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挿絵 CO様


※本作品中に、すでにCO様がpixivやTwitterで投稿されている絵が1枚含まれます。こちらはガチピンがこの活動を始める前に個人的に依頼し、描いていただいたものになります。CO様のご依頼により、加筆したものの投稿を了承しており、こちら側がオリジナルとなりますので、その点ご理解をお願いいたします。


前話までのあらすじ

宇宙にその悪名を轟かせた『ガルデン大王』が復活したとの噂が銀河連邦内に流れていた。

その調査に向かった『アルティマミレーヌ』の母・『アルティマソフィ』はその任務中に行方不明となってしまう。

それからしばらく…

地球に謎の光球が2つ落着し、その調査に出たミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員は謎の女性を保護する。

その正体は記憶を失った母・ソフィであった。

合流した先輩戦士である『アルティマエリナ』がソフィを治療し始めたその時、ガルデン大王の配下・『ガナガナ星人』が現れる。

迎え撃つミレーヌであったが、エリナとソフィのいる建物を守るためにガナガナ星人の攻撃をその身に浴び続け、倒れてしまうのだった…


「あうぅっ…」

体を走る痛みで意識を取り戻したアルティマミレーヌ。

その変身は解け、人間として地球上で活動する時の姿・卯月メイへと戻っていた。

「気がついたのね…ミレーヌ!」

ちょうど傷の深い場所へ、治療のエネルギーを照射していたアルティマエリナが安堵の表情を浮かべていた。

「エリナ先輩…お母さまは…」

ミレーヌの問いに、エリナは目線で答える。

その眼差しの先には、落ち着いた様子で目を閉じたソフィの姿があった。

「治療は成功したわ。後は目を覚ませばいつものソフィ様に戻っているはずよ。」

その言葉に、うっすらと涙を浮かべるミレーヌ。

「よかっ…た…ありが…と…ござ…」

母の回復に安心して力が抜けたのか、ミレーヌはそのまま意識を失ってしまう。

「こちらこそありがとう…あなたが体を張ってくれたおかげで、無事に治療を終えることができたのよ。」

後輩の成長に少し感慨深そうな表情を浮かべ、その頭をなでるエリナ。

すっと立ち上がると、並んで横になった親子に間にアルティマサインを放つ。

けがの程度から見て、おそらく先に動けるようになるのはミレーヌ。

そう判断したエリナはミレーヌに宛てた内容を、サインに込めていった。

「さて…もう行かなきゃ…ミレーヌ、あとは頼んだわ。」

そう言ってエリナが視線を上げた先のモニターには、怪獣が暴れ回る市街地が映し出されていた…


街のあちこちから火の手が上がる。

人々は逃げ惑い、それを笑い透かすかのように、上空からは謎の声が地球人を煽っていた。

「フハハハ!お前たちの希望・アルティマミレーヌはもうこないぞ!」

上空にミレーヌを痛めつけた際の映像を流しながら響き渡る声に、民衆は恐怖の表情を浮かべる。

「そんな…ミレーヌがやられてしまうなんて…」

そんな民衆のリアクションに応えるように、謎の声はその正体を明かす。

「我が名はガルデン大王!わしの復活宣言と共に、この地球を侵略してくれるわ!」

地上ではガナガナ星人と吸電怪獣エレタートルが暴れまわり、人々が逃げまどっていた。

このまま侵略を受け入れるしかないのか…人々の心が絶望に包まれかけた次の瞬間、まばゆい光が地上に降り注ぎ、光の女神がその姿を現した。

「ああ!あれはアルティマエリナだ!」

かつて地球を守るために戦った戦士の登場に、群衆からも歓声が上がる。

しかし次の瞬間、その声はどよめきにかわった。

「あん…はぁ…んっ…」

エリナはよろけて膝をつき、その表情は苦悶に染まる。

そして何より、現れたばかりのエリナのエナジータイマーはすでに点滅を始めていた。

ピコンピコンピコン…

「どうした、アルティマエリナ…ずいぶん苦しそうではないか…」

上空をキッと見据え、エリナは叫んだ。

