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「あっつ~……」


 小学校最後の夏休み。

 『僕』こと『ノリユキ』は蒸し暑い部屋で、セミの声を聞きながら必死に宿題をやっていた。

 今日は親が出かけていて留守の日。

 そうなると、本来なら宿題なんてやらずに遊んでいて当然なんだけど―――。


「ほら、サボってたら終わらないですよ~? ふぁいとふぁいと!」


「それはわかってるんだけどさ~…………」


 ―――幼馴染である『優姫』の提案で2人でやることになってしまっていた。

 2人で僕の部屋での勉強会と言うか、座卓を囲んで宿題会?

 まだまだ夏休みには余裕があるけど、ほとんど手付かずだったそれをうんざりしながら進める僕。

 どうにもやる気の出ないでいる僕を、優姫は可愛い笑顔で応援してくれる。


「…………」


 可愛い、本当に可愛いと思う優姫の笑顔をチラッと見る。

 彼女はふわっとした綺麗な長い黒髪を二つ縛りにして前に垂らしている。

 目が悪いみたいで前々からメガネをかけていて、少し地味な印象はあるんだけど僕は彼女がすっごく可愛いことを知っている。 

 そんな優姫は本が好きで僕よりも勉強が出来るので、既に宿題はほとんど終わっていてそれを写させてくれれば良いんだけど―――。


「自分でやらないと意味ないんだよ?」


 ―――なんて真面目な顔で当たり前のことを言ってくるのでやるしかない感じになっていた。

 優姫は僕にアドバイスをくれながら一緒に自分は自分の宿題以外の勉強をやっている。

 そんな広くない座卓は2人の勉強道具でいっぱいだ。


「ふー……あっつ……」


 宿題に行き詰った僕は一息ついて額にかいた汗を拭う。

 部屋にエアコンはあるんだけど、優姫が「エアコンは身体に悪いし環境に良くないんだよ?」なんて言うから2人とも薄着と扇風機で凌いでいる状態。

 僕は半袖半ズボンで、優姫もまた薄着で―――。


「あ、ノリユキくん、そこ間違えてるよ? ほら……♥」


 ”むにゅ♥”


「っ! ぁ、そ、そう、えっと、ここ……?」


 ―――おっぱいを僕の腕に押し当ててくる。

 優姫のおっぱいは最近大きくなってきているみたいなんだけど、本人は気にしてないみたいで凄く無防備に接してくる。

 今も僕の腕におっぱいを押し当てて―――キャミソール、って言うんだっけ? その胸元からクラスでも間違いなく一番大きなそれがチラチラ見えちゃっている。


「そこじゃなくて…………こーこ♥」


「ぁ……!」


 優姫が手を伸ばして身体を前のめりにすると、服との隙間が広がっておっぱいの先っぽまで見えちゃった。

 咄嗟に僕は顔を逸らすんだけど、優姫は全然気づいてない。


「…………」


「ほら、ここの途中から間違ってるから、ね?」


 いつも通りのほんわかとした雰囲気の優姫。

 そんな彼女のおっぱいをついつい、ついつい見てしまう。

 見ちゃダメなのはわかってるんだけど、膨らんだおっぱい、少し汗ばんでいるそこをジッと見つめてしまう。


「えっと、じゃ、じゃあ、こっちは、どう、するの?」


「ぁ、こっち? こっちはね、えっと……」


 親切で僕に勉強を教えてくれている優姫の気持ちを踏みにじる様に、別に気になってもいないのに質問をして、その間におっぱいを見る。

 優姫が丁寧に説明してくれているのをロクに聞きもしないで、チラチラ見えるおっぱい、乳首にばっかりに興味がいっている。


「………………(優姫、すっご、おっぱい大きすぎ、だよ、これ)」


 友達と見たエッチな本のお姉さんたちの方が大きいのは大きいんだけど、優姫のおっぱいの方がすっごくエッチな気がしている。

 興奮が凄くて、おちんちんが勃起して痛いくらい。

 そんな状態でジッとおっぱいばっかりを見ていれば―――。


「ノリユキくん、聞いてる? 大丈夫? 顔赤いけど……暑かった? それとも風邪?」


「ぇ!? あ、い、いや、な、ぇ……ぁ!」


 ―――優姫は心配そうに僕に声をかけてくれる。

 僕がおっぱいばっかり見ていたことなんて気が付かずに、熱を測る様に優姫は額と額をくっつけてきた。

 その時にも僕はまたおっぱいを見てしまう。


「……っ……!(見えてる! 見えてるって優姫!)」


 ハッキリ見える乳首に興奮して、鼻息を荒くしていく。


「ん~……熱はなさそうだけど……大丈夫?」


「だ、大丈夫、だって……っ」


 熱を測った優姫はそれでも心配そうにして僕に寄り添うように密着してくる。

 腕に”ぽよん♥”と当たるおっぱいの柔らかさに興奮しながらも、それを誤魔化す様に宿題に取り掛かる。

 もちろん集中なんかできないし、優姫は「がんばれ~♥」なんて応援してくれながらも僕の腕に抱き着くようにおっぱいを押し当ててくる。

 

「…………!」


 柔らかいその感触にドキドキ、ビクビクしながらもシャーペンを走らせる。

 もう、問題の意味もわからずただただ空欄を埋めているような状況。


「っ! ゆ、優姫……少し、暑い、んだけど……」


 暴走しているような状況で、もうこれ以上ないほどにおちんちんが勃起している。

 このままだと色々とまずい、我慢出来ないって感じたので優姫に離れるようにお願いした。

 腕に”むにゅっ♥”と当たるおっぱいも、そうだし、優姫の甘いイイ匂いが頭をクラクラさせている。

 だから離れてとお願いしたんだけど―――。


「や~だ♥ あは♥」


 ”むぎゅっ♥”


「っ!?!?」


 ―――優姫はおふざけしているようでさっきまでより強く抱き着いてきた。

 それはおっぱいがさっきまで以上に強く押しあてられているってことで、もう色々と限界。

 限界というか、限界を通り越した。

 気づけば僕は―――。


「はぁはぁあ……はぁ……はぁ……」


「ぁ……ノリユキ、くん?」


 ―――優姫を押し倒していた。

 押し倒しして、しまって、いた。


「ぁ……っ……」


「えっと、その、の、ノリユキ、くん、えっと……」


 お互いに汗ばんで、お互いに吐く息は熱い。

 セミの鳴き声が妙にしっかり聞こえる。

 そんな中で、優姫を押し倒してしまう。


「はぁはぁ……はぁあ……」


 押し倒したは良いんだけど、その先がわからない。

 エッチな本は読んだことあるし、何となくはわかっているんだけど、どうしたら良いかわからない。

 わからないし―――。


 『優姫が泣いたりしないか?』


 『嫌われたりしないか?』


 『お父さんとお母さんに言われたらどうしよう……』


 ―――って考えも浮かんでは消える。

 それだけじゃなくて、今はまるで関係ない友達との遊ぶ約束、お母さんが朝出かける前に言っていたこと、やりかけのゲームのこと、そんな色々が頭の中を駆け巡る。

 ハッキリ言って混乱して固まっている僕。

 優姫を咄嗟に押し倒したは良いけど、何も出来ないでいる僕に彼女は―――。


「……………………い、いいよ♥ ノリユキくんが、したい、なら……♥」


「!!!」


 ―――目線を反らしながら恥ずかしそうにそう告げて来た。


「っ……!(ぃ、いいって、それ、いいってこと、だよね? イイって言うんだから、それは、えっと、イイんだよ、ね?)」


 その言葉にむしろ僕の混乱は加速。

 優姫のまさかの言葉を耳で聞いて、理解しながらも理解出来ない。

 理解出来ない僕。

 その僕の前で、恥ずかしそうにした優姫は―――。


「えっと……ノリユキくんは……おっぱい、触ったりは、その、したい、のかな?」


「!」


 ―――そう聞いてきた。

 その言葉に僕は咄嗟に頷く。頷いてしまう。

 さっきからずっと気になっていた優姫のおっぱい。

 クラスで間違いなく一番大きなサイズ。

 それを触りたいかなんて聞かれたら、即座に頷いてしまう。


「ぁ……」


 頷いてから、幼馴染相手にこんなことしたらダメだ! って理性が働く。

 ずっと、もっと小さい頃から一緒に育って仲良くしてきた優姫。

 その優姫のおっぱいを触りたいなんて言ったらダメ、直ぐでも謝ろうとしていたのに―――。


「ぃ……痛くしないなら……いいよ? うん…………ノリユキくん、なら……♥」


「ぁ……ぁ……!」


 ―――顔を真っ赤にしながら彼女はキャミソールを捲り上げておっぱいを見せて来た。


 ”ぷるんっ♥”

 

 そんな音が聞こえてきそうなおっぱい。

 それを見て、もう理性なんてどっか飛んでいってしまった。


「ぅわ、うわ……すっげ、優姫のおっぱい、柔らかい……すげ……」


「ぁ……んっ♥ んんっ♥ ぁああ……ん♥」


「もちもち、してるし、すげ……」


 気づけば優姫のおっぱいを揉んでいた。

 彼女に体重をかけるようにして跨って、両手でそのおっぱいを揉む。


 ”ふにゅ♥ むにゅ♥ むにぃ♥”


「ぁ……っ♥ ん♥ んんっ♥」


 なるべく力は籠めないようにしているけど、柔らかくて気持ちの良いおっぱいを揉む手にはついつい力が入ってしまう。

 それに柔らかいだけじゃなくて、気になっているのは乳首。


「…………(勃起、っていうんだよな、乳首も確か。勃起、してる優姫の乳首、僕のおちんちん、と一緒? 一緒?)」


「はぁはぁあ……♥」


 ”ピン♥”と勃起したピンク色の乳首。

 そこにもしっかり触れてみたい。

 だけど、勝手に触って良いのか少しだけ悩む。

 悩んでいると―――。


「……触りたいなら、その、えっと……ち、乳首も、触って、いいよ? ぁ! でも、でもでも! 抓ったり……しちゃダメだからね? 痛いから……」


「っ」


 ―――触って良いと言ってくれた。

 その言葉に従って、優姫の乳首を摘まむ。


 ”きゅっ♥”


「んっ! ぁっぁ♥ ん♥」


 乳首を摘まんだ瞬間に優姫は身体をビクっと震わせた。

 それに驚いて指を離しちゃったんだけど、優姫は「大丈夫、だから……」と言ってくれた。

 大丈夫というなら、遠慮なくという気持ちでおっぱいを揉んで、乳首も摘まむ。

 力を入れ過ぎないようにだけ気を付けて手を動かす。


 ”むにゅっ♥ こりこりっ♥ もにゅ♥”


