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メイドと呼ばれる人たちがいる。 それは女性の使用人を総称して呼ばれるものであり、古今東西における家事手伝いの代名詞。 その仕事内容は多岐に渡るが、基本的には誰か雇い主の屋敷に住み込んで炊事洗濯掃除などを分担して行うのが主体だろう。 しかしそれはあくまで基本の話であり、雇い主の以降によってはまた違ったものを求められることもある。 例えば常に身の危険が伴う世界にいるならば多少の護身術を。例えば王侯貴族に仕えるならば舞踏会などにおける来客対応などをそれぞれ要求されるだろうし、雇い主が下卑た思考の持ち主ならば夜の世話なども仕事の範疇に入るだろう。 メイドが全盛であった時代には、現代ほどの人権意識はなかったのだから。 雇い主によってある程度左右されうるメイドの仕事。もしもその雇い主が飛び切りの変人であったなら、果たしてそこのお屋敷で働くメイドたちはどうなるのだろうか。 「さて、全員揃ったようなので朝礼を始めます。といってもやることはいつもとそう大差はないから注意点だけ簡潔に伝えるわね」 「みんなも知っているとはおもうけど、昨日は新米をはじめとしてご主人様の前でのお粗相がたいへん目立ちました。これは素晴らしい待遇でもって私たちを雇ってくださっているご主人様に対する、絶大な裏切り行為です。新米は新米だからと甘えることなく、歴が長い者も気を緩めずにやっていきましょう」 「それでは今日の仕事の割り振りを決定します。今日やるべきお仕事は炊事、洗濯、お掃除といった基本的なことに加えて、週に一度のご主人様がお使いになるおトイレを掃除する日です」 「炊事は……新米チームに任せます。洗濯は3,5,7日物が、お掃除は2,4,6日物がそれぞれ行うこととし、おトイレ掃除はこの中で最も熟成期間が長い8日物の……ヘレン、貴女に任せます」 「日中はお屋敷を空けておられることが多いうえ、私たちへのご厚意で基本的には清潔に保たれているおトイレですが、だからといっていい加減なお掃除をしてもいいわけではありません。なので決して気を抜くことなく励むように。それでは今日もご主人様のため、励んでまいりましょう」 新米が、中堅クラスのメイドが主人の前で粗相をしてしまった翌日の朝。日も登らないうちから始まるメイドたちの朝礼にて、週に一度の仕事が割り振られていた。 この屋敷においてメイドたちが主人の許可なく放尿することは禁じられているが、だからといってトイレが無いわけでも使えないわけでもない。 近所の川から引いてきた水による先進的な水洗トイレは、主にこの屋敷の主人や長い「熟成期間」を終えたメイドたちが利用することになっているものだ。 屋敷の主人は言わずもがな。長い熟成期間を終えたメイドというのは、例えば6日物以降の場合、我慢の期間が長いほど雑菌の繁殖や身体的な負担が無視できなくなってくる。それは秘薬の効果があってもなお軽減しきれないものだ。 膀胱の柔軟性を高める秘薬や、特定部位の筋肉疲労を癒す秘薬により膀胱や括約筋を保護しつつ、さらに殺菌効果の高い軟膏を一日に一度尿道口に塗るなど徹底的な対策を取ってはいる。しかしやはりそれだけで完全に防げるようなものでもない。 そのため長い熟成期間を終えた後には、恩賞として一週間程度のお暇がいただけるのだ。それは5日物以下では味わうことのできない、我慢した見返りと言える。 さて、そんなご褒美的な位置づけにあるこのお屋敷のトイレであるが、タイミング次第でこれは絵に描いた餅となってしまうのは言うまでもない。 (……きっと言われるだろうとは思っていましたが、やっぱり気が進みませんね……) 指名されたベテランメイドの一人、ヘレン。彼女はこの屋敷に於いて4番目に長い在職歴を持ち、我慢する能力もそれ相応に高い優秀なメイドである。 この屋敷における「熟成」の期間は各々の在職期間に応じて決められており、基本的に長く勤めている者ほど長い熟成期間を命じられることが多い。それは先の秘薬を長く服用してきた結果、膀胱容量などが常人の比ではないほど鍛えられていることによる。 この鍛え方が未熟な新米に長い熟成期間を命じたとして耐えられるはずもないし、身体への悪影響も無視できない。なので在職期間に応じた熟成期間となるのだ。 大まかな目安として、メイド歴一年につき熟成期間が一日延びるというような塩梅となる。 そしてヘレンのメイド歴は8年目。彼女の身体にとって限界ギリギリの、8日物の尿意が妊婦以上に膨らんだお腹の中で波打つ。 一歩を踏み出すごとにだぽん、と揺れる超重量の膀胱。