音声作品の裏話など (Pixiv Fanbox)
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<注意>
本記事には、音声作品(搾精アンドロイドの一日限定嘘あまあまオナサポ【密着耳舐め手コキ&セックス】)の内容に関する記述があります。
いつもご支援くださりありがとうございます。otoです。
ようやく音声作品を販売することができましたので、そのことについて色々と書いていこうと思います。
音声作品を作った経緯など
来年度から大きく生活環境が変化するのですが、「音声作品を作ってみたい! しかしそれにはまとまった時間がある今のうちでないと厳しい…」という思いが以前からずっとあり、このタイミングを逃すわけにはいかないと思ったので音声作品を作ってみることにしました。作業を始めたのは昨年10月末、完了したのが今年の1月でした。
音声作品作りのノウハウなど全く分からんという状況で、一抹の不安があったのですが、とはいえ今やらないとこの先もし創作活動できなくなった時に後悔するだろうな…と思ったので、覚悟を決めて制作に取り掛かりました。
音声作品の作り方自体は色々なサイトにあるので詳しいことは割愛させていただきますが、声を担当していただいたみもりあいの様、イラストを担当していただいた針金紳士様、効果音のご協力をいただいたVA Studio様など多くの方にご協力いただけたからこそ、このように一つの作品として世に出すことができました。
これまでずっと文章という形でアンドロイドモノの作品を共有しておりましたが、音声という媒体を通じてまた違った形で共有できて、活動の幅が一つ広がった気がして嬉しく思います。聞いてくださった方が楽しんでいただけるようなものになっていると幸いです。
本作の推しポイント
普段から音声作品自体はよく聴いているので、自分が満足できるものにならないと出す意味がないな…という意識はありました。
そこで念頭においたのが「耳舐めが十分な尺で含まれていること」、「アンドロイドらしさがいい感じに表現できていること」の二点でした。
耳舐め
前者の耳舐めに関しては、耳舐めの音が大きく分けて①収録機材、②演者、の主に二点に依存することは理解していました。
しかしながら、高いクオリティの耳舐め音声を収録することに関する知識を持っていなかったため、耳舐めが要素として含まれている既存の音声作品に多く出演されていて、収録に慣れていらっしゃる方にお願いするという形にしました。
結果としては満足のいく仕上がりにしていただけて、大変安心しました。
また、プレイの内容に関しても、耳舐めが映えるシチュエーション(手コキ・騎乗位)を採用し、耳舐めを楽しんでいただくのに十分な時間を台本中で確保しました。
アンドロイドらしさ
後者のアンドロイドらしさについては、まずはセリフ回しで表現することを意識しました。
聞き手に、今自分の目の前にいるのは人間ではなくアンドロイドであるということを強調するセリフを多く取り入れたり、騎乗位であっても全く乱れずに余裕たっぷりに喋るなど、いろいろな形で作中に散りばめてみました。
また小さな点ではありますが、トラック3では意図的に息遣いの音を編集で減らし、呼吸の必要がないロボットと対話していることを意識できるようにしました。
人格を載せずに普通に喋っているときは息をせず、逆に性行為の時は吐息たっぷりと、目的に合わせてアンドロイドが人間らしさを演出しているという部分を表現したつもりです。
セリフの他にも、アンドロイドらしさを出すための効果音としてアイカメラの音を採用しました。
こちらは使用可能なフリーの効果音素材に適切なものがなかったので、効果音の収録を他の方に依頼するかたちで用意いたしました。
アンドロイドが対象の様子を確認するときを中心に、ロボットらしさをさらに強調する意図でアイカメラの音を各所に挿入しました。
可能であれば腰振りや手コキに合わせた駆動音なども入れたかったのですが、音声として聴くときにノイズになってしまうリスクなども色々と鑑みて、今回は不採用としました。
(アンドロイドとかなり距離が近いと、きっと機体の内側で駆動する機械の唸りとかも聞こえたりするんだろうな〜と思います。添い寝をした時・抱きしめられた時などにふと感じるロボットらしさを演出できれば、もっとリアルさなど増すとは思うのですが、それを実現するには個人的な技術力では難しいような気がします…)
大変だったこと
小説を書くのと比べると、なかなか一筋縄ではいかなかった音声作品でした。
効果音を入れたりパッケージデザインをしたりと、新たなことにたくさんチャレンジしてみるのは結構精神的負荷が大きかったのですが、終わってみれば意外となんとかなったような気がします。(なんとかなっていてくれ〜〜〜〜)
そのなかでもこれは大変だったな…と思ったことを二つピックアップします。
タイトル
DLsiteでは一日に多くの音声作品がリリースされるので、そのなかに埋もれないようにするために魅力的なタイトルをつける必要がありました。
そこで、「アンドロイドがヒロインであること」「基本的にあまあまだが、それは本心ではないこと」「性処理がメインであること」の三点がわかりやすいタイトルを作ろうという軸を決めました。
また、昨今の規制の影響を受け、タイトルに「年齢の低い女性」であることは入れない方がいいだろうと思ったため、まずはそれに該当する文字列は入れないようにしました。
台本を作った段階で(収録やイラストなどはまだの状態で)10個程度候補として挙げ、そのなかから一つ選んで作業を進めていました。以下のものは、実際に作ったタイトルの候補を抜粋したものです。
・冷徹な搾精アンドロイドの擬似あまあまオナサポ
・搾精アンドロイドの性癖お見通し嘘あまあまオナサポ
・搾精アンドロイドによるザコオス性癖お見通し全肯定あまあまオナサポ
しかし、作った作品をDLsiteに登録する段になってこれはちょっと違うかもな…と思い、もう一度考え直して作ったのが今のタイトルです。
普段からタイトルやヒロインの名前などを適当に決めているせいか、タイトル一つ決めるのも色々と紆余曲折があり、多くの人の関心を引くキャッチコピーなど作るのは本当に大変なことなんだな…と思い知らされました。
音声の編集
音声の編集作業をしたことがなかったので、苦労することはある程度覚悟していました。
特にノイズ除去は、自分の満足のいくところまで修正するのに二週間くらいは作業していたと思います。とはいえイマドキは便利なツールが存在しており、素人がやってもそれなりのクオリティには仕上がるものなのだな…と感心しきりでした。
いわゆる大手が作る音声作品の質が良いのは、それを担保するだけに必要な環境や技術などが存在しているからこそなのだと、いざその作業を自分でやってみて身をもって痛感した次第です。
総括
初めて作った作品としては、個人的には満足のいく仕上がりになりました。
とはいえ、作品の設定がそもそもわかりにくいことなど、作ってから気づく反省すべき点も多々ありました。
もしまた音声作品を作ることがあったら、今度はその反省を踏まえてより良い作品が作れるといいなぁと思っております。