「はっぁ♥ ぁ♥ んっ♥ んんっぅ♥」


 僕の手の動きに合わせて優姫はエロい声を出していく。

 それが、多分だけど『気持ち良い』んだってことは、わかる。

 そして、それが何か嬉しくて楽しくてドキドキする。

 僕の手で優姫が気持ち良くなってくれていることが嬉しくて―――。


 ”むにゅっ♥ むに♥”


 ”きゅっ♥ こりこり♥”


「ぁ♥ はっぁ♥ ぁぁあぁあ♥ ノリユキ、くんっ♥ っぁぁああ♥」


 ―――どんどんのめり込むように揉んでしまう。

 普段は大人しくて、優しくて真面目な優姫がエッチな声を出すことに興奮してしまう。

 そして、しばらく揉んでいると優姫が「ノリユキくんの……その、おちんちん……おっきくなってる……♥」って僕の股間を見て呟いた。


「ぁ……」


 そこで勃起していたことを思い出したって言うか、再認識。

 さっきまではおっぱいに夢中で忘れてたけど、痛いくらいにおちんちんは勃起している。

 それを優姫の言葉で思い出して、咄嗟におっぱいを揉む手を止める。


「えっと、ぁ……」


 夢中でおっぱいを揉んでいた時は良かったけど、一度止まると混乱してあわあわしてしまう。

 そんな僕に対して優姫は「苦しそうだし、脱いだら?」そうアドバイスをしてくれた。

 おちんちんを見せるのは少し恥ずかしいけどそれに頷いて、一度立ち上がると半ズボンも、パンツも脱いでいく。

 服を脱いだことで少し涼しくなったけど、まだまだ頭も身体も熱い。

 何よりもおちんちんが熱くて熱くて辛いくらい。

 優姫の目の前で勃起した、その熱いおちんちんを見せる。


「…………ぉ、おっきい、ね……♥」


「……ん……ぅん……」


 身体を起こした優姫。

 僕は立っているけど、優姫は座っているので彼女の目の前におちんちんがある形になっている。

 それが恥ずかしくもあるんだけど、勃起は全然おさまらない。

 優姫におちんちんを見せながら時間が止まったようにフリーズしてしまう。


「……ぅ……えっと……っ……」


 この先にすることと言うか、セックスの存在くらい僕は知っている。

 知っているんだけど、優姫はそれを知っているのか? ということを考える。

 さっきの優姫の「いいよ?」はあくまでもおっぱいを揉むことだけって可能性は?

 そう考える。

 優姫が下ネタを言っているのを聞いたことない。

 だから、優姫はこの先のことを知っているのか? って不安はある。


「…………ゆ、優姫、あの、さ……セックスって、その知ってる?」


「ぇ? …………ぁ…………っ♥」


 躊躇しながら、言葉を選びながらかけた僕の声に優姫は小さく頷いた。


「一応。授業で……その、習った、から……♥」


 恥ずかしいのか顔を逸らしながら答える優姫。

 

「い、今から、それ……するんだけど…………大、丈夫?」


「…………っ」


 ドキドキする。

 心臓がドキドキ音を立てている。

 自分で言ってしまった。

 優姫に「今からセックスをする」なんて言ってしまった。

 言ってから後悔もあるんだけど、それよりも何よりも興奮して興奮して止まらない。

 喉が渇いていく感覚に震える僕の前で、優姫は無言で下も脱いでいく。

 顔は真っ赤で恥ずかしいのはわかるけど、それでも優姫は脱いでくれた。


「し、したいなら、その、ぃ、いいけど……あの、その……ベッドで…………お願い、します」


「っぁ、う、うん、ベッド、うん、そ、そこ! 寝てっ……」


 全裸になった優姫に応えるように僕もシャツを脱いで全裸。

 開けた窓からセミの声が聞こえる。

 少し遠くで車が走る音が聞こえる中で、優姫はベッドに腰かけてそして仰向けに寝た。

 

「はぁはぁ……」


 それを追って僕もベッドに上がるんだけど、そこでどうしたら良いかわからず固まってしまう。

 何をするかはエッチな漫画では見た、知っている。

 僕のおちんちんを、優姫のおまんこに挿れれば良いんだけど、それがどうすれば良いのかわからない。


「…………」


 一度固まってしまうと、頭の中には色々な考えがまた溢れていく。

 その中には『こんなことして良いの? 僕まだ子供なのに』って考えも混じる。

 何よりも、優姫が「いい」って言ってくれてるからってこんなこと、間違ってるんじゃないのかって不安がある。

 あるんだけど―――。


「えっと、その、こ、ここに、おちんちん、挿れるんだよ、ね? 授業で、その、えっち、ち、膣って言ってたけど……♥」


「っぁ……! ぁ……」


 ―――それを吹き飛ばす様に優姫が自分から足を広げてくれた。

 そこにあるのは初めて生で見るおまんこ。

 それに目を奪われてしまう。


「優姫……優姫、ぃ……!」


「乱暴にはしないで、ね……? あ……っ♥」


 頭が熱いし、おちんちんはビクビク震えっぱなしになっている。

 興奮に鼻息を荒くしながら、おちんちんを片手で握るとそれを優姫のおまんこに押し当てていく。


「っ……こ、ここ? ん……! あれ……! 入らな、っ……!」


「……っ……♥ ん……♥」


 興奮と混乱で訳わからないままに、蒸し暑い部屋の中で優姫のおまんこにおちんちんを押し当てる。

 どうにか挿入しようとするけど上手く行かずに”ぬるぬる♥”と擦るばっかりになってしまう。

 それでも必死に挿入しようとしていくと、くすぐったかったのか優姫が少し腰の位置をずらした。

 その瞬間―――。


 ”ぬちゅ♥”


 ”ぬぷぷ♥”


「ぅっぁ! ぁ……! ぁ……! 入っ……ぁ!」


「ん……ぁあ……♥ ん……ノリユキ、く……ぁ♥」


 ―――僕のおちんちんが抵抗なく優姫のおまんこの中に挿入されていった。

 おちんちんを優しく締め付ける柔らかいおまんこの気持ち良さに頭の中が何も考えられなくなる。

 本当なら優姫を気遣ってあげなくちゃいけないのに、僕は―――。


「はぁはぁ! 優姫……! 優姫! 優姫ぃ……!」


「んっぁあ♥ ぁ♥ そんな、ぁ♥ ん……♥ ノリユキく、んっ♥ っぁあああ♥」


 ―――慣れない動きでぎこちないけど必死に腰を振ってしまう。

 ベッドを軋ませてどんどん汗を流しながら、気持ち良くて、興奮して思うままに腰を振る。


「はぁはぁ♥ ぁ♥ ノリユキくんっ♥ ぁ♥ んっぁ♥ っぁああ♥」


 優姫の甘い声を聞きながら、蒸し暑い部屋でのエッチ。

 遠くで救急車のサイレンがなっているのをぼんやり認識しながらピストン。

 片手で優姫のおっぱいを揉んで、乱暴に掴んだりもしてしまう。


「つっぅ! ぃ、いたぃ……っ♥ ぁ♥ んんっ♥」


 優姫が「痛い」って言ってるから止めなきゃいけないのに、おっぱいを強く揉む。

 汗ばんだ肌、しっとりしたような気持ち良い感覚。

 柔らかいおっぱいを強く掴んで激しく腰を振る。


 ”ぬっちゅ♥ ぬっちゅ♥”


「はぁはぁ! はぁあ! はぁ! 優姫……!」


 自分でもどうやっているのかわからない。

 どんな風に腰を振っているのかはわかならない。

 ベッドを軋ませて、汗を流しながら腰を振る。

 僕が腰を振るたびに、優姫のおっぱい、揉んでいない方のおっぱいが”ぷるん♥ ぷるん♥”と揺れていく。

 そのエロさに生唾を飲んで、またおっぱいを強く揉んで腰を振る。


「の、っ、ノリユキく、んっ♥ は、激しい、ぃ♥ ぁ♥ ぁぁあ♥ んんっ♥」


 優姫が感じてくれている。

 僕のおちんちんを締め付けるようにおまんこを反応させてくれている。

 それが嬉しいし気持ち良いしでもう止まらない。

 

「優姫! ゆ、ぅき……! はぁ! はぁあ! 優姫っ……!」


 何を言っていいのかも分からないのでただただ名前を呼ぶ。

 泣いてさえいるような気が自分でする中で必死に優姫の名前を呼んで腰を振って、そして―――。


「ぁ……! ぁ! ぁああ! あ、出るっ……! ぁ! っ! ぁぁあああ!」


 ”びゅるっ……びゅるるる!”


 ―――射精してしまう。

 別に射精自体は初めてじゃない。

 オナニーくらいしたことある。

 あるんだけど、自分の手でしたオナニーとはまるで違う気持ち良さ。

 腰から下が溶けちゃったような感覚のまま射精して優姫にのしかかる様にしてしまう。


「ふぎゅっ!? ん……の、ノリユキ、くん?」


「はぁはぁ……はぁ……はぁ……はぁあ……はぁ……」


 細くて小柄な優姫を潰してしまっているけど、身体を動かせない。

 おちんちんはおまんこに入ったまま。

 息を整えるというか呼吸するだけで精一杯な状況で身体をガクガク震わせてしまう。

 

「…………ノリユキくん……♥」


「はぁはぁ……はぁあ……」


 優姫の手が優しく僕の汗だくの背中を撫でていく。

 その刺激にゾクゾクしているとき、彼女が囁いてきた。


「…………好き♥」


「!!」


 優姫からの「好き」と言う言葉。

 それは幼馴染として、だとか友達としてじゃないのはわかる。

 この状況でそれがわからないほど僕はバカじゃない、つもり。

 だけど、優姫のことは好きだけどそれが『女の子として好き』かって言うとそこはまだはっきり言えない部分もあった。

 あったんだけど、もうこれだけのことしてしまった以上、ここでウダウダも言ってられないのは確かだった。


「はぁ……はぁ……っ、ふぅ……僕も……好、好き、だよ……」


 息を整えながらそう告げた。

 僕のその言葉に優姫は喜んでくれて、ギュッと抱きしめてくれたんだ。

 そして、その後に初めてのキスをした。

 優姫はキスが好きみたいで何回も何回もキスをしてきた。

 僕もそれに応えていった。

 初めてのエッチはそんな感じで終わった。

 ぐっちゃぐちゃになったベッドの布団をどうしようかとか、色々あったけど思い出残る夏休みになった。

 それから僕と優姫は一応恋人……みたいな関係になったんだけど、エッチは夏休みから小学校卒業まで5回しかしなかった。

 優姫のことは好きだけど、幼馴染で友達と言う関係をこれ以上崩したくもなかった。

 時々、優姫からエッチの誘い? なのかなって思う事もあったけど「真面目で恥ずかしがり屋の優姫がそんなことはしない」そう言い聞かしてあえてスルーしたりしていた。

 キスは、その分した、と思う。

 こっそりと学校の行きかえりにしたり、お互いの家でしたり、した。

 デートもたまに、2人で出かける程度だけどした。

 そして、そんな数か月を過ごしてから僕と優姫は同じ中学校に進学したんだ。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ―――。


