魅力を描く9 (Pixiv Fanbox)
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絵の上達について、今思っていることです。
1・考えて描く
しばらくバランスが取れないことをとても悩んでいました。たくさん描けば、自然と取れる用になっていくのかなと思って絵を描き続けていましたが、どうやら、それではダメなようです。
バランスが悪い→直したい
なぜバランスが悪いのか→大きさや比率が感覚的にわからない
↑ここでずっと立ち止まっていたのですが、もっと考える必要がありました。
感覚的にわからないならどうするか→比べる、測る
道具を使わないほうが上手い、pcの中に定規がない、グリッドは使いづらい、というようなことを考えたりしていて測ることをしてこず、長く改善が見られなかったので、最近では、正確でなくても、とりあえず比べたり測ったりしています。
最近の絵は顔のバランスが取れてきたように思います。
指で「これくらい」というアバウトな測り方でも良かったんですよね。
二人描く時に、頭部をコピーして、重ねてもいいわけです。
2・考えないで描く
いきなり矛盾してるような見出しですが、上記のように、比べる、測る、というような行為は、自分にとってはストレスでした。これをストレスを感じないようになるよう、繰り返しやっていくと、ストレスにならないようになっていきます。
サッカーでは、ボールを蹴る方法がいくつかありますが、これを繰り返して自然にけり方を使い分けられるようになります。同じように、絵を良くするためのいろんなアプローチを自然にできるようになることが、上達そのもので、その結果良い絵が描けるようになります。
うーん、絵はやっぱりスポーツですね。
3・誰かのために描く
絵の魅力は、その絵を見る時間とほぼ同じです。見る時間を長くするためには、タッチの多さ、興味を引く形、視線を捉える構図、記憶を引き出すモチーフ、絵そのものの大きさが必要です。
これを、自分の趣味、気持ちだけで行うのはとても難しいと思います。中にはあふれ出る情熱が絵を描かせているような天才がいるかもしれませんが、私は狙った人に、どうやったら喜んでもらえるかを考えることで、やっと、魅力を出す手順を考えられますし、それが楽しく感じます。
天才は、自分で天才であろうとしませんから、食事も忘れてどうしても絵を描いてしまう人以外は、誰かに喜んでくれることを考えて、そのためにはどうしたら良いかを考え、手法を学んでいくと、上達への近道になるのではないかと思います。