アルティマレディ・ルクリア 11話「強襲!エロフェッサー! 後編」 挿絵増量版 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 らすP様
前編のあらすじ
ルクリアのフレアモード覚醒に呼応し、動き出す闇の勢力。
その先陣を切ったのは、宇宙のマッドサイエンティスト、エロフェッサーであった。
アルティマ姉妹をはじめとするアルティマ族の女性ばかりを付け狙い、その毒牙にかけるエロフェッサー。
そんな彼にとって新たな力に目覚めたルクリアは、絶好の研究対象だった。
旧知の仲であるゴーデスに協力を仰ぎ、自分のエネルギーフィールドにルクリアを誘き出すエロフェッサー。
そこに出現させた怪獣・アノンはルクリアを消耗させる罠であった。
フレアモードを駆使し、アノンを倒すルクリア。
しかし、直後に現れたエロフェッサーの前に、消耗したルクリアは力尽きてしまう。
エネルギーを失ったことで母体であるアンナの体内に残されたゴーデス細胞が活性し、さらなるピンチに陥るルクリア。
果たして彼女を救うものはあるのだろうか…
「あああっ!!」
エネルギーフィールド内に、ルクリアの悲鳴と喘ぎがこだまする。
エロフェッサーは笑みを浮かべながら、その腰をルクリアへ叩きつけていた。
「うーむ、何度イってもしっかりと相手を咥えて離さないとは…性奴隷の素質ありですなぁ…」
満足そうに逸物を引き抜きながら、エロフェッサーが感嘆する。
「あんっ…はぁっ…ん…」
ゴプッ…
肉棒が引き抜かれた秘所からは大量のザーメンが吐き出され、卑猥な音を立てる。
その逆流がさらなる刺激を生み、ルクリアの身体は快感に跳ねあげられる。
もはや立ち上がることも叶わない状況であったが、エロフェッサーは更なる仕打ちをルクリアへ加えようとしていた。
「いやぁ、そうやって快感に震える姿も非常に扇情的でよろしい。…そうだ!中にばかり出してすまなかったね、ルクリア君。最後は媚薬入りザーメンで君の身体を彩ってあげよう!」
そういいながら逸物をしごき上げるエロフェッサー。
「これ以上辱められるわけには…くぅっ…」
すでに足腰立たない状態にされているものの、なんとか逃れようと這いつくばって距離を取ろうとするルクリア。
そんないじらしい行動が、さらにエロフェッサーの嗜虐心を刺激する。
「いいぞいいぞ!さぁ逃げたまえ!わたしが達する前にどこまで逃げられるかな?」
しかし、エロフェッサーは気づいていなかった。
ルクリアがその拳に最後のエネルギーを集めていることに。
「(なんとかこの一撃で…まずは誘い込まなくちゃ…)」
ルクリアはわざと身体を横たえ、もう動けないとばかりに脱力する。
それを見たエロフェッサーは嬉々として、ルクリアに襲いかかった。
「年貢の納めどきだな!ルクリア君!」
しかし次の瞬間、ルクリアは体の下に隠していた拳を、エロフェッサーの逸物へと突き上げた。
「それはこちらのセリフです!」
バシュウッッ!
