蝶子Ⅲまで描いてのアレ (Pixiv Fanbox)

こんにちは。

遅ればせながら『蝶子Ⅲ』、沢山の方に読んでいただけて大変嬉しかったです。

改めまして、皆様ありがとうございました。

今回は『蝶子Ⅲ』終えての所感語り更新です。

■Ⅲは蝶子が"羽化"する話

今回描いたⅢですが、とにかくボリュームが多くてまとめることに苦労しました。

元々蝶子というヒロインは「僕が考えた最強にシコりたい京都弁女子」がコンセプトになっていまして、彼女を最初に描いた絵がこちらになるのですが↓

上記プロトタイプの完成形としてⅠの蝶子(JD)が存在してまして。

Ⅱの蝶子(JC)はその片鱗を見せつつも完成形への変身過程の言ってみれば"蛹"として描いており、Ⅲでは蛹が羽化し蝶になるまでの話を描きました。

完成形の蝶子はとんでもねえ痴女ですので、ちょっとエッチなくらいの女子がちょっとやそっとであんなイカれ方をする訳がないよねと思いながら肉付けをしていったところ「人の心あるんかな…（感想抜粋）」と言われる内容になってしまった訳です。

普段は快楽に素直過ぎるだけの女子が楽しく野蛮なオナニーやセックスをする漫画を描いているのに今回陵辱寄りでかなり毛色の違った話を描いたことに自分でも結構ビックリしてる訳ですけど、まあそういう話の作り方してたらそうなるよねって感じで。

Ⅰで哀愁を漂わせてしまった時点でこうなることは決まっていたんですけど蝶子申し訳ねえ～～～～と思いつつシコシコ楽しく描きました。。

ちなみにこれはかなり細かいことなのですが、蝶子の口調の雰囲気も変化の事前事後でちょっと変化意識してたり。

元々の蝶子(～JK)は京都弁ベースなんですが口語強めナチュラルな関西弁、事後ではコテコテの『京都弁』感強めです。

ぶっちゃけⅡ、Ⅲ描いてる時はこれどっちかというと関西弁扱いで京都弁詐欺かもしれん、、、と心配してましたけど特に突っ込まれなかったのでヨシ！

更に余談ですがⅢでは他にも色々要素あったのを削ったってあとがきで書きましたが

先輩との関係を察されて同学年の女子からイジメられ全裸に剥かれたりするとかそういうのを主に削りました…

尺の問題もありましたけど流石に可哀相過ぎたので。。

■おもくそ選択肢ミスったおにぃ

Ⅲでは蝶子もおにぃも相手と結ばれる為に色々なことを変えようと努力するのですが、努力の方向性が噛み合わなくてダメになっちゃった形ですね。

蝶子の方は中学までの環境(平和な私立女子校)捨ててまでおにぃのとこ行ったのに不良どもの慰み者にされた上イジメまで行かなくても村八分喰らってそのイメージが大学まで付きまとってⅠ冒頭の周囲からのあの評価なので相当悲惨。

おにぃもただ情けなくだらしなかったというだけの男じゃなくて彼なりに蝶子に対して誠実でありたかっただけなんですよね。

ただただ素直になる為の勇気が足りなかっただけで。

俯瞰で見るからおにぃは見ていて情けなくイライラさせられる男主人公なんですけど、

いじめられっ子が身分違いの好きな子と結ばれる為に努力していい大学に入るって平常時ならめちゃくちゃ美談だと思うし超正攻法の筈なんですよね。

でも正論で必ず皆幸せになれる訳じゃないんですよね、、人間、、

わたくし、元々NTRが苦手な人間だったんですけど結局自分がおにぃ側の人間なのですよね。

NTRって色々ありますけど大体人はいいけどちんぽは小さい男が誠実みっぽさを醸しつつ実際は情けなく遠慮がちに女の子に接してたら颯爽とオラついとるちんぽ強男みたいなのが出てきて女子の心も体も奪っていってHAPPY❤になるじゃないですか！ヤダーーーー！！現実社会の縮図～～～～～！！！

ってなるので好きになれなかったんですけども。

まあ、もう知らん内に脳破壊されちゃってそれもいいよね❤ってなっちゃってるんですけども。

話逸れましたけど、どうしたら正解だったんでしょうって話。

以前リクエストで描いた蝶子孕ませHAPPY ENDがある意味究極の答えですよね。

無責任に身体の関係続けてたらデキちゃったのでそのまま駆け落ち結婚って、結果としての結婚抜きで見ればこれ現実だと相当不誠実な行為とされていますしⅢでのおにぃの選択とキレイに真逆というか。

最終的に結ばれて幸せになったからよかったものの、もし友人がこんな状況だったら絶対「やめときなよ～」って自分だったらちょっと言っちゃうと思う。

選択肢むずない？という気持ちしかない。。

■未来の話

じゃあこの先はどうすれば正解になるんでしょうね？

ちょっともう拗れ過ぎて描いてる人間ですら何が正解か、正解とは、、、？というゲシュタルト崩壊に陥っておりますけれども。

蝶子Ⅲのご感想として、やっぱり幸せになってほしいというお声を沢山いただきました。

あとがきにも書きましたが、可能性があるものは描けるだけ描けたらなあとは思います。

やったことは消えないので、全てがなかったようなHAPPYさ加減にすることはとても難しいですが。。

それに破滅する女が好きだからなあ、、、、、うーん

ていうか正直おにぃがあんまり絡まないIFもちょっと描きたみありますね。

おにぃとの物語はもはや性癖ジャンル以上におにぃとの関係性に振って描いてる要素が大きいので。

蝶子は理想の京都弁ヒロインなので、あんまり難しく考えないひたすら性癖で殴るやつでも活躍させたい的な気持ち。。。。。

過去絵ですけど、こういうの↓

そんな感じです。

今回は元々の話追ってくれてる方でも抜けた～～～～～って方と可哀相で抜けんかった、、、という方にスパッと割れた印象で、どちらの感想も見ていてなるほど～と思いましたし毎回しんど、、となっている方も何やかんやこのジェットコースターみたいなシリーズに付いてきてくださって本当にありがたいなあと思います。

これって作家としてはほぼDVみたいなムーヴなのかもと自覚はあるのですけれど、常に何かしらチャレンジしてエロ面白いもの描きたいなあという所存でございます。

いつか蝶子シリーズ続編orIFが出た時はまたよろしくお願いいたします❤

しばらくは頭使いたくないので次は反知性主義のエロ本描きます！！！！

それではまた。