。膀胱内容量、5兆6000億リットル。 とうとう魔王をも上回る魔力を、獲得した。 魔物の攻撃によって膀胱が破けないよう重点的に強化し、バルブの補修も欠かさず行い…… 丁寧に、慎重に溜め続けてきたオシッコの生み出す絶大な魔力。そのすべてを、今。      「マジカルパンチ!!」    カッッッッッッ!!!!! もはや喋ることすら叶わない澪。その身体をタップで無理矢理引きずって必殺技を放つプレイヤー。 その生み出した魔力の閃光は、まるで太陽のように鮮烈な輝きを放ち、魔王を本当に打ち滅ぼした。 画面に現れるcongratulation。クリアの証と言えるそれを見届けたならば、することはひとつである。 「…………ねが……ます……ぉねが……す……ぉし……こ……」 「ぉし……こ……し……こ……おし……こ……」 光の宿らぬ瞳で、ぶつぶつと願いをつぶやく澪。その切なる願いを叶えてあげる時が来た。 プレイヤーにとっても、このゲームをプレイした当初からずっと溜めさせ続けてきたもの。もっとたくさんリリーブをさせてもよかったものを、あえてずっとさせずに育ててきたのだ。その解放となれば、高まらずにはいられない。 期待に胸を躍らせながら、プレイヤーはリリーブボタンを押した。瞬間、緩められるマジカルバルブ。 溜まりに溜まり続け、ダムすら凌駕して山のような巨体を晒す澪のオシッコ袋。 その出口を塞ぐ壊れかけのバルブが今、取り外された。 水嶋 澪 ステータス 最大魔力量(第18段階) 200兆 魔力タンク容量(第18段階) 200兆ml 膀胱内容量 5600兆ml (尿意2500%)リットル換算 5兆6000億リットル 現在の膀胱サイズ 超ダム級 最大我慢力(マジカルバルブ改装備) 2500% セーフティリリーブ閾値(マジカルバルブ改が吹き飛ぶまで) 2400を超えたあたりからバルブが壊れ始める。2600にもなると完全に決壊。ダムをも凌駕する超巨大魔力タンクがもし決壊してしまえば……? リリーブ回数 1回 最大リリーブ量 860ml 最終リリーブ時間 一か月半前 じゅどおっっっっっっっ!!!!!!!!! 小山ほどの膀胱、水道管なみの尿道。 そんなものから放たれたオシッコの勢いたるや、ダムの放水口をも破壊するほどだった。 太いとはいえ、ダムの放水口と比べればはるかに小さい澪の排泄孔。しかしそんな狭い孔から解き放たれる超大量のオシッコ、その内圧はとてつもない代物だった。 頑丈なコンクリートの壁をも易々と打ち貫き、触れたものすべてを破壊し尽くす激流。 秒間数千リットルもの超出力で放たれる澪のオシッコは、水道管サイズの尿道をさらに拡張しながらもその勢いを落とすことなく。 大雨にすら負けないほどのスピードで、下流にある川を下っていく。 その暴悪な激流は河川の形をも崩壊させ、その周辺にあるものを薄黄色の濁流で押し流していくのだ。 そして、その放尿の感覚を味わっている澪は…… 「っっっっっあ゛あ゛あああああーーーーーーーーーーーーー!!!!!?!??!?!ふぅっっっっぎいいいぃぃいいっぐううううぅぅうぅううーーーーーーーー!!!!!」 愛用している水色の縞々。そこから白く濁った嬉し蜜をどぷどぷと溢れさせ、一か月半ぶりの放尿快楽を堪能していた。 人の身のままでは味わうことのできない、水道管サイズの尿道からとてつもない勢いの小便を放つ感覚。それは少女の未熟な性経験ではとても受け止めきれるものではなく。 しかしてこれまでの苦痛とはうって異なる、天上に無理矢理突き上げ続けるような超快楽。それに少女の身体が喜んでしまっているのもまた事実である。 尿道が「あちら」にある分、膣から大量の本気汁を噴き出して澪の絶頂オシッコ噴射は続く。 かくして魔王は打ち倒され、プレイヤーはこのゲームをクリアすることと相成った。 もうすでに戦う敵のない澪。あれほどの辛い我慢を味わうことはもうないかと思われたが…… 新バージョン 1.20公開! 新ボスの追加 新魔導器の追加 魔力タンク強化の上限解放 新次元の我慢をぜひお楽しみください!! 送られてきたアップデートの告知。それを見たプレイヤーは、果たして。 澪の戦いはこれからも続いていく。

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