アルティマミレーヌ「決戦!ラポール次元の戦い 後編」 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 炭酸水様 村田電磁様(一部回想)
前回までのあらすじ
義姉・リオナから届けられた座標へとテレポートで向かうミレーヌ。
しかしその情報はラポールから摑まされた罠であった。
自らの能力を封じる結界へと誘い込まれたミレーヌは、待ち受けていたラポールの奇襲によって窮地に陥ってしまう。
そんなミレーヌの様子を見ながら、ラポールはかつて同じように術中にハマったミレーヌの母・ソフィを思い出すのだった…
「い、いけない…エネルギーが吸われてしまうわ…」
ミレーヌの肢体を禍々しい触手が縛り上げていく。
エナジータイマーが点滅を始め、ミレーヌの顔に焦りの色が滲む。
能力が発揮できない上に外界への連絡手段も絶たれた状態で、これ以上の消耗は致命的であった。
「(なんとか隙を見てテレポートで脱出しなければ…)」
しかし、そんなミレーヌの考えなどお見通しとばかりに、ラポールの責め手が飛ぶ。
「あぅ…はな…し…なさい…くっ…」
体の表面を触手がウネウネとなぞり、その度にミレーヌの口からは熱い吐息が漏れる。
ミレーヌの形の良い乳房の表面にはうっすらと乳首が象られ、身体が責めに屈しようとしているのを表していた。
「ふん…何やら手を探っているようだが、その間に身体は準備ができてきているようだぞ…何か考えがあるなら早くするのだな!」
ラポールの言葉通り、ミレーヌの乳首は桃色に色付き、舐めてほしいとばかりにヒクヒクと上向いていった。
「こんな窮地…ぁ…すぐに抜けっ…へぁ…だすんだから…」
そんなミレーヌの意志を挫くように、触手を手のような形状に変え、その乳房を揉みしだくラポール。
「ああっ…だ、だめっ…胸を乱暴にしないで…」
抵抗を見せるも、乳首からはプシュプシュとエネルギーが母乳状に漏れ出し、ミレーヌの身体を艶かしく彩っていく。
頬を赤らめて苦悶するミレーヌの様子に、ラポールはかつて辱めた彼女の母・ソフィを思い出していた。
「感じていながらも強情なところは母親譲りだな…安心しろ、すぐに快楽に溺れさせてやる。」
そしてラポールは軽く指を弾く。
するとミレーヌの前にモニターがホログラムで表示された。
「これは…まさかお母様…?」
まだ若々しく幼さの残る顔立ちであったが、その姿はまさしく愛する母・ソフィのものであった。
「こやつも最初は抵抗したが、最後はエネルギーが尽きるまで触手による快楽に身を投じていたぞ…貴様も我慢する必要はあるまい!」
ラポールの言葉など、いつもなら聞く耳を持たない状況であったが、敬愛する母の堕ちた姿を目にしたミレーヌは動揺を隠せなかった。
「きっと卑怯な手でお母様を罠にはめたのね…許せない!」
ホログラムから目を逸らし、顔を伏せるミレーヌ。
しかし次の瞬間、その瞳は天を仰ぐことになる。
カポッ…
乳首が露出したミレーヌの乳房を、カップ状に形状を変えた触手の先端が包み込んだ。
「え…なに?…ひぃあああっ!?」
一瞬のことに呆気に取られたミレーヌの頭が、あまりの快楽にガクガクと上下に振れる。
「貴様のその母乳…エネルギーとして申し分ない。我が凶獣軍団の強化に利用してやろう。光栄に思うのだな!」
カップの中では多数の突起がミレーヌの乳首を刺激し、母乳の排出を促していく。
「や、やめてぇ!私のエネルギー悪用しないで…いやぁあ…」
あまりの快感に思考能力を奪われ、涙を流して悲嘆に暮れるミレーヌ。
「貴様の母乳で育った凶獣が、大事な母や義姉を痛めつけるのだ!私に逆らったことを後悔するがいい!」
ラポールの煽りに合わせてカップはズチュ…ズチュ…とミレーヌのエネルギーを吸い上げていく。
すでにミレーヌは抵抗する力を失い、されるがままとなってしまうのだった…
どれくらいの時が経っただろうか…
エネルギーを奪われたミレーヌのエナジータイマーは淡く点滅し、瞳は暗く閉ざされていた。
「たっぷりしぼってやったことだし、この辺で引導を渡してやろう…」
そういうとラポールは触手の先端を、小型のモンスターの様に変化させる。
鎌首をもたげるようにミレーヌの正面に回った触手は、輝きを失ったエナジータイマーに狙いを定める。
口を広げて牙を剥くと、一気にその表面に噛み付いていく。
「あああああっ!!」
意識を失っていたミレーヌであったが、自らの命の源に走った激痛に、悲痛な叫びを上げる。
なんとか逃げようと身をよじるものの、エネルギーを失った今となっては、それは不可能であった。
ピキ…パキ…
エネルギーが満ちている時であれば、エナジータイマー自体が高い強度を誇る。
しかし力尽きた今では、触手の牙をすんなりと通してしまう。
「い、いけない…エナジータイマーが壊されちゃう…」
なんとか触手に手をかけ、タイマーから引き剥がそうとするミレーヌ。
しかし今のミレーヌに残された力では、ラポールの触手を振り払うことはできなかった。
「くくく…死の恐怖に怯えながら最後の時を迎えるがいい…死ぬのだ!アルティマミレーヌ!」
ラポールの号令で、ミレーヌのタイマーを触手が食いちぎる。
バキィッ!
「いやあああっ!」
ミレーヌの断末魔が異空間に響き、タイマーを形成していた透明なカバーが簡単に割れてしまう。
最後の残滓を吐き出すように、乳首と股間を濡らして絶命するミレーヌ。
しかしその声は他の誰にも届くことはない…
ラポールの生み出す凶獣軍団と戦いを繰り広げたミレーヌは、人知れず敗れ去った。
果たしてミレーヌを失った地球はどうなってしまうのか…
異空間に放置されたミレーヌの亡骸が、その未来を暗示していた…
終