肌の処理・塗りについての解説 (Pixiv Fanbox)
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前回のTwitterのアンケで多くのご投票を頂いた、
タイトル通り「ちょっと見栄えのよくなる肌の処理」と、塗りについても少し解説
させて頂く記事になります。
先ずは少し気にして頂くと印象が変わる部位「鎖骨」についてです。
はい、この様な感じです。
男性の作画の場合はより強調したい部分でもありますので、その場合は
鎖骨部分の線画も残っていた方がむしろ良い場合もあります
状況により、ご判断をお願いいたします。
続きまして、「胸の生え際や脇部分の線画の処理について」です
こちらも少し意識するだけでも見栄えが変わってきます。
やはりデコルテ胸周りは目がいく部分ですので、少し丁寧に線画を
処理してあげると綺麗に見えます。画像にも記述してありますが、線画は後から
直しても良いですし、なんなら上からレイヤー重ねてゴリゴリ修正しても良いです。
私はよくやりますし、やはり塗ってからでないとわからない部分もあるので
カラーラフを詰めて描くのでない場合は、塗りながら違和感がある部分は修正してくのも手です。
ここからは肌色に使う色について少しポイントを解説します。
大体肌には黄色・オレンジ・少し赤みがかかった薄い色を置くと思いますので
補色になる緑・青・紫あたりの彩度が低い色を入れます。
覚えるのがめんどくさい場合は理屈はさておき、
「動脈(赤)と静脈(青)」の色を入れりゃ良いんだと思っておいてください。
私はこっち派です。難しいことは頭のいい人に任せます。
縁を少し明るくするのも光が一旦半透明の肌に当たり、反射する時にうんぬんという説明を読んだことがありますが、一旦、「こういうもんだ」と思っていただければと。公式のようなものです。絵に正解はないのですがね…
さて、こうして最終的に塗ってできたものが
こちらになります。いかがでしょうか?上の画像より下の画像の方が肌の透明感と、立体感が自然に見えるのではないでしょうか。
この記事が少しでも絵を描くヒントになれば幸いにございます。
また「ここの処理の仕方」も知りたいというものがあればお教え頂ければ
嬉しいです。
ではまた次回。