アルティマミレーヌ「一縷の望み」 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 皇之字様
あらすじ
ミレーヌとソフィを救うため、DDXのもとへと赴いたアルティマリオナ。
彼女はその体を吟味するようなDDXの執拗な責めに耐えながら、逆転の一手を探っていた。
洗脳状態にある義妹・ミレーヌは地球の破壊活動を強いられていたが、彼女の最後の抵抗なのか、一定時間が過ぎるとシャットダウンされたように動かなくなる状態を繰り返していた。
そんなミレーヌが言葉なく抵抗する姿にまだ逆転の可能性を感じ、リオナも反撃の機会をうかがうのだった…
「いくら貴様がいい女とはいえ、普通に抱くのも飽きてきたな…今回は少し趣向を変えて楽しませてもらうぞ。」
DDXの声が部屋に響き、リオナを拘束していた鎖が外れる。
「(いまこの部屋を脱出できたとしても、打つ手立てがなにもない…まずは状況を伺わなくては…)」
リオナはあたりを見回しながら、DDXの出方を見極めようと身構える。
キュラキュラキュラ…
謎の機械音が部屋内にこだまし、何本ものマジックハンドがリオナの前に現れる。
「今度売り出す用の新兵器でな…性能テストに付き合ってもらおうか!」
DDXの言葉が終わると同時に、何本ものマジックハンドがリオナに襲い掛かった。
「はぁっ!とぉっ!」
それなりに広さのある室内を、軽やかな身のこなしで飛び回るリオナ。
その動きに翻弄されたマジックハンドは互いに絡まってその動きを止めてしまう。
「フェザーアロー!」
リオナが光の矢を放つと、それは絡まったマジックハンドを正確に貫いて爆散させた。
「最新兵器なんて言う割には大したことありませんね。これでは商売あがったりでは?」
涼しい顔で挑発するリオナ。
少しでもDDXをイラつかせ、なにがしかの突破口を模索できれば…
しかしそんな煽りには全く反応しないDDX。
「まぁまぁそう焦りなさんな…とはいえやっぱりオートではこんなものか。じゃあここからが真骨頂ということで!」
DDXが謎のヘルメットをかぶり、なにがしかの装置を起動する。
するとマジックハンドの動きが見違えるほど速度を増し、リオナを的確に追い詰め始めた。
「くっ…早いっ…それに動きも複雑に…」
互いに絡み合うこともなくマジックハンドが襲い掛かり、リオナはよけるので精いっぱいになってしまう。
「さっきまでの余裕はどこに行ったのかな?ほらほら!」
調子づくDDXに対し、リオナは何とか態勢を整えようと大きくジャンプして部屋の反対側へと移動しようとする。
しかしそれこそがDDXの狙いであった。
「…!?きゃあああっ!」
着地したと思った瞬間、リオナは謎の粘着物の敷き詰められた床に足を取られてしまう。
強力な粘りを見せる床に足首を拘束され、身動きが取れなくなるリオナ。
さらに天井から粘着スライムがしたたり落ち、どんどん拘束を強めていく。
「ふふふ…このマジックハンド…というよりはこの部屋が1つの罠として機能するように作られているのさ。脳により統制の取られたハンドの物量で獲物の移動を制限し、この粘着罠に誘い込む…そうすればほれこの通り、ヒロインホイホイの完成というわけだ!」
うまくいったのが余程うれしいのか、饒舌に語りだすDDX。
「さらにマジックハンドにはこんな機能も備えてある!」
動けなくなったリオナを囲んでいたマジックハンドが、一気に彼女へと殺到する。
「くっ…離しなさい!…!っ…これは…」
リオナにつかみかかったマジックハンドからエナジードレインが始まり、彼女から力を奪っていく。
ピコンピコンピコン…
エナジータイマーが点滅をはじめ、リオナの危機を知らせていた。
「うーむ…エネルギー吸収率はマリモラには劣るか…それともこの女とソフィの持つエネルギーの質の差が原因かな?」
DDXがソフィの名前を出したことで、リオナの表情が変わる。
「ソフィ様に何をしたの?!私が言うことを聞いている間は手出ししない約束でしょう!」
激高するリオナに、DDXは余裕たっぷりに答える。
「いやなに、ただ待ってもらうのも暇かと思ってね。別の新兵器の相手をしてもらってるだけだよ…彼女も気持ちよくエネルギーを献上してくれているだけさ…」
そういいながらリオナの視線の先にモニターを用意し、ソフィから吸収した母乳状のエネルギーを瓶ごと振ってリオナに見せつけるDDX。
「この状態のエネルギーがどうやって精製されているか…お前だって知っているだろう?」
液状にエネルギーを抽出しているということは、おそらく胸からの強制搾乳…
その刺激やそれに晒されているソフィを想像し、リオナは全身の血が熱くなるのを抑えられなかった。
「おっ…いいねえ。貴様が激情するとこっちのエネルギー吸収効率も上がるみたいだ…大いに怒ってくれていいぞ、リオナ!」
相手の挑発に乗っていはいけない…しかし、リオナの怒りを誘っていたはずのソフィのエネルギーが、逆に彼女に冷静さを取り戻させていた。
「(ああやって手元にまで持っているということは、それなりの量をすでに蓄積しているはず…それなら!)」
リオナが何かを思案している様子を見て取ったDDXは、彼女に対して新たな一手を投じていく。
「ふん!なにか考えを巡らせているようだが、貴様に何かさせてやるつもりはないわ!むん!」
DDXがヘルメットを通じて念を送ると、マジックハンドが形状を変化させ、ディルドー型へと姿を変える。
「こいつは使用者の思うままに形を変化させることができる…悪だくみができないよう、たっぷり犯してやるから覚悟するんだな!」
DDXの指令を受けたディルドーは、リオナの股間のスリットに狙いを定めると、その鈴口を押し当てて分け入ろうと画策する。
リオナが身動きできないことをいいことに、マジックハンドも胸や太ももなど、リオナの弱いところを責め立てていった。
「んああっ…や、やめなさい…卑怯よ…」
敏感なところを責められ、赤面しながらも感じてしまうリオナ。
この宇宙船に捕らわれて以来、ミレーヌやソフィのためにDDXにもてあそばれてきた身体は、少しの刺激でも簡単に達するようになってしまっていた。
否定のセリフとは裏腹に、リオナの股間はディルドーの刺激の前に濡れていき、固く露出した乳首も一突きされるたびにビクビクと震える。
「やぁ…だめ…いか…されちゃうっ…へあああっ…」
大きく体をのけ反らせるリオナ。
びしゃびしゃと漏れ出す愛液を、ディルドーが吸収してあやしく光る。
「へええ…母乳だけでなく愛液も高純度のエネルギーを含んでいるんだな。さすがはスパークルフラッシュに選ばれるだけのことはあるってことか。」
ピコ…ピコ…
か細く点滅を続けるエナジータイマーが辛うじてリオナの意識を繋ぎとめる。
「(いまはまだ耐えるとき…逆転のチャンスをうかがわなければ…)」
先ほど見出した『ある』一縷の望みに希望を託し、DDXの責めを耐えるリオナ…
果たして彼女の見出した可能性は、銀河の女神たちを勝利へ導くことが出来るのだろうか…
続く…