アルティマミレーヌ「卯月メイを暗殺せよ! 後編」 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 ぱすとじ丼様
前編あらすじ
ミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員…
彼女は地球人としての生活に適応するため、力をセーブして生活していた。
ミレーヌ打倒を目指すメシュー星団人はその隙を狙い、メイに媚毒を注射することに成功する。
その後、怪獣・ロボマウスをけしかけ、力を出しきれないミレーヌにさらなる毒を注ぎ込み、さらに弱体化させてしまう。
はたしてミレーヌの運命やいかに…
ミレーヌとロボマウスとの戦いが終わり、人々は被害が少なかったことに安堵する。
しかし、避難活動にあたっていた防衛隊の卯月メイ隊員が負傷し、ワクチン広報活動をしていた病院へと担ぎ込まれていた。
目立った外傷はなかったものの、発熱に襲われて苦しむメイ。
その裏では着々とメシュー星団人の企みが進むのだった…
「うっ…はぁ…はぁ…」
病院のベッドで高熱にうなされるメイ。
アルティマの戦士である彼女は地球上の病気にかかることはないのだが、今回ばかりは勝手が違っていた。
メイとして活動中に打ち込まれた毒に、さらにロボマウスの精液を模した毒を体内に注入されたことで、彼女の身体は抵抗力を失い悲鳴をあげていたのである。
力をセーブしているところを狙ったメシュー星団人の罠が、メイを苦しめていた。
「身体の中のエネルギーを全て浄化に当てても…今しばらくは力が戻るかどうか…今怪獣に出現されたら太刀打ちできないわ…」
慣れない症状に気弱になるメイ。
トントン…
そんな時、病室をノックする音でメイは現実へと引き戻された。
玉のように吹き出していた汗をぬぐい、笑顔を作って声をかける。
「はい!どうぞ!」
メイの声に促されて入室してきたのは、小さい女の子と母親の家族連れであった。
「入院中のところすみません…この子がどうしてもと…」
母親の挨拶が終わる前に、少女がメイへと近づく。
その手には花束が握られていた。
「おねえちゃん…わたし、おねえちゃんのおかげでお注射頑張れたの…だから今度はわたしがおねえちゃんを応援しようと思って…」
もじもじしながら花束を差し出す少女に、メイは満面の笑顔で応じる。
「お注射がんばれてえらいね!それにわたしの心配までしてくれて…今度はわたしが頑張る番だね!」
優しく頭を撫でられ赤面する少女。
「ほら、メイさんはゆっくり寝ないといけないのよ…お暇しましょう。」
母親に諭されて、少女は手を振って病室を後にする。
本来、メイは人と会えるような体調ではなかったが、本人たっての希望で時間を決めてお見舞いを受け付けていた。
今の少女以外にも、ワクチンイベントに来ていた少年少女が何人か訪れており、メイのベッド脇の机はお見舞いの品で溢れていた。
「わたしも早く体調を戻さなくっちゃ…うーん、お花いい匂い…あとで花瓶を看護師さんから借りようっと…ん?」
花の中に仕掛けられた小型爆弾…
メイが気づいたその時、すでに爆発の閃光が室内を包んでいた…
「ん?爆発はどうした?」
遠方からメイの病室を見張っていたメシュー星団人は、爆発が起きなかったことに首を傾げる。
先程花屋に化けてメイのお見舞いに向かう少女に爆弾入りの花束を売りつけるのには成功していた。
きちんとメイへと花束がわたり、さぁ爆発!と言ったところだったのだが…
一向に病院からは爆炎も悲鳴も聞こえてくることはなかった。
「どうなっている?…ははぁ…なるほどねぇ…」
望遠レンズで病室をのぞき込んでいたメシュー星団人の目じりが下がる。
爆弾は正常に起動していた。
しかし爆発の瞬間、メイが念動力で爆発を抑え込み、それでも相殺できない分は自らの体で覆いかぶさって受け止めることで被害を室内にとどめていたのだ。
望遠レンズ内に写った病室にはさらなるダメージを抱えたメイが倒れ伏す姿が見て取れた。
「そろそろ頃合いだな…アルティマミレーヌ最後の時だ!」
夕暮れ迫る街の中に、巨大なメシュー星団人が現れる。
それこそが幾重にも張られた卯月メイ…そしてアルティマミレーヌ暗殺計画の仕上げの瞬間であった…
ズゥン…ズゥン…
地響きをあげてメシュー星団人が町を破壊する。
