参考写真からイラストに落とし込む【練習法・解説】 (Pixiv Fanbox)
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Twitterでアンケートにご協力いただいた服のシワの塗りについての解説です。
普段、他の方のイラストを参考にすることはよくあると思います。既に簡略化されたシワをなぞることにより、比較的簡単に模倣が可能です。ですが、もう一段階レベルアップしたいと思った時、実写の写真からイラストに落とし込む工程を知っておくと、より参考の幅が広がりますし、自撮りからの応用の場合での難易度も下がりますので、是非画力アップにやってみて頂きたい練習です。
単純な構造などの解説などはたくさんあるかと思いますので、
今回は写真や画像を参考にした時、どういう練習や考え方をして描いていき、イラストに落とし込んでいくのかという過程の解説をしていきたいと思います。
まず、練習(参考)画像を用意します。
画像は習得したい部分の練習になるようなものを選びます。
今回は「曲がった腕の皺」を課題に描いていきます。
(家族にモデルになってもらいました…首元ヨレヨレ…)
これを参考に描いていきます。
線画ができました。
こちらの画像は透過PNGで置いておきますのでよろしければ解説を見ながら一緒に練習する線画として保存してお使いくださいませ。
『利用規約』
❌再配布、トレース、商用利用、ID消去、線画のみの無断転載
⭕️塗り練習した絵のSNS投稿(報告不要です)
では塗り工程です。
いかがでしたでしょうか工程を踏むこと、細部から描かないことは特に
大切になります。
何度か描いてみると形そのものも覚えてくるのでイラストを描くとき服の塗りの苦手部分が少しずつ減っていくのではないでしょうか。
さて、何回か描いてみてそして感覚を掴んできたらそこで終わりにしては勿体ない、
今回練習した事をイラストへ反映してみます。
それがこちらです↓
腕の部分のシワを特に今回練習で培った事を忘れないうちに描いてみました。
服の立体感を掴む事でイラストの説得感が少しずつ足されていくと思います。
初めから全部をする必要はないですし、疲れて嫌になるのが一番よくありませんので、今日はこの部分、だいたい掴んできたらここの部分をやってみるなど、自分が「必要」だと思ったらその部分の本物を見て描いてみるのがいいかと思います。
(キャラはモデルをしてもらった家族のリクエストでハスミちゃんです)
いかがでしたでしょうか。
注意点としては、今回の記事はあくまで練習法としてのやり方であり、参考画像をそのまま模倣したものを自身のオリジナルかのような形で作品を公開してしまう、
シワに著作権があるとは聞いたことが無いですが、参考元のポーズ、髪型、服装、構図をそのままトレスして自身のオリジナル作品としてしまうと違法になってしまう事がありますよね、
実際に著作権や肖像権に守られた画像をそのまま使用する場合は画像元の規約に沿ってご判断くださいませ。何事も用法容量を守ることは大事ですね。
自撮りや誰かにモデルを頼むのが一番安全ですけどね^^
それでは少しでもお役に立てましたら幸いです。
ではまた次回。