救護院に帰って来なくなったサレンお嬢様の話(基本差分4枚+文字なし)) (Pixiv Fanbox)
Content
(以下文字なし差分)
オマケ(全身立ち絵背景なし)
「あたし今日もこっちには来れないと思うから。スズメ、子供たちの世話頼んだわよ」
そう言って救護院を後にしようとするお嬢様の背中に声を掛ける。
「あの、お嬢様……最近あまり子供たちと過ごされてませんよね? 子供たちが寂しがっています……」
近頃のお嬢様ははっきり言って様子がおかしかった。
どれほど忙しくても子供たちと接する時間を欠かすことがなかったお嬢様だが、ここ何か月かはほとんど救護院で過ごしていない。たまにふらりと帰ってきても今日のように必要な用事を済ますとまたすぐに出かけて行ってしまう。
おかしいのは行動に限った話ではない。
着ている服だってそうだ。
今お嬢様が身に纏っているのはやたらと肌の露出が多く、テラテラと下品に輝くピンク色の服。
それがどういう名前の服なのかは知らないが、歓楽街を出入りする女が身に着けているのを見たことがある。
いやらしく媚びた笑みを浮かべながら胸を男に押し付ける女──娼婦が着ていたのがちょうどこのような感じの服だった。
つまりは“そういうこと”のための衣装だということだ。
女が強調された服を着てどこに行くのか。何をするのか。
それを察することができないほどわたしも子供ではなかった。
振り向いたお嬢様が浮かべていたのはなんとも煩わし気な表情。
救護院の運営資金を工面するため夜を徹して仕事に奔走していた時でも、苦労などおくびにも出さず私や子供たちには常に笑顔を向けてくれたお嬢様。
そのお嬢様が見せる見たことのない表情に胸が痛んだ。
「お金ならちゃんと渡してるじゃない」
「そういうお話ではなくて……」
的を外したお嬢様の言葉にも歯切れ悪く答えるしかない。
「はぁ……」
目を閉じながらため息をつくお嬢様の姿にビクッと身体を震わせる。
いつから私はお嬢様の一挙手一投足に怯えるようになってしまったのだろうか。
「ねぇスズメ……あたしも忙しいのよ。この救護院を運営するためにあたしがどれだけ苦労してるか知ってるでしょう?
あたしがいない時に子供たちの世話をする……それすらできないならあなたはなんのためにうちにいるの? 少しは役に立って頂戴」
投げかけられる厳しい言葉に顔を伏せることしかできない。
目頭に熱いものが溜まっていく。
確かに私はドジで失敗ばかりだ。皿は割ってばかりだし、買い物を頼まれても間違えてばかり。
迷惑をかけてばかりの自分は救護院のお荷物なのではないかとお嬢様に弱音を吐いたこともある。
だが落ち込む私にお嬢様はおっしゃってくださった。
『いい、スズメ? 失敗したっていいのよ。あんたが一生懸命頑張っている姿は子供たちに元気をくれるの。あたしだっそう。苦しい時、辛い時、一生懸命絵頑張ってるスズメの姿を思い出すの。そうするとね、こんなとこで負けちゃいられない、スズメみたいに自分も頑張ろうって、そう思えるの。これはとっても凄いことなのよ? 胸を張りなさい、あんたはあたしにとっても、この救護院にとって必要な存在よ。もしスズメを悪く言う奴がいたらあたしが全員ぶっ飛ばしてあげるから──!!』
泣いてはいけない──そう思っても俯いた顔からポタポタと零れ落ちる涙を止めることができない。
そんな私を見かねたのかお嬢様はぽつりと申し訳なさそうに呟いた。
「……ごめんなさい、少し言い過ぎたわ。この話はまた今度にしましょう。……明日なら時間が作れると思うから、子供たちの相手はその時にね」
その言葉に暗く沈んでいた気持ちがぱぁっと明るくなった。
「はい、お嬢様!! お待ちしています!!」
お嬢様が出ていくのを見送ると私は明日へと思いを馳せる。
子供たちにも伝えなければならない。明日はママサレンが帰って来ると。
きっと喜ぶに違いない。
クルミちゃんは次の舞台のために覚えた演技を見てもらいたいと言っていた。
アヤネちゃんは聞いてもらいたい冒険の話がいっぱい溜まっていると言っていた。
他の子たちだってママサレンにしてもらいたいことがいくらでもあるはずだ。
料理は得意ではないが、精一杯腕によりをかけて作ろう。
ママサレンを心待ちにする子供たちと、帰って来るお嬢様のために。
私は明日の準備に取り掛かるために、ふんすと腕に力を込めた。
──次の日、お嬢様が救護院に帰って来ることはなかった。
