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※拙作の独自設定がございます。苦手な方はご注意ください。 ◆ 「あっ、ぁ、あ、やめて、ください……っうぅ!  見ないで……っ!ぁ、あぁぁやめ……っ!奥、あ、ぁ、あぁぁ……っ!」 「ふぐっ!ぅ、うぁぁっ、このぉ……っ!  こんな、幻影、如きに……っ!っぐ、やっ!あ、ひぅぐ……っ!んっ!んぅぅっ!」  特異点パッチワーク・ロンドン。  その一部に形作られた、藤丸立香の記憶の再現――――本来起こった事実が僅かに歪められた再現風景の中の、馬鹿馬鹿しいほどにスタンダードなプロレスリングと観客席。  そんな場所の中心――――再現された観客の目が最も集まるリングの上で、プロレスリングなどとはあまりにも無縁そうな二人の華奢な少女が辱しめられていた。 「や……っ!!やっ、ぁ、あぁぁやめて……っ!揺らさないで……!  あ、あぁぁ奥、奥に当たってるんです……っ!!ぁ、あぁぁっ!やっ、ぁ、ぁぁあああっ!!」  シャドウ・サーヴァントと同様の黒い幻影――――でっぷりと突き出した肥満体と、ボリューム感のある柔らかそうな髭を蓄えた老人の影に、背後から抱えあげられる体勢で犯されているのはグレイだ。  彼女は衣服はそのままに、幼児が排尿を手伝われるような体勢で真っ白な太ももを後ろから抱えあげられ、純白の下着を指に引っ掛けてずらされる形で、真っ黒なペニスを華奢な膣口に穿たれている。  彼女の武装であるアッドは陵辱の中で手放され、大鎌の形を取ったままでリングの隅に転がるばかり。  リングの外でセコンド役である藤丸が「やめろ」と必死に叫んでいるけれど、セコンドである彼がリングの中に踏み入ることはできないし、礼装による援護も使いきっていては彼に出来ることは何もなかった。 「やっ、やっ、ぁ、いや、いやぁぁ……っ!  は、放して、放してください……っ!拙は、拙は、ぁ、あ、ぁぁぁやめ……っ!あ、ひぎぅっ!」  幻影の老人が、巨体に見合わない腰の動きでグレイの膣奥をぐりぐりと穿ち嬲る。  処女を奪われた証の血が僅かに滲んでいる膣口。白い肌にぽっかりと浮かぶ清廉なクレバスに、真っ黒な幻影のペニスが穿たれて、それが音を立てて膣内を掻き回していく。 「ふぁっ!ぁ、あ、あ、ぁぁぁっ!やっ、ぁ、あう……っ!!  や、やめて、やめてくださ――――っううぅ!み、見られてる、見られてます、からぁ!!」  パンパンと肉と肉がぶつかり合う音が響く。リングの周りの観客が歓声を上げる。  歓声を上げる観客たちが幻影にすぎない――――どこにも存在しないものだという事はグレイにも分かっている。見られても恥を感じる必要はないと頭では理解している。  だが分かっていたとしても、犯される痴態を数多の視線の中心に晒される恥――――視覚から来る羞恥と、膣奥を暴かれる苦痛と屈辱が合わせられてはとても耐えられない。 「ひぅぅぅ……っ!!ぁ、あぁぁやめ、やめて…………!  っあ!ぁ、あ、ぁぁぁっ!やっ、ダメ、ダメです!やめてください!ぁ、あぁぁダメ……っ!!」  押し寄せる視線を遮ろうと、手で必死にフードを目深に被って目を瞑る。  しかし目を閉じることで膣奥の感覚がより鋭敏に感じられ、グレイはただ華奢な身を揺さぶられ、膣壁を蠢動させて弱くではあるが視線の中心で果ててしまった。  限界まで開かされて巨根を咥えこむ膣口から、じっとりと愛液が滲んでリングの床へ滴り落ちる。 「うあ、あ、あぅうぅ……!ぁ、あ、ぁ、あぁ……っ!い、いや……っ!  ま、待って、待ってください……っ!せめて、少し休ませ――――っあ、あぁんっ!」  どれだけ人の似姿を取っていようとも、グレイを犯す老人は所詮幻影だ。  