ウルトラミレーヌ「毒ガス怪獣出現」 (Pixiv Fanbox)
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毒ガス怪獣 モグネズン登場 挿絵 Jam様
とある山中で、映画の撮影隊が変死する事件が起こる。
特に何かと争った様子もなく、原因が掴めない防衛隊。
現場に残された撮影済みのフィルムを再生すると、黄色いガスが発生した直後に撮影隊が倒れていく様子が映っていた。
さらに映像には怪獣の影らしきものが映り込んでいたため、防衛隊は調査を開始する。
調査の結果、現場の近くには旧日本軍の物資廃棄場があり、地中に廃棄したはずのイエローガスが消失していることが判明した。
程なくして山中から事件の犯人・毒ガス怪獣モグネズンが出現。
モグネズンは腹に飲み込んだイエローガスを口から吹き出し、周りに被害を広げていく。
防衛隊は怪獣の口にネットを嵌めて毒ガスを吐かせない様にする作戦で攻めるも、後一歩のところでネットが外れてしまう。
再度毒ガスをばら撒き暴れるモグネズンの前に、ウルトラミレーヌが立ち塞がった。
「てぁっ!」
モグネズンの前に立ち塞がったミレーヌは、チョップを打ち込んでいく。
「キシャアアア!」
モグネズンも負けじと体当たりを仕掛けるも、身軽なミレーヌにかわされてしまう。
「いまよ!」
バランスを崩したモグネズンを投げようと組みついたミレーヌに、モグネズンは必死に組みついて抵抗しようとする。
体勢を入れ替え、ミレーヌを羽交い締めにするモグネズン。
押さえ込もうとする腕が偶然ミレーヌの胸を掴み、背後から揉み上げていく。
「いやぁ!どこを触っているの…やめなさい!」
モグネズンにとっては偶然の行動であったが、ミレーヌの動きが鈍ったことで怪獣は味を占めてしまう。
「ゲァッ!ゲァ!」
さらに手を力を入れるモグネズン。
「あぁん…もう!いい加減にして!」
ミレーヌは当身を放ち、モグネズンとの距離を取る。
相手が離れたことで今度はガスを放つモグネズン。
「あれを吸ってはいけないわ…トゥッ!」
ジャンプし高度をとったミレーヌは、必殺の流星キックの体勢に入る。
それを見たモグネズンは体勢を入れ替え、背中を向けた。
「てやぁ!」
ミレーヌのキックは怪獣の硬い背中に弾かれてしまう。
「つぅ…それならこれで!」
無防備な背中に組み付き、首を絞めようとするミレーヌ。
しかし、モグネズンは背中の針からショックフラッシュを放ち、ミレーヌを牽制する。
「きゃああ!」
身体中が痺れる感覚に、ミレーヌは悶絶した。
その隙を逃さないとばかりに尻尾をミレーヌの首に巻き付け、締め上げていくモグネズン。
「カハッ…クハァ…」
なんとか振り解こうと尻尾に手をかけるミレーヌ。
しかしモグネズンの力は凄まじく、ミレーヌの体力は徐々に奪われてしまう。
ピコンピコンピコン…
カラータイマーが赤に代わり、ミレーヌの顔にも苦悶の表情が広がる。
「(このままじゃ意識が…)てやぁ!」
先程のショックフラッシュのお返しとばかりに、体のエネルギーをスパークさせるミレーヌ。
「ギャアアア!」
モグネズンも急な衝撃に驚き、尻尾での拘束を解いてしまう。
「はあっ!はあっ!…」
必死に呼吸しようとするミレーヌ目掛けて、モグネズンは容赦無く毒ガスを吹きかけた。
「ヘァアア!クハァ…あああ…」
ガスを吸ってしまい苦しむミレーヌ。
それに気を良くしたモグネズンはゆっくりとミレーヌに近づき、背後から抱き起した。
朦朧とする意識の中、抵抗することもできずに身悶えするミレーヌ。
先程の拘束時の反応で、ミレーヌの胸が弱点と睨んだモグネズンは、狙いを定めてその手を食い込ませていく。
「あぁん、や、やめて…乱暴にしないで…」
ガスが体に回り、もはや抵抗する力も失ったミレーヌは体を預けて身悶えることしかできずにいた。
胸の先端には刺激により乳首が露出し、もみしだかれる度にエネルギーが母乳状に溢れていく。
ピコピコピコ…
エネルギーの漏出にカラータイマーが悲鳴を上げる。
「…んんっ…はあぁん…」
プシュッ…ピシャ…
豊富なエネルギーを蓄えるミレーヌの母乳を舐め、味を占めるモグネズン。
もっと出せとばかりに胸を激しく胸を責め立て、ミレーヌを追い込んでいく。
「はぁ…はぁ…つぅっ…」
毒ガスが体を巡ったことも影響してか、指ひとつ動かせなくなってしまうミレーヌ。
ピコ…ピコ…ピ…
「あ…もう…ダメ……ん…あぅ…」
ついにカラータイマーも沈黙し、ミレーヌの目からも光が消える。
十分にエネルギーを堪能し、モグネズンは地中へと帰っていった。
投げ出されたミレーヌも光の粒子となり消えてゆく。
山中には毒ガスの残り香と、ミレーヌのエネルギーの残滓だけが残されていた…
終