アルティマミレーヌ「圧倒!スーパーロボット」 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 DATE THE ROAR 様
ゴブリューDによる海底資源基地への攻撃を阻止するために戦ったミレーヌ…
自爆攻撃を海上へテレポートさせることに成功するも、ミレーヌ自身はエナジードレインと爆発に巻き込まれたダメージで激しく消耗してしまう。
その日海岸線に打ち上げられたメイ隊員の意識が戻らないまま、数日の時が過ぎようとしていた…
光の星では、ミレーヌの危機が伝えられたソフィが地球へ向けて飛び立つ。
地球の近くの銀河で謎のロボット怪獣軍団が星々を襲っており、今はミレーヌへの救援が出せないと聞いたソフィは、自らが地球へ赴く決断をしたのだった。
愛する娘のため、宇宙を駆けるソフィ。
しかし結果として、彼女がミレーヌの元へと到着することは無かった…
「うう…」
防衛隊基地内の病院で治療を受けていたメイは、ベッドの上で意識を取り戻す。
メイの体中を痛みが駆け巡り、指一本動かすこともままならない状況に苦悶の表情を浮かべる。
「手ひどくやられてしまったわね…」
ゴブリューDを操っていた謎の存在…
若い男の声のように聞こえたが、いったい何者なのか。
彼の思惑通りにダメージを負ってしまった自分に苛立ちを覚えてしまう。
「あの口ぶり…多分、前回の攻撃はまだ本気じゃないんだわ。この後本命が現れたら…今の私に戦うことが出来るのかしら…」
ミレーヌのバイタルはリアルタイムで光の星へと送られている。
いま彼女がまともに戦えない状態だということは光の星へと伝わっているだろうが、地球に救援が向かっている様子はなかった。
「今はどこも侵略者が活発に動いている…何かあれば私が対応するしかないのよ…」
自らに現状を言い聞かせて鼓舞することしかできないことを、メイは苦々しく実感していた。
ビーッ!ビーッ!
突如基地内にけたたましい警報が流れ、緊急事態を伝える。
防衛隊基地の目と鼻の先に、巨大な飛行物体が4つ出現したのである。
レーダー網などには一切引っかからずに現れたその飛行物体は、まっすぐ防衛隊基地を目指して進んでいく。
「なめやがって!撃ち落とせ!」
基地を守るミサイルやロケット砲の雨あられが飛行物体へ降り注ぐも、装工の表面を彩る謎の幾何学模様には一切の傷もつかなかった。
淡々と前に進みながら、防衛兵器を排除していく飛行物体。
最初は威勢よく攻撃していた防衛隊も、通常兵器が全く歯が立たないことにショックを受けて、戦線を下げていく。
かくなる上は基地での籠城戦か…
そんな空気が重くのしかかる中、飛行物体から声が飛んだ。
「あ…あー…防衛隊の諸君、無駄な反撃ご苦労様。君たちの攻撃など、このスーパーロボット・キングジェイの前では何の意味もない事が、さすがに理解いただけただろうか…」
挑発的な言葉に防衛隊員たちは怒り心頭になっていたが、結果としてその通りであるという事実で反論すら封じられてしまっていた。
「これからの地球侵略において、まずは君たちをつぶしておくことが最優先だからな…さぁ、キングジェイの真の姿を前に、ひれ伏すがいい!」
男の声とともに、4つに分離していた飛行物体が一つへと合体していく。
ファンファンファン…
謎の機械音を発しながら、その姿は直立歩行型の人型ロボットへと変化を遂げていた。
その圧倒的な威圧感に息をのむ防衛隊基地の人々。
「おやおや、さっきまでの威勢はどこへやら…まぁ、実力差を理解する知性があるなら、有無を言わさぬ無条件降伏ではなく俺がこれから行う支配に関する説明くらいは、後でしてやるとするかな…」
圧倒的に進んだ技術力を前に及び腰になってしまう防衛隊。
しかし次の瞬間、まばゆい光が彼らを鼓舞するように上空から舞い降りた。
「ああっ!アルティマミレーヌだ!」
彼らとともに地球を守る正義のヒロイン・アルティマミレーヌの登場に、防衛隊員たちの声が色めき立つ。
「せあっ!」
キングジェイに向けてファイティングポーズをとるミレーヌ。
しかしその足は震え、現れたばかりだというのに、その顔には玉のような汗が浮かんでいた。
「随分と苦しそうじゃないか、ミレーヌ…そんな千鳥足で俺のキングジェイに勝てるのかな!」
自爆攻撃をまともにくらってしまったせいで、体の自由が利かないミレーヌ。
しかし、満身創痍の身体に鞭打って、キングジェイへと飛び掛かっていく。
「たぁっ!とぉっ!」
ガイン…ギイン…
ミレーヌのこぶしや蹴りがキングジェイを打つも、そこに響くのは鈍い金属音のみ。
「うぁあ…」
明らかに攻撃を仕掛けた側のミレーヌが、ダメージを負ったように後ずさってしまう。
「か、固い…これならどう?ティアラッガー!」
ミレーヌ渾身の念を込め、頭のティアラが光刃と化してキングジェイへと襲い掛かる。
キィン!ガキィ!