そんなものを抱えつつ、トイレ掃除を行うのだ。 (とはいえ、やるしかないことに変わりはありません。おトイレ掃除も別に初めてというわけではないのですし、きっと大丈夫です) そう自分を鼓舞しながらトイレへと向かっていくヘレン。だが彼女は知らない。 彼女が以前行ったトイレ掃除。7日物の尿意を抱えた状態で行ったそれと、そこからさらに一日長く我慢した状態で行うそれとで、全く難度が異なるものであることを。 _____________ 「さ、それでは始めましょうか。まずは床のお掃除から……」 掃除用具を手にトイレへとやってきたヘレン。そんな彼女を出迎えたのは白い陶器でできた便座と、その下を流れる小川のせせらぎ。 川から引いてきた水路によるその音色はなんとも甘く切なく巨大な膀胱を打ち貫く。 きゅうん、収縮する膀胱から伝わるイケナイ感覚に、鍛え上げられた彼女もあえなく内股を晒してしまう。 「………………っ!!?」 (こ、れは……!?前よりずっと、つら……っ!) それはこれまで長く勤めあげてきた彼女の自身を粉々に打ち砕いた。これまでの経験が役に立たないほど、ただ水音を聞いただけの身体がそれを求めてしまう。 それでもなお掃除を続けようとモップを手に床を擦るが、その動きもまた膀胱を揺らし、激痛が走る。 これまで経験したことのない事態に戸惑うヘレン。なぜ今まで苦労したことがないのに今回だけこうなるのか。 それは彼女自身の才能の限界にあった。 彼女はこれまで秘薬の効果により、常人を遥か上回る膀胱容量と括約筋の力を獲得してきた。それは一年の歳月を重ねるごとに、まる一日かけて溜まるオシッコをしっかり溜め込んでおけるほどの拡張率だったのだ。 だが薬の効果によって高められた我慢能力も、当然ながら無制限ではない。普通の人間がそうであるように、個人差はどうしても存在してしまう。 1ℓ我慢できるような「貴婦人」と、300mlですら耐えかねる頻尿がいるように、この屋敷のメイドたちにもそうしたものはあるのだ。 (ま、ずい……!?これは、ほんと、にぃ……!) つまるところ彼女の膀胱は、7日物レベルからそれ以上大きくなることはないようなものだったのだ。これは秘薬の効果があってもなお越えがたい才能の限界である。 普通にしている分には慣れと鍛え上げられた括約筋でなんとかなっていた。しかしそれはただ彼女自身の欲求を内に押し込んでいただけに過ぎない。 もうこれ以上大きくならない膀胱の、7日物が限界な膀胱の、挙げ続けてきた悲鳴を押し込んできた。そのツケが今、トイレという場所に来たことで剥きだされてしまったのだ。 「…………ッコ、でる……っ、ォシッコ……!オシッコ、でるゥ……!」 特殊な決まりごとに支配されたこの屋敷に長く居たことで、それを表にしないことが当たり前となっていた。押し込め続けてきた「オシッコしたい」。それが今、トイレという場所に来たことで我慢ができなくなっていた。 白い陶器でできたそれ。まっとうな文化人であれば誰もがここですることを想起するだろうそれ。すること以外想像する余地がないそれ。 その姿はなんとも切なく激しく、我慢限界の超巨大膀胱を揺さぶっていた。 そして彼女の身体もそれに呼応し、ここでしたいここでしたいと必死の叫びを上げている。 溜まった老廃物を排泄するという、生物として当然の摂理に8日間も抗い続けてきた不自然な行為。その限界がいよいよもってやってこようとしているのだ。 「…………っひ、はひ、はひっ……!」 芋虫のように床に這いつくばり、両手できつくきつく股間を押さえつける。もはや掃除どころではなく、全身全霊を尿意の我慢に振り向けていた。 『おや……大丈夫かい、ヘレン?掃除の手が止まっているようだが、何かあったのかな?』 そんな折、彼女に声がかけられた。それは用を足そうと現れた、彼女が仕えるべき主人の声。 我慢に必死でノックの音すら聞くことができず、いつの間にか現れた主人に肩を叩かれた瞬間、その肩はびくんと跳ね上がり…… しゅっ!!しゅしゅしゅしゅううっ!!!! 驚いた拍子、盛大に先走りを溢れさせてしまう。 下着を突き抜けて噴き出したそれはスカートを侵食し、床にまでくっきりと痕跡を残すほど大量だった。だが、彼女のお腹にあるものと比べるならほんの一つまみ程度にしか過ぎないのは明らかだ。まだまだ収まりの利かない尿意を抱えてながら、それでもヘレンは立ち上がり、懸命に主人へ返事を返す。 「もっ、もうひわッケ、ありまひぇっ……ありませんっ!す、すぐおしっ……おしっこ、いえちがっ、おしっ、おしょうじ、いたしますっ、のでっ……!」 