◇◇◇
「──それで今日は早く帰りたいなどと抜かしたのだな?」
「んぅ♥ え、えぇ♥ たまにはあっちに戻らないと、んっ、怪しまれちゃうわ♥」
サレンのことはもうすっかり堕としきったと思っていたが、意外にも救護院に対する情が残っていたらしい。
後ろからサレンを犯しながらさてどうしたものかと男は思案する。
サレンを一日救護院に貸してやるのは別に問題ない。
が、それでは面白くもない。
男はにやりと笑いながら、より深くサレンの膣奥にペニスを打ち付ける。
「あんっ♥ それっ、深いぃ♥」
「くくっ、怪しまれたとて何が問題なのだ。今日だってその恰好のまま戻ったのだろう? スズメとやらもとっくに気が付いておるわ。自分の主人が男に身体を売って支援を得ているとな」
「そ、それは……」
「いっそのことすべて打ち明けてしまったらどうだ? 『わたしはさるお方の愛人になったからつまらない孤児院でガキどもの相手をしている時間なんてない』とな」
「そ、そんなこと……っあ♥」
「事実だろう? この数か月、私はお前を抱く代わりに多額の支援をしてやった。たかが個人経営の孤児院には過ぎたる額だ。食事もインフラも整えてやったし、使えぬメイドの代わりに何人か使用人も雇ってやった。病気になってもすぐに医者に見せてやれるし、薬だっていくらでも出してやろう。お前が心配することなど何もない」
男のいうことは事実だ。
サレンが男に抱かれるようになってから、救護院の環境は劇的に改善した。
食べ盛りの子供たちが食べきれない量の食事、隅々まで行き届いた掃除。
だが親を亡くした子供たちにとって大切なのはそういう即物的なものだけではない。
何よりも心の隙間に寄り添う存在が必要なのだ。傷ついた心と孤独を癒す存在が。
以前のサレンであればそういった目には見えないものを何よりも大切にしていた。
だが今はどうだろうか。
たっぷりと愛液に満ちた膣内を逞しいペニスが往復するたびにサレンの喉からは熱い吐息が零れる。腹の奥から快感が稲妻のように背筋を駆け上り、脳髄までを蕩けさせる。
子宮を刺激されるたび視界が明滅し、思考が定まらなくなる。
「孤児院はお前がいなくともやっていけるんだよ。だがお前はどうだ? 私抜きでこれから先生きていくことができるのか?」
「あぁあたし……あたし、はぁ……」
ぴたりと男が動きを止める。
当然男根も動きを止め、同時に高まっていた性感が
急激に遠のいていく絶頂の気配に叫び出したいほどの寂しさを覚える。
霧散する。
かつてサレンを構成していたもの。
かつて彼女が大切にしていたナニカが。
代わりに教え込まれる。
今まさに自分を貫いている男の逞しさ。
死んでしまうと思うほどに圧倒的なまでの雌の快感。
自分を奥底まで蹂躙し、支配する男の言うことがこの世の何よりも正しいことのように思えてしまう。
「私と救護院どちらが大事だ? 素直になれサレン。お前が今欲しいものを私が与えてやろう」
サレンが堪えるように顔を下に向ける。
その表情は後ろから彼女を貫く男には伺い知ることはできない。
「……りぃ」
「ん? 聞こえんぞ。もっとはっきり言え」
「無理ぃ♥ あなたがいないと、もうこのおチンポがないと無理なのぉ♥」
男の方に振り向いたサレンの顔は情欲に濡れ切っていた。
くちゅり、くちゅりといやらしい音を立てながらサレンが腰を揺らめかせる。
膣からは絶え間なくねっとりとした愛液が吹きこぼれ、媚肉が甘えるように男根に絡みついた。
「救護院よりも……あなたと、あなたのおチンポの方が大事だからぁ♥ だからもっと突いて……あなたのおチンポで、あたしを満たしてっ♥ チンポであたしのこと愛してぇ!!♥」
王宮騎士団の元副団長。
サレンディア救護院のギルドマスター。
ランドソルでも有数のやり手の実業家。
彼女を彩る輝かしい経歴の数々。
だが今ここにいる女にはそのどの肩書も見合わない。
発情しきった一匹の雌。
それ以外の何物でもなかった。
「くくくっ……よく言ったサレン。褒美にお前の中に私の種を注いでやろう」
「あぁんっありがとうございますぅ♥」
男はサレンの答えに満足げに笑うと再び己が肉棒をサレンの中に突き入れ始める。
再開されたピストンに女は歓喜の声をあげた。
射精を意識させられた膣肉は精を絞り出すべく肉棒に吸い付き、男に快感を与えていくと共に自らも快感を貪る。
