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 師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。ぺちまるです。いつもご支援ご感想ありがとうございます!


 今年の1月からちまちま視聴を進めていたアニメFAIRYTAILをついに完走いたしました。とても面白かったです!いい大人なんですが、なんだかんだ王道の少年漫画がいちばん好きです。


 当ファンボはSkebの作品公開用として今年の2月に開設したもので、特にジャンルを定めて作品を投稿しているわけではないのですが、始めて間もなく私がウェンディちゃん推しになってしまったことで今ではウェンディちゃんの作品投稿がメインになっています。せっかくなので、自分にとってアニメへの感想がホットなうちに文章として残しておこうと思い、それをもって当ファンボの年末の挨拶と代えさせていただきたいと思います。長いですがお暇のある方はお付き合いいただけますと幸いです。

FAIRYTAILを見ることになった話

 いきなり自分語りで恐縮ですが、今年の1月に、Skebでウェンディちゃんのリクエストをいただいたことが全てのきっかけでした。当時の私はFAIRYTAILという作品についてほとんどミリしら状態で、かろうじて脳内で顔と名前が一致しているキャラクターはナツ、ハッピー、エルザくらいでした。依頼文のウェンディという名前を見てもピンと来ず、画像検索してみたところ髪型や衣装がとにかく豊富でどれを描けばいいのかもよくわからなかったので、実は最初は依頼をお断りしようかと思っていました。


 私の個人的な方針ですが、知らないキャラクターの依頼はキャンセルしてしまうことも多いです。お金を頂いて解釈違いの作品を納品してしまうよりは、そのほうがマシと思っています。逆に依頼を受けるのであれば、ある程度は作品履修しておきたいですね。


 その理屈でいくとFAIRYTAILは原作巻数も多くて追いかけるのが大変ですし、前述の通り髪型や衣装が依頼文で指定されていなかったので、依頼者様の期待と違うものを納品してしまいそうだなという懸念もありました。それでけっこう悩んだんですが、最終的にはリクエストを受けることにしました。


 その理由のひとつがウェンディちゃんの声優さんにあります。以前べつのアニメ作品でお声を拝聴しまして、出番の少ない役でしたがとても素敵だったものでエンディングクレジットをガン見してお名前を覚えたくらい好きでした。その方がウェンディちゃんを演じていらっしゃると知って、これはもう多少長くてもアニメで見るしかないかな~と思ったわけです(原作は原作で今後全巻読む予定で、もう電子版を買い揃えてあります…!)。


 まあそのときは、まさかウェンディちゃんの初登場が50話以降だなんて思ってもいませんでしたけど…


ウェンディちゃんが登場するまでの話

 アニメを一話から追いかけ始めたはいいものの、待てど暮らせどウェンディちゃんは登場しませんでした。1クールが経過してOP曲が変更になっても、影も形も出てきません。これはもしかすると、当分出てこないのでは…?と薄々気づき始めた私でしたが、リクエストの納期は2ヶ月しかないので、あまり悠長にはしていられません。


 やばいと思った私は、ここで一計を案じました。Wiki的な何かでウェンディちゃんの登場回を調べ、関係ない回を飛ばしてそこだけ集中的に見るという作戦です。それなら納期にも余裕を持って間に合うだろうなと思いましたが…結局その方法を選ぶことはありませんでした。理由は簡単なことで、この時私は既にFAIRYTAILという作品自体にハマってしまっていたんですよね…。


 当時ガルナ島編を見ていたのですが、グレイとリオンの因縁の結末が普通に気になりすぎたので、飛ばせませんでした。その後も楽園の塔、ラクサス編とどれも安定して面白くて、もう目が離せなくなっていましたし、ネタバレ回避したかったのでウェンディちゃんが何話から登場するのかも結局調べられなかったという有り様で。


 結局、これはもうウェンディちゃんの出番を待ってから描いていたら納期に間に合わないと判断し、初登場を待たずして想像で書いた作品をSkebに納品することになってしまいました。そのことは今でも依頼者様に申し訳なかったなと思っています…。


六魔~エドラス編の話

 Skebの納品を終えて以降も、個人的に続きが気になって視聴を続けていたのですが、物語が六魔将軍編に突入するとついにウェンディちゃんが登場してきました。ようやくか~と思いながらも、なんだかネットで画像検索した時の印象とはずいぶん違うキャラクターが出てきたな、という感想を抱いたのをよく覚えています。ネットの画像検索だとわりと物語後半のウェンディちゃんが出てくるので、戦っていたり勇ましい表情のものが多かったりして、初期のウェンディちゃんの性格からはなかなかイメージが結びつかなかったです。