だがそれは実態を持たないからこそ愉楽の念もない。それはただ刻み込まれた命令のままに行動し、慈悲もなく目の前の少女を衆目の前で辱しめ続けてしまう。  藤丸の記憶を捻じ曲げて顕現した老人の幻影は、ただイベントの記憶――――そこから藤丸が得た印象や無意識下のインスピレーションを汲み取って蠢き、目の前の清楚かつ純朴な少女を犯すだけだ。 「ひっ、ぁ、あ、ぁぁぁっ!やっ、ぁ、いやぁぁ……!」  胸すら辱しめられることなく、衣服すら剥かれることなく犯される。  天を衝くような太く真っ黒な巨根がグレイの真っ白な肌の中心に突き立てられて、ぐちゅぐちゅと音を立てながらその最奥を穿っていく様は、悲惨であると同時にあまりにも淫靡な光景を作り出してしまう。 「やっ……!やっ、ぁ、見ないで……!見ないでください……っ!!  拙の、こんな、こんな姿……!やっ、やだっ!ぁ、あ、ぁ、あぁぁ……っ!はぁうっ!んぅぅぅっ!」  幻影の視線だけでなく藤丸の視線すらもが、どうしようもなくグレイに突き刺さり、その羞恥を煽る。  正義感があろうとも本能には抗えない。見目麗しい美少女が辱しめられている姿を、手出しすらできずに見るしかない屈辱と、そこから成る背徳感。  ガチガチにペニスが勃起していくことに罪悪感を覚えながら、それでも藤丸は息が荒くなることを避けられず、意識しなくてはリング上から目を逸らすこともできなくなっていた。 「うぅぅぅ、ぁ、やめ、て……!やめてくださ、ぁ、あぁっ!  や、やめぇぇ……っ!は、ぁ、あ、あうっ!ひぅぐ……う、うぁぁぁ……!」  屈辱と性感と羞恥。ない交ぜにされたそれらに喘ぎすすり泣くグレイの姿。  幻影の老人はその場でゆっくりと回り、観客を楽しませるかのようにグレイの痴態を全方位へと晒す。 「やっ…………!あ、あ、あぁぁ、見ないで、やめて、いやぁぁ……っ!」  少女の羞恥の表情と涙に煽られて、幻影の観客たちが歓声を上げ、下種かつ淫猥な言葉で囃し立てる。  もっと犯せ。激しく犯せ。服を剥げ。アナルを犯せ。乳首を責めろ。クリトリスを嬲れ。  悪辣な欲望をストレートにぶつけられて、グレイはただ恐怖に竦みながら犯されるしかない。 「や、や、や……っ!あ、ひぅっ!ぁ、あ、あ、ぁあぁ……っ!!  やっ、やっ、やっ、いやっ!ぁ、ああ、ダメ!ダメですっ!激し――――っんぅぅ!!」  観客たちのボルテージの高まりに応えるように、老人のピストンがより速く深くなっていく。  巨根を咥えこむには華奢すぎるグレイの膣内が、何度も何度も節くれだった真っ黒なペニスによって擦り付けられて、段々とぱっくりと開きながら愛液を滴らせてしまう。  見られたくない姿と、聞かれたくない声と音。  けれど身体を揺さぶられては、どうしようもなく声も音も響かされてしまう。フードを目深に被って顔を隠すのが精いっぱいで、穿たれた膣口がどうしようもなく視線の群れに晒されてしまう。 「あっ!ぁああっ!やっ、いやっ!ぁ、あぁぁああ!  やっ、あ、あ、あんっ!はぅ……っ!んっ、うぅぅぅ!んぁっ!ぁ、やあぁぁぁ!」  膣奥の敏感な場所を深く強く抉る、硬く張り詰めたペニスの先端部分。  引かれては打ち付けられ、引かれては打ち付けられ。残酷なほどに深いカリの段差が、削るように少女の膣壁を擦り嬲って、なのに痛みではなく性感を華奢な身へともたらしていく。  何度も何度も敏感な場所を穿たれて、抗いようもなく性感を意識させられて。  グレイがどれだけ清廉な少女であったとしても、そんな状況で耐え続けることは不可能だった。 「あ、あぐ……っ!!ふ、ぅうぅっ、うぅぅ~~~~っ!  み、見ないで、藤丸さん、見ないで……っ!見ないでください……っ!」  