ルクリア渾身の一撃が男の急所に命中する。
ちょうど竿の半分くらいの位置を拳が強打し、エロフェッサーの逸物はポッキリと二つに折れてしまった。
「…ええっ?!あ…ご、ごめんなさい…」
男性の急所を打つことで一瞬でも動きを止められれば…
そんな意図を大きく超えた目の前の惨劇に、つい謝ってしまうルクリア。
しかし、エロフェッサーの口から漏れたのは高笑いであった。
「はははは!窮鼠猫を噛むというこの星の諺を体現するとは…やるじゃあないか、ルクリア君!」
痛みを感じている様子もないエロフェッサーをポカンと見上げるルクリア。
「いやなに、この体は本体ではないからね。本当のわたしはこのパワードスーツのコックピットで寛いでいるよ。あ、でも陰茎の感覚はスーツに直結からフィードバックさせているからね、君のアソコが気持ちよかったのは素直な感想さ!」
聞かれてもいないことまでペラペラ喋るエロフェッサー。
そうしている間に、パワードスーツの股間が震え出す。
「おや、制御不能になってしまったかな…君のせいなんだからしっかり受け止めてくれたまえ!」
ブパッ…
折れた陰茎の断面から精液がほとばしり、ルクリアに襲いかかる。
「きゃあああ!」
顔、スーツ、お尻…体の全てを白く染められてしまうルクリア。
「あーあ…そこまで汚すつもりはなかったのに…」
計算外とばかりにため息をつくエロフェッサーにルクリアが憤る。
「なにを勝手な…??…はぁん!」
大量に放出されたザーメンが媚薬入りの名に恥じない威力でルクリアの感度を跳ね上げる。
すでに何度もイカされた後の追い討ちに、だらしなく嬌声をあげてしまうルクリア。
その乳首からはだらしなく母乳が流れ出し、端正な口元からも涎があふれる。
いつもの気品に満ちた佇まいとは程遠い姿を晒してしまうルクリア。
「あ゛あ…はぁ…ぐぅ…」
涙を浮かべながら快感に耐えるルクリア。
「うーん、その表情もいいねえ!君達の屈しまいとするその姿勢はいつも美しい…しかしまだまだ研究はこれからだよ、ルクリア君!」
そういいながら指を鳴らすエロフェッサー。
するとパワードスーツの一部が体から外れ、ルクリアの背後に回る。
その先端から牽引光線が発射され、すかさずルクリアの体を吊し上げた。
「あぁんっ…一体なにをしようというの…」
拘束を解く力もなく、項垂れるルクリア。
「なにって…身体検査から感度チェック、etc…君にはゆっくり楽しんでもらうとしよう…とその前に…」
自らのザーメンに汚され、泥まみれのルクリアに手をかざすエロフェッサー。
バシュッ!
エロフェッサーの手のひらから衝撃波が走り、申し訳程度に残っていたルクリアのビキニアーマーを、汚れと共に弾き飛ばした。
「…いやぁああ!やめてぇ!」
一糸纏わぬ裸体を晒され、狼狽するルクリア。
「綺麗にしてやったのに失礼な…真っ裸が嫌ならこれでもつけておきなさい!」
エロフェッサーが言うや否や、背後の支柱から貞操帯が現れ、ルクリアの股間を覆う。
「んっ…変なものつけないでっ…?…ああああっ!?」
すぐに貞操帯に設置されたバイブが稼働し、ルクリアの秘所を刺激する。
完全に快楽に屈していたルクリアの体はすぐ様絶頂し、乳首から母乳状のエネルギーを撒き散らした。
「あ…あぁ…」
白目を剥きかけ、痙攣し続けるルクリア。
「失神したか…感度を上げすぎてしまったかな…まぁいい、このまま母船まで…」
気を失いかけたルクリアを、そのまま母船へ拉致しようとするエロフェッサー。
次の瞬間、その頭上に赤い球体が現れる。
音もなくエネルギーフィールド内に侵入した球体は、瞬時に人型へと姿を変えた。
「エロフェッサー!!そこまでよ!」
澄んだ声がフィールド内に響き渡り、1人の戦姫がルクリアとエロフェッサーの間に降り立つ。
「遅かったじゃないか!シャイン君!」
エロフェッサーは嬉しそうな声を上げ、侵入者を歓迎した。
凛々しい顔立ちに揺れるサイドポニー。
深紅のビキニアーマーに身を包んだアルティマの女戦士・シャインがエロフェッサーの前に立ち塞がった。
「今日こそあなたを連行します!覚悟しなさい!」
鋭い視線を飛ばすシャイン。
エロフェッサーは涼しげな表情でその視線をいなしながら、シャインに告げる。
「私に構うのもいいが、ご同輩の危機だぞ?」
その言葉に、シャインは横目でルクリアの様子を窺う。
「ひどい…この症状はあなたの媚薬だけじゃないわね…」
「ふふっ…ほっておくと上がり過ぎた感度で脳細胞が焼き切れるかもしれないなぁ…」
焦るシャインを焚き付けるエロフェッサー。