 正直な話を言うと、この頃のウェンディちゃんはちょっと苦手なタイプのヒロインでした。弱々しくてすぐ泣くし、戦えないのにへんなところで強情さがあって、仲間の反対を押し切ってジェラールを復活させてしまうあたりはちょっと見ていて…あまりいい印象ではなかったです。まあ今にして思えば、あからさまに今後成長していきますよっていう前フリでしたけどね。


 私がウェンディちゃんを推せると確信したのは、エドラス編の序盤、雨の降るマグノリアでミストガンにここは危険だから君だけでも逃げたほうがいいと言われて、それを突っぱねる場面です。たしか「私はフェアリーテイルの一員だから」みたいなことを言ってた(見たの半年以上前なのでうろ覚え…)と思いますが、それまでの彼女の描写からはミストガンに依存していたっぽいところがあったのにも関わらず、あそこまで強く反論できるんだと感心し、その姿がとてもかっこよく見えました。そこからはもう、どんどんウェンディちゃんのことが好きになっていきました。


 その反面、ミストガンとの絡みがそれ以降フェードアウトしてしまったのが残念ではあります。ウェンディちゃんの経歴を考えると、本来ミストガンって彼女にとってはグランディーネと同じくらい大事な相手だと思うんですが…リサーナの扱いが不遇なことといい、エドラス編は途中で路線変更とかあったんですかね。


 余談ですが、六魔(オラシオンセイス)って作者の前作「RAVE」から名前を引っ張ってきてますよね。まあファンの間では今更指摘されるまでもないのかもしれませんが、RAVEは私が小学生のころアニメが放送しており、GC(ゲームキューブ)のRAVEの対戦ゲームを持っていた私は毎日のように友達と遊んでいたのでRAVEネタは色々と懐かしかったです。グランシャリオとかテンコマンドメンツとか…ケツプリ団なんかはほぼそのまま登場してましたね。健全な小学生男児だった私は当時ケツプリ団でゲラゲラ笑っていましたが、まさかウェンディちゃんが入団(?)することになるとはな…。

天狼島~大魔闘演武の話

 この頃になるとウェンディちゃんもかなり戦いに慣れてきた感が出ていて、危なっかしさが減ってきたかなという印象です。ハデス戦で全裸になってしまうウェンディちゃんがたいへんえっちでした。あと梅干しが嫌いという設定が唐突に出てきて面白かったです。しかし梅干しという食べ物は海外のファンにも通じるのだろうか…?


 ゼレフやメイビス、アクノロギアが登場して一気に物語が加速する天狼島編や、アニオリながら六魔が登場して前後の章とも違和感なくつながる星空の鍵編も面白かったのですが、やはり白眉は大魔闘演武編だろうなと思います。序盤、フェアリーテイルがボコボコにやられていた時は見ていてしんどかったものの、そのぶん後半の巻き返しはカタルシスがありますね。バトル漫画といえば大会編はつきものですが、大魔闘演武はその中でも終盤まで先の展開が読めなくてハラハラしました。この手のお話でありがちな大会中断もなく、きちんとフェアリーテイルが優勝を決めつつもエクリプス計画のエピソードに淀みなく移行していくあたり、さすが作者は長期連載に慣れてるだけあるなって感心したものです(誰目線?)。特にお気に入りなのがラクサスとレイブンテイルの一戦で、まだ仲間としてちょっと不器用だった頃のラクサスの葛藤がとても好きです。


 私の記憶が正しければ、VSシェリア戦はウェンディちゃんが初めて単独で強敵に立ち向かった回だったと思います。ウェンディちゃんを語るうえでは外せないエピソードだと思いますが、推しがボロボロになって戦う姿を見守るのは(それが推しの本望だったとしても)気持ち的になかなか辛いものがありました。今度原作を読む時はもっと素直に応援しながら読みたい。

タルタロス編までの話

 ここからしばらくアニオリを挟んでタルタロス編に向かいますが、星霊編はフェアリーテイルを見ていて唯一ちょっと退屈な章だったのであまり語ることがありません…(好きな方もいらっしゃると思います、ごめんなさい)。最初はルーシィの星霊たちの掘り下げがあるかなと思って期待したんですが、結局ほとんど別人格みたいな扱いだったのでもったいなかったなって…どちらかというと単発の日常回がもっと見たかったです。


 続くタルタロス編では、ウェンディちゃんがドラゴンフォースに覚醒します。かっこいい!強い!滅竜魔導士の中ではたぶん一番弱かっただろうウェンディちゃんですが、これによって正直スティングやローグあたりは追い抜いてしまったんじゃないかと思います。推しの贔屓目と言われればそれはそう。


