アルティマミレーヌ「ソフィの危機!奪われる力」 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 えすかとろまぎあ様
コポ…コポ…
アルティマリオナとの挨拶がわりの逢瀬を済ませたDDXは、自室のモニターにて培養槽を眺めていた。
その中にはとある特注の怪獣が放たれ、獲物を今か今かと待ち受ける。
そこに捧げられる生贄…アルティマソフィが、今ゆっくりと水槽に拘束されたまま入っていくところであった。
「さて…クライアントの要望には応えたことだし、こっちも少し自分のために動いても文句はないだろう。」
水槽に沈んでいくソフィは、意識こそ失っていたがタイマーは青く輝いていた。
「よし…それでは実験スタートだ!」
DDXの指がパチンと弾かれ、狂宴の幕が上る。
その主役のソフィは、まだ微睡む意識ののまま、水の中に揺蕩うのだった…
「…っ?…ここは…」
意識を取り戻したソフィは自らが置かれた状況が理解できず戸惑う。
確かナーガと戦闘状態になった後、その強力な締め付け攻撃の前に意識を失ってしまったはず…
今は謎の水中で意識を取り戻した…ということは理解できたものの、この状況が何を意味するのかソフィには判断できなかった。
「(周りの水に特に毒性はない…まずはどういう状況なのか確認しないと…あら?)」
その時、水中を小さな物体が横切っていく。
星のような形をしたそれは、数体で編隊を組む様に動きながらソフィの周りを飛び交い始めた。
「友好的ではなさそうね…セヤッ!」
手の先からエネルギーを光弾にして打ち出し、相手を牽制するソフィ。
しかし、その一発が命中した瞬間、様子を窺っていたその物体は一気にソフィへと殺到し始めた。
「くっ…いきなり活発に…あああっ!」
なんとか敵をいなしていくソフィ。
しかしソフィにはまだ、この先待ち受ける地獄がどんなものか想像もできていなかったのである…
「さて…ソフィは凌ぎ切れるかな?」
いくつもの球体がソフィへと迫っていく。
その正体…宇宙吸血獣マリモラを模した試作機械獣『メカマリモラ』を操りながら、DDXはほくそ笑んだ。
彼の思惑がうまくいけば、当面は活動資金やエネルギーの枯渇を心配しなくて済む。
DDXにとってはこの実験の成功が、これからを左右するといっても過言ではなかった。
そんな操り主の意を汲んだのか、メカマリモラは一気にソフィへと襲いかかるのだった…
「くぅ…やぁっ!」
放った光弾はことごとく吸収され、代わりに固い球体となったメカマリモラの直撃は、ソフィの体力を容赦なく削っていく。
「うああっ…水中では動きについていけない…このままでは…
ジリ貧な状況に、ソフィの表情にも焦りの色が広がる。
その隙をついて、メカマリモラは本来の目標へと襲い掛かった。
ガパァ!
球体からヒトデ状に姿を変えたマリモラが、腕を振って体勢を崩したソフィの胸へと取りついていく。
「んっ…え…これは…なんだというの?はなれな…さいっ…んぁああっ…」
バチバチッ!
メカマリモラをはがそうとしたソフィの手のひらは、機械獣の体表から発する電気で焼かれてしまった。
「あああっ!やめてぇ…」
強力な電撃がもたらしたのはソフィの身体へのダメージだけではなかった。
ズチュ…ヌロォ…
胸にとりついた側の表面にはローションのようなぬめり気とイボが点在し、その合わせ技でソフィの胸を責め立てていく。
「やっ…だぁ…イボイボでぬるぬる責められて…乳首…たえられなぃのぉ…」
一気に乳首を引きずり出され、ソフィは切なげな声をあげてしまう。
メカマリモラのイボにかき回された乳首の表面には、すでにうっすらとエネルギーが母乳状に染み出すのだった…
「よし…計算通りだな…ドレインモード起動!」
メカマリモラが怪しく輝き、画面上のソフィが顔を跳ね上げる。
同時にエナジータイマーが明滅するのが見え、DDXの目論見が成功していることを物語っていた。
「さぁ、エネルギーを絞り出してやる…ソフィ、もがき苦しむのだ!ハハハハハ!」
DDXの横に置かれた謎のビーカーには、どこからともなく転送された謎の白い液体がポタポタとたまり始めていた…
「へああああっ!?」
胸に取り付いて刺激を与えていたメカマリモラが謎の光に包まれる。
その瞬間に一気に乳首への刺激が高まり、ソフィは体をけいれんさせながら仰け反ってしまう。
プシャア…
メカマリモラが張り付いていない方の胸にもくっきりと乳首が浮かび、にじみ出た母乳状のエネルギーが水中を漂っていく。
「あぅう…だめぇええ…」
何度も絶頂へと導かれ、ソフィの意識は色欲へと染まっていく。
情けなくエネルギーをまき散らす姿に、それをモニターしているDDXはほくそ笑んだ。
「ふん…まだまだ絞れそうだな。いい具合にほぐれてきているようだし、もう一手追加してやろう!メカマリモラ、合体だ!」
それまでめいめいに乳首や水中に漏れ出した母乳を回収していたメカマリモラたちが、DDXの号令に合わせて合体していく。
やがてソフィを飲み込まんとするほどに巨大化したメカマリモラは、くぱっと開いたボディの中にソフィを捕えてしまう。
「やぁ…はなして…きゃああっ?!」
内側から生やした触手でソフィを拘束したメカマリモラは巧みに触手を操り、彼女の胸や股間を刺激していく…
ピコピコピコ…
タイマーはスピードを速めると同時に、ピンク色に輝いてソフィが発情状態にあることを示してしまう。
「やはり発情状態にした方がエネルギーの回収効率がいいな…この後も薬でたっぷり発情させて搾り取ってやるとしよう。」
DDXの横に置かれたエネルギーの抽出装置には、液状になったソフィのエネルギーがなみなみと溜まっていく。
「これ一瓶で下手な文明の星なら、数ヶ月は稼働させることができる…俺も食い扶持には困らないって寸法さ。」
誰に説明するわけでもなく、一人ごちるDDX。
しかし、いつアンチスパークルに見限られてもいい様に、自分の分け前は自分で確保しなくては。
生き馬の目を抜く裏社会で生きてきたDDXは依頼を遂行しながらも、抜け目なく自分の取り分を確保するために動いていた。
「うああああっ!!」
モニターの中ではソフィが乳首からエネルギーを母乳状に噴いて絶頂する。
エナジータイマーからは光が消え、がくりと頭を落とすソフィ。
その様子を見ながらDDXはにやりと笑う。
「数日もすれば自然と回復するだろう…またエネルギーを抽出して、俺の懐を潤してもらわないとな…」
ソフィは自分の運命を知ってか知らずか、うつろな視線を宙に漂わせていた…
続く…