 ―――――――。


「おはよ、ノリユキくん♥」


「ん、はよ」


 中学校に進学して数か月。

 今も僕と優姫は一緒に登校する。

 小学校時代と変わらない日常だ。

 最近は部活とか委員会があって一緒に下校や、お互いの家の行き来は少し減っていたけど朝だけは並んで登校するのが日課だ。

 これから学校に行くので、当たり前だけどお互いに制服。

 優姫はセーラー服姿で、それが大人しい見た目―――二つ縛りにした髪とメガネにすっごくに似合っているように見えた。

 見えたんだけど、前から大きかったけど中学生になってから更に大きくなったおっぱいがセーラー服を持ち上げていてなんかエロい。

 優姫は清楚で地味系なんだけど、そのおっぱいの大きさはクラスでも話題になったりするほどだった。


「あ、小テストあるけど……テスト勉強は大丈夫そう?」

 

「ん……ん~、まぁ、うん、ダメってほどじゃない、かな……優姫が勉強見てくれたし」


 並んで歩きながら何でもない会話をしていく。

 チラッと視線を優姫のおっぱいに向けると、歩く度に”たっぷ♥ たっぷ♥”と揺れている。

 クラスの男子が噂している優姫のおっぱい。

 それを揉んだことも舐めたこともあるのは少し優越感だったりする。

 それを考えると少しムラムラする気持ちになるけど必死にそれを頭から追い出そうとする。

 するんだけど―――。


「……っ♥ あ、あの、ノリユキくん……♥ 土曜日は、その、で、デート、しませんか?」


「っ!」


 ―――優姫が恥ずかしそうに身体を寄せてから小声でそんなことを言ってきた。

 そのトーンはただのデートじゃない。

 そう、セックス込みのデートの提案。

 こんな朝っぱらから何言ってるんだよ、って言いたい気持ちもあるけど僕はそれに小さく頷く。

 僕だって優姫とエッチはしたい。

 小学校の頃は全部で6回しかしてなかったんだけど、中学生なってからは頻繁にエッチをしている。

 優姫からの控えめなお誘いが多くてそれに乗る形だけど、どんどんのめり込んでいる自分がいるのはわかっている。

 優姫とのエッチは凄く気持ち良い。

 ただ気持ち良いだけじゃなくて、最近優姫はどんどんエロくなっている。

 エロくて可愛くて、おっぱい大きな彼女なんて最高! そう思う気持ちもあるかも知れないけど、それよりもずっと子供の頃から知っているはずの幼馴染が変わってしまっているのが不安だった。

 不安だけど、ずっと変わらないままでもいられないのも分かっていた。


「うん、デートしよっか……えっと、10時に優姫の家に迎えに行くよ」


 まだ想像できないけど、僕は優姫と結婚するのかな? そんなことを考えながらデートの提案に頷いて見せた。

 それに優姫はいつもと変わらない笑みを見せてくれたんだけど―――。


「ん? 優姫、首元のそれ……虫刺され? 赤くなってるよ」


「っ! ぁ、う、うん、寝てるときに……刺されちゃったの、かな?」


 ―――彼女の首元の赤い痕を指摘した時はビクと震えて自分の首を片手で隠すように抑えた。

 少しだけ違和感? っていうか、妙な反応だなぁとは思いつつも、頭の中では週末のデート、つまりはエッチへと意識が行っていた。

 優姫とのエッチは気持ち良いんだけど、幼馴染で友達という関係から恋人……に一応なって、こんな感じで良いのかな? って不安がある。

 不安があるんだけど結局は僕もエッチはしたいんだ。

 普段は真面目で控えめな優姫がエッチの時に見せる顔はドキドキする。

 子供の頃から知っている彼女のそのエッチな顔とのギャップにまだ戸惑う事はあるけど興奮もする。

 それに、どんどん大きくなって来ているおっぱいも……当然興奮するしエロいと感じる。

 感じるんだけど、やっぱり子供の頃一緒にお風呂入ったりしていた頃の記憶が被ってしまうこともある。

 そして、その懐かしい記憶を押し流すくらいに優姫とのエッチは気持ち良くて魅力的だった。



 ―――。


 ――――――。


「ん……♥ ぁ♥ れろぉ♥ んん♥ ノリユキ、くん、どう、かな? えへへ♥ パイズリ、上手にできてる?」


 ”むにゅっ♥ たぷっ♥ むにゅ♥”


「ぅっぁ……上手って言うか、ぁ! 気持ち良すぎて、っ……優姫、どこで、こんな……っ!」


 週末。僕の部屋で優姫とエッチをしている。

 最初はデートをしてからって話だったんだけど、優姫に流されて朝からエッチをしてしまっている。

 両親はそれぞれ仕事で、家には僕しかいないので好きに声を出して良く。

 今はベッドに腰かけた僕に対して、優姫がパイズリをしてくれている。

 大きくて柔らかいおっぱいで挟み込まれる気持ち良さにおちんちんをビクビクさせてカウパーを漏らしていく。


「ん♥ ぁ♥ どこでって……ん、ノリユキくんのためにお勉強、したんだよ? ほら……ふふ♥」


 ”ふに♥ むにゅぅ♥”


「ぅっぁ……ぁあ……!」


 優姫のおっぱいで挟まれて擦られて、それが気持ち良くてたまらない。

 ただただ擦るだけじゃなくて、左右からおっぱいを手で寄せて捏ねるようにも刺激してくる。


「ほら♥ ふふ♥ おっぱいでこうやって捏ねられると……♥ おちんちん、すっごく嬉しそう♥ ちゅ♥」


「くっぁ……ぁぁあ……!」


 おっぱいで柔らかく挟まされて擦られて捏ねられる。

 唾液を垂らして滑りを良くしながら、おちんちんにもキスをしてくる。

 そのエロ過ぎるテクニックに僕は直ぐに悲鳴じみた声をあげてしまう。

 普段の優姫とは別人のように感じるテクニックと……その表情。


「ザーメン♥ たっぷり出してね? ノリユキくんのザーメン全部飲むから……♥」


「ざ……ザーメン、って、ぁ……」


 それに淫らしい、下品な言葉も時々混じるようになった気がする。

 可愛い顔してエロいことを言うギャップ。

 そしてエロ過ぎるテクニックに僕のおちんちんは直ぐに限界が来てしまう。


「ぁ……ぁ! 出る……ぁ! ぁ!」


「ん……ぁ♥ ぁむ♥ ん♥」


「っ!」


 射精しそうになると優姫はそれを優しく咥える。

 当たり前のように「口の中で射精して♥」というアピールだ。

 優姫の暖かくて柔らかい口の中に包まれながら―――。


 ”びゅるる!”


「ぅっぁ……! ぁ!」


 ―――射精してしまう。

 しかも、射精する瞬間に優姫は強めに吸ってくる。


「ちゅじゅ♥ じゅちゅるるるぅ♥」


「ひっぃ……! 優姫、それっ……! ぁ!」


「ちゅじゅるる♥ じゅちゅるるっちゅじゅぢゅっ♥」


 射精に合わせて強くバキュームされると精液が普段以上に勢いよく大量に出る。

 本当に吸い出されるように出て行って、その気持ち良さに足をガクガク震わせながら僕はベッドに倒れこんでしまった。


「はぁ……はっ……はぁはぁ……っ! はぁ……」


 腰が抜けるというか、下半身の感覚がじわじわ無くなっていくような気持ち良さ。

 涙が出るほどの快感で荒い息をしていると、優姫が僕の精液を―――。


「ん……ごくん♥ はぁあ……♥」


 ―――当たり前みたいに飲み込む音が聞こえて来た。

 エッチな漫画やAVではそうだけど、精液を飲むのって当たり前なのかな? どうなんだろう。

 そんなことをぼんやりと考えていると、優姫は射精したばかりの僕のおちんちんを舐めだした。


「れろ♥ 綺麗にするね……♥ ちゅう♥ れろれろぉ♥ れるる♥」


「ぅ……ぁ……はぁあ……ぁ……」


 射精させる為のフェラじゃなくてねっちりとしたお掃除フェラ。

 これもいつの間にか優姫は当たり前みたいにしてくれるようになった。

 それらは全部「ノリユキくんが喜んでくれるかなって思って勉強したの♥」そう言ってくれてるけど、何か少し引っかかる気もする。

 するんだけど、そんな考えよりもフェラの気持ち良さにビクビク震えてしまうしかできなかった。


 

 ―――。


 ――――――。


「っ……優姫、こんな、学校で……」


「大丈夫……この時間は誰も来ないから、ほら……♥」


 夏休みが終わって始まった二学期。

 部活の大会が近かったり、色々な関係もあってデートも減って来ていた頃。

 優姫は学校でエッチを誘う事が増えて来た。

 今日は体育館の体育用具を仕舞ってある倉庫でのエッチ。

 優姫は何故か『人が来ない場所・時間』に詳しい。

 そこにも色々思う事はあるし、夏休みに『会えない日』が多かったことも少し気になる。

 別に優姫が浮気しているなんて思ってはいない。

 いないんだけど、少しづつ何かがずれている気がするんだ。


「それじゃあ、そこ、マットの上で……しよ? ぁ、ゴムはあるから……♥ ん♥ ほら、寝て?」


「ぁ……ぅ……うん」


 優姫に言われるがままに体育の授業で使うマットの上に寝る。

 一応、ズボンとパンツは脱いであるけどこんな場所でエッチをすることへの緊張感で落ち着かない。

 そんな僕のおちんちんに優姫はもう完全に慣れた手つきでコンドームを被せていく。

 そう言えば、いつからか優姫はコンドームを『ゴム』と呼ぶようになった。

 そのことをぼんやり考えていると、優姫はスカートを脱いで、パンツを脱いだ。


「それじゃあ……ん♥ 時間もないし、ぁ♥ ん……♥ ノリユキ、くん♥ ぁ♥」


 ”ぬちゅっ♥”