 ただでさえ他の滅竜魔導士と比べて回復や補助が得意という個性があるのに、敵幹部と正面から殴り合えるまでに強くなってしまってはちょっとバランスブレイカーな気もしますが、推しが不遇な扱いを受けるよりはずっと嬉しいのであまり考えないことにしました。この若さでこの活躍っぷりを考えると、そのうち聖十大魔道も軽く超えていきそうですね。


 ドラゴンフォースの登場に歓喜したのもつかの間、直後にウェンディちゃんが命を捨てる覚悟でフェイスの起動を阻止する場面がありましたが、さすがに普段から作画資料としてウェンディちゃんの画像を集めている私は、ここで彼女が退場しないことは察しがついていました(まだ作中で登場していない衣装の画像とかありましたので)。ウェンディちゃんとシャルルを助けてくれたことで個人的にメストの株が急上昇し、これはもうメスト×ウェンディの公式カプ成立でいいんじゃないか?と一時期考えていたほどです。なお彼の株価はファイナルシリーズでオーガストを◯そうとした件でガタ落ちします。奴は展開の犠牲になったのだ…。


 作中で公式カプがあるのならそれメインで描いていくのもいいなと思っているのですが、幸か不幸かウェンディちゃんには全く男の影がありませんよね。絡みの多かったメストや歳の近いロメオに対しても、「ギルドの仲間」以上の感情が無さそう。ファイナルシリーズでシェリアからの「ナツを愛してるでしょ」発言を慌てて否定する場面がありますが、個人的には、ウェンディちゃんのナツへの気持ちは恋愛感情ではなく憧れだろうなと思っています。というかナツの相手役はルーシィが強すぎるので仮にウェンディちゃん側にそういう気持ちがあったとしても、カプとして成立する未来が見えません。ナツの破天荒さに付き合ってあげられるのはルーシィだけだと思います。リサーナはもっとがんばれ。

FAIRYTAIL0(ゼロ)の話

 ウェンディちゃんが出てこないので何も語ることはないです。


…と言いたいところですが、私はこのエピソードがかなり好きでした。本編はキャラクターが増えすぎてちょっとごちゃごちゃしてきたところもあったので、少人数の登場人物が出会ってから絆を深め、ギルドの立ち上げまでを1クール弱で描いたのは箸休め的にもちょうどよかったのかもしれません。堅物すぎてちょっとズレたところのあるプレヒトがとてもいいキャラをしていたと思います。視聴者目線では将来ハデスになってしまうことを知っているので、ギャップがすごいですが。

ファイナルシリーズの話

 ウェンディちゃんは1期から2期でかなり大人びたデザインに変わった印象だったので、2期からさらに一年という時間を経て身体もまた成長したかと思ったら、べつにそんなことはありませんでした。というか、回想シーンで出てくる初期のウェンディちゃんが今のデザインと同じ等身で描かれていたので、1期から2期の変化もべつに身体の成長というわけではなく単なるデザインの違いだった説が強いでしょうか。私はふとももの太い女の子が大好物なためどちらかというと後期のデザインが好きかな。


 ファイナルシリーズ、長期連載漫画の終盤は蛇足気味になってしまう作品も多いなかで、大魔闘演武編と甲乙つけがたいくらい面白くてとても好きです。ウェンディちゃんも滅竜魔導士として八面六臂の大活躍でしたし、アイリーンに身体を奪われてどうなることかと思いましたが意外とすぐに取り戻せたのでホッとしました。むしろ

、とっさに自分の自我をアイリーンの身体に移して身体を奪い返すシーンがセリフも含めてめちゃくちゃかっこよかったので、またしてもウェンディちゃん推しポイントが加算されてしまいました。どこまで推させれば気が済むのか?


 アイリーン戦も熱い展開でよかったのですが、ベストバウト的な意味ではオーガスト戦が一番好きです。ラーケイドくんがメイビスの息子であるっぽい描写をさんざん刷り込んでから、「実はオーガストが息子でした!」ってされたので完全に騙されました(アニメ見ながらリアルで「えっ!?」て声が出てしまった)。アイリーンもオーガストも親子の情によって敗北するという似通った末路でしたが、そうでなければ勝敗は違ったと思うので、キャラとして強さの格を落とすことなく散っていったのがいいですね。ただ私はゼレフのために怪我を押して救援に駆けつけたラーケイドくんのことがわりと好きになっていたので、結局彼には父も母もおらず報われない最期を迎えてしまったことが悲しいです。


 アクノロギア戦では滅竜魔導士が集結し、ウェンディちゃんも紅一点としてがんばりました。他の面々も現実世界で戦ってましたし、最後の感覚リンクのシーンでは懐かしいキャラやアニオリキャラまで出てきて総力戦って感じでした。私ああいうの大好き。アニオリや劇場版のキャラを本編でも大事に扱ってくれるのは嬉しいです。