『そう慌てることはないよ。君が何を求めているかはよくわかったからね。なので……』 『今ここで見せてくれたまえ。君が望む通りのことを、今私の前ですることを許そう』 そんな彼女の懸命さに心打たれてか、あるいは自分の嗜好を満たすためか、主人はそんな彼女に「する」許可を出した。 当然目の前でするという条件付きではあるが、それでもこのつらい尿意から解き放たれるのなら。ヘレンは乱暴に下着を剥ぎ取り、すぐさま美尻を便座に叩きつける。 びたん、瑞々しい音と共に席に着くやいなや、2つ3つ壁を隔てた先の部屋にまで響くほどの爆音がトイレ中に響き渡った。 びッッッッッッッしィッッッッ!!!!!っっっっっしゅゥウウウウゥゥウウウウウウウウウーーーーーーーーーー!!!!!びゅじゅじゅぢぢぢぢっっっ!!!!ばじゅうびじじじじじじじじいいいいいーーーーーー!!!! 「~~~~っっ、クはぁっ!?はぁっ……!!!?」 それはもはや、とても人間が放つ小便の勢いではなかった。否、それどころか人間より身体の大きな動物ですらこれほどの勢いで放水したりはしないだろう。 馬でも、牛でも、象でも。地球上に遍くどんな動物より強く激しく放たれる爆尿は便器になど到底収まらず、間近で見ようとしていた主人の顔を直撃して押しのけ、壁へとぶちまけられる。 人一人を押しのけるほどの絶大な水圧は、石造りの壁にすら穴を穿ちそうなほどだった。 『……これは凄まじいものだね。これほどの勢いのものを浴びた記憶はここしばらく無いな……8日物にまで熟成が進んだものはたいてい晩酌のお供にしてしまっていたが、今度はシャワーにしてみるのも悪くない』 「ひあっ……!?あっ、あぁっ……!!」 『声が漏れてしまっているね、よほど気持ちがいいようだ。だいたい17~8リットル相当だろうか?それを放っているのだから無理もない』 『尿道口もぱっくりと広がって、指の二本程度なら入ってしまいそうだ。本来なら数ミリ程度の径しかないのをここまで拡張するだけの水圧が突き抜けては、その感覚を制御するのは難しいだろうね』 びくんびくんと身体をのたうたせ、激しい水流をあちらこちらに噴き飛ばしていくヘレン。その顔を主人は優しく抱き寄せ、愛おしげに頭を撫でる。 よくここまで頑張ったというように、絶頂に蕩けるメイドを労わる。 『もっと君の頑張りを見せてくれたまえ、ヘレン。君の音、色、におい、そして……』 おもむろに主人はヘレンの尿線に手を伸ばし、噴き出し続けるそれの勢いをその身でもって味わう。 手のひらを打ち貫かんばかりの勢いで当たる爆尿の感触を、主人はいつまでも味わい続けていた。 時折手に着いたオシッコを舐めとり、その味を吟味したりもした。 部屋中に充満するむわりとしたオシッコ臭を肺に満たしたりもした。 随分出したとはいえまだまだぽっこりと膨らむ膀胱を、優しく撫でて感触を楽しんだりもした。 ありとあらゆる方法でヘレンのオシッコを堪能しようと試みる主人。2人の「お楽しみ」は、それからおよそ30分近くも続くのだった。 ___________________ それから数時間が経った館の午後。 主人はその後、数十に及ぶ絶頂と放尿の余韻で気を失ったヘレンの介護とオシッコまみれになったトイレの掃除、そして同じくオシッコまみれになった自身の後始末をメイド達に命じた。 それによって朝方に行われたヘレンの大解放の後始末はつつがなく終わったが、それが主人に与えた影響は大きかった。 普段は基本的に見たり聴いたりすることを好み、あまり浴びたりするようなことはなかった。しかし今日、偶発的とはいえあの熱いほとばしりをこの身で受けた時、これまでとはまた違った充足感がこみ上げてきたのだ。 『……ふむ、この身体そのものであの子らの頑張りを受け止める、か。それもまた一興ならば……』 『それならば、次はもっと盛大な催しを開いてみようか。あの子らの努力を、瑞々しきほとばしりを、もっとよくこの身で味わうためにね』 自室で紅茶を飲みながら、メイドたちの名簿に目を通す主人。中でも赤いペンでチェックが付けられていたのは、館の中でも指折りのベテランメイドの名前。 ヘレンよりもさらに歴の長いベテランメイドにして、10日物になりうる資格を持つ者たち。 晩酌のお供をさせたがため、現時点ではまだ熟成が足りていないが……彼女らの熟成が再び進んだ時に待ち受けるものとは。 忍耐強いベテランメイドたちに与える指令をどうするか、胸躍らせながら館の主人は名簿とのにらめっこを続けるのだった。

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