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pixivでファンアートを描いていただいたにょほほ様(https://www.pixiv.net/users/65200084)へ、プレゼントしたSSを利用した作品です!

お楽しみください!


長年の戦いで傷ついたアルティマミレーヌが一度光の星へ帰投し、その間を守るために義姉であるアルティマリオナが地球に派遣されていた。

幸いミレーヌの活躍で地球には一時の平和が訪れ、リオナもその維持にと奮闘する。

しかし新たな絶望の足音は、すぐそこへと迫りつつあった…


そして平和は最も簡単に崩れ去ってしまう。

巨大なトカゲのような怪獣・ゲラドが暴れまわり、街へと被害が迫る。

地球では防衛隊長官補佐として活動する、アルティマリオナの人間体「白鐘リオナ」は、現場に急行して指揮を取るが、ゲラドのは防衛隊の攻撃をものともしなかった。

「こうなったら…私がなんとかしなくては!」

防衛隊の隊長に現場の指揮を依頼し、戦線を離れたリオナは意識を集中し、本来の姿へと変身を遂げる。

ゲラドの前に立ち塞がるように眩い光が走り、そこからアルティマリオナが姿を現した。

「シェアッ!」

地球を守る正義の女神の登場に、街の人々や防衛隊の面々から歓声が上がる。

声援を背にゲラドと対峙するリオナであったが、ただならぬ空気を目の前の怪獣から感じていた…

「何かがおかしい…悍ましい気配を感じるわ…」

その気配がゲラドのものか、その背後に控える何者のものかはわからなかったが、リオナは意を決してゲラドの懐へと飛び込んだ。

「タァッ!テァッ!」

素早い打撃で攻め込むリオナであったが、ゲラドとの体格差で思うようにダメージが入らない。

「ゴアッ!」

ゲラドは空気を吸い込むと、炎を吐き出してリオナを牽制した。

「きゃあああっ!」

咄嗟に身体にまとったヴェールで炎を防いだリオナであったが、その威力に押されて後ずさる。

「これじゃあ近付けない…でもこの距離なら!」

火炎放射の切れ目を狙い、頭のカチューシャをタップするリオナ。

羽の付いたカチューシャは瞬時にその形を変え、光の弓矢となった。

「効いて!フェザーアロー!」

放たれた矢は的確にゲラドの眉間を撃ち抜く。

「グギャアアアア…」

断末魔をあげ、倒れ伏すゲラド。

しかし敵を倒したリオナも、膝をついて苦しそうに呼吸を荒げていた。


「はぁっ!はぁっ…思ったよりも消耗が…」

ピコンピコン…


それと同時にエナジータイマーが点滅をはじめ、リオナの限界が迫っていることを告げていた。

「地球での戦いはこんなに辛いのね…ミレーヌを褒めてあげなくちゃ…」

この星を担当している義妹に想いを馳せるリオナであったが、その脇でゲラドの死体に異変が起きていた。

淡い光の球がゲラドの身体を離れ、フワフワと移動する。

リオナもそれに気がついたが、咄嗟の出来事にそれを見送ってしまった。

「あれは一体?」

すると光は草陰の爬虫類に乗り移り、巨大な怪獣・ベドランへと姿を変えた。

「そんな!新しい怪獣なんて…うぁ…」

立ちあがろうとするものの、消耗でそのまま倒れてしまうリオナ。

そんなリオナに悠然とベドランが迫る。

「こうなったら…せめてミレーヌの助けにならなくては…」

リオナは横たわったままの姿で意識を集中し始める。

無抵抗なリオナの姿に、ベドランは口から舌をちらつかせ、たわわなその胸を刺激しはじめた。

「あんっ…この怪獣…エネルギーがあるところを探っているの?」

チロチロと舌を這わせて、胸を舐め回すベドラン。

次第にリオナの胸にはピンクの乳首が浮き出し、ベドランはそここそエネルギーの源と狙いを定める。


カポ…

舌の先の吸収口でリオナの乳首を塞ぐベドラン。

吸収口の中では掃除機のように乳首を吸い上げ、エネルギーの排出を促していく。

「あああっ…そ、それ以上はダメッ…耐え…きれない…!」

ブシュッ…


ついに限界を迎えたリオナの乳首から、エネルギーが母乳状に噴き出してしまう。

吸収口に蓋をされていない方の乳首からはエネルギーが無残に垂れ落ち、リオナのエナジータイマーは早鐘のように激しく明滅した。

「(もう戦うエネルギーは残されていない…でも、一瞬だけ隙を作らなくては…ミレーヌ、力を貸して…)」

遠く光の星で治療を受けているであろう義妹への想いを込めて、リオナは最後の攻撃を繰り出す。

「テヤァッッ!」

リオナは渾身の力で脚を振り上げ、エネルギーに夢中になっていたベドランの頭を蹴り上げる。

「ギャアアア!」

エネルギーを貪ることに気を取られていたベドランは、たたらを踏んで後ずさった。

「今だわ…届いて!アルティマサイン!」


先程までベドランのエナジードレインに耐えながら、ここまでの情報を込めたサインを宇宙へ放つリオナ。

もう怪獣を倒す力が残っていなかった彼女は、せめて情報を送ることに力を注いでいたのである。

「これで…次の戦士に…怪獣の秘密が…」

意識が朦朧とする中、無意識に弱点を庇うようにタイマーに手をかざすリオナ。


ピーーッ……

しかし、時すでに遅し…とばかりに、エナジータイマーから光が消える。

「ああ…ミレーヌ…地球のみなさん…ごめんなさい…」


意識を失い倒れてしまうリオナ。

動かなくなった標的に興味を無くしたのか、ベドランもその場を離れて街を破壊し始める。

虚な表情で乳首からエナジーを垂らしたまま、リオナの身体は放置されるのであった…


続く…?


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Comments

551

無意識に点滅が止まりそうなタイマーを手をかざすリオナが良いですね。

イースト

母乳がしっかり出てますね

syonnai_hito

悲壮感溢れる戦いぶりが素晴らしい。「リオナならこういう時はこうしそう」な気がします。せめてもの救いはエネルギーを吸われ尽くしたリオナが辱めれなかったこと・・・?放置も充分そうかもですが・・・。