短編性癖詰め合わせ.1 (Pixiv Fanbox)
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2022-01-26 09:13:57
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2023-01
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~眼光強めのニヤケ面で釣り目な巨大カジノの甘サド魔族支配人さん編~
ほら、お手手が震えているよ?
しっかりカードを握って、呼吸を整えて、目線も手元に集中させてはいけない。
そんな体たらくでは来る運も来ないし、勝てる勝負も勝てなくなってしまう。
……フフ、これほど親切にアドバイスをしているのに、それを無視してそんなに泣いてしまいそうな顔をするなんて、キミも愚かな子だね。
これではまるでまな板の上の鯉、まさにポーカーにおいての「FISH」そのものだ。
この場所では格好の食い物に他ならない、肉をたらふく付けた極上のエサ、あるいは葱を背負った鴨と言うべきか。
……ん、二枚交換するんだね?
……クスッ♡
ああ、いや、すまないね。
真剣勝負の最中に吹き出してしまうなんて、水を差すような真似をしてしまった。
どれ、では謝罪の代わりとして、とっても健気で負けず嫌いのキミに、勝負のコツを教えて差し上げよう。
ギャンブルに大事なのは、強い心だ。
それは例えるなら、強固で頑強な城塞。
悲劇的なまでの不運、あるいは奇跡的な幸運を悟らせない、何重ものブラインドなのさ。
だから、ほら……勝負を仕掛けるとしても、その決意を悟らせてはいけないんだ。
私も、二枚交換しよう。
なんて……こんな風に、何でもない余興のように、勝負の手は打たなくてはいけない。
さて、私は……どんな手から、どんな役を狙って、どんな形になったと思う?
キミがそれを予測できる材料は、そう多くない。
一つは、交換した手札の数。
一つは、今までに既に交換され、捨て場に置かれたカード。
一つは、レイズかコールかの駆け引き。
そしてもう一つは……私の態度、表情、動き、呼吸。
私の様子を観察して、そして浮かび上がった、表情の裏の自信さ。
どうだい?キミの目には、私の心はどう映る?
役が揃って一安心?
それとも、ブタを必死に誤魔化している?
フフ……まあ、私の手札を看破するのは、ちょっとキミには難しいだろう。
おっと、私は何もキミの未熟さを嘲笑っている訳ではないよ。
私は一応、それなりの場数を踏んでいるからね。
一時は賭け事だけで、まず間違いなくキミが一月に稼ぐ金額よりも多いくらいのお金を、一晩で稼いでいたんだ。
まあ、それだけで人並み以上の生活を送れていたという意味では、私はその道のプロと言っても良いだろう。
そういう人間同士の勝負ではね、表情を読めないなんてのは当たり前。
例えるなら、プロ野球選手でピッチャーならば、全員当たり前にマウンドからキャッチャーミットへノーバウンドで球を投げられるというような、技術以前の大前提なんだ。
それを見破られるようでは、この世界では生きてはいけない。
キミが私の表情を察することができないのは、言ってしまえば当然のことなんだ。
だからね。
今、キミに出来ることは、私の表情を苦心して見つめることじゃない。
キミの表情を、キミの手の内を守ることなんだ。
……フフ、当ててあげようか?
さっきも言ったけれど、随分と意を決した顔で、二枚交換していたね?
手元に残っているのは、三枚。
つまり、この三枚は、残すべきという判断を取ったわけだ。
当然、ブラフを抜いて考えるなら、同じ数字か階段状の数字。
または……フラッシュを狙うために、図柄が同じものを残した。
クク……♡表情は動かさなかったね♡偉い偉い♡
まあ、ほんの少し眉が動いたのと、自然な範囲で泳がせていた目線が突然動かなくなったのは気になるけれど……♡
……おっと、無駄話をし過ぎてしまったね。
さあ、二度目のカード交換の時間だ。
キミのチップはぴったりミニマムベットの分しか残っていないから、これがラストゲームとなる可能性は十二分に秘めている。
そうなれば……キミの全ては、私のモノ。
キミの資産だけじゃない、人権までもが、奪われてしまうんだ……。
フフ、よく考えてカードを選ぶんだよ。
……ああ、私は、このままで構わない。
この手で、確定。
これで、キミと勝負させてもらおう。
……フフ、ククク……♡
さあ、選びたまえよ……♡
最大手を狙う?それとも、安手にしておくかい?♡
もっとも、そのどちらを狙うにしても、運を天に祈るしかないだろうがね……♡
……ふむ、一枚交換だね♡
そうだね、その心は、さしずめ……
……いや、もうキミの心を覗こうとする必要もないか♡
だって、キミはどちらにせよ、降りることなんてできないんだものね♡
私と、そのなけなしのチップをかけて、勝負するしかないんだ♡
だから、私も降りる必要はどこにもない♡
最もリスクのない、最小ベットでの勝負♡
私は負けても、ただこの山の一角が削れるだけ♡
対して、キミは負ければ全てを失う♡
崖っぷちのクリフハンガー、死神の鎌を首に添えられたキミは、生き残って大逆転を見せてくれるかな?♡
さあ、そろそろ運命を決してしまおう♡
ラストゲームとなるか否か、勝負と行こうじゃないか……♡
では、まずはキミから、その手札を出してもらおうかな♡
……どうしたんだい?♡
早く、キミの手の内を見せておくれ?♡
……クク、震えていては分からないじゃあないか♡
ああ、それとも、あまりの興奮に、体の動かし方を忘れてしまったのかな?♡
分かるよ、私にも経験があるんだ♡
信じられないような天運が舞い降りて、全身を打ち貫かれるような衝撃が走り……♡
呼吸の仕方も忘れて、ただただ歓喜に打ち震え、全身にアドレナリンが行き渡って、ただ震えることしか出来ないんだ♡
ね、きっとキミもそうなんだろう?♡
まさか、実力や技術の差はあるにしろ、運試しのギャンブルで一度も勝てずに終わってしまうはずがないもんね♡
ツキや流れなんてまやかしさ、結局のところ、賭け事は蓋然性のあるものだ。
確率は、どうしたって収束する、してしまう。
だからこそ、ギャンブルというものは公平であり、その中で取捨選択をするという、戦略のゲームでもあるんだ。
そう……。
キミが、よっぽど。
天から見放されていなければ……♡
フフ、ククク……♡
ウッフフフ……♡
ほら、お手手を前に出して、そしてトランプの札を皆に見えるように、表向けるんだ♡
そろそろ、決着といこう……♡
観衆のバニーガール達も、待ちくたびれてしまっているよ♡
ほら、見えるだろう?♡
慰み者が堕ちてくるのを、今か今かと、体をまさぐり合いながら待っている姿が……♡
ねえ、覚えているよね、最初の忠告♡
あの巣穴……バニー達の巣窟に堕ちれば、もうキミの人権は剥奪されたものと見なされる……♡
そうなれば、一生、永久に……♡
カジノの備品として、バニー達の玩具にされるだけの、ペット未満の惨めな生活を送らされるんだ……♡
首輪を着けられ、部屋に閉じ込められて……♡
脚で踏まれて、尻に押しつぶされ、胸に溺れて……♡
そうして、くすくすと嗤われながら、みっともなく射精することしか、キミには許されないんだ……♡
もう二度と太陽の光を見る事は無い、搾精奴隷生活……♡
死ぬまでそんな人生を強要させられるなんて、考えただけでも身の毛がよだってしまうね♡
ああ、けれど、キミには関係のない事か……♡
そうだよね♡だって、ブラックジャックやルーレット、ハイアンドロー……あらゆるゲームで十度も勝負して一度も勝てないなんて、そんな不運あるはずがない……♡
キミは当初の想像通り、50億という目も眩むような資産を手にして、晴れ晴れと大手を振り、ファーストクラスのリムジンに運転手を付けて、勝利の美酒を呷りながら帰路につくんだ♡
フフ、ククク……♡ああ、それもそのはず……♡そもそもこの勝負だって、初めからちょっとしたサービスのつもりだったんだよ♡
大体、十本勝負で一度でも勝てば50億円を支払うなんて、自信が無ければそんな破格の条件で相手を募集するはずがないだろう?♡
それも、入り口の誰でも見える場所で、大々的にパネルなんか出してさ……♡
けれど、みーんなそれを一瞥しては素通りしてしまうんだ……♡
まあ、それも仕方ないと言えばそれまでなんだけど……♡
私はね、普段は支配人という立場だから、もうギャンブルの場に姿を出すことは滅多にないけれど、それでも賭け事を多少嗜む人間ならば、未だに誰も私に勝負など挑んでこないんだ……♡
もちろん、私は人生で一度だってイカサマをした事なんてないさ……♡
それに、今や流浪の博打打ちじゃなく、自分のカジノを持つ一端のオーナーだからね……♡
そこで妙な噂が流れても困るだろう……?だから、尚更イカサマなんてするはずがないのさ……♡
でも、それでも誰一人として私に勝負を仕掛けない……♡
何故か分かるかい?……♡
ギャンブルが得意な人間はね、リスクの管理が上手いんだよ♡
賭けるチップと報酬が見合ってないものを見分ける嗅覚が鋭いし、分の悪い賭けはそもそも行わない……♡
そう、毎日何千人という腕利きのギャンブラーが訪れるこのカジノで♡
誰一人として、50億という報酬が♡
イカサマでも何でもして、一度でも私を打ち負かすという、たったそれだけの行為に対して♡
割に合わないと、そう誰もが確信していたんだよ♡
フフ……♡まあ、強いギャンブラーというものは慎重さが要……♡
悪く言えば、臆病なんだよ……♡
だから、いつも退屈していたんだ、私は……♡
上からこのホールを見下ろして、ただ挑戦者を待ちわびる日々……。
いつしか腕すらも錆びついてしまわないかと、そう思っていたんだ……。
ああ、けれど、そんな中で!♡
ふらりと現れた、一人の可愛らしい男の子!♡
少し不安げに、周りをきょろきょろと見回しながら、おろおろとテーブルを眺めては離れてゆく、一匹の迷い猫……!♡
そう、キミという勇者が現れた!♡
ああ、その顔を見たらすぐピンと来たよ……♡
この子は私を愉しませてくれる子だってね……!♡
フフフ、そして、やはり私の人を見る目は衰えていなかったんだ……♡
キミの傍に駆け寄って、軽く誘ってあげたら、キミはすぐに了承してくれたね……♡
ククク、いくら私が直にキミをそそのかしたとは言え、あんなにコロッと頷いてくれるとは……♡
そんなにも素直では、身ぐるみを剥がされて、人としての権利までしゃぶり尽くされてしまうよ……?♡
なんて、その忠告も既に手遅れなんだけどね……♡
フフフ、ああ、ああ……♡とうとう泣き出してしまったね……♡
でも、泣き落そうったってダメだよ♡
勝負は勝負、契約は契約なんだから♡
破産するならきっちりと、その対価として人権を差し出さないと……♡
クク、ウフフ、ほら、早く手札を出しなよ……♡
ほら、ハリー、ハリー……♡
……ん?
……ごめんなさい、許して?
……何でもするから、助けてほしい?
……フフ、アハハ、アーッハッハ!!!♡
いや全く、随分と面白いジョークを言うじゃあないか!♡
あんなにも優しく、いくらでも逃げ道を用意してあげたのに!♡
こんなにも優しく、考えうる限り最も楽な終わりを用意してあげたのに!♡
一度のゲーム毎に、ここで降りるかとあれだけ聞いてあげたのに!♡
キミを労働奴隷として、まともな食事や寝床も与えず、衰弱死するまでこき使うこともできるというのに、私はキミにただ惨めでキモチイイ想いをしていればいいと、これほどまでに慈悲に満ちた最期を提案してあげているのにかい!?♡
クク、ククク……!♡
ああ、やっぱりキミは素晴らしいな……!♡
私の目に狂いは無かった……!♡
私はね、キミのような、狂おしいほど愚かで運がなくて、騙されやすくて素直で情けない子が……!♡
勇気を出して勝負に挑み、初めは希望を抱きつつも、それをどんどんへし折られて、最後は絶望しながら命乞いをする姿を見ると、クフ、クッフフ……!♡
もう、子宮が疼いて、下着が使い物にならなくなるほど、ぐしゃぐしゃに濡れてしまうんだよ……!♡
はぁ……!♡その信じられないほど邪悪なものを蔑みつつも畏怖する目……!♡
堪らないな、本っ当に……!♡
こればっかりは、ポーカーフェイスでは抑えられそうにもないよ……!♡
ああ、でもこれはキミが悪いんだよ……?♡
キミがほんのちょっと、私の好みから外れていれば……♡
キミがほんのちょっと、少しだけクレバーであれば……♡
私はキミを見逃してあげたのに……♡
そう、キミがダブルブルの真ん中に突き刺さるように、心の底から欲求を煽る、私がちょうど望んでいた、可愛くて可愛くて最高に好みな男の子でなければ、札束の入ったアタッシュケースでもお土産に持たせて帰らせてあげたのにね……♡
フフ、あるいは、途中で今まで負けた分のチップを背負ったまま帰っていたのなら、私も見逃してあげたのかもしれないな……♡
ん?フフ……♡確かに、途中で勝負から降りれば、キミの持っている財産と稼ぎからして、一生馬車馬のように働いては返済に追われるだろうが、それでも永遠にベッドルームでカラダを売る羽目にはならずに済んだだろう……?♡
ククク……♡まあ、あれだけ借金苦の末路を語って脅してあげたら、キミがこの勝負から降りる訳が無いとは分かっていたけどね……♡
フフフ、そうだよ……♡私は最初から、キミの姿を見た瞬間から、キミがこうして奴隷に堕ちることを確信していたんだ……♡
ああ、何て可哀そう……!♡
邪悪な魔女に騙されて、永久にバニー達のメートル越えきつきつ爆乳の谷間に、えっげつない舌使いのお口まんこに、むっちり太く肉付いた太ももオナホに、どんな男でも1ピストンで射精狂いにさせてしまう魔の膣穴に、悶え狂いながら一秒の休みもなく犯されてしまうなんて……!♡
フフ、なーんて……♡
何度も言うが、これは完全なフェアプレイ……♡
イカサマもカードの操作もない、ただ単なる実力と運の勝負なんだ……♡
だから、私を恨むというのはお門違い……♡
もし恨むとしたら、自分の不運と実力を恨むんだね……♡
ク、ククク……♡
ああ、その顔……♡
やり場のない怒りと絶望に震える仕草……!♡
はあぁ……♡少しイってしまったな……♡
フフ、フフフ……♡
さあ、もう十分だろう……♡
キミの心を踏みにじるのも、そろそろおしまいにしてあげようじゃあないか……♡
ほら、もう諦めて楽になろう……♡
なに、キミも男なら、見目麗しくてすけべな格好をした、豊満な体形の女とハーレムセックスしたい願望くらいあるだろう……?♡
彼女らは皆、ヒップもバストも当然のようにメートル越えの、極上のバニーガール達だ♡
そういうマゾヒスティックな趣味が無くとも、バニー達の巣穴は楽園と形容してもいいはずだよ♡
まあ、その代わりに、ウサギじみた底なしの性欲も折り紙付きだけどね……♡
フフ、額に汗が滲んでるよ……♡
少し、雄らしい匂いも濃くなったかな……?♡
期待、してしまってるのかい……?♡
クスクス……♡
それなら、さ……♡
早くその手に握ったモノをバラまいて、楽しいことをしようよ……♡
大丈夫、悪いようにはしない……♡
私は、ただキミを快楽漬けにして楽しみたい……♡
その為に、キミが欲しいだけなんだ……♡
酷いことなんてしないよ……?♡
痛い事や苦しい事、辛い事なんて以ての外さ……♡
そもそもの話だが、そんな表に出せないようなことをするために奴隷を飼うのなら、50億もあれば何人でも買えてしまうんだからね……♡
フフ……♡急にこんな事を言い出すのは怪しいと思うかい……?♡
まあ、これは私なりの謝罪さ……♡
さっきはあれだけ、キミの心を蹂躙するような真似をしてしまったからね……♡
だから、ほら……♡
せめて、ベッドの上では、優しくしてあげるよ……♡
甘く、蕩かすように……♡
無数の柔らかな乳房に埋もれながら、代わる代わるバニーの巨尻に種付け……♡
あるいは、その逆……顔をお尻に潰されながら、濃ゆいフェロモンを嗅がされて、にゅらつく乳の柔さに、肉棒を芯まで解されるような恍惚を味わいたいかい……?♡
ほら、カードをそこに広げて、こっちにおいで……♡
もう、怖いのはナシにしよう……♡
フフ……♡
ワンペア、か……♡
ああ、良い子だね……♡
存分に胸に甘えるがいいよ……♡
ほら、バニー達もおいで……♡
あまぁいフェロモンの溜まった住処へ、連れて行ってあげよう……♡
クスクス……♡
いっぱい、いーっ……ぱい♡
可愛がってあげようね……♡
フフ……♡
ああ、もうそんなに蕩けた顔をしてしまって……♡
バニー達のフェロモンに当てられて、とぷとぷ甘イキしてしまったかな……♡
あーあー、バニー達も目の色を変えて、すっかり本気で共有お婿さんにするつもりだね……♡
それではお部屋に入ってから持たないよ……?♡
十分……いや、五分でバニー達に眷属契約を結ばされてしまうと見たね……♡
クスクス……♡では、私も部屋で首輪と淫紋の鏝の準備をしてこようかな……♡
……ああ、ところで、キミは終ぞ私の手札を確認しなかったね♡
私の役は何だったと思う……?♡
なーんて、もう顔中を乳房に埋められて、聞こえてもいないだろうが……♡
実は私の手札はね、全くのブタだったんだよ♡
完璧に役ナシの、ワンペア未満♡
私の誘惑に負けず、勝負さえできれば、ほんの少しでも延命できた……いや、これは勘だけれど、ここで負けていたら、流れを引き寄せられてしまっただろうね……♡
けれど、キミはキミの意思で勝負を捨て、私の庇護下に飛び込んできてしまった……♡
キミは、一生かかっても見る事さえない大金より、私に支配されることを選んだんだ……♡
クク、いやはや全く、キミは本当に愚かで、私好みの可愛い子だよ……♡
そんな可愛い旦那様は、私が責任を持って……♡
永久に、快楽の底に沈めて……♡
キモチイイとシアワセ以外、何も考えられないようにしてあげないとね♡
ああ、愛しの旦那様……♡
~常に傍をまとわりついてくる全身真っ黒ヤバ後輩ちゃん編~
おやおやおやァ……?
嗚呼嫌だ嫌だ、この明朗快活、歩いた後には雨も止むと言われたワタクシですら見ているだけで辛気臭くなる、痩せガエルにも劣った面構えの男がいらっしゃると思えば……。
イヤハヤ、これはこれは、ワタクシがこの世で最も敬愛してやまない、愛しのセンパイ様ではございませんか!
駅かどこかで見覚えがあった顔なものでしたから、センパイかと思うより先に、一瞬構内に張り出されている指名手配書で見た写真の顔かと間違えてしまいましたが……いやしかし、それにしたってヒドイお顔ですねェ?
まるで……そう……。
こう、地獄の底で苦痛に喘ぐ亡者のような悲哀が……いや、違いますねェ……それよりももっと……。
ふゥむ……人智を超えた怪物に追われた哀れな被害者が、死を目前にしたためた手記を連想させる……いや、これもピンと来ませんねェ……。
しかし、イヤハヤ、そう考えると大したものでございますねェ。
ワタクシは、そんじょそこらのマックで本質を突いた話をしてネットのバズの題材にされた挙句に嘘松などと叩かれるような一般的なジェーケーよりは、語彙という分野において……それも人間の悲哀や絶望などといったものを表現することにかけてはほぼ趣味の範疇でございますから、多少なりとも自信があったのですが……。
いや全く、貴方の顔ときたら賞賛の一言!
まさかこのワタクシを以てして、その消沈ぶりの一割も言語では表現できないと思わせるとは、流石!
この学園のスゥパァアイドル、文武両道にして眉目秀麗、素行の優秀さは折り紙付き、オマケに男性垂涎の肉付きで誰もを悩殺してしまうワタクシが、2022年1月現在において最も信頼または親愛の情を抱く人間なだけは有りますねェ!
……オヤ、今日と言う今日は本当にメンがヘラでございますかァ?
いつもならココイラでDVの一つや二つが行われるトコロなのですがねェ。
そうワタクシを無視してサメザメと大息を吹かされると、いくら知人にこぞってハートレスと言われるワタクシと言えども、センパイに合わせてションボリでございますよォ。
……で、結局のトコロ、何が原因なのですかァ?
……はァ、当ててみろ、ですかァ。
そうですねェ……まァ、センパイの顔から察するに……。
……まァ、当てずっぽうですから、外れてても気を悪くしないで下さいねェ?
アクマでもこれは、一般的な男子高校生というモデルケェスにおいて、貴方ほども落ち込むような事案を考えただけで、何も貴方を貶めたり辱めたりするという意図はァ……
はァ?良いから早く言え?
全く、蝶よ花よと愛でられる女子高生に酷な事を仰いますねェ……こちとら意外と心がおセンシティブでございますから、性差による膂力差のある男性に怒られると考えると夜も眠れないほど怯え散らかしてしまうというのに……。
ハイハイ、予防線も御託も結構でございますか。
それではァ……例えば……。
"ちょっとばかし気に入っていて、顔はそんなにタイプじゃないけど告白されたらOKする程度には好意も性欲も抱いている、良い子ちゃんで気の弱くて庇護欲を煽ってくる割に胸は大きめの同じクラスの子に屋上に呼び出され、これはもしかしたら告白されるんじゃあなかろうかと期待を胸に、普段は全く気にも留めていない身だしなみを整えながら向かったら、件の女子があからさまに挙動不審な様子で待っていたから『これは来たんじゃないか?』と思いつつも呼び出したのは相手だしこっちから何かを言うのも違うなと思って、あの子が彼女になったらどんなデートとかするのかなぁなんて皮算用をしながらもじもじと体を捩っている彼女が口を開くのを待っていたら、その子が意を決したようにこちらを向き、その瞬間急に真っ赤だった顔がペンキをぶっかけたように青ざめて、脚を恐怖でガクガク震えさせながら「ごめ、ごめんなさい……!!!」と突然謝られて弾かれるみたいに逃げられた"
……ってなトコロでしょうかねェ?
クク、フフフ……!
ッフ、フハ、アーハッハッハァ!!!
あァ、図星!ソレはソレは、珍しいこともあるモノで!!!
クク、ゲホッ、痛いじゃァありませんかァ……♡突然襟首を掴まれては、ぐッ、首が締まってしまいますねェ……♡婦女暴行は重罪ですよォ……?♡
フフ、あァ、見ていのたか……ですかァ?
いやァ、まさかまさか、そんなそんな……!
そんな、クフッ、当然の事じゃアないですか……♡
勿論、当然、語るまでも無く!
見てましたよォ!!!じィっくりと、けれどバレないように、センパイからだけは死角になる位置で!!!
当然じゃアないですかァ!!!センパイが、あんな、あんな!!!
あんな売女に汚されるなんて、黙って見てられる訳がないでしょうが!!!
あァ、思い返したら腸が煮えくり返る!!!あの、あの腐れ女が!!!
丁度屋上なんて誰も見ていない場所だったんだ、嗚呼しまった、殺しておけば良かったんだ!!!
今からでもそのドブに吐き捨てられたゲロよりも臭い阿婆擦れの匂いを追って、生爪でも剥いでから縊り殺しておくべきか!!!
フフ、クヒヒッ、あァ、今すぐにそうするべきだ、一刻も早くそうしなければ!!!
……フフ、なァんちゃってェ♡
……重いデスよォ、センパイ♡
しっかし、そんな血相変えてワタクシを押し倒すなんて、お顔に似合わず情熱的♡
クフフ……♡ワタクシも一匹の雌でございますから、どうにもこうして、つよォい雄に組み伏せられると、こう、胎の底にずゥんとクる感覚がありますねェ……♡
まァ、今の状況で惜しむらくは、ロマンチックな体勢ではなく、凶悪犯を確保する特殊部隊のような押し倒し方なことくらいでしょうかねェ……♡
フフ、そんなにワタクシの演技は堂に入ってました?ハリウッド級?
安心して下さいよォ、このワタクシが感情に任せて直接手を下すなんてスマァトじゃない真似、する訳がないでしょオ?
クク、殺しなんてしたら、もう二度とセンパイはワタクシに会ってくれませんよねェ?
そうなれば、ワタクシがこの世で生きている理由は、宙を舞うホコリの一粒分だってありはしませんからねェ。
……えェ、まァ、死にますよォ。
それはもうコロっと、止める暇も無く。
センパイが今ここで、ワタクシと一切の縁を切って、二度とその面を見せないようにしろと仰るのなら、その様を実際にお目にかけますよォ。
あァ、もし汚い死に様なんて見たくも無いのなら、愛しい愛しいセンパイの為に出血大サァビス!
永遠に誰にも見つからないと、この頭脳明晰なワタクシがお墨付きの場所で、誰にも知られずひっそりと死んで差し上げちゃいまァす!
クフフ、何てセンパイ想いな後輩なんでしょう、ワタクシったら!
……フフ、イイですねェ、その気っ色悪いモノを見る目……♡
センパイはワタクシのことを、心の底から全く理解できない化け物だとお思いになっておられる……♡
えェ、えェ、全く構いませんとも……♡
ワタクシはセンパイに、ちょっと本気で吐き気がするほど気持ちの悪い、見ているだけで寒気がするキッショい女だと思われたくらいではめげたりしない、恋する一途な女の子なんですからねェ……♡
クク、甘ずっぱァい青春ですねェ……♡センパイがだァい好きな恋愛小説みたい……♡
クフフ、あァ、センパイどちらへ行かれるので?♡
どこまでもお供しますよォ♡なんてったってワタクシは、可愛い可愛いセンパイだけの後輩なんですからねェ♡
……フフ、誰かにこの事を喋ろうったって、無駄ですよォ……♡
ワタクシの普段の振舞い、知らないでしょ?
それこそ明朗快活、素行優秀、リィダァシップに溢れていて、二年間ずーっとクラスの室長。
成績は誰より優秀で、国内トップの難関国立大の法学部も期待されていて、運動能力も悪くない……。
その上、アナタもよォくご存じの通り、容姿は端麗で体つきも雄好みのする、猿にも例えられるほど性欲盛りの男子高校生には堪らない肉付き……♡
そのおかげで、同じ学年どころか、上級生の人にもよく告白されるんですよォ……♡
ホラ、知ってるでしょ……?♡イケメンかつヤリチンで噂の、サッカー部のキャプテン……♡
あの人にも、呼び出されて告白された事あるんデスよォ……♡
フフ、ククク……!思い出すだけで笑いが込み上げて来ますねェ……!
あんなにヤリモクを隠そうともしない目付きのくせに、いけしゃあしゃあと、ワタクシの明るくて優しい性格に惹かれた、だなんて……!
はァ、本っっっ当、男ってカスでございますねェ……♡
あれだけ私の胸をガン見しておきながら、あんなことを本気で言えるんですからねェ……。
まァ、お察しの通り、そのクズは一寸ばかし軽いトラウマになるくらい、こっぴどくフっておきましたが……。
……ン?おやおやァ?♡
安心、しましたかァ?♡今、ほんのちょっとだけ、ワタクシが男に靡かなかった事に、安堵の情を抱かれた?♡
ククッ、フフフ……!♡
あァ、あァ、そうですかそうですか!♡
あはァ……♡
なァんか、センパイとの子供が欲しくなっちゃいましたねェ……♡
屋上、カギ掛ければ誰も来ないか……♡子供を作るにはうってつけですねェ……♡
ン?どうしましたァ?
……そんなに不思議なコト、ワタクシ言いましたァ?
ただ単に、センパイがカワイくてエッロい仕草をしてきたから、ワタクシがセンパイをブチ犯したくなっただけじゃないデスかァ。
センパイだって、ワタクシが今からスカート降ろしてパンツを脱いでセンパイに渡したら、あァこいつブチ犯してもOKなんだなって思うでしょォ?
……あァ逃げないで下さいよォ♡
そんな苦虫を噛み潰してじっくりよォく味わったみたいな顔しなくったってイイじゃありませんか♡
クフフ、それでェ?♡
どこに逃げ込むおつもりなんですかァ?♡
さっき言ったこと、もう一度リピィトして差し上げましょうかァ?♡
ワタクシとセンパイの言葉、周りはどちらを信じるでしょうねェ♡
まァ、ハッキリ申し上げますと、ワタクシが今ここで全裸になってセンパイに襲われたと叫べば、多少状況証拠に不備があろうとセンパイは話も聞かれず牢屋にブチ込まれるとワタクシは思いますよォ?♡
教室の中でいつも大人しくしていて、格別に問題も起こさないけど友達も少なくて、先生にも特に好かれていないセンパイが、このワタクシの言葉を覆せますかねェ?♡
それも、ワタクシに無理やり屋上でレイプされそうになったから匿ってくれ、だなんて……♡
クク、まァ、そう言ってやれば、明日からちょっと先生から優しくされるかも知れませんねェ♡
気が触れたと思われて、腫物を扱うように、優しく……♡
クク、ウッフフ……!♡
……ン?あの告白してきた女の子が証言してくれる?
あァ、あの雌ですかァ。
無駄だと思いますよォ?
アレ、焚きつけたのはワタクシですからねェ。
と、言いますか……雇った?
あの子、ぜェんぜんセンパイの事好きでも何でもないですよォ。
ただ、ワタクシが告白っぽいことしてくれって頼んだだけデスね。
……フフ、そうですよォ♡
何故って、そんなの……♡
センパイの無様な姿を見たいからに決まってるじゃァないですかァ……♡
あァ、本当、思い返すだけで、カラダが震えますねェ……♡
あの、心底弱り切った姿……!♡
はあァ……♡本当に、心から不格好で、見苦しくて……♡
……ウフ♡怒りました?♡ブン殴りたくなりました?♡鼻っ柱を叩き折って、二度とこんなクソみたいな事をしでかさないよう、徹底的に痛めつけて二度と逆らえないようにしたくなりました?♡
ええ、ええ、そうでしょうとも♡それは極々自然な感情の動きなのですよォ!♡
もちろんそれを引き起こしたのは、他でもないこのワタクシ!♡ワタクシが全て悪いということは、誰の目から見ても一目瞭然、火を見るよりも何とやらですねェ!♡
ですから、ほら、屋上へ行きましょうかァ?♡それとももっと誰の目も無くて、人道も倫理も無視しきったコトをしたいデスかァ?♡
それならワタクシの家、ワタクシの部屋にでも行きますかァ♡
そこで心おきなく、この生意気で乳とケツばっかりデカいクソ女の腹を、思いっきりブン殴ってスッキリ致しましょう!♡
それとも、腕や脚を折って二度と使えなくするのでも、顔にバットを叩きつけたり硫酸をブッ掛けたりで二目と見られない顔にして、雌としての価値をドン底に叩き落とすのでも大歓迎ですよォ……♡
ねェ♡そうしましょう♡ほらほらァ♡善は急げデスよォ♡
釘とかハンマーとかあるし、ホームセンターにでも寄りますかァ?♡お金ならあるだけ出しますし、お望みなら適当なところから借金もしちゃいマスよォ♡
財布はこの、ブレザーの内ポケットにいつでもインしてますからねェ♡あ、キャッシュカードの暗証番号は9973デスよォ♡
何時でも何処でも、フフ、呼べば来るATM兼オナホとして……♡センパイに使って欲しいなァ……♡
烏滸がましくもちょっとだけワガママを言わせて頂くと、できればお金をふんだくる時は真夜中の3時とかがイイですねェ……♡
あと、ワタクシがセンパイの居る場所に着いたら、遅せぇって言って一発理由も無く殴りつけてほしいデス……♡
あ、勿論凶器を使って頂いて結構ですよォ♡一生残るタイプの後遺症もウェルカムどころか、むしろ潮を吹いて悦んじゃいますねェ♡
それでェ……♡一生懸命貯めた金をブン取られた後はァ……♡
ご褒美代わりに、前戯も無しでレイプされて……♡ただただセンパイがスッキリする為だけの便所扱いされてェ……♡あっはァ……♡
それでェ……♡そうして暫く便利な奴隷扱いされた後はァ……♡
最期は色んなところを痛めつけられすぎて……♡なるべく死なないように苦痛を味わいながらもぐったり衰弱死させれられてェ……♡
まだ生暖かい死体を、使えねえなって蹴り飛ばされながら、そのまま死姦させられるのとかァ……♡
ッはァ……♡ヤァァッバ……♡
想像しただけで、脳みそぐっちゃぐちゃのバカオナホになるゥ……♡
ァは♡待って下さいよォ……♡
逃げないッ……♡でッ……♡
ッフ♡足腰砕けてッ♡歩けないッ……♡
……ァー……♡あの、すみませェん……♡
センパイ、これはマジのお願いなんですがァ……♡
ちょっと、雑巾とか、どこかで貰ってきてくれません……?♡
足元、水溜りになっちゃってェ……♡
あ、大丈夫、ワタクシの粗相なので、拭くのはやります……♡
……一応、センパイの中であるかどうかも分からないワタクシの名誉の為に弁解させて頂きますが、失禁じゃないデスから……♡
あ、尚のこと悪い……♡クフフ……♡
あァ、スイマセン、では失礼して……♡
……ン?これ、雑巾じゃなくてタオル……?
……センパイの、匂い……。
……そんなところ見せられないから?一刻も早く?
……ウフフ、ウッフフフ♡
クク、ッヒ、エヘ、キシシィ……♡♡♡
あァ……♡本ッ当、センパイって最悪デスねェ……♡
憎たらしいなァ……♡はァ……♡
コレ、洗って返しマス?それとも、このままの方がお好みで?
あ、くれるんデスか?♡ヒヒッ、ラァッキィー……♡
はァ~……♡センパイのタオルの神々しい香りが、ワタクシの汚らわしいニオイで掻き消されるゥ……♡
あァ……♡本当、今すぐワタクシの腕とかヘシ折って頂けたら、今日ほど幸せな日は無いなァ……♡
……ン?だってェ、愛するセンパイに、直々にワタクシなどというクズを罰して頂けるんデスよォ?
しかも、その痛みが尾を引いて続く程、その傷跡が痛々しく残るほど、ワタクシはセンパイから罰を受けた日のコトを色濃く思い出せるじゃあないデスかァ……♡
右腕が動かないと認識する度に、あァ、あの日ワタクシはセンパイに、直々に折って頂いたんだなァ……♡って、これ以上ないシアワセに包まれるんデスよォ?
……フフ、吐きそうなお顔♡
まァ、いいデスよ♡理解されなくても♡
それよりも、センパイに私を罰して貰える方がよっぽど大切デスからね♡
フフ……♡そんな事する気はありませんかァ?♡
まァ、センパイは人を殴るのとか嫌いそうデスもんねェ♡
それなら……とりあえずは、便利な財布兼オナホとして使うのはいかがデス?♡
フフ……♡それもお嫌デスかァ……?♡
強情なお方デスねェ……♡ワタクシがこんなにも頑張って、ワタクシを痛めつける事への罪悪感を減らそうとしているのに……♡
クスクス……♡焦らされるのも嫌いではありませんから、構いませんけどねェ♡
まァ、精々ゆっくりと、蝕むとしましょうか……♡
早いところ、マトモじゃなくなって下さいね♡
センパイ♡