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挿絵 阿井上夫様



光の星での決戦後、ミレーヌは地球を守る任務に復帰するため故郷を後にする。

それを見ていたミレーヌたちの仇敵『アンチスパークル』は配下の一人を呼び出し、指示を出した。

「ふむ…まずはあの星の古代生物を刺激し、あの娘を危機に陥れてやりましょう…」

うやうやしくアンチスパークルの前を去る配下の男。

『ナックル星人』と呼ばれるその異星人は、一路地球へと向かうのだった…



そんな暗躍があるとは露知らず、ミレーヌは地球へと復帰する。

防衛隊の頑張りもあり被害は抑えられていたが、多くの怪獣が復活する状況ではそれも限界が近づいていた。

そこに再び現れたミレーヌに人々は歓喜し、声援を送る。

その期待に応え、今日もミレーヌは闘うのだった…



卯月メイ隊員としても職務に復帰したミレーヌの前に、新たな事件の一報が入る。

霧立山という風光明媚な観光地で、登山家の行方不明事件が多発したのである。

原因確認までとの名目で閉山措置をしたのち、防衛隊の先見として霧立山へと入るメイ隊員。

ズゥン…ズゥン…

遠くから響く地鳴りを耳にしながら、慎重に山中へとその足を進めていく。

「この音…何か大きなものが移動しているの?」

霧立山はその名の通り、霧が深く立ち込めてメイ隊員の視界を閉ざしていた。

「うーん…これじゃ何も見えないわね…アルティマアイ!」

一人で来ていたこともあり、メイ隊員は本来の力を行使する。

その目が淡く光り、霧の中を見通していく。

アルティマの戦士としての力を発揮して見据えた先には、二体の怪獣がぶつかり合う姿が見えた。

「なるほど…登山客を襲っていたのは彼らで、今は閉山で人が来なくなったから空腹で荒れて争っている、といったところかしら…」

地球ではなぜか、過去の地層で眠っていた怪獣たちの目覚めや活動が活発になりつつあった。

この二体も何かの拍子で目覚め、本能のまま暴れているに過ぎない…

しかし、それを許しては地球上は無法地帯になってしまう。

メイ隊員は意を決し、その手を高く掲げる。

「申し訳ないけれど…もう一度眠りについてもらうわ!ミレーヌッ!」

眩い光が深い霧の中でもわかるほど煌めき、白銀の女神がその姿を現す。


「セアッ!」

一飛びに渓谷を駆け抜け、二体のもとに辿り着くミレーヌ。

そこには地底怪獣レッドンと、両手に鋏状の爪を持つ岩石怪獣ザードラが互いの身体をぶつけ合っていた。

「同時に二体を相手取るのは不利…まずはこっちから!」

駆けてきた勢いをそのまま利用し、ザードラを蹴り飛ばすミレーヌ。

ザードラは不意を突かれ、岩肌に叩きつけられる。

「トアッ!」

ミレーヌはそのままかえす刀でレッドンにバク転で接近し、逆立ちの状態からその首に足を絡める。

「たぁああッ!」

そのまま身体を捻り、フランケンシュタイナーでレッドンを地面に叩きつけた。

「ゴアアァ…」

レッドンは地面に蹲り悶絶する。

好機と見たミレーヌはその背にまたがり、背中に打撃を加え始めた。

ドガッ…バキッ…

「このまま押し切る!」

レッドンの攻撃に意識を割きすぎたミレーヌは、一瞬先程蹴り飛ばしたザードラのことを失念してしまう。

背後で立ち上がったザードラは、音もなくミレーヌの背後を取った。

「これでトドメ…!?…ああっ!」


レッドンに渾身の一撃を加えるため、拳を振り上げたミレーヌをザードラが羽交締めにする。

「グルルル…」

ミレーヌを拘束し、その身を固定するザードラ。

「ゴアッ!」

ミレーヌの攻撃が止んだことで、レッドンもその身を起こし、ミレーヌを威嚇する。

先程までいがみ合っていた二体であったが、共通の敵の登場に、共闘の姿勢を見せ始めていた。

ヒュンッ!

レッドンの長い尾が空を切り、ザードラに拘束されたミレーヌの柔肌を打ち据える。

「ああんっ!ああっ…つぅ…」

跳ね上げられたドロでミレーヌの美しい身体が汚され、その表情にも苦悶の色が広がる。

ピコンピコンピコン…


ミレーヌのダメージを表すように、エナジータイマーが赤く点滅を始めた。

霧の立ち込める山中では、ミレーヌを支える太陽エネルギーも弱まってしまう。

弱っていく獲物を前に、レッドンとザードラは嬉しそうに咆哮した。

「ああっ…へぁ…やぁ…」

静かな渓谷には鈍い打撃音と、女神の喘ぎ声だけがこだましていく。

ぐぐぐ…


ザードラは鋏状の爪をミレーヌの首にかける。

流石にミレーヌの首を切り落とすような切れ味はないものの、窒息させるには十分な力で締め上げていく。

「ぐぁ…げぁ…は、離して…」

締め上げられてどんどん身体が弛緩していくミレーヌ。

目の前で喘ぐメスを意識したのか、レッドンの股間に逸物が現れる。

「ゴアアア…」

低く唸り、ミレーヌの股間に自分のムスコを押し付けていく。

「ひっ…や、やめて…あがっ…」

かぶりを振ろうとしたミレーヌの首を、黙れとばかりにザードラの鋏がさらに締め上げる。

立っていることができずに腰を落としたミレーヌの秘所を、レッドンの屹立した性器が貫いた。

「あああああっ!」

ミレーヌの哀願も虚しく、その身体は怪獣の暴力的な欲望を叩きつけられてしまう。

古代から目覚めて溜まり込んだ性欲がミレーヌに注がれ、その体力を奪って行った。


ピピピピ…

エナジータイマーが激しく明滅し、ミレーヌの窮地を告げる。

「あ…あがっ…」

首絞めセックスの、苦しみと快感がないまぜになったような刺激がミレーヌの脳内を灼いていく。

「あ…ああ…」

ピー…ッピ……


エナジータイマーが消灯し、完全に弛緩するミレーヌ。

次は俺の番だとばかりに、ザードラがレッドンに交代を促す。

霧に閉ざされた渓谷にはわずかに漏れる女神の嬌声と、肉のぶつかり合う音だけが響き続ける。

しかしその声は誰にも届くことはないのであった…


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Comments

イースト

ミレーヌちゃんのスリーサイズとか気になります!

Addition2

Return 系列的開端不錯。 期待看到其他怪物的登場。

syonnai_hito

リリ絵でおなじみの阿井先生のミレーヌも華奢でも出るところはしっかり出た、かわいらしくて美しいです。 この後、デットン・・・ではなくレッドンとサドラ・・・ではなくザードラに野性味あふれるレイプされ、2体とも疲労と満足感で再び眠りにつき、結果的に平和は戻って来た悪寒?w

ガチピン@ご支援感謝

地球の平和はミレーヌによって守られたのですね…(遠い目) 阿井上夫様の凛々しいミレーヌと激しいやられをお楽しみいただければ!

yukimi

そして、怪獣の子供を孕んで、アルティマの力を持った怪獣を産んでしまう、と言う後日談になるんでしょうか?

ガチピン@ご支援感謝

一応全てパラレルエンド(マックススタイル)で進むので、このミレーヌはそういうエンドを迎えたかもしれないですね…