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「ウルトラソフィはいつまでも」 挿絵 CO様


再生怪獣 ライブキング 登場


平穏な街に2匹の怪獣、ライブキングとコスモリキッドが現れ暴れ始めた。

ウルトラミレーヌは2匹を相手に奮戦するも、ライブキングの怪力で左腕を折られてしまう。

それでも最後の力でミレニウム光線を放ち、怪獣を倒すことに成功するミレーヌ。

2大怪獣の脅威は去り、街に平和が訪れていた…。


そんな中、ライブキング復活の報がZATにとどく。

ミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員は負傷で待機を命じられるも、いてもたってもいられず現場へ飛び出してしまう。

腕を折られて変身できないメイ隊員は地上からライブキングに攻撃を加える。

しかしライブキングに目をつけられ、踏み潰されそうになってしまう。

絶体絶命のその時、空から降ってきた赤い光球がメイ隊員を包み、窮地を救った。

ライブキングはバランスを崩して倒れ、光球は上空へと消えていった。


「ミレーヌ…目を開けなさい…ミレーヌ…」

ライブキングの攻撃に、とっさに屈んだメイ隊員の頭に懐かしい声が響く。

「その声…お母さまなの?!」

この場にいるはずのない母の声に、メイ隊員は驚いて顔を上げる。

球体の中は広い空間になっており、目の前にはミレーヌの母・ウルトラソフィの姿があった。

「そうです。あなたの危機に馳せ参じました。少しみない間に立派になりましたね…」

怪我をおしてでも戦おうとするミレーヌの姿に、戦士としての成長を見たソフィは感慨深げに呟いた。

「いいえ、お母様。久しぶりの再会だというのに、情けない姿を見せてごめんなさい。今のままでは変身することも…」

俯くミレーヌにソフィは優しく声をかける。

「大丈夫、今から私があなたを治します。でも、完治するまでの間はこの空間内で大人しくしていなさい。」

「でもそれでは被害が…」

焦るミレーヌを諭すようにソフィは続けた。

「大丈夫、といったでしょう。あなたの回復力なら、私の治療と併せれば数分で完治します。その間はあの怪獣の相手は私がします。」

「そんな…戦闘員でないお母様では危険…」

「ミレーヌ?」

母の身を案じるミレーヌに不満そうな視線を向けるソフィ。

「まったくもぅ…心配してくれるのはいいけれど、もう少し信用して欲しいわ。これでも現役時代はあなたにお父さんと最前線でバリバリやってたんですからね!」

ソフィは娘を安心させようと、少し茶化すようにまくし立てた。

「わかりました…お願いします、お母様。」

そんな母の意図を汲んでか、ミレーヌも大人しく申し出を受け入れる。

「わかればいいのです。それではまず、あなたの治療を…リライブ光線!」

ソフィの腕から発射された淡い光が、ミレーヌの腕を包む。そして患部がゆっくりと明滅を始めた。

「暖かい…それに痛みも引いていくわ!」

ミレーヌは安堵の表情を浮かべる。

「その光が消えるまでは安静にしていなさい。動かしてはダメよ。」

念を押すように娘を諭すソフィ。

ミレーヌも母を案じながらも、しっかりと頷いて応えた。

「お母様、お気をつけて!」


謎の球体に弾かれたライブキングは、仰向けのままジタバタとしていた。

腹が膨らみ、手足の短い体型では、体を起こすこともままならない様子であった。

そんなライブキングの前に、美しい女神が舞い降りる。



人々が知るウルトラミレーヌにどことなく似た容姿と、大人の魅力を兼ね備えたヒロインに観衆から声援が飛んだ。

「新しいウルトラヒロインだ!」

「がんばれ〜!」

ライブキングもなんとか体を立て直しソフィへ向き直った。

「さて…とはいったものの、私の攻撃では倒し切れないわ。ミレーヌが回復するまでうまく立ち回らないと!」

そういうとソフィはライブキングへファイティングポーズをとる。

「テアッ!」

「ウェハハハハハ!」

中年男性の笑い声のような鳴き声を上げながら、ライブキングが突進する。

「たぁっ!」

ソフィは闘牛士のように直前で交わし、ライブキングの腹へ膝を入れた。

しかしライブキングの出っ腹には全く手応えが無く、膝を押し戻されてしまう。

「なんてお腹なの…ミレーヌが苦労するはずね・・・」

再度向き合うものの、肉弾戦で敵う見込みがないソフィは距離を詰められずにいた。

「それなら少しでも時間を…えっ?」

そんなソフィに業を煮やしたのか、ライブキングは大きく空気を吸い込み、火炎を吐き出した。

強力な炎がソフィを包み、燃え上がった。

「きゃあああぁ!炎まで吐けるなんて!…とぅっ!」

ソフィは上空へジャンプで逃れ、火炎を吐き切ったライブキングへスワローキックを放った。

しかしこれはライブキングの罠であった。

ソフィのキックを腹で受け止め、そのまま地面へ叩きつける。

「カハァッ…し、しまったわ・・・」

ついに捕らえた、とばかりに不敵な笑みを浮かべるライブキング。

倒れたソフィの頭を掴むと、羽交い締めにしながら抱き起こした。

「っくぅ…この怪獣、何をするつもり?」



疑問に思うソフィをよそに、捕らえた獲物を誇示するかのように掲げるライブキング。