 直ぐに僕の上に乗ると、既に濡れているおまんこをおちんちんの先っぽに押し当てて来た。

 騎乗位でのエッチも最近増えて来た気がする。

 僕を跨いだ優姫はそのままゆっくり腰を下ろしていく。


 ”ぬぷっ♥ ぬぷぷっ♥”


「ぁ♥ ぁぁあ♥ ん♥ ノリユキ、くん……ぁ♥ ぁぁあ……っ♥」


「っ! 優姫、声、声大きいって……」


「だ、ぁ♥ 大丈夫、この時間は、大丈夫、だから……ぁ♥ っぁああ♥」


 結構大きな声を出す優姫に僕は焦って注意をするけど彼女は気にしている様子もない。

 確信をもって大丈夫と言いながら腰を振っていく。

 上は制服を着たままだけど、最近また大きくなっている気がするおっぱいを揺らして激しく腰を上下させる。


「優姫……っぁ……なんで、こんな、上手……ぃっ!」


「んんっぁ……練習したから、だよっ……ぁ♥ ノリユキのチンポっぁ♥ きもち、ぃ♥ んんっ♥」


「はぁはぁ……練習っても、ぉ……!」


 優姫はフェラもパイズリも騎乗位も何もかも「ノリユキくんの為に調べて練習した」って言ってくれる。

 勉強熱心で真面目な優姫だし、それもあり得る気がするんだけど何か引っかかる。

 でも、それを上手く言葉にできない。

 言葉にできない僕の上で優姫は腰を振る。

 それもただ上下に揺らすだけじゃなくて―――。


「ん……♥ こうやると、ぁ♥ 先っぽきもちーでしょ……♥ ん♥」


「っぁ! それ、や、やばいって……!」


 ―――腰を”ぐりんぐりん♥”と回すような動きもしてきた。

 子供の頃から知っている優姫が別人のように思えるような腰の振り方。

 腰をくねらせ、そこに上下の動きに、前後の動きまで加えてくる。


「はぁはぁあ♥ ノリユキくんはどの動き、好き? 上下? はぁあ♥」


「どの動きって、ぁ……!」


 ガニ股になった優姫は、その下品過ぎる体勢のまま腰を上下に激しくご貸しておちんちんを扱いていく。

 そして、次は腰を落として前後に動いていく。


「それとも、ん♥ 前後? これ、好き? っぁ♥ ん♥」


「ど、どれって、ぃ、いわ、言われても……っ!」


「はぁはああ……♥ それとも、グリグリが一番、好き? ん♥」


 更に動きを変えて、また腰を回転させる動き。

 優姫は僕の反応を楽しむように腰の動きを変えていく。


「どれが……好き? ん♥ どの動きで……ザーメン出したい? はぁあ……♥ ん♥」


「っ……どれとか、そんな……ぁあっぁ!」


 ガニ股で腰を上下させながら優姫は身体を倒して僕の顔を覗き込んでくる。

 メガネ越しに見える彼女の瞳に見つめられて目を逸らす。

 そんな僕のリアクションを小さく笑うと、優姫は腰を激しく上下させていく。

 セーラー服越しにもおっぱいが”たぷたぷ♥”揺れているのを見せつける激しさだ。


「ぁ……ぁああ! ぅ……!」


「んっ♥ ぁ♥ ん♥ ビクビクしてる……っ♥ 出して♥ ん♥ ゴムしてるから……いつでも、ぁ♥ んんっ♥」


「優姫、ぃっ……激しい、ぃって……ぁ! ぁぁあ!」


 セーラー服越しに揺れるおっぱいを見ながら、咄嗟に彼女の腰を掴む。

 細くくびれているそこを掴んで激しい動きを止めさせようとしたんだけど、結局は射精してしまう。


「ぁ……ぁぁ……ぁ……っ!」


 ”びゅるる!”と精液をコンドームの中に吐き出していく。

 気持ち良くて仕方がなくて、少しクラクラしてくる。

 学校でこんなことをしている背徳感に震えていると優姫は腰をあげておちんちんを引き抜いた。


「あは……♥ 結構出たね♥ ん、綺麗にしてあげるから、じっとしてて?」


「はぁはぁあ……はぁ……」


 コンドームを外して器用に口を結ぶと、もう僕も流石にされ慣れたお掃除フェラをされていく。

 丁寧に、舐められながら少しぼんやりした頭の片隅で―――。


 『はぁはぁあ♥ ノリユキくんはどの動き、好き? 上下? はぁあ♥』


 ―――この言葉が少しだけ引っかかったのを思い出した。

 

 『ノリユキくん”は”どの動き、好き?』


 別に、変な言い回しではない、ないと思うし僕が考え過ぎているだけなのは間違いないんだけど気になった。

 他に、優姫が誰かに『どの騎乗位の動きが好き?』なんて聞いている訳ないんだから、そんな訳ないんだから、ただ僕が深読みしているだけだ。

 そう自分に言い聞かせながら、丁寧なお掃除フェラを楽しんでいくのだった。



 ―――。


 ――――――。


「はぁ……はぁ……ふぅう……」


「…………優姫、体調悪いなら無理しなくても……」


「んっ……そんなことないよ? 少し、えっと、勉強し過ぎて寝不足かなってだけだから。心配してくれてありがと……ちゅ♥」


 秋を過ぎた頃。

 少し肌寒くなってきた時期の休日。

 僕の部屋で優姫と久しぶりにまったりとイチャイチャしていた。

 優姫は最近体調が良くないみたいで、いつも苦しそうにしている。

 今も、眼鏡をかけた奥の瞳には疲労が見える気がする。

 だけど、優姫は「大丈夫!」なんて可愛くガッツポーズをして見せてきた。


「ん……ちゅ……無理は、しないでね?」


 優姫のキスにこっちもキスで返すけど心配は消えない。

 ここしばらく優姫と僕は学校の行くときくらいしか会える日がなかった。

 夏休みに中も優姫が部活の合宿なんかでお互いに忙しくすれ違っていた。

 それもあってか、久しぶりに2人の時間をという事で両親がいない日に家に招いていた。

 お互いに私服で、優姫はやや短いスカートに少し大きめのパーカー。

 ふわふわの綺麗な髪はいつも通りに二つに縛った彼女は苦しそうなのを必死に隠してキスをしてくる。


「ちゅ♥ ん……れろ……♥ はぁ……はぁ……」


「ん……優姫……」


 顔色も良くない気がするし息も荒い。

 どう見ても大丈夫じゃないんだけど、優姫は健気にほほ笑んでキスを続けて来た。


「ちゅ……ん♥ ぁ、生理が、あの、始まってるからエッチは出来ないんだけど……」


 キスをしていくと優姫は申し訳なさそうにそう告げてきた。

 それで体調が悪いのは生理のせいなのかも知れないと納得をしようとした僕なんだけど、優姫が「だからお口とおっぱいで♥」なんてパーカーを脱いで下着を脱ぐとそこでもまた少し気になることが出てくる。


「…………」


「はぁあ……ふぅ……」


 苦しそうに息を整える優姫。

 パーカーを脱いだことで乱れた髪を直す彼女のそのおっぱい。

 相変わらず大きく、前よりも更に大きくなっているおっぱい。

 それが―――。


「…………(乳首、なんか、変じゃない?)」


 ―――そう、なんだから乳首が大きくなっているし色も変わってきているんだ。

 前は小さめだった乳首は小指の先より大きいくらいに膨らんでいるし、色も薄いピンクがライトブラウンくらいになっている。

 胸自体も大きくなっているし、凄く、それが凄く気になるんだけど詳しくは聞けない。

 女の子の身体の成長に伴って変化があるのは知っているし、もしかしたら優姫がコンプレックスに感じている可能性だってある。

 それを抉るようなことはしないし、したくない。


「ふ……ぁ、お待たせ♥ あ! 最近運動不足でお腹出てるから……あんまり見ないでね?」


「ぁ……う、うん」


 息を整え終えた優姫はお腹を恥ずかしそうに隠して身体を寄せてくる。

 その可愛らしい姿に「食欲の秋を満喫しちゃった?」なんてからかって、僕はなるべく『いつも通り』の自分を保とうとした。

 なにか、そう、小さく何か引っかかるのが続いているけどそれがハッキリはわからなかった。

 その日はパイズリをして貰ったんだけど、精液を飲んだあたりで優姫が気分が悪くなったのでお開きになった。

 何度も謝ってくれたけど、僕はそんなことよりも優姫の体調が心配だった。

 


 ―――。


 ――――――。

 

「もしもし!? 優姫? 入院したって聞いたけど?」


 あれから1週間後。

 朝の登校の待ち合わせ時間になっても優姫が来なかった。

 電話にも出ないし不安だったけど、遅刻するわけにはいかないと一人で登校した。

 そして、朝のHRで担任の先生から優姫が入院した話を聞いた。

 その話を聞いて、1時限目の授業が終わると直ぐに人気のない場所に行って優姫に電話をしたんだ。


『あ、少し、うん、病気とか怪我じゃなじゃにんだけど、ん……体調が、うん、悪くてしばらく入院、かな……ぁ……』


 電話口の優姫の声は少し苦しそうだった。

 その苦しそうな声を心配しながら「学校終わったらお見舞いに行く」と告げたのだが―――。


『い、いいよ、そんな……そんなに大したことじゃないし恥ずかしいから、ね? っぁ……っ』


「いや、でも、入院したんだし……」


『大丈夫大丈夫、直ぐに退院できるって話だし。それに、ノリユキくんは、ほら、テスト近いんだし勉強と部活、頑張って?』


「…………うん」


 ―――優姫は僕に気を遣ってか断ってきた。

 心配な気持ちは強いけど、直ぐに退院出来るって優姫が主張したのと、体調が悪いところに無理に行って申し訳ないと思って渋々頷いた。

 そして少しの会話をしてから、授業が始まるからと電話を切って教室に戻る途中―――。


「そいやーよぉ、便所が修理中だってよ」


「ん? あ~、そっか、そろそろ時期か」


「ま、冬前に処理しとかねーと、ほれ、使い勝手悪くなんだろ?」


「クリスマス時期はやべーことになりそーだしなぁ」


 ―――少しガラの悪い先輩たちが妙な会話をしているのを聞いた。

 イマイチ何かが噛み合ってない会話の気がしたけど、それが妙に気になった。

 気になったけど、だからと言ってその先輩たちに声をかけるようなことも出来ずに教室に急いで戻っていった。




 ―――。


 ――――――。


 ―――――――――。


 優姫の入院から一年ほど経った。

 言った通り、優姫は数日で退院をした。

 そして退院してからは苦しそうだった体調も良くなっていたんだけど、その後も春先と夏前に2回ほど短い入院をしていた。

 子供の頃からそんなに身体が丈夫じゃないタイプだった優姫だから心配だけど、結局お見舞いにはいくことはなかった。

 毎回断られるし、あんまりしつこくするのもどうかと思っていたから。

 そして、優姫との関係は変わらず―――だと思う。

 頻度は少ないけどデートして、エッチして、忙しいときは学校でこっそりキスをしたり、そんな関係。

 普通に彼氏彼女っていうにはエロいことに偏っている気がするけど、普通だと僕は思っていた。

 なにか、こう、見逃したらダメな何かをときどき見逃している気がしたけど平和に付き合っていた。

 いたんだけど―――。


「…………(優姫はしばらく忙しいらしいし、帰ってゲームでもしよっか)」


 ―――まだ寒い三月の半ば、ぼんやりと考え事をしながら放課後の廊下を歩いていた。

 歩いているのは普段は通らない廊下、旧校舎に面しているところだけど、先生に用事を頼まれてそこを歩いていた。

 歩いているのは2階。

 何となく窓から外を見下ろし、少し離れた位置にある旧校舎の方を見た。


「ん……あれ、優姫? ん……?」


 今は使われていない旧校舎に優姫と、高等部の先輩っぽいのが数人入っていくのを見た。

 高低差があったり、距離も少し離れていたけど優姫を見間違えはしない。

 その優姫がば、髪を染めた高等部の男子たちと、旧校舎に、入ったんだ。

 