この辺りは、お互いの性格をよく知っている故の駆け引きのうまさであった。
「黙りなさい!」
シャインはそういいながら、正拳突きの要領で腕を前に突き出す。
その勢いに合わせて腕から光のリングが飛び出し、そのままエロフェッサーを拘束する。
「おや!そんなモーションからキャッチリングを出せる様になったのかね!」
初見で避けられなかったのか、まともに拘束されてしまうエロフェッサー。
その様子を見たシャインは、すぐにルクリアと向き合う。
「ルクリア…今助けるわ…緊急だから我慢してね…」
そういうと、ルクリアと唇を重ねるシャイン。
するとシャイン側からエネルギーがルクリアへと流れていく。
アルティマの戦士同士でのエネルギーのやり取りは、経口が最も効率が高いとされているための措置であった。
ピコンピコン…
シャインのカラータイマーが点滅を始めるが、同時にルクリアのカラータイマーにも光が戻る。
「……シャインさん…」
意識が戻り、シャインを認識するルクリア。
「ふふっ、久しぶりの再会を喜ぶ暇もないわね。」
微笑んで唇を離すシャイン。
そのままエロフェッサーに向き直ると、ちょうどキャッチリングを無効化し、立ち上がるところであった。
「いやぁ、眼福眼福。しかしエネルギーを分け合っては私には勝てないぞ。」
挑発を重ねるエロフェッサーをシャインも睨みつける。
「あなたの悪事もここまでよ!このまま…?」
見栄を切ろうとしたシャインの、ビキニの胸部がスッと落ちる。
「へ…」
突然の事態に顔を赤面させ硬直するシャイン。
「君たちがチュッチュしている間に結び目を切らせてもらったよ。」
笑いながら指先で小さなブーメランをクルクル回すエロフェッサー。
その先には落ちたはずのビキニが引っかかっていた。
怒りで震えるシャインは肌けた胸を腕で抑えたまま、エロフェッサーに蹴りかかる。
「こんの…変態!」
鋭い蹴りがエロフェッサーの試験管型ヘッドを強烈に叩く。
「ぐぁぁああ!」
頭を抱えて地面を転がるエロフェッサー。
「今がチャンス!!くっ…恥ずかしがっている場合じゃないわね!」
シャインは羞恥心を捨てて胸から手を外し、十字の形に組む。
「スペリオル光線!」
数々の怪獣や宇宙人を葬ってきた光線がエロフェッサーに襲いかかる。
ズドンッ!!
大爆発が起き、エロフェッサーの姿は跡形もなくなっていた。
「ハァ…ハァ…」
怒りに任せて光線を放ったことで息を切らすシャイン。
ルクリアを拘束していたパワードスーツも、
崩れ落ち、エロフェッサーの作ったエネルギーフィールドも消失し始める。
「みっともないところを見せちゃったわね。大丈夫、ルクリア?」
拘束は無くなったものの、貞操帯も消えてしまったことで、ほぼ全裸になってしまったルクリアも苦笑しながらシャインに近づく。
「いいえ、助けていただきありがとうございました。」
シャインとは、何度か浄化の要員が必要な任務で一緒になったことがあった。
当時も戦闘スキルのないルクリアの露払いを務めており、頼れる先輩の1人として尊敬していたシャインとの再開に、ルクリアの顔も綻ぶ。
「多分エロフェッサーは普通に逃げていると思う。爆散したパーツが少ないし。私は任務に勤しみながら、またあいつを追うわ。ルクリアも気をつけて!」
笑顔を見せて飛び立っていくシャイン。
それを見送り、ルクリアもアンナの家へと帰ってゆくのだった…
青年の家では、ゴーデスにエロフェッサーの通信が入っていた。
「ふむ…フレアモードのデータもきちんとよこしてきたのぅ。仕事はきっちりしておるわい。」
シャインの読み通り、エロフェッサーはパワードスーツを捨てて母船へと帰投していた。
スペリオル光線が破壊したのは、もぬけのからとなったスーツの残骸だったのである。
エロフェッサーは次の獲物を求めて移動を開始し、ゴーデスには謝礼としてルクリアのデータを寄越していた。
「…でどうなんだ?対応できそうなのか?」
青年もデータを見たが、地球人に理解できる数値でなかったため、ゴーデスに感想を求めた。
「うむ…今までの厄介さが1とすると、フレアモードとやらは10に近い感じかのう。だいぶざっくりじゃが…」
へぇ…というリアクションを取る青年。
「それはそれは…今までの怪獣フィギュアにお前の細胞を注入したやつじゃ厳しいんじゃないか?」
従来の戦法では難しそうな状況に、青年は顔を顰める。
「そうじゃな…まぁ、それでは『次の作戦』といこうかの。」
そういったゴーデスの触手には謎のクリスタルが握られ、鈍い光を放っていた…
続く