フードを目深に押し付けるように掴んで、唇を噛んだ涙目でグレイが懇願する。  だがそんな態度は、現状に対する背徳感と本能的な欲望を痛烈に煽り立てて、藤丸の視線や意識をより深くグレイへと集中させてしまうだけだ。  老人の腰が突き上げられるたびに、グレイの細い身体がびくりと跳ね上がる。  可憐な声音が淫らに歪み、黒く太いペニスを咥えこんだ膣口が僅かに蠢いて、どうしようもなく衆目の目を引く形で、愛液を僅かに噴出させた。 「あ、あ、あ、ぁぁぁいや……っ!!やめ、て……!いやっ、いやぁぁ……っ!  だ、出さないで!出さないでください!奥、奥ダメ!ダメなんですっ!あ、ぁ、あっっ!!あぁぁ!やっ、いやぁぁ!」  早められていくピストン。ばちゅばちゅぐちゅぐちゅと淫らな音が響き渡る。  打ち壊されるように急速に歪められていく可憐な声音。羞恥に染まった表情が観客たちの虚ろな興奮を煽り、下劣な歓声が場を満たしてグレイを押し潰す。  そしてピストンがピタリと止まり、硬く張り詰めたペニスがグレイの膣奥を押し拉いだ。 「ひっ、ぁ、あぐ……っ!!」  ビクリと跳ねあがる華奢な身体。同時に跳ねる淫らな声音。  目深にフードを押し付けていた手が離れ、体が跳ね上がったせいでフードが捲れ上がり、グレイが何よりも隠しておきたかった、蕩けた"顔"が隠しようもなく晒される。  だがグレイが、その恥と恐怖に悲鳴を上げるよりも早く。  残酷な熱量が膣奥に押し寄せてくることへの本能的な恐怖が、グレイの口から悲痛かつ淫らな絶叫を、歓声にも負けない程に高く高く響き渡らせた。 「やっ……!!ぁ、あ、あ、やぁぁっ……!  やっ、ぁああぁいや……!いやぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!」  膣奥の小さな穴を押し通り、胎の奥底にまで到達する淫らに粘つく熱量。  生殖能力などない、精液に似せられただけのただの魔力。けれど女としての本能に刻み込まれた感覚と恐怖心は、グレイの心を深く深く傷つけて貶めるには、あまりにも十分すぎた。 「あぁ……!あぁぁぁ…………!  嘘、嘘です…………!こんなの、いや、いやぁぁ……!」  胎の奥で煮えるように蠢動する、粘ついた熱い液体。  ゆっくりとゆっくりと、華奢な身体の中には収まりきらなかった精液が膣壁を擦りながら逆流して、巨根に穿たれて張り詰めた膣口から滲みだし、糸を引きながらリング上に落ちていく。  下劣な歓声が場を満たした。   老人がグレイの頭頂へ、勝ち誇ったような吐息を落とす。 「うぅぅぅ……や、ぁ、あぁぁ……――――ひ、ぁうっ!えっ!?」  だがそれでも、ねじ曲がった記憶の中で行われる陵辱は終わらない。  観客たちの求めに応じるように、老人はグレイを穿ったまま胡坐をかいて座り込み、自由になった手でグレイの衣服を力任せに破り捨てていく。 「やっ!ぁ、あぁぁやめて!やめてくださいっ!!  あ、あ、あ、そんな、やだ!あああいやっ!あ、ダメ!や、ぁぁあああっ!!」  グレイの悲鳴が響き、その悲痛ながらか細い声を興奮に染まりきったような歓声が上書きする。  フェティシズムを満足させるためか、長い丈のフードは破かず、その下の黒いワンピースと純白の清楚な下着をビリビリに裂かれ、真っ白な裸身にフードを羽織っただけの状態で再び犯されるグレイ。  リングの中心の蛮行は、歓声が存在する限り終わらない。  純朴な少女はその清廉さを踏み穢されて、ただ欲すらない欲の前に踏み荒らされるだけだった。 ◆ 「っ、グ、グレイ……!  この、放せ……!こんな、こんな獣如きにぃ……!」  リングの中心でグレイが辱しめられているのと同じ頃。  