同人誌「Sunshower」の話 (Pixiv Fanbox)
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【2021/1/21追記】目次の項目を細分化、一部画像を大きいサイズに差し替えました(内容は変わっていません)
6月になりましたね。
comicアンスリウムさんで「三月の雨」が掲載されてから今月でちょうど1年です。
そして6月10日はヒロインの大塚宮子ちゃんの誕生日です!わーい!
折角なので誕生日に合わせて投稿することにしました。
そんなわけで、今回は「三月の雨」の後日談「Sunshower」についてお話します。
弊サークル初のオリジナル同人です!
◆Sunshower(C98エアコミケ発行)
メロンさん:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=644457
DLsiteさん:https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ287137.html
FANZAさん:https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_179541/
前作「三月の雨」に関するお話は以下の記事をご参照ください(ネタバレあり)
fanbox post: creator/16541647/post/1036259
fanbox post: creator/16541647/post/1039078
以下、「Sunshower」のネタバレを含みます。
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目次
1.キャラクター設定(Sunshower版)
ヒロイン:大塚宮子
主人公:二川孝太
2.描き始めたときのあれこれ
3.内容の補足&裏話
デートの行き先
前作っぽい構図など
ラストの天気雨
恥じらう宮子について
導入について
4.さいごに
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1.キャラクター設定(Sunshower版)
※画像はクリックで拡大できます。
ヒロイン:大塚宮子
主人公:二川孝太
今回は学外が舞台なので2人とも私服です。
二川の変装姿が描けなかったのが本当に残念…彼の性格的に宮子とのデートを生徒に見られたくないと思うはずなので。
朝慌てて忘れた&ちょっと遠くの街でデートしたということにして泣く泣く削りました。
余談ですが、斜め掛けバッグが「お父さんバッグ」と呼ばれているとツイッターで見かけて時の流れを感じました。
今の大学生は斜め掛け使わないの??
2.描き始めたときのあれこれ
「三月の雨」は商業作ですが、後日談「Sunshower」は同人誌です。
ちょっとややこしいですよね。
最初は雑誌掲載作品なので続きも雑誌で描くべきでは…と思っていましたが、話を練れば練るほど「これ商業向きじゃないな!」と思ったので同人で出すことにしました。
案の定、導入が長くなるわ総ページ数も40P超えるわで同人で出して正解でした。
それに同人の方が商業より自由に描けるので。
誰にも縛られず、私が思い描くアフターストーリーを描きたかったんです(結局考えすぎて迷走したんですけどね)
それと後日談を描く前にSNSで説明したことについて。
>「三月の雨」は結末を明確に描かず読者に委ねる形で終わらせました。
>なので今回の後日談は正史ではなく、ゲームに例えると選択肢によって分岐したルートの1つです。
…みたいなことをツイッターやブログで書きましたが、
正直に言うと最初から私の中では「Sunshower」が正史です。すみません。
読者の想像の幅を狭めたくなくて選択肢の一つという言い方をしました。
もちろん今後も読者が2人のその後を自由に想像するのを咎める気は全くありません。
3.内容の補足&裏話
・デートの行き先
宮子が行き先に科学館を選んだ理由はもちろん二川が化学教師だからです。
↓のコマは化学が好きな二川がいきなり化学講座を始めたときのコマです。
宮子も二川も理系で化学が得意ですが、その理由の一つとして私が化学好きだったので、キャラクターの思考や行動が想像しやすいようにそのような設定にしました。
・前作っぽい構図など
前作「三月の雨」との繋がりを意識して、一部の構図や台詞回しに前作っぽさを出しました。
23ページの挿入シーンは前作の初めて繋がったシーンを意識しています(下図)
決して構図被りではありませんよ。ほんとですよ。
42ページの中出し直後の台詞は前作のラストの宮子台詞「これからもずっと先生でいてね」を変えたもの↓
台詞は他にもあったような無かったような…忘れました!!!
・ラストの天気雨
「三月の雨」は大雨の中で幕を閉じましたが、今回は天気雨で終わっています。
雨でも晴れでもなく天気雨にした理由は2つあります。
・2人の出会いも初めて結ばれた日も雨だったので、本当の恋人になった今回も雨で終わりたかった。しかしハッピーエンド感を出すために晴れ間が欲しかった。
・二川の捻くれた心情とリンクさせたかった(今回の天気は二川の感情表現も兼ねていたりします)
タイトルの「Sunshower」(英語で天気雨)はラストシーンからきています。
天気雨のくだりは結構お気に入りです。
・恥じらう宮子について
宮子は二川の前ではほとんど恥じらいませんが、案外不意打ちに弱いので二川が急に素直になったりすると顔を真っ赤にします。
恥ずかしがった宮子を描くの楽しかったです。下図のコマは作中屈指のお気に入りシーン
基本この2人は宮子優位(精神的に)ですが、またどこかで逆転させたいですね。
・導入について
今回は導入が結構長かったですよね。
あれでも削ったほうで、初期ネームでは導入だけで19Pくらい使ってました…
さすがに長すぎると思って削りましたが、削ることに躍起になって必要な情報まで削りそうになりました。
情報の取捨選択は間違えないようにしないといけませんね。
エロ漫画の導入は短いほど良いとされていますが、ページが本当に必要だったら無理に削らなくてもいいんじゃないかと今回の件で思いました(個人の意見です)
削りすぎて説明不足になると漫画に没入しにくいし、コマに情報を無理やり詰め込むと読みづらい…と個人的には思います。
その代わり序盤で飽きられないようにする工夫は必要だと思います。
テンポの良さとかちょっとしたお色気シーンとか。
あと導入の長さに比例してエロシーンも増やした方がいいかなと(ただし総ページ数が凄いことになって修羅場確定)
4.さいごに
後書きにも書きましたが、「Sunshower」の制作は物凄く迷いました。
導入も話の展開も本当にこれでいいのか?と何度も悩みました。
読んでくださった方から「良かったです」等の感想を頂くたびに気持ちが救われました。
いろんなことを思いながら描きましたが、宮子と二川のその後を無事に描き切ることが出来て本当によかったです。
ちゃんと2人を幸せに出来てよかった。
後日談を描き切って満足…というわけでもなく、
この2人の話はまだまだ描くつもりです。
創作意欲がどんどん湧いてくるのが私の良い所です。
とりあえず冬は後書きでも書いた通り、二川が生意気な宮子を脳内で懲らしめる話を描く予定です。「三月の雨」より前の話です。
くっつく前なのでイチャラブ感は無いですが、そのぶんエロシーンに注力したいと思います。酷いことはしないのでご安心ください。
エロ重視と言いつつ、人物の深堀りや卒業式前の2人の様子も描写したいと思っています。
もっと楽しんで頂けるよう、次回以降も張り切って制作します!
あと、オマケ漫画の小悪魔宮子ちゃんが地味に好評だったので貼っておきます。
この表情気に入ってます。
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以上となります。お疲れ様でした!
投稿前に推敲していますが、好き勝手喋り過ぎて乱文になっていたらごめんなさい…
それとSunshowerのオマケのオマケ漫画を思いついたので描きました。
※クリックで拡大
別記事ですが宮子の誕生日漫画も描いたので、そちらも是非ご覧ください。
fanbox post: creator/16541647/post/1116657
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!