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以前の進捗報告記事からかなり時間が経ってしまいましたが、自作ゲームの進捗報告です。


今回は主人公の幽に持たせる武器のデザイン制作。

日本刀を持たせることは決めていたのですが、色とかモチーフとかそういうのは全く決めていなかったので、主人公とこの刀の関係性を色々考えてました。

これがそのメモです。主人公の設定を固めつつ、刀の出所が分かるような設定を考えました。

刀が神社に封印されていたことや、主人公の運命を捻じ曲げるくらい悪霊を祓いたいという設定が出来たので、ここから日本の神だったり悪霊特攻の伝承がある動物に関係していると良いかな~と考え、以前買った江戸時代の資料から何か無いかなと眺めてました。

資料:江戸万物辞典―絵で知る江戸時代

色々中身を読んでると、「その一例が、雷の落ちた話である。」という一文が目に留まり、主人公の必殺技を「神解」(霹靂の別の言い方)という名前にしようとしていたことを思い出しました。

伝承とかを頑張って調べるより、必殺技とモチーフが結びつく方が分かりやすくて良いと思い、雷に関する動物…「雷獣」をこの刀のモチーフにすることに。

「雷獣」自体は架空の動物ですが、モチーフとなった動物はいくつか存在しており、今回そのモチーフの一体とされている「ハクビシン」を採用。「白美神」とか当て字すれば神っぽくなるし。

ということでハクビシンの配色を利用して刀の配色を決定。ハクビシンの色は茶色部分が一番広いですが、茶色成分を広くすると何か可愛くなってしまったので黒色の方を主体にしました。


これで大まかな刀デザインは決定~…と思いましたが、ここで懸念点が。

それは幽自体の色が紫を主体にしているため、この配色の刀が似合わない可能性があることと、祓魔の力が刀主体のため、紫色の服装になるのはおかしいのではという設定上の矛盾の発生です。

それならば、服装を茶色に近づければ良い話では…となりますが、幽の服装デザインが気に入ってるためなるべく変えたくない気持ちがあります。

頭の中でうんうん唸っててもしょうがないので、とりあえず刀を持たせた立ち絵を描きました。

あれ…配色全然悪くない…むしろ良い。

暗めな色なのと羽織を思い切ってベージュにしたおかげでしょうか。個人的にはかなり良いと感じる配色に収まってくれました。

この配色はもう崩したくないと思い。これで色は決定する方向に。

細かい部分ですが、籠手部分は刀と同じ配色に。瞳には雷っぽく黄色のハイライトが入るように変更しました。

服が紫色なのは「制服をベースに変化したから」ということにしました。これで設定の矛盾は無い!



という感じで刀の大まかなデザインは完成です。細かい部分は今後作る予定のアニメーションにおける工数との相談になります。

ちなみにですが今回のゲームの仮タイトルを「妖斬幽と呪いの廃校舎」としました。「呪い」の部分がしっくりこないので今後考えていきます。


次回は今回のゲームにおける竿役である敵デザインの制作です。

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Comments

ドジラ

たくさん調べつつ内容も凝っていて素晴らしいですね~ 完成する時が楽しみです!