ほとんど顧みられないリングの隅でも、華奢な少女がその身を暴かれ辱しめられていた。  ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。サーヴァントとしてならば司馬懿。  彼女もまたグレイと同様、プロレスリングに上がるにはふさわしくない華奢な身を背後から押さえつけられて、華奢な秘部に真っ黒な幻影のペニスを挿入されてしまっている。 「っあ、あぐっ……!ふ、ぅぅぅぐっ、あ、あ、あぁ……っ!!」  ばちゅばちゅと勢いよく音を立てて、暴力的に叩かれる膣奥。  グレイに対して与えられるよりも残酷な責めは、しかしライネスに覆い被さるその姿を見れば、あるいは一目瞭然に理解できる責め方だった。  ライネスに覆い被さっているのは、真っ黒なトナカイの姿を模した幻影だ。  クリスマスの時期に見かけられる、ウェアウルフと同種の魔獣ですらない。あくまでも四足歩行の動物としてのトナカイが真っ黒な幻影として顕現して、ライネスの身を暴き辱しめている。 「ふ、ぅぐっ!あ゛っ!あぁぁ、痛……っ!!  が、ぁ、あぐっ!!ぅ、うぅぅぐっ!やっ、やっ、やめ……っあぁぁ!!」  前足で肩を踏みつけにする形で押さえ込まれ、尻を突き出すように持ち上げた状態で、秘部に獣のペニスを突き入れられ、悶絶しそうになる激痛の中で何度も何度も膣奥を抉られる。  "辱しめ"の意図もない、ただ目の前の雌を孕ませることだけを考えた獣の性交。しかしそれは高貴かつ強気なライネスの性根にとっては、何よりも惨い拷問も同然だった。 「っう、せめて、トリムマウが、使えれば…………ぁぐっ、うぅぅ!!」  サーヴァントの身にすら痛烈に響く、獣に処女を奪われて膣内を蹂躙される激痛。  その中でライネスは唇を噛むが、しかしそんな後悔は現状を変える力にはならず、ただ薄い唇に虚しく血を滲ませるだけ。  月霊髄液――――エルメロイの至上礼装に、トリムマウという"人格"を付与した汎用礼装であり、ライネス・エルメロイ・アーチゾルテの主武装。  しかしその武装に"人格"が付与されていた事こそが、このタッグマッチを再演した場では悪く働いた。  アッドのような封印の機能としての人格ではなく、あくまでトリムマウの人格は外付けだ。  そしてその人格が外付けであったことで、トリムマウは"一人"としてカウントされ、グレイとライネスがリングに踏み入った時点で強制的にリングから弾き出されてしまった。  そして後は、現状が全てを物語っている。  リングの上に上がった四人。その中には個人で戦う力をほとんど持たない少女が一人。  そんなライネスを守ろうとしてグレイが奮戦しようとも、藤丸の"苦戦の記憶"を捻じ曲げて顕現した老人とトナカイに最終的に押し切られるのは、あまりにも自明だった。 「っが……!!あぐっ、この……っ!!好き勝手に、私を、ぉ、ぉ、あが……っ!!  ぎっ、が、はぁぁ……っ!!ん、ぐぅぅっ!は、ぁ、あぁぁぁっ!!や…………っっ!!」  ライネスの心は折れていない。激痛はむしろ彼女の心を克己させている。辱しめの中で泣き叫ぶグレイの悲鳴や、観客たちの下劣かつ虚ろな歓声は、ライネスの怒りを深く高く掻き立てる。  だが一方で、グレイよりも華奢な身体で獣の太いペニスに抉られては、それこそ身体の方が明らかに限界を叫んで、少女の身を軋ませてしまう。  人間のものよりも太く硬いペニスが、情けも容赦もなくライネスの細膣を擦り膣奥を何度も穿つ。  並の人間ならば体を内側から破壊されるだけの責めは、サーヴァントだからこそ受け止めることはできる。しかしサーヴァントであっても、明らかなサイズの差を埋めることは不可能だ。 「ふ、ぅぐっ!!ぎ……っ!あ、あ、あ、あぁぁぁっ!!  この……っ!