「…………優姫」


 どう考えてもあり得ない組み合わせだった。

 大人しくて控えめな優姫と高等部のガラの悪そうな先輩。

 接点すらない組み合わせに不安になる。

 人気のない旧校舎に連れ込まれて何か酷いことをされてるんじゃないか、そう思い焦りながら校舎を出て旧校舎に向かった。

 無いとは思うけどカツアゲが、それとも暴力、イジメ?

 色々考えては不安になり、もし優姫が高等部の生徒からイジメにあっていたとして僕一人で何が出来る? という不安もあった。

 先生や誰かに声をかけてからの方が良い。そこに思いついた頃にはもう旧校舎の中に入ってしまっていた。


「…………っ、戻、いや……優姫……」


 旧校舎は暗く、少し埃臭い。

 何か嫌な雰囲気を感じて……正直ビビってしまって戻って先生に声をかけて来ようかと迷いながらも、優姫が心配だからと進んでいく。


「…………ん……っと……」


 旧校舎は妙に入り組んでいて、ところどころ椅子や机が廊下に積み上げられていて視界が悪い。

 電気は止まっているし日当たりが悪くて薄暗いのもあるし、3月の放課後―――今はまだ16時だけど日は沈みだしている時間帯。

 その薄暗さと、入り組んだ構造、視界の悪さに気づけば迷ってしまう。

 

「優姫は……っ…………ん?」


 出るだけなら最悪窓から出れば良いかと思っているんだけど、その前に優姫を見つけないと、そう思っていると微かに音が聞こえて来た。


「…………」


 その声、音を探る様にゆっくり、ゆっくりと進む。

 時に遠ざかりながらも進み、階段を上り、進み、そして辿りついた。


「ここ……は……」


 旧校舎の奥まった場所にある教室の一つ。

 その中から声も音も聞こえる。



 『こんな場所で聞こえてはいけない声と音が聞こえる』



 理解出来ない気持ちで、理解したくない気持ちで僕は少しだけ開いた教育のドアから中を覗き込んだ。

 頭の中では「なんで?」「ありえない」って言葉を何周もループさせながらそっとドアの隙間に顔を寄せて―――。


「ぁ♥ んっぁあぁあ♥ おまんこも、ぉ゛♥ お尻も、ぁ♥ っぁぁぁあ♥ もっと、ぉ、思いっきり、んんっっぁあああぁ♥ イク♥ ぁ♥ ぁぁああ♥ んっぁ♥ れろぉ♥ ちゅ♥ んんっ♥」


 ―――見てはいけないものを見てしまった。

 ドアの隙間の向こう。

 旧校舎の教室の中。

 そこに優姫はいた。

 眼鏡をはずした全裸の優姫が、男たちに貪られていた。


「ぁ……あ……ぁ……」


 状況がこれっぽっちも理解出来ない。

 優姫がなんであんなことをしているかの理解が少しも出来ない。

 出来ないけど、確かに、間違いなくそこに優姫がいて高等部の男子たちに犯されている。

 しかも―――。


「はぁあ♥ ちゅ♥ れろぉ♥ ぁ♥ はぁはぁあ♥ きもち、ぃ♥ せんぱ、ぃ♥ はぁはぁあ♥ もっと、お願いします、っぁ♥」


 ―――自分から求めて、だ。

 無理矢理犯されているとかではなく、優姫は自分から相手を求めていた。

 教室の床に敷かれたのは体育で使うようなマット。

 そこに寝た男子生徒。

 優姫はその高等部の先輩男子の上に跨ってチンポを咥えこみ、更に背後からは違う男がアナルへの挿入もしていた。


「な、ぁ……」


 そう、アナル。お尻の穴で優姫はおちんちんを―――僕のとは明らかにサイズが違うチンポを咥えこんでいた。

 そんなことが出来るなんて僕は知らなかった。

 一応彼氏であるはずの僕も知らない、手を付けたことがないアナルに先輩が挿入し、優姫はそれすらも気持ち良さそうにしていく。

 更には―――。


「はぁはぁ……れろぉ♥ ちゅ♥ れるる♥ はぁあ♥ ん、今度はこっひぃ♥ チンポ、おいひぃ♥」


 ―――両穴でチンポを咥えこみながら、左右に立っている男子生徒2人のチンポを手で扱いたり舐めたりもしていく。

 それは子供の頃から知っているはずの優姫の、一度も見たことがない姿だった。

 男に跨って腰を振って、おまんこも、アナルも犯されながらその上で手でも口でもチンポを求める。

 大きなおっぱいを見せつけるように”たぷたぷ♥”揺らしてして嬉しそうに、気持ち良さそうにしている。

 どこからどう見ても、無理矢理犯されているとは思えない、同意の上でのセックス―――乱交だった。


「はぁ……はぁ……ぁ……なん、で……はぁ……」


 その乱交を理解出来ない思い出見つめていく。

 優姫がなんでこんなことをしているのか理解出来ない。

 理解出来ない。

 理解出来ないし、それを見て僕のおちんちんがこれまでにないくらい勃起して興奮しているのも理解出来ない。


「っつ……ぁ……!」


 本当に痛いほどの勃起で今すぐにでもズボンもパンツも脱ぎたいくらいに興奮しながら、瞬きも忘れて教室の様子を見つめていく。


「ふー、しっかしすっげぇよな、このエロさ♥」


「チンポを4本も同時にってJCがやることじゃねーだろ♥」


「優姫ぃ、ゴムしなくていーのかぁ? また妊娠すんぞ?」


 男たちは優姫の身体を犯しながら、そのエロさ、淫らしさを笑っていく。

 その中でおまんこを犯している男が「また妊娠すんぞ?」と言って言葉に僕は固まってしまう。


「…………また?(またってことは、ぇ、妊娠、したことあるの、優姫……え、だって、僕の彼女、ってか、ま、まだ学生なのに、ぇ?)」


 男の言葉を飲み込めずに混乱して、そこでもまたおちんちんを固くしてしまう。

 そんな僕の見ている前で、チンポを美味しそうにしゃぶる優姫は一度口を離すと―――。


「じゅるるぅ……♥ ……ぷはぁ♥ はぁあ♥ 大丈夫で~す♥ また堕胎(おろ)しますから♥」


 ―――可愛い顔で微笑んで片手で横ピースなんて軽いノリを見せる。

 軽いノリなんだけど、その内容にまた固まってしまう。


「ぉ……おろ、す? ……………………堕胎、って、こと?」


 当たり前のように発した優姫の言葉。

 それは『堕胎』という、決して軽いもんじゃない話。

 なのに、優姫は明るく、本当に軽いノリで慣れたように告げていた。

 僕は倒れそうなくらい頭がクラクラしていく中で、ギギリギリ意識を保っていた。

 その僕の見ている前で―――僕が見ているとも知らずに優姫は腰を振り、犯され、精液を飲んでいく。

 本当に当たり前に中出し、コンドームを使わないでのセックスを優姫は本気で楽しんで気持ち良さそうに声をあげていた。

 男たちはポジションを変えて優姫の身体を犯して、犯しつくしていく。

 それに優姫も当たり前のように嬉しそうに応えていく。

 何度も何度も、男たちは中出しをしていく。


「ふぃ~……出たぁ」


「んじゃ次俺まんこ~っと♥」


 軽いノリ。

 ゲームでもやっているかのようなノリで優姫に中出しをしていく。


「はっぁああ♥ ぁ♥ も、お腹の中、いっぱい……ぁ♥」


「まだまだイケんだろ? クリスマスのときなんざ10人以上相手にしてんだしな♥」


 何回目かの中出しを終えて、少し疲れている様子の優姫。

 男たちも一休みと言う感じでマットの上に座ってタバコを吸ったりスマホを弄っていた。

 その中で優姫はガニ股エロ蹲踞をしながら、1人の男のチンポを舐めていく。

 そのおまんこ、アナルからは”こぽこぽ♥”と大量のザーメンが垂れていた。


「ん~、れろぉ♥ まだまだイケますけど……ちゅ♥ 週末はデートなのであんまり疲れを残したくないんです~♥ れるるぅ♥」


 チンポをしゃぶりながら『デート』だという優姫。

 それは間違いなく僕との約束。

 久しぶりにデートをしようと約束していた。


「あ~、まだ付き合ってんだっけ? ってか、よくバレねーよなぁ♥」


「ちゅじゅる♥ れろぉ♥ 優しい人なので……ん♥」


「ぅっぉ……優しいってかバカだろ♥ 自分の彼女が3回も堕胎してる肉便器だって気づかないって、よ♥ ぉ♥」


 優姫と男たちは僕のことについて話していく。

 3回の堕胎も肉便器も僕が知らない話。

 そもそも優姫はいつからこんなことをしているのかも知らないわからない。

 ただただ僕は涙を流しながら興奮して勃起してしまっている。

 