防衛隊が対応に当たるものの、攻撃は効果が薄く星団人の勢いを削ぐごとはできなかった。
メイは傷ついた身体を推して立ち上がり、闘うことを決意する。
「今の状態では十分には戦えない…でも、黙って街が破壊されるのを見ていることはできないわ!」
よろめきながらも意識を集中して顔を上げ、メシュー星団人を見据えるメイ。
「ミレーヌ!」
いつもより少し淡い光に包まれて、銀河の女神はその姿を現すのだった…
「ふふふ…現れたな、アルティマミレーヌ!」
目的のヒロインの登場に、メシュー星団人の声が高くなる。
「ヘアッ!…ううっ…」
嬉々として向き合ってきた星団人とは裏腹にミレーヌはすぐに片膝をついてしまう。
「おやおや…随分と苦しそうではないか!私からのプレゼントの数々、喜んでいただけてもらえたようで何よりだぞ!」
煽るようにせせら笑う仇敵を仰ぎ見ることしかできないミレーヌ。
もはや立っていることしかできない獲物を前に、メシュー星団人は舌なめずりをしながら距離を詰める。
「これ以上の破壊は許しません!タァッ!」
ミレーヌにとっても、もう満足に動く力が残っていないことは織り込み済みであった。
油断している今のうちになんとかダメージを与え、たとえ自分がやられたとしても撤退させることができれば…
悲痛な決意を秘めたミレーヌの一撃であったが、無情にも星団人はひらりとかわしてしまう。
「くくく…もういつものキレは見る影もないな。あまりにも隙だらけだぞ!」
背後からミレーヌの身体をつかむと、羽交締めにするメシュー星団人。
「ああっ…離して…」
拘束を解こうとするミレーヌであったが、もはや彼女には戦士としての力は残されていなかった。
「あれだけ痛めつけてやれば、アルティマの戦士といえどただの女だな。たっぷり可愛がってやるぞ!」
拘束する手は緩めず、器用にミレーヌの胸に手を伸ばすメシュー星団人。
形のいい乳房に手を伸ばすと、いやらしい手つきでもみしだいていく。
「…ん…やめなさい…正々堂々と戦ったらどうなの!やぁっ…」
抵抗しようとするミレーヌからも甘い声が漏れ、星団人を調子に乗らせてしまう。
「そんなこと言いながら胸の中心が硬くなってきているぞ!おらっ!」
雑な愛撫であったが、媚毒を盛られているミレーヌの身体は激しく反応してしまう。
「そんなこと…ああっ…」
ミレーヌの胸にははっきり乳首が現れ、頬にも赤みがさしていく。
「もはや少なくなっているエネルギー…全て吐き出させてやる!」
湿り気を帯びたミレーヌの乳首を強力に擦り上げるメシュー星団人。
「く…ぅ…だめ…やあああっ…」
抵抗力を失ったミレーヌの身体は、いとも簡単に絶頂させられてしまう。
プシャッ…
乳首からは乳白色のエネルギーが母乳状に噴出し、ミレーヌの身体はビクビクと痙攣する。
ピコンピコンピコン…
タイマーは激しく点滅をはじめ、ミレーヌの息がさらに荒くなる。
「正義の女神ももはやこれまでだな…俺の竿で娼婦に堕としてやる!」
拘束を解かれたミレーヌであったが、もはや抵抗の力なく膝をついてしまう。
「おっと、倒れるには早いぞ!」
四つん這いになりそうなところを抱き起こされ、その秘所にメシュー星団人のムスコを差し込まれてしまうミレーヌ。
「ふぐぅ…ぬい…てぇ…」
媚毒によって濡れてしまった秘所は、ミレーヌの意に反しすんなりとそれを受け入れてしまう。
「ぐふふ…いい具合だぞ…しっかり受け止めろよ!」
ズチュッ…ズチュッ…
メシュー星団人の激しいピストンがミレーヌを襲い、身体を走る快感が彼女を苦しめる。
ピピピピピ…
激しく明滅するエナジータイマーの光が、意識を失いかけたミレーヌの表情を照らす。
「へぁ…ぅぁ…あぅ…」
ミレーヌの瞳からは戦う意思が消え去り、うつろに宙を見つめることしかできない。
「さぁ…俺の一撃でイかせてやる!イキながら死ぬがいい!」
ドビュ…ブシュ…
ミレーヌの中にリビドーを吐き出し、満足げにうなるメシュー星団人。
ピ…ピ…ピッ……
ミレーヌのエナジータイマーから光が消え、同時に彼女から命の灯も消失してしまった…
倒れることも許されず、メシュー星団人の慰み者になり続けるミレーヌ。
その後、連れ去られた彼女を見た者はいなかった…
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