ミレーヌも無策でティアラッガーを放ったわけではなく、それはキングジェイが合体時に連結した個所を狙い撃つ。
しかし、多少の効果を期待したミレーヌの攻撃も、スーパーロボットの前には効果が薄かった。
「くくく…お前の攻撃などすべて研究済みだ!今度はこちらの力を見せてやる!」
不用意に放たれたミレーヌのこぶしを受け止め、キングジェイはそのパワーでミレーヌを押し込んでいく。
「くぁ…跳ね返せない…あああっ」
ぎりぎりぎり…
万力のような締め付けでミレーヌの顔を押さえつけるキングジェイ。
その体の下で何とか抜け出そうと足をばたつかせるミレーヌであったが、圧倒的な力の前には無力であった。
ピコンピコンピコン…
エナジータイマーが点滅をはじめ、ミレーヌの危機を知らせる。
「こんなに早くエナジータイマーが点滅するとは…やはりダメージが残っているな…こっちはお前から吸収したエネルギーのおかげでフルパワーだ!」
ガイン!ガギィ!
金属が肉をたたく鈍い音が響き、ぐったりとしていくミレーヌ。
「さぁ、仕上げに人間たちの前で痴態をさらすといい!キングジェイ、分離してミレーヌを捕縛しろ!」
ウィンウィンウィン…
機械音を立てながら分離するキングジェイ。
そのままワイヤーでミレーヌを縛り上げ、姿勢を固定させる。
「何をしようというの?…離しなさい!」
身体を捩るミレーヌであったが、ピンと張ったワイヤーで固定されてしまう。
分離したキングジェイのうちの一体が、ミレーヌの股間部分に狙いを定めて浮遊し始める。
その先端にはドリル状の突起が現れ、うねうねとスローなテンポで回転し始めた。
「さぁ、ミレーヌ凌辱ショーのはじまりだ!キングジェイのドリルペニスでイき狂うがいい!」
分泌液を発しながら回転するドリルペニスは、一気にミレーヌの股間のスリットへと入り込んでいく。
「うあああっ!やめて…っ…ぬいてぇ…」
ミレーヌの哀願とは裏腹に、ドリルペニスはあっさりとミレーヌの秘所に突き刺さってしまった。
「高速ピストンで責め立ててやろう!オラッ!」
ずっちゅずっちゅと音を立て、ミレーヌを凌辱するキングジェイ。
「ああああっ!だ、ダメッ!」
ブシュウッ…
ミレーヌの身体ががくがくと震え、乳首の先端からは母乳状にエネルギーが噴出してしまう。
ミレーヌを見守る防衛隊基地には母乳が雨のようにふり注ぎ、防衛隊員たちも唖然とそれを見上げることしかできなかった。
ピピピピピ…
ミレーヌのタイマーは早鐘のように鳴り響き、力なくうなだれたその身体はもう抵抗する力を失ってしまったようだった。
「そらっ!最後までエネルギー出してヤラれちまいな!地球人ども、ミレーヌの最後だ!」
ずちゅちゅちゅ…
「う…へぁ…や…」
さらに激しいドリルうピストンがミレーヌを襲うが、もはや意識も切れかけた彼女の口からこぼれるのはか細い喘ぎ声だけであった。
プシャア…タパ…
再度ミレーヌの乳首からはエネルギーが射乳され、大地を濡らしていく。
ピ…ピ…ピ……
同時にエナジータイマーとミレーヌの目からは光が消え、その身体も弛緩したようにだらりと力が抜けていく。
「ふはは!アルティマミレーヌの最後だ!こんな女神に縋った愚かな地球人どもよ!お前たちにはこれからもっと面白いものを見せてやろう…楽しみに待つがいい!」
そう高らかに宣言すると、ミレーヌを曳航するようにキングジェイは飛び立っていく…
「ああ…そんな…俺たちのミレーヌが…」
ともに地球を守ってきたミレーヌが敗れるのを、何もできずに見ていることしかできなかった防衛隊…
彼らに無力感に打ちひしがれる時間はあるのだろうか…
謎の侵略者の脅威はまだ始まったばかりである…
続く…