「れろぉ♥ バカとか言っちゃダメです! 本当に好きなんですから……ちゅ♥」


 僕のことを「本当に好き」なんて言いながらも優姫はガニ股でチンポをしゃぶっていく。

 その優姫の大きなおっぱいを、また別の男が揉んでいく。


「あ~、純愛だよなぁ、いや、マジで彼氏羨ましいわ~、こんな可愛くてデカパイの彼女に想われて、マジうらやま♥」


「俺も優姫みたいな彼女欲しかったわ~、超ヤリマンじゃなかったら、だけど♥」


「いや、でもマジで100人以上とやってる便女と付き合ってくれてる彼氏くん、優し過ぎだろ? しっかり捕まえておけよ? 妊娠した時の保険によ♥」


 男たちは完全にバカにした調子で語りながら笑っている。

 優姫のことをバカにして、何よりも僕をバカにしている。


「保険とか、れる♥ そんなんじゃないですって、ちゅ♥ ノリユキくんのこと、れろぉ♥ 本気で、心から好きなんです、から、ちゅ♥」


 チンポをしゃぶりながら僕への愛を優姫は囁く。


「でも、ふふ♥ ちゅ♥ ノリユキくんのおちんちんだと……少し満足できないので……♥ ちゅ♥」


 優姫の言葉に僕は、僕のおちんちんはビクっと震えてしまう。


 『満足できない』


 そうハッキリ言われてしまった。

 まるで心臓を掴まれたような寒気を感じながらもおちんちんはビクビク震えて、勃起していく。

 優姫が丁寧にチンポ舐めていた男は彼女の「ケツ向けろ」と雑に告げた。

 その言葉だけで優姫は四つん這いになり、その彼女を男が犯しだす。

 おっぱいを揉んでいた男は優姫の前に回り、マットの上に座り込んでフェラをさせていく。


「はっぁ♥ んっぁ♥ れろぉ♥ 満足できない、から、ん♥ その分をみなさんに、ん♥ 埋めてもらってるん、です、ちゅじゅる♥」


「俺らはお前のバイブ扱いかよ♥ っ、ぉ、締め付けきっつ♥」


「ふー、舌遣いやばいわ~……あ~、彼氏と末永く幸せになぁ~、俺らの肉便器としてもよろしくっとぉ……♥」


 また始まる乱交。

 優姫は生ハメされながらのフェラ。

 そんな行為の中で彼女は可愛く微笑むと―――。


「ちゅじゅるる♥ 言われなくても、はぁはぁ、ん♥ らぶらぶ、ですから♥ んんっ♥ ぁ♥ チンポ、ぉ♥ イク♥ イク♥ 好き♥ チンポ、好きぃいい♥」


 ―――ラブラブ宣言をしながら僕以外の、彼氏以外のチンポで絶頂していく。

 おっぱいを”たっぷゆさ♥”揺らしての絶頂。

 それを見て、僕は―――触れてもいないのに射精してしまっていた。

 涙も止まらず、射精したチンポも勃起したままだ。

 そのまま教室の中に飛び込んでしまいたい衝動もあった僕だけど、気づけば逃げ出していた。

 薄暗くなった旧校舎の中をフラフラ、フラフラと逃げ出し、どこをどうやって帰ったか知らないけど気づけば自分の部屋のベッドで倒れていた。


「ぅ……ぁ……ぁ……」


 ベッドには吐いた痕跡があり、スマホを見れば優姫からのメッセージが来ていた。

 だけど、僕は服も着替えず、射精したまま、ゲロも片付けず、メッセージも無視したまま目を閉じた。

 

「優……姫……」


 目を閉じても優姫が犯される姿が、あの笑顔が、言葉が浮かび上がってくる。

 辛くて苦しくて気持ち悪いのに、僕のおちんちんはずっと勃起していた。



 ―――。


 ――――――。


「それでその映画が面白いらしいので…………あの、大丈夫? ノリユキくん」


「ぇ…………ぁ、あ、う、ん……」


 次の日の朝。

 寝たのに寝ていないような疲れの中でシャワーを浴びて、食欲がないけど無理に朝飯を食べた僕は優姫と通学路を歩く。

 それは日常のはず。

 日常のはず。

 何度も何度も繰り返した日常。

 だけど、僕は昨日見てしまった。

 知ってしまった。

 優姫のあの姿を。

 だというのに、彼女は何事もなかったかのように振舞い、心配そうに僕の顔を覗き込む。


「…………」


 何事もなかったように振舞う優姫。

 それも当然と言えば当然、昨日のアレを僕に見られているとは知らないのだから。

 だからこそ優姫はいつもと変わらない姿を見せる。

 と、言う事は―――。


 『もう、優姫の中でアレは日常』


 ―――ということだ。

 特殊なイベントだとか、そんなんじゃなくてこの僕との登校風景と同じ『日常』なんだ。

 そこに考え至って少し吐きそうになった。

 そんな僕を心配そうに見つめる優姫はやはり『いつも通り』だった。



 ―――。


 ――――――。


「…………今日は先生も、か……」


 週末のデートを体調不良でキャンセルして2週間と少し。

 終業式を数日後に控えた日、僕はこっそりとあの日優姫を見かけた人気のない2階の廊下から旧校舎の入り口を見ていた。

 

「そういえば……優姫、部活してるって聞いたことなかったし、委員会も……」


 優姫はほとんど毎日のように旧校舎に入っていった。

 あの日のようにこっそりと内部までついていったことも何回かあるけど、毎回そこで優姫は2人から多いときは8人の男に犯されていた。

 それは高等部のガラの悪い先輩、一個上の先輩、同級生、後輩、更には教師までいた。

 薄っすら聞こえて来た話だと、教師がいるから旧校舎も使えて、優姫も色々と融通を効かせて貰っているらしい。

 

「…………いつから、だっけ」


 ぼんやりと優姫が入っていった旧校舎の入り口を見つめる。

 ぼんやりと考える。

 

 『優姫が放課後忙しいって言いだしたのはいつから』


 そんなに最近ではなかったのは確か。

 いつからか、優姫は放課後忙しくなり、休みの日も委員会や部活の用事があるって言いだした。

 それがいつからか思い出そうとしても思い出せない。


「…………思い出せないほど、前……」


 考えて行くと思考が深く暗い場所に落ちていく感覚。

 恐怖を覚えて身体は震えるのに、僕のおちんちんは勃起してしまっている。

 

「………………」


 僕の知らないうちに優姫は100人以上とエッチをして、3回も妊娠と堕胎をしている。

 僕が知らないうちに。

 何知らないうちに。

 

「…………」


 そして今日もまたエッチをしているのだ。

 それを想像して身体がガクガク震えて、だけど勃起は更に酷くなっていた。

 勃起したチンポのままフラフラと旧校舎に向かう。

 見ちゃダメ、見てはいけない、これ以上はダメなのに例の教室の前までこっそりと向かう。

 中からは優姫の声がする。

 そして、優姫の声だけじゃなくて―――。


「ほらぁ、しっかりまんこで締め付けて、ほれ、ほれぇ♥」


「ぁっぁああ♥ 谷口せんせぇっ♥ ぁぁあああ♥」


 ―――教師の声がする。

 教師のくせに、先生のくせに教え子である優姫を犯している男の声がする。


「まったく、こんなに若いうちからチンポのことばっかり考えて、どうしょうもないメスガキだねぇ♥ ほれぇ、しっかい味わいなよぉ?」


「んっぁぁぁあ♥ そこ、だめっ♥ そこっぉ゛♥」


 チラッと覗き込めば肥満体の教師がバックで優姫を犯していく。

 四つん這いの彼女をまるでケダモノのように犯して、ピストンの度に優姫のおっぱいが”ゆっさ♥”と揺れていた。

 教師にすらも犯されていき優姫。

 その姿を見ながら、僕はまた触れてもいないのの射精してしまっていた。



 ―――。


 ――――――。


「うちでエッチするの久しぶり、だね……♥ ん♥」


「そう……かも……」


 数日後の休日。

 僕は優姫の家に招かれていた。

 この間デートをキャンセルしたのもあって、優姫が「久しぶり……どう、かな? うちの親、今日は夜遅いから」なんて誘ってきた。

 それに僕は彼氏として頷きつつも―――。


 『久しぶりって言っても、優姫は昨日もエッチしてたじゃん。しかも、12人と』


 ―――昨日また旧校舎に忍び込んで見た光景を思い出してしまう。

 優姫が先輩、後輩、教師たちに貪られていく姿を思い出してクラクラしてくる。

 それを必死に隠しながら、優姫のベッドに腰かけてキスをする。

 優しいキスをしながら―――。


「はぁはぁ……ん、ちゅ♥ ノリユキく、ん♥ ちゅ……れろぉ♥」


「ちゅ……れろ……(昨日、僕の嫌いなあの先生と、キス……してた、口)」


 ―――昨日見た光景が何度も思い出されてしまう。

 優姫が僕以外の男とキスをして、犯されて、チンポをしゃぶっていた姿を。

 それもあって、前なら長くしていたキスを途中で切り上げてお互いに服を脱ぐ。

 そして、優姫を犯そう、僕であの光景を上書きしてやる!

 なんて思ってたのに―――。


「ぅ……ぁ、あれ……っ……」


「えっと……だ、大丈夫? ノリユキ、くん、あの……」


「なんで、ぁ……なんで……っ……!」


 ―――僕のおちんちんは萎えてしまっていた。

 優姫の裸、学年というか中等部で一番大きいと言われるおっぱいを目の前にしているのにおちんちんが大きくならない。

 優姫が犯されている姿を見ていた時は痛いほど勃起していたのに、全然勃起してくれない。

 不安そうな優姫の前で焦りながらどうにかしようとしても結局はダメだった。

 優姫も口でしてくれたりしたけど萎えたまま。

 

「気にしないで? そんな日もあるよ」

 

 僕を気遣うようにそう言ってくれた優姫。

 残念そうにしながら、お風呂に入ってくると言って部屋を出た。


「…………」


 何で優姫は残念そうにしていなんだろう?