「ああっ♥ あっ、すごっ♥ 気持ちイイっ♥ んはぁああっ♥ ちんぽっ♥ ちんぽすごいぃっ♥」
思う存分喘ぎ、はしたなく声をあげてもそれを咎めるものは誰もいない。
ただただ快楽という名の深い谷底へと落ちていく。それが心地よくてたまらない。
やがて男の動きが変わる。
サレンの性感を的確に突く性戯に手慣れた動きから、雌に種付けする前の単純で動物的な雄の動きへと。
「ぬぅ、出すぞサレン……っ。私の高貴な種をしっかり受け止めろっ……!!」
「はいぃっ!!♥ 射精してっ!!♥ 好きなだけ射精してっ!!♥ あたしも、あたしのおまんこも全部あなたのものだからぁっ!!♥ あなたのザーメンであたしの子宮いっぱいにしてぇっ!!♥ あぁっ、イクっ♥ イックぅうううぅぅぅッ!!!!♥♥♥」
「ぬ、おおおぉぉぉ……っ!!」
獣のような声をあげ、男がサレンの最奥に肉棒を叩きつける。男根をサレンの一番奥の奥、発情して降り切った子宮の入口にぴったりと密着させぴたりと動きを止める。やがてぶるりと全身を震わせ、子袋に向けて精を吐き出した。
びゅるっ♥ びゅるるっ♥ びゅるるるるっ!!♥
「うっ……おぉ……っ」
「あっはぁぁぁぁっ……♥ でてるぅ♥ ざーめんっ、精液が奥にあたって……あぁぁぁぁ……♥」
コンドームだとか避妊薬だとかもちろんそんなくだらないものは用いていない。
獣に堕ちた男と女にそんな知性があるわけがない。
正真正銘の種付けセックス──。
生の性器を密着させ合い、男と女は繁殖の褒美として与えられた快感を貪りあう。
「あ……はぁ……♥」
やがて男が最後の一滴まで注ぎこむと、くたりと力なくサレンは上半身をベッドに沈めた。
息も絶え絶えになったサレンを眼下に収めながら、男はまた一歩サレンという女を深く堕とした愉悦に浸っていた。
「さて、明日は早いのであったか。どうする? お前が望むのであれば今日はここいらでお開きとしても構わぬが? ん?」
「あんっ……はっ……んっうぅ♥」
グリグリと一度精を吐き出しながらも未だ昂ぶりを治めぬ剛直がサレンの膣奥を刺激する。
答えなど分かり切った問いだった。
にも関わらず男がそんな問いかけをサレンにするのは単なる言葉遊びに過ぎない。
女に自分の望む言葉を言わせ、セックスの興奮を高めるための儀式。
だからサレンも答える。
男の望むとおりに、分かり切った問いに分かり切った答えを返す。
かつて大切にしていたものを踏み躙り、性感を高めるためだけに最低で最悪な答えを返す。
「あはぁ……♥ 救護院なんてどうでもいい♥ 明日の予定なんて何もないからぁ♥ だからもっとおチンポちょうだい♥ セックスしてぇ♥ 一日中おチンポおまんこにハメて熱くてドロドロのザーメン、子宮にいっぱい注ぎ込んでぇ……♥♥♥」
ドチュリ、と再び肉棒で愛液が掻きだされる音が響き、幸せに満ちた女の嬌声が部屋中に木霊した。
……後のことは特筆して語ることもない。
互いを求め絡み合う男と女の愛の営みが連日連夜続けられた、ただそれだけの話。
彼女の帰りを待ち続ける従者と子供たちを置き去りにして──。
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以前描いたこちら(https://www.pixiv.net/artworks/104993024)の続きを想定して描きました。
ボディコンとかテカリのある衣装をもっと上手く描けるようになりたいなぁ……思う存分ボディコンとかボンテージでNTRエロ描きたいなぁ……。
それはさておき皆様。
周年はやはりTWでしたね。大方の予想通りですよ。
すぅ……。
ユイ殿がまたエロ衣装を着ておられるぞぉおおお!!!!
儀装束に続いて今度は下乳脇乳臍背中丸出しだぁ!!
ひゃっほぉぉぉおおおっ!!!!
え、これは描けってことなんです???
騎士クンじゃない新しい光を見つけちゃったユイのズリ穴パイズリNTRを描けってことでいいんですよね?????
……こほん。
それでは改めまして来月の更新予定についてのお知らせです
来月の更新は
・水着ペコリーヌ、浜辺でおじさんに寝取られるの巻
・水着エリコ、催眠でおじさんにいちゃらぶパイズリするの巻
・自由落書き枠(たぶん下乳ユイのNTRパイズリ?)
の三本を予定しています。
ペコリーヌとエリコはリクエストです。
今月も多くのご支援ありがとうございました。
来月もどうかよろしくお願いします。