怪獣は抜け出そうとするソフィを押さえつけるように、大きな手で乱暴に触り続けた。

「ちょっと…やめなさい!…変な触り方しないで…ッッ!!」

ライブキングの手がソフィの胸を乱暴に撫ぜた時、ソフィのリアクションが変わった。

「はぁんっ…そ、そこは…だめっ…んぁ…離しなさい…」

顔を赤らめ、小刻みに震えるソフィ。

ソフィの体は長年の戦いの中で凌辱に塗れ続けた結果、弱点の胸に少しの刺激が加わるだけで足腰が立たなくなってしまうのだ。

「ウェハハハハハ!」

急にしおらしくなった獲物に、ライブキングは弱点見たりと高らかに笑い声を上げた。

今度は大きな手のひらや爪先を使い、胸を責め立てるライブキング。

ソフィは逃げ出すこともできず、ライブキングの腕の中で痙攣し、のけぞる事しかできなかった。

「あぁん…ミレーヌが見ているのに…こんな姿を見せるわけには…んぁ…」



ピコンピコンピコン…

状況を好転させたいソフィの思惑とは裏腹に、カラータイマーの点滅が危機を示していた。

それと同時にソフィの胸に乳首が浮き出てしまう。

ソフィから生まれる良質なエネルギーを狙った宇宙人によって、簡単に露出するように開発されてしまったソフィの乳首。

このままではエネルギーを放出し、戦えなくなってまう。

しかしライブキングはソフィのリアクションを楽しむように、胸を中心に刺激を強めていった。


その一部始終を球体の中から見ていたミレーヌは、唇を噛み締めていた。

自分のせいで最愛の母が凌辱にあってしまう。

これほどミレーヌにとって耐えがたいことはなかったのである。

リライブ光線を浴びた患部は未だ光に包まれていた。

「お母様…もう少し耐えて!私が行くわ!」


ピコピコピコピコ…

次第に早まるカラータイマーの点滅が、ソフィの胸の限界が近いことを示していた。

もはや抵抗もできず、胸を蹂躙されるソフィ。

胸の中を熱く何かが迫り上がる感覚が、ソフィを苦しめていた。

「ああっ…も、もう抑えられない…胸の中…エネルギーが…あ、溢れちゃう…」

先走りのように先端を濡らし、テラテラと光る乳首が艶かしく立ち上がり、主張を強めていた。

それに気づいたか、ライブキングも乳首は責めず、焦らしながらソフィのリアクションを楽しんでいた。

しかしソフィの胸は、既に限界を超えていた。

そしてついに決壊が始まる。

「あ…ああっ…もうだめっ!…エネルギー、出ちゃう…お願い、ミレーヌ…みないでぇ…」

乳首の先から輝くエネルギーが、ミルク状に噴き出す。

プシュッッ…プシッ…

エネルギーが排出されるのと同時に、ソフィも絶頂を迎えた。

「いやぁ…エネルギー奪わないで…やあああぁぁん!胸が…おっぱいが…灼けちゃう…熱いの・・・全部出ちゃう……!!」

ライブキングの手の中で胸を揺らして痙攣するソフィ。

その目からは光が消え、かろうじてカラータイマーが鈍く点滅していた。


漏れ出したエネルギーに興味が映ったライブキングは、ソフィの体を投げ出すと地面に漏れたエネルギーを舐め始めた。

そんなライブキングの頭上に、空から一筋の流星が降り注ぐ。

「食らいなさい!必殺流星キック!」

母を辱められ、怒り心頭のミレーヌの姿がそこにはあった。

腕の回復とともにすぐに変身し、そのまま地上までキックの姿勢で突っ込んできたのである。

かつてキングザウルス三世を破った必殺キックがライブキングへ直撃する。

しかしミレーヌ最強の打撃技でも、ライブキングを倒すまでには至らなかった。

じたばたとしながらも立ち上がろうとするライブキング。

怒りに震えるミレーヌであったが、何とか冷静さを保って状況を確認する。

母・ソフィは射乳により一時的なエネルギーの喪失状態ではあったが、まだ生きている。

ライブキングを復活させないように倒すには、宇宙空間での爆破しかないと判断したミレーヌ。

まずは大人しくさせるため、ライブキングへと向き直った。

「これならどうかしら!ティアラッガー!」

ティアラを刃のついたブーメラン状に変化させ、思念波で操る必殺技。

鋭い刃がライブキングの肩を切り裂いた。

「これならいける・・・動けなくしてあげるわ!」

もう一度ライブキングへ向かうティアラッガー。

しかしライブキングは二度は食らわないとばかりに腹を突き出しその刃を弾いた。

「これも効かないなんて、なんてお腹なの・・・ん?」

ライブキングの奥で倒れているソフィからの思念波を感じ、ミレーヌの手が止まる。

「お母さま?・・・そうか、今ならあれができる!ダブルティアラッガー!」

ティアラッガーを分割し二つに分けるミレーヌ。

ミレーヌのティアラは母ソフィから譲り受けたものであり、ソフィにも操ることができる。

ミレーヌはまだ複数に分けたティアラッガーを扱うことができなかったが、ソフィがそれを補おうとしていた。

「(・・・ミレーヌ・・・一つは私が操るわ・・・ふたりでこの怪獣を・・・)」

「はい!お母さま!」

ミレーヌの操るティアラッガーが正面を突けば、もう一つのソフィのティアラッガーが背後を突く。

「ウェッ、ウェハハハハ・・・」

複数の攻撃を自慢の腹で受けることができなくなったライブキング。

ついにはダメージに耐えられなくなり、地面へと倒れこんだ。

「やったわ・・・お母さま!」