 だって、エッチなら毎日毎日、それこそ飽きるほどしているはずなのに。

 しかも、僕相手じゃ『満たされない』とも言っていたのに。


「はぁ……」


 僕とのエッチを残念がる気持ちがわからない。

 優姫の良い匂いがするベッドに横になって、彼女が他の男としていることを思い出そうとしたとき置きっぱなしのスマホに気が付いた。


「ぁ…………」


 それは優姫のスマホ。

 お風呂に行く時までもっていく必要が無いと置いていったんだろう。


「…………」


 気づけば僕は優姫のスマホを手に取っていた。

 スマホは個人情報がたっぷり入っているもの。

 他人のそれを勝手に見ることはマナー違反。

 それが原因で友人、恋人、家族でもケンカになることだってある。

 それはわかっているんだけど、僕は吸い寄せられるように彼女のスマホを手に取りパスコードを入力する。

 と、言っても優姫がどんなパスコードにしているかはわからない。

 優姫はお風呂を30分以上かけて入るから時間はあるけど、闇雲に入れてたら時間がない。

 だから、色々想像して試していく。


「優姫の誕生日……違う。誕生日を逆から……違う。語呂合わせも違う……」


 繰り返す失敗。

 失敗するたびに数分間は操作できなくなる。

 そう何回も失敗できない。


「…………じゃあ……」


 これ以上長引かせられない、そう判断して色々と試していく中で無意識に避けていたものを入力してみる。


「…………僕の誕生日……」



 [認証しました]



 あっさりと優姫のスマホのロックは解除された。

 彼女のスマホのパスコードは僕の誕生日だった。

 それに、何故だか泣きそうになりつつ、震える指でまず見たのはメッセージのやり取り。


「…………」


 そこには僕や友人とのやりとりもあるけど、何よりも男からのメッセージが溢れていた。

 写真に動画も多くあり、それだけでクラクラしてしまう。

 それを片っ端からコピーしていく。

 スマホのアルバムにもハメ撮り写真や動画がいくらでもあるので、それらも全部自分のスマホにコピーしていった。

 どれだけあるんだと気が遠くなるほどのデータに吐きそうになりながらも、さっきは何をしても立たなかったおちんちんが勃起していた。

 全てのデータをコピーし終えたらスマホをもとの位置に戻した。

 そして、優姫がお風呂から戻ってきて少し話をして、キスをしてから帰宅した。

 フラフラと熱でもあるように僕は優姫の家から歩いてすぐの自宅に戻ると、コピーしたスマホのデータを確認していく。

 山ほどあるデータ。

 写真も動画もメッセージもある。

 それらをパソコンに移して、どれからどうしようかと思っていたらメモ帳に残された日記を見つけた。

 

「優姫の……日記……」


 日記と写真や動画の撮影日時、そしてメッセージなどを時系列ごとに確認していく。

 ここには、僕が知らなかった『優姫』の全てがある気がした。


 


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【一年生・4月17日】


 中学に入学してまだまだ校舎も慣れないんだけど、フラフラーって歩いていたら旧校舎を発見!

 少しお化け出そうな雰囲気で怖かったんだけどついつい入っていってしまったら、そこで三年生の男子と出くわしてしまいました。

 出くわしたのは男子、だけじゃなくて―――。


「も、やめ、てっ……! いやぁぁあ! 許してっ!! ねぇえ! ぁ! も、もうやめてっぇぇぇええ!!」


 ―――綺麗な女子の先輩も、です。

 悲鳴をあげながら先輩女子が先輩男子に犯されて、いたんです。

 私に見られたことを気づくと先輩男子の1人が近寄ってきて捕まってしまいました……。

 ノリユキくんとは違う、身体が大きくて怖い先輩たち。

 私は怖くて何度も「ごめんなさい!」って謝ったんですけど解放はして貰えませんでした。

 最初は先輩男子たちは―――。


「どーする? 見られたし適当に殴って黙らせっか?」


「んなことするより全裸に剥いて写真撮っとけば大丈夫だろ」


「んじゃ、その方向で。記念撮影したら返してやっからな」


 ―――なんて言っていたんです。

 だけど、抵抗も出来ない私の制服を脱がしたあたりで誰かが呟きました。


「乳でかくね? マジで一年?」


 その一言で先輩たちの私を見る目が変わってきたんです。

 何人かは女の先輩を犯している横で、私はおっぱいを揉まれて、おまんこを弄られちゃいました。


「おい、こいつ処女じゃねーぞ?」


「は、マジかよ、地味顔してるくせに……」


「いや、眼鏡外すと……結構可愛いぞ?」


 好き勝手なことを言いながらおまんこをおっぱいを刺激されて、そして私も一緒に犯されちゃいました♥

 最初は抵抗したんですよ? 彼氏がいますって♥

 それなのに、無理矢理、写真撮られて動画撮られておまんこを思いっきり犯されちゃいました♥

 私は「ノリユキくん! 助けて!」なんて叫んだのに誰も止めてくれないし、誰も助けに来てくれないんです♥


「うわ、マジかよコイツ、感じてね?」


「おーい、お前、これレイプだってわかったのかよ♥」


「とんでもねぇ変態だなこの女♥ おら、イケ、イケ、バカ女♥」


 笑われて、どんどん犯されて、ノリユキくんの優しいエッチとは違う激しく、私をモノ扱いしているような最低のエッチ♥

 最低のはずなのに……私は……♥

 撮影されちゃってた動画が送られてきて、それを観て気づいたんですけど私、後半から自分からおねだりまでしちゃってました♥


 『んっぁぁあっぁ♥ せんぱ、ぃ♥ おまんこ、ください♥ おちんちん、チンポ……♥ チンポ、ずぼずぼ……♥』


 最低な、エッチで下品なおねだりをおまんこ広げてしちゃってたんです♥

 その日の夜は家で、何回も何回も思い出しオナニーしちゃいました♥

 ノリユキくんとのエッチとはまるで違う気持ち良さが忘れられなくて……♥



【一年生・4月18日】


 次の日。

 一緒に帰ろうって誘ってくれたノリユキくん。

 昨日のことは忘れようとした私に、先生が急に―――。


「委員会の説明会があるから、藤宮。ちょっと来てくれ」


 ―――なんて声をかけてきたんです。

 ノリユキくんは「先帰ってるね。また明日」なんてすんなり納得したんですけど、私は混乱。

 だって、まだ委員会も何に入るなんて決めてないのに、です。

 混乱する私を連れて先生は「詳しいことは先輩から聞いてくれ」と言って、昨日私を犯した男子の先輩に引き合わせたんです。

 固まってしまった私を前に、先輩は昨日の写真と動画を見せて―――。


「ベタな話だけどよ、彼氏に知られたくはないよな?」


 ―――なんて言って来たんです。

 当然私は頷いて、もうその時点で逆らえないのがわかってしまいました。

 そのまま旧校舎に連れていかれて、輪姦です♥

 昨日いた先輩もいましたけど、他の先輩もいて、更には先生も何人かやってきました。


「藤宮ぁ、真面目そうだと思ってたのになぁ、処女じゃないって残念だ。こりゃお仕置きだな♥」


 そんな勝手なことを言いながら私を犯していきました。

 なんでも、この旧校舎は昔から『こういうために』使われていたみたいです。

 女子を捕まえて肉便器にしちゃうんです。

 そこに先生も関わっているので好き放題しちゃっているみたい、でした。

 私以外にも一年、二年、三年、高等部の先輩女子もここで肉便器にされちゃってました。

 中には辛そうな人もいましたけど、もう楽しんでいる人もいました。

 私は、直ぐに慣れてしまったんです♥

 男子からも、先生からも色々と教えてもらって、それぞれのチンポの違いにハマっていっちゃいました♥



【一年生・4月23日】


 まず教え込まれたのはフェラでした。

 それとパイズリです♥


「そんだけデカい乳してんだしな、使わにゃ損だろ♥」


 なんて言われたので、毎日毎日フェラとパイズリの特訓でした。

 最初は舌も顎も痛くなったんですけど、毎日してたら流石になれました♥



【一年生・5月17日】


 放課後以外にもトイレで先輩たちのチンポをしゃぶることも増えてきました。

 フェラの練習もかねて、なんて言われてのおしゃぶりです♥

 先輩たちは「指導してやっている」なんて言うので、毎回私は頭を下げて感謝をするのがルールです。

 でも、そのおかげで上手くはなっている気がします♥

 ノリユキくんも驚いてましたし♥



【一年生・5月25日】


 フェラはマシになったけどパイズリがまだまだ、なんて言われて土日にパイズリ合宿しちゃいました♥

 二日で30人以上のチンポをパイズリしまくり♥

 嫌でも上手くなっちゃいますよね、そんなことしていたら♥

 先輩たちには下手って言われましたけどノリユキくんは簡単に射精してたんだけどな~。



【一年生・6月11日】


「もう、キスマークつけすぎです! ノリユキくんに怪しまれちゃいましたよ?」


 いつものように旧校舎でエッチ♥

 先生に抱っこされながらの対面座位でエッチしながらほっぺを膨らませて抗議です。

 先生はキスマークをつけるのが好きなので、首元につけられちゃって、それをノリユキくんに見られちゃったんです!

 幸い、ノリユキくんは『虫刺され』だと思ってくれたんですけど、少し焦りました。

 その焦りをぶつけるように腰を振っていって先生のチンポを責めちゃいます♥

 ゴム越しのチンポをしっかり締め付けて射精させたらそれで終わりじゃないんです♥


「反省してくださいね? パイズリでしっかりお説教ですからね……♥」


 イタズラをしてくる人にはパイズリでのお説教です♥

 前は下手って言われましたけど、今は自慢の逸品なんですよ♥ 私のパイズリ♥

 色々な人に教わった私のパイズリは気持ち良いって評判なので念入りに搾り取ってあげちゃいました♥



【一年生・7月22日】


 夏休み開始に合わせてアナルも解禁されちゃいました♥

 前々から開発はされてたんですけど、チンポの挿入は初でした♥

 初めてのアナルセックス♥

 最初は異物感だけだったんですけどじっくり出し入れさせられて気持ち良くなっちゃいました。

 おまんことはまた違う気持ち良さがクセになりそうでした。

 


