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真夜中のカルデア。 カルデアの職員やサーヴァントの大半が寝静まった中、カーミラは1人、自身の体に満遍なく付いた贅肉を揺れ動かしながら、トレーニングルームにて運動に勤しんでいた。 彼女の動きに合わせて上下左右に弾む脂肪と、汗で張り付く髪。そして時折、その下から覗く艶かしい肌。 そんな光景を目にした男がいたら、誰であろうと目を奪われてしまうだろう。 だがしかし、今ここには彼女だけだ。 誰もいないトレーニングルームの中、カーミラは自身の肉体を限界までいじめ抜く。 「ふぅ……」 しばらくして彼女は満足げな表情を浮かべると、その場で立ち止まり一息ついた。 それと同時に全身からは滝のように汗が流れ出し、呼吸も荒くなる。 それを見て、ようやく彼女は己の体を休める事に決めたようだ。 ゆっくりとその場に腰を落とすと、今度は両手両足を広げて大の字になる。そのまましばらくボーッとしていたのだが……やがて、おもむろに口を開いた。 「さすがに……疲れたわね」 そう呟いた後、カーミラは大きく深呼吸をし、再び体を動かし始める。 腕立て伏せから始まり、スクワット、ランニングなど、普段行っているメニューをこなしていく。 それを何度も繰り返している内に、いつしか部屋の中には激しい運動の音が響き渡っていた。 だがしかし、それでもなお、彼女の体力には底が見えなかった。 むしろ時間が経つにつれて徐々にスピードが増していき、ついには先程とは比べ物にならない程の運動量へと変わる。 そして―― 「ぜぇ……はぁ……はひぃ……!」 およそ3時間の運動をこなしたカーミラ。疲労困ぱいといった様子で横たわっていた。 顔中に玉のような汗を流し、肩を大きく揺らしながら必死に酸素を取り込んでいる。 もはや指一本すら動かす気力が無いのか、完全に脱力しきった状態で天井を見つめていた……。 しばらくして落ち着きを取り戻した頃、カーミラは徐ろに立ち上がりシャワー室へと向かった。 そして服を脱ぎ捨て全裸になっていく。 その際、彼女が着込んでいた服は全て特注サイズのサイズであり、それはまるで水着のようにピッタリだった。 さらに彼女は自身の体の至る所についた贅肉を眺めた後、そっと手を伸ばし、その手触りを確かめるように揉み始める。 「んっ……。やっぱり凄いわね……」 どうやら脂肪の感触が気に入ったらしい。 しばらくの間ずっと弄っていたが、不意に手を止めると今度は鏡の前に移動し、自分の姿を映す。 そこに映し出されたのは見事なまでの肥満、否、肉塊というに相応しい体型だ。 全身には余すことなく贅肉が付き、胸は突き出た二段腹に沿うように垂れている。また下半身にも相応のボリュームがあり、臀部に至ってはもはや巨大という言葉ですら足りない程のサイズを誇っていた。 そのあまりに規格外な姿を見た瞬間、彼女は思わず笑ってしまう。 「ふふっ♪我ながらとんでもない格好ね……」 自身の醜態を嘲笑うかのように言い放つ。だが同時に、どこか誇らしげでもあった。 何故なら今の自分は"理想的"だからである。 何よりも美しいとされる自分にとって、これ以上ない程の完璧な肉体美を誇っているのだ。 だからこそ思う。もっと美しくなりたいと。 その為ならばどんな努力も惜しまないし、どれだけ太ろうが構わない。 そして彼女は明日もまた、自らの体を鍛え上げる為にトレーニングに励むのであった………。

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