 最終回では赤面するウェンディちゃんがいっぱい見られてかわいかったです。「赤ちゃん」って聞いて顔を赤くするってことは…やっぱりちゃんと知ってるんだろうなぁ、子供の作り方…とか、最後の最後までこんなキモいことを考えながら見ていた奴は自分だけではないはずです(いやお前だけだろ)。

推しキャラの話

 好きな漫画アニメの話題となれば、推しキャラ愛を語りたくなるのがオタクの性(さが)というものです。ウェンディちゃんのことはここまで散々書いてきましたが、他にも好きなキャラがいるので挙げていきたいと思います。あ、でもウェンディちゃんの話もします。


 まず、男性キャラだとリオンが好きです。敵キャラが仲間になるのは少年漫画の王道で、FAIRYTAILでもリオンの他にガジルやラクサスもいますが、彼らと違って他のギルドに入ったことで身内ではなくライバル関係になっているところが大好きです。使う魔法もかっこいいし応用がきくので、戦闘シーンも見ていて楽しいですね。終盤でもう少し目立った活躍がもらえたら嬉しかったですが、出番自体は多いので贅沢な悩みかもしれません。


 そういえば大魔闘演武の時、シェリアがジュビアにヘイトを向けていたのはリオンのことが好きだからかと思ったのですが、その後とくにそういった話が出てこないのでどうなったのか気になっています。逆にシェリルは当初あんなにリオンにベタ惚れだったのに大魔闘演武の応援席ではけっこう冷めたコメントしてて笑いました。まあ女ってそんなもんだよな(個人の感想です)。


 他にもコブラとか好きです。声優さんの演技がめちゃくちゃかっこいいのと、彼もなりゆきで味方になってくれることが多いからというのもあります。最終回では無事にキナナとくっついたっぽいので嬉しい。リオンもそうですが、私は目付きの悪い男キャラを好む傾向にあります。ミッドナイトも外見や声はかなり好きなんですが、彼は大物感を出しているわりには活躍がパッとしないというか…もうちょっと無双しているところが見たかったです。


 女性キャラはウェンディちゃんが強すぎるのですが、他に挙げるとすれば斑鳩(三羽鴉の刀使う人)、エンジェル、ブランディッシュあたりが好きでした。斑鳩はいつか再登場しないかな~とか思っていたんですが、楽園の塔で◯んでたとはね…。しかしこうして並べてみるとスタイルのいいお姉さんばかりで、ウェンディちゃんの異質さが際立ちます。


 ウェンディちゃんは本当に、外見も仕草も性格も声も作中での活躍までも、私の好みに合いすぎていて驚いています。それなりに長くオタクをやっているので好きなキャラクターは大勢いるのですが、間違いなく歴代一位の推しです。デザインの話でいうと、お胸やお尻みたいなド直球なエロさこそありませんが、あの背中から腋までガバっと空いた衣装とか、ミニスカートから覗くふとももとか、とにかくフェチ度が高いです。私はツインテールのヒロインを好きになることが多いですが、ウェンディちゃんに関しては髪型どうこうのレベルは超越しているので髪を下ろしている姿も推せます。性格も基本優しくて控えめながらちょっとドジな面や強情なところもあり、ボロボロになっても諦めずに敵に立ち向かう姿はかっこいいです。えっちな話題に全然耐性がなくてすぐ赤面して押し黙っちゃうのもかわいいね。

終わりに

 つらつら書いていたらけっこう長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。日頃よりイラストにいいねをつけてくださったり、ネタバレに配慮したコメントをいただいたり等、最後までアニメを楽しんで見ることができたのはひとえに皆様のおかげでございます。


 話は変わりますが、前述の通り私は小学生の頃RAVEが好きでした。FAIRYTAILのアニメが始まったのは中学の頃で、絶賛中二病を発症していたので少年漫画とは距離をおいていた時期でした。その後も、同じ作者の作品ながらRAVEより明らかに人気がありメディア展開に優遇されていたFAIRYTAILに対して、妙な対抗意識みたいなものがあって避けてきた部分があります。Skebリクエストがなければウェンディちゃんに出会うこともなかったでしょうし、最初の依頼者様にも感謝に絶えません。たぶん向こうも驚いてるんじゃないかなと思います。一回依頼出しただけなのに、勝手に量産し始めたぞコイツ…みたいな。


 来年の当ファンボでの活動がどうなるのかまだなんとも言えないのですが、せっかくアニメを完走したことですし、引き続きウェンディちゃんを描いていければと思います。もっと絵がうまくなりたいです。今後とも引き続き、応援いただけましたら幸いです。


よいお年を~


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