【一年生・7月24日】


 アナル解禁という事で今度は二穴責めもされちゃいました♥

 先生2人に挟まれての同時責め♥

 もう、お腹の中がどうなっているのかわからないくせいに感じて痙攣しちゃった♥

 男の人にサンドイッチされるのもすっごく好きかも……♥

 おまんことアナル、同時に犯されてお腹の中でゴリゴリするのも良いし、挟み込まれて潰されちゃうのもドキドキ……♥

 多分、これ、ハマっちゃうやつ♥



【一年生・8月1日】


 夏休みに入ってからは更に回数が増えちゃいました♥

 私みたいにほとんど毎日参加している女子は少ないんですけど、毎日毎日エッチ三昧です♥

 そして、夏合宿? ってことで男子20人以上に先生5人♥ そこに女子4人で海でエッチしまくり旅行をしちゃいました♥

 ビーチでして、温泉宿でして、どこでもエッチしまくり♥

 しかも、中出し解禁♥

 嫌がる女子も無視で私たちは生ハメ♥ されちゃったんです。

 「堕胎の一回二回は経験しとけ」なんて最低な言葉を浴びせかけられながら、5泊6日の合宿で計44回も中出しされちゃいました♥

 ノリユキくんがいるのに、彼氏にも許していない中出しをさせちゃったことにゾクゾク来ちゃった♥

 もし、妊娠しちゃったらどうしよう。

 怖いのに、おまんこはキュンキュン♥しちゃってました。




【一年生・11月09日】


 どうにも体調が良くなくて、気持ち悪くなってしまうことが増えて来たので、肉便器仲間の先輩女子に相談をしたところ妊娠してるのかも、と言われました。

 流石にショックを受けて怖くなって泣きそうになってしまっていたら、こういう場合のお医者さんがいると紹介されました。

 そして、妊娠していることが発覚しました。

 間違いなく合宿の時、です。

 参加者は20人以上いたし、逆ナンをさせられたりもしたのでパパが誰かはわかりません。

 ただ、わかっているのはノリユキくんがパパじゃないことは確かだってことでした。



【一年生・11月17日】


 堕胎することになりました。

 お金は建て替えて貰い、あとで援助交際などをして返済することに決まりました。

 先輩たちは「今から彼氏に中出しして貰って子供ってことにすれば?」なんてふざけていましたが、そんなことは出来ません。

 体調が悪い私を気遣ってくれたノリユキくんの優しさを踏みにじるなんて……。

 いえ、既にこれ以上ないほど踏みにじってるんですけど……。

 結局はこの先輩や先生たちは私のことをただの肉便器として扱っていることをハッキリと理解させられました。

 今更、離れることは出来ませんけど。

 ノリユキくんに気遣って貰ったことを胸に秘めて、入院しました。



【一年生・11月18日】


 初めての堕胎は思った以上にスムーズで、それが逆に怖かったです。

 本来は未成年の堕胎は親の同意が必要なんですけど、その辺もスルーして貰える病院。

 それもあって、朝からお医者さんのチンポをしゃぶらされてました。

 まだ臭いがキツいのはつらいんですけど、我慢してフェラしているとノリユキくんから電話があったんです。

 私のことを心底心配してくれている彼の言葉に泣きそうになりながら、おっぱいを揉まれつつ、チンポを扱いていきました。



【一年生・11月20日】


 本来は初期段階だったので日帰り出来たのですが、まだ私が幼いこともあって二日間入院しました。

 正確にはさせられた、です。

 お医者さんへのフェラ、パイズリご奉仕をしておまんこが完治したらエッチをする約束をして退院です。

 退院したその足でノリユキくんに会いに行き、キスを、しました♥

 少し涙が出ちゃいました。



【一年生・11月29日】


 退院後の診察を終えて問題なしと判断されたので、お医者さんにお礼のエッチをしました。

 ゴムはつけて貰えなくて「またうちで堕胎すれば良い」って最低なことを言われました。

 お医者さんとのエッチを終えたら、今度は援助交際開始です。

 手術費用を稼がなくちゃいけないので。

 ノリユキくんに会える日が減っているのが、凄く悲しいです。



【一年生・12月11日】


 そろそろ手術代金も揃いそうな日。

 もう、短期間で慣れてしまった援助交際の待ち合わせ場所に現れたのはノリユキくんのお父さんでした。

 お互いにびっくりして、びっくりしたんですけど結局はホテルでエッチをしました。

 ノリユキくんのお父さん―――おじさまはずっと前から私を狙ってた、って言ってました。


「優姫ちゃん、はぁはぁ、昔から、可愛い顔してそのくせ無防備でさぁ、はぁあ♥ ノリユキと付き合ってるくせに、こんな援交までして……!」


 目を血走らせるくらいに興奮したおじさまに何度も何度も犯されてしまいました。

 この時もゴム無し、でした。

 私が妊娠したことがあるって知って、「まさかノリユキくんの子供!?」って驚いてたんですが、ノリユキくんはゴムエッチしかしたことないって教えたら―――。


「息子の彼女に、息子より先に中出しってたまらんねぇ♥」


 ―――って言って、3回も出されちゃいました♥

 それが、かなり気持ち良くて、お金無しでもその後会うようになっちゃいました……♥

 ノリユキくんにはもちろん内緒、です。



【一年生・3月15日】


 二度目の妊娠と堕胎を経験しました。

 クリスマスには乱交パーティーをしましたし、おじさまともお医者さんともエッチをしてたので今回も誰がパパかはまるでわからなかったです。

 おじさまは「なんなら、結婚しても良い」なんて言ってくれましたけど、私の彼氏はノリユキくんだけなので。

 そのお誘いはお断りしました。

 そしたら「ビッチのくせに」って怒られて何回も犯されちゃいました♥




【二年生・4月21日】


 後輩の肉便器ちゃんも出来て、改めて旧校舎でエッチしまくりです♥

 ノリユキくんと会えない日は増えてしまったんですけど、久しぶりに会える時は燃え上がるのでむしろ良いかも?

 なぁんて考えちゃいました♥

  


【二年生・8月02日】


 今年も夏合宿♥

 去年よりも参加人数増えて、何度も何度も中出しされちゃいました♥

 誰ので妊娠するか、なんて話を気絶しそうなくらいイっちゃいながら聞いていました。

 何人ものフェラをして、アナルも、おまんこも、どこもかしこも使われて中出しされまくりでした♥



【二年生・8月10日】


 合宿を終えたらノリユキくんに会いたかったんですけど直ぐにおじさまに捕まっちゃいました♥

 私が合宿中に何回もエロ写メ、エロ動画を送ってたのあってチンポがイライラしまくりだったみたいです♥

 捕まって、そのままラブホに連れ込まれて♥

 二日間何度も何度も犯されて、何回も「孕め!」って命令されちゃったんです。

 ノリユキくんとはゴムエッチも最近で来てないのに、もう、おじさまのケダモノ♥



【二年生・11月25日】


 3回目の堕胎。

 もう慣れちゃった感じです。

 お医者さん相手のお礼のエッチも、当たり前です。

 その後の援交でお金を稼ぐのも慣れつつも、ノリユキくんから心配のメッセージが届くと少しだけ胸が暖かくなりました。



【二年生・3月13日】


 卒業する先輩とのエッチが最近多すぎです!

 結局は高等部進学なので、今まで通り旧校舎に来るはずなのに何度も何度もおまんこされちゃいました。

 中には私に「彼女になれ」なんて言ってくる人がいるんですけど、お断りです。

 私にはノリユキくんがいますから♥

 今度のデート♥ 今から楽しみです♥




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ぅ…………ぁ…………ぁ…………ぅ……」


 全てを読み終えた僕は何も言えなくなっていた。

 何時間経ったかも、どうなってしまっているかもわからない。

 わからないけど、おちんちんが何度も何度も射精したのはわかる。

 パンツがぐちゃぐちゃになっている気持ち悪さもあるんだけど脱ぐ気力もなければ、シャワー浴びる気力もなくなっていた。


「優……姫…………」


 全てじゃないかも知れないけれど、僕が知らなかった優姫を知った。

 知ってしまった。

 写真で、動画で、メッセージで、日記で。

 知ってしまった。


「ぁ……ぁ…………」


 頭の中に色々なものが浮かんではいくんだけど、言葉も思いも形にならない。

 何を言って良いのか、何を言えば良いのか、自分が何も考えているかもわからない。

 ただただ涙が出て止まらない。

 涙を流しながら、また射精してしまう。

 何度目かもわからない生暖かい感触を覚えながら僕は目を閉じた。



 ―――。


 ――――――。


 ―――――――――。


「ぁ♥ っぁあぁあ♥ ノリユキく、んっ♥ ぁ、きもち、ぃ♥ ぁ♥」


「優姫……はぁはぁ……ぁ!」


 三年生の夏休み初日。

 僕は自分の部屋で優姫とエッチをしている。

 優姫の首筋、おっぱい、腰にはいくつも『虫刺され』の痕がある。

 そんな彼女は僕の上の乗ってのガニ股騎乗位。

 もうだいぶ形が変わってしまったおまんこでコンドームを被せた僕のおちんちんを刺激してくる。

 明らかに、僕のモノじゃ間に合っていないサイズのおまんこで必死に射精させようとしていく。

 その優姫のおっぱいを揉みながら話しかける。


「今年の夏は……部活は、どんな感じ、なの?」


「はぁはぁ……ぇ? あ、うん、今年も合宿あるし少し忙しいから、ほら、私も先輩だし♥ だから、あんまり、会えないかも……」


「そっか……」


 優姫は今年の夏も『部活の合宿』にいくという。

 それに笑顔で返す。

 申し訳なさそうに優姫はしているけど、『部活の合宿』の話をした瞬間におまんこが”きゅっ♥”と締まった。

 期待しているのがわかる。


「ん……♥ だから、今日はノリユキくんのザーメン……根こそぎ搾ってびゅるっ♥ ってさせちゃうね?」


 話を無理矢理切り替えるようにして優姫は笑顔で腰を振っていく。

 かなり大きくなっているおっぱい、乳首も大きめで、乳輪の色も濃い。

 そのおっぱいを揺らしながら腰を振る優姫。

 僕はそんな彼女を微笑みながら見つめていく。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 あれからも僕と優姫は恋人同士を続けている。

 むしろ前よりも仲良くなったくらいだ。

 そして、優姫は相変わらず旧校舎を中心に色々な男とエッチをしているようだった。

 彼女のスマホに細工をしてデータを転送するように仕組んであるし、時々旧校舎にのぞき見にも行っている。

 もしかしたらいつかバレるかも知れないし、もうバレてるのかもわからない。

 わからないけど、僕は優姫が僕以外の男とエッチするの見て、何度も何度もオナニーをしている。

 辛くて苦しいのに、何度も。

 優姫が僕の父とエッチしている動画で気絶するまでオナニーをした。

 そして、優姫とのエッチで彼女を動画の中のように喘がせられないことに絶望をした。

 本当はもうこんな関係を止めた方が良いに決まっている。

 きっかけはどうあっても、今の優姫は本当にタガが外れている。

 毎日毎日エッチして、妊娠するのもおかまいなしだ。

 一緒にいてもロクなことにならないのはわかっている。

 わかっているんだけど、僕は優姫から離れられないでいる。


 今日もまた動画が転送されてきた。


 それは4回目の妊娠を祝福する乱交動画だった。

 男たちにおまんこもアナルも犯されながら優姫が笑顔でピースしている。


 『ノリユキくん、ごめんね♥ ノリユキくんの分の卵子、なくなっちゃうかも♥』


 その最低な言葉を聞いて僕は、また射精してしまった。

 





 

真説アバカレ 25000文字。



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