「余計なお世話よ、ガルデン大王!隠れていないで出てきたらどうなの!」

エリナの挑発に、ガルデン大王は余裕綽々で答える。

「真打はそう簡単には出ていかないものだ!まずは周りの奴らを倒すことだな…まぁその体でできるならだが!」

ソフィとミレーヌを治療し、エリナのエナジーはすでに枯渇寸前であった。

それでも自分が出ていくことで、少しは地上の被害を抑えられるかもしれない。

その思いがふらつく体を押して、エリナを支えていた。

「フハハ!エレタートル…相手をしてやれ!」

ガルデン大王の指示に、エレタートルは背後からエリナに襲い掛かる。

「くぅ…離れなさい!」

いつもならこんな怪獣程度、簡単にあしらうことのできるエリナであったが、力の出ない現状では簡単に組み敷かれてしまう。

「ガアアアッ!」

主人の指示の意図を理解しているのか、エレトータルは器用に尻尾を丸め、その先端をエリナの秘所に背後から突き刺した。

「はぁうっ!…なにするの?!」

困惑するエリナに、ガルデン大王の嘲笑が飛ぶ。

「どうせまともには戦えまい…せめてその艶姿でわしを愉しませるのだな!」

ガルデン大王の声に合わせてエレトータルは尻尾の出し入れをはじめ、エリナは痛みに顔をゆがませた。

「あつぅっ…いやぁ…やめさせなさ…い…はぁん…」

建物に手をつき、何とか倒れることを拒むエリナ。

しかしエレトータルの尻尾は連結部分から放電を開始し、エリナを苦しめる。


バチバチッ!

「あああっ!このままじゃ…身体の中から破壊されてしまうわ…」

エナジーが低下し、もう反撃するすべもないエリナは、何とか電撃に耐え続ける。

「いい眺めではないか…忌々しいアルティマの戦士どもが苦しんでいる姿は最高だわい!」

そういうとガルデン大王はエレトータルを下がらせ、今度はガナガナ星人がエリナに迫る。


「何をするつもりなの…ああっ!」

エリナの疑念に答える代わりに、即座に逸物を差し込んでいくガナガナ星人。

「電撃だけでは貴様も満足できんだろう!部下どもの慰み者になるがよい!」

ぐいぐいと押し込むばかりのピストンに、エリナは悔しさを滲ませながら相手を睨み付ける。

「あぁん…こんな辱めに屈する私たちじゃないわ!はぅ…ああっ…」

気丈な声に交じって漏れる甘い吐息に、気を良くするガルデン大王。

「ふん、嬌声をあげながら強がるとは生意気なやつよ…まぁ、それでこそ我らが宿敵!ガナガナ星人、とどめを刺してやれ!」

ボスの号令に、ピストンを早めるガナガナ星人。

「はぁっ!やっ…抜き…なさいっ…中に出してはだめっ…ぇ…」

エリナの拒絶を意にも介さず、ガナガナ星人は一気に精液を注ぎ込んでいく。

「あああッ…いや…あつ…ぁ…はあぁ…」

ピコ…ピコ…ピ…

エリナのエナジータイマーから光が消え、その目も昏く沈んでいく。

「フハハハ!時間稼ぎのつもりだろうが、よい余興だったぞ…アルティマエリナ!」

光の女神の最後を見せつけられた群衆の頭上に、ガルデン大王の高笑いが響くのであった…


「エリナ先輩…そんな…」

何とか体を動かせるようになったミレーヌであったが、その瞳に映ったのは尊敬するエリナの嬲られる姿であった。

「ミレーヌ…迷惑をかけてしまったわね…」

背後からかけられた声に、ミレーヌは驚いて振り向いた。

「お母さま!記憶が戻ったのですね!」

ソフィはうなずき、画面上のエリナに視線を向ける。

「エリナさんにも…でも、彼女の思いに応えるためにも、私たちでガルデン大王を倒さなくては…」

ソフィの決意にミレーヌも頷く。

「お母さま…あのガルデン大王に弱点はないの?面識があるってエリナ先輩が言っていたけど…」

その問いに首を横に振るソフィ。

「おそらくだけど…あのガルデン大王は私の知っているガルデン大王ではないわ…まずはその話をしましょう…」

打開策を図るため、ソフィは過去の出来事を語り始める…

それはミレーヌにとっても重要な話であった…


ガルデン大王の復讐・過去編(前編)に続く…



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