けだもの、め……!!こんな、こんな、下劣な責めでぇ……っ!!」  強い克己とは裏腹に、激痛によって途切れ途切れになっていく言葉。  激痛はライネスの意識を通り越して本能を刺激して、段々と膣が潤みを帯びていって、痛みが段々と快楽に変換されて感じられてしまう。  獣に犯されて、嫌悪しかない筈なのに感じてしまっている。  それが仕方のない事だと頭では理解できていて、だがそうだとしても矜持はそれを受け入れることが出来ず、結果的にライネスは体だけでなく心まで傷つけられてしまっていた。 「――――っあぁぁ!!やっ、ぁ、あぐ……!ぅ、うぅぅぐぅっ!!  は、ぁ、はぁっ!はっ、ぁ、ぁぐ……っ!!ふ、ぅうぅぅっ!うううぅあああぁぁ!!」  発情した獣の息が、ライネスの頭上に勢いよく落とされる。  身を捩ることすら許されない拘束。膂力では敵うわけもなく、抵抗の手段は元々ない。  "軍師"として与えられた鑑識眼の全てが、どうしようもない敗着を悟らせる。  しかしライネスとグレイが敗北を認めたとしても、この歪んだ記憶の再演は終わらない。あるべき結末を迎えるまで――――藤丸立香たちが勝つまで、この試合は終わらない。  発情した獣の息を頭上に受けながら、ライネスは顧みられないリングの隅で犯される。  覆い被さったトナカイの体躯によって、ライネスの華奢な身体はほとんどが覆い隠されていて、観客席からはトナカイの下で何かが微かに呻き蠢いているようにしか、その光景は映らない。 「は、ぁ、あぁぁぁ!!あっ!あぅっ!は、あぁぁっ!!  やっ、ぁ、この、激し……っ!!この、ぅ、やめ、止まれ、とまれ……っ!!」  そして、グレイの膣奥に老人が精液を放ったのと同じ頃。ライネスを組み敷くトナカイの動きもまた、射精を間近に控えた貪るような動きへと変わっていく。  太いペニスに抉られた膣壁に伝わってくる、熱く硬く張り詰めた獣のペニスの感触。暴力的に膣奥を拉がれるたびに、華奢な身体が奥底から無慈悲に押し上げられていく。 「は、ぁ、やめ、やめろ……!やめろぉ……っ!!  わ、私、ぃ、いや、いやだ……!こんな、こんなの、いやだぁ…………っ!」  ライネスが必死に、うつ伏せに押し潰された喉から言葉を絞り出す。  しかしグレイの痴態に向けられた虚ろな歓声が、ライネスの必死の言葉を残酷に打ち消してしまう。 「あ、あ、あ、あぅっ!!ひ、ぃぎ……っ!  が、は、ぁぁぁいや……!いや、いやぁぁ……っ!!やめ、やだ、やめろ、やめて……!」  高貴さと強気さが、水音と激痛の中で段々と崩れ落ちていく。  少女と呼ぶには大人びた美貌――――揶揄うような笑みが良く似合う美しい顔立ちが涙でぐちゃぐちゃに崩されて、しかしそれすらリングに押し付けられて誰の目にも触れることはない。  トナカイが発散しきれない欲を吐き出すように嘶いて、その音がライネスの恐怖を一層煽る。  怖い。苦しい。痛い。なのにそれらの内側に快感が潜んでいて、ライネスの身体はそれを敏感に感じ取って、痛みの中ですら性感を覚えてしまう。 「あ、あ、あ、ぁぁぁやめて……!やぇ、出すな……出さないでぇ……っ!  ――――あ、あ、あ、ぁぁぁいやっ!やめ、やっ、やぁぁああっ!ぁ……あ、あぁぁああああっっ!」  そしてそのまま、あろうことかピストン運動を続けたまま、トナカイはライネスの膣全体を自身の精液で穢すように、凄まじい量の精液をペニスの先端から迸らせる。  膣内に流れ込む粘ついた大量の白濁。それが射精されるや否やピストンで掻き回され、ライネスの膣内は獣の精液に全てを蹂躙され、しかもその絶望に浸ることすら許されない。 「うあっ!ぁ、あぐっ……!!は、ぁあぁぁっ!!  やっ……!なんで、もう出てるのに……っ!!こ、この、止まれ、とまれぇ……っ!」  射精している筈なのに止まらないピストン。残酷な獣の蛮行が終わらない。  凄まじい量の精液を膣内に受けて、既にライネスの身体は軽い絶頂に達している。だというのにいつまでもピストンが終わらない。絶頂の段階を押し上げるように、何度も膣奥を穿たれてしまう。 「は、ぁ、あぐ……っ!!や、や、や、いやだ……!  もう、いやだぁ……っ!!やっ、ぁ、あ、やめて、やめ、あ、あぁぁっ!!は、ぁあんっ!」  泣き濡れて、強気を折って、華奢な身体を捩って必死に責めから逃れようとして。  だがどれだけ抵抗しようとも、その有様は誰の目にも映らない場所にしかない。  観客たちの下種な歓声は、その全てがグレイの華奢な一身に向けられている。  ライネスがどれだけ抵抗しようとも、もはやリング上を見つめる者たちの目はグレイの方にしか向かず、トナカイに犯されるライネスに目を向ける者は誰もいない。 「ふぁっ!ぁ、あ、あぅぅっ!あ、やぁぁっ!ぁ、やめ、てぇ……っ!  あ、見ないで、見ないでください、ダメぇっ!!あ、あ、ぁ、あぁぁあいやぁぁぁああああっ!!」  リングの中心で観客たちに見せつけるように犯され、グレイは羞恥と性感に叫ぶ。  深くフードで顔を隠し、しかし華奢な胸や穿たれた秘部を隠すことはできず、彼女はただ可憐な声音を淫蕩に染め上げて、数多の視線の中心で晒し物として陵辱され尽くすしかない。 「ぃぎっ!ぁ、あ、ぁ、あぐ……っ!!は、ぁあぁっ!!  こ、この、う、うぐぅっ!ぁ、あ、あ、ぁぁぁやめろ、出すなっ!もう、やぁぁあああ!!!」  リングの端でトナカイに押し潰されるように犯され、ライネスは苦痛と性感に叫ぶ。  誰も見向きもしない場所。誰の目にも触れない影で蠢き、呻いて、何度も何度も犯されて、彼女はただ華奢な膣口が捲れ上がるほどに乱暴なピストンに晒され続けるしかない。 「やっ!ぁ、あ、あぅっ!ひぁあぁっ!やめっ!やだ、やです!いや、いやぁああぁぁっ!」 「うあっ、ぁ、ぐぅぅっ!は、ぁうっ!あああやめ……っ!ぁ、あ、あぐっ、うぅうぅ!!」  二人の少女は犯される。  捻じ曲げられたクリスマスの思い出によって、その尊厳を辱しめられ続ける。 「ふぐっ、ぁ、あぁぁぐっ!ぎ……っ!あっ、あ、ぁぁぁあああああ!!!」 「ライネス、さ――――あ、やっ、は、ぁぁぁっ!やめ、やめて、イくっ……!ぁ、あぁぁぁんっ!」  グレイの華奢な身を背後から抱きかかえるように犯し、その小さく華奢な乳首を太い指先で嬲りながら腰を動かしつつ、幻影の老人の口が僅かに蠢いた。  その見目に誂えたような言葉――――『Merry Christmas』という音韻を紡ぐ形で蠢かされた口は、しかし何の音韻も紡ぐことはない。  その代わりのようにグレイとライネスの膣奥に送り出された精液の熱が、ただこの場を規定する全て――――この場を”性夜”として規定する全てでしかなかった。 ≪了≫ お読みいただきありがとうございました! "いいね"やコメントなど頂けると励みになりますので、お気軽にお寄せいただけると嬉しいです! 次回は"2月15日"に更新を予定しています。 内容は未定ですが、 ・『FGO』のバレンタインイベントにちなんだ何か ・『原神』より八重神子、雷電将軍、珊瑚宮心海辺りで何か ・『FE』より、以前書いたアクアかフローラの続き ・『ポケモン』より、スズナ、カトレア、カミツレ辺りで何か を漠然と考えています。 よろしければ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

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