メイキングもどき (Pixiv Fanbox)

さすがに何も無いのはまずいと思ったのでメイキングのようなものを。

こないだ描いたプラフタのメイキングもどきです。

過程を残しつつ描いたわけではないのでレイヤー表示をいじくって回想しただけの、

メイキングというよりは制作過程とその時に考えてたこと、

後から考えたことを雑多に書き殴ったとりとめのないなにかです。

あまり参考にはならないと思います。あと無駄に長いです。

下書きの下書きです。

何を描くか決めたら色々な絵や写真を見ながら

あーでもないこーでもないとこんなアングル、こんな構図の絵にしよう

というアイデアをなんとなく形にしていきます。

構図が思いつかない時は描きたい顔を先に決めて

そこからアングルを考えることも多いです。

本当は線よりシルエットを意識してぐりぐり塗りつぶすように

形をとった方がいいんだろうなあ。

今回は前から描きたかったプラフタを描きました。

下書きです。

かなり時間をかけた気がします。いつもそうです。

青い空と入道雲、水着、岩に囲まれた入り江のような水場、

スチームパンク的な水鉄砲とボトルロケットを描きたいなと思いました。

雲好きです。

イメージを固める為に適当に色塗り。

体の形を強調する為にやや逆光のような光源にしました。

太陽が光源なのに影の方向おかしいだろとか突っ込んではいけない。

下書きを元に線画。

線画作業に入る前に解像度を上げます。

ここからはいつも600dpi、3000〜4500pxくらいで描いてます。

人物ごとにレイヤーを分けてそれぞれフォルダーで括ってひとまとめにしてます。

自分の場合細かくレイヤー分けしすぎて最終的に

レイヤー数が200を超えることもザラです。

使ってないレイヤーを捨てられない自分には断捨離が必要。

下塗りです。

この作業が一番きらいです。レイヤーをパーツごとに分けて色を置いていきます。

塗りつぶしツールで発生する隙間や線との重複部分を塗りつぶす単純作業…。

これ以降何度もアホみたいに色調補正機能を使って色味を逐一調整してます。

一発で色が決まることは一生無いでしょう。

塗りました。

過程ふっ飛ばし過ぎて何も伝わらない。

今回意識したのは塗りがのっぺりと単調にならないようにすることです。

おおむね達成出来た気がします。

今回初めて水彩境界ブラシを使いましたが効果は現れていないようです。

一度人物を消しここからは背景です。

人物に比べて適当過ぎるだろ！いい加減にしろ！

写真を見ながら適当に色を決めざっくり描いていきます。

レイヤーは空、岩、木々、水面で分かれてます。

レイヤーを分けるのはあとから個別に色調補正したいからです。

雲の画像を見ながら雲を描きます。

毎回試行錯誤しながら描いてるので決まった手法とかほとんど無いです。

指先ツールがあれば誰でも描けるとか言ってはいけない。

今回は雲レイヤーを白単色での濃淡だけで描き雲の後ろに暗めの青を配置。

細かな雲や薄雲を描いて立体感を演出。…出来てる？

近くの雲と遠くの雲で大きさや細かさ、白の濃さを意識。

配置に失敗してやや単調になっている気がする。

水面を描きます。水面の波で距離感を生み出すことをもっと意識しないといけない。

ボトルロケットを描き込む。

いよいよ太陽の方向を完全に無視。先端にぷにの顔を描けばよかった…。

弾頭はガラス製。絶対危ない。

加算発光やオーバーレイなどで光の反射などを表現。色を溶け込ませるように調整。

人物を表示させ水面の白い波を一番上のレイヤーから描き込み水面と人物とを繋げる。

人物の体に付いた水滴なども描き込んでびちょびちょに。

ここで完成でもいいけどもう一手間。

プラフタの上から乗算レイヤーを重ねて逆光の表現を追加。

太ももに水面の色や照り返しも入れました。

仕上げにまた加算発光レイヤーなどを用いて雲や人物に光を追加します。

完成！

以前公開したものはこれをいい感じに見えるように周囲をトリミングしたものです。

プラフタを大きく見せたかったので背景のほとんどが切り取られました。

需要があるかどうかはわかりませんがメイキングもどきでした。

この部分を詳しく説明しろ！とかこういうことをしろ！というご要望などありましたら

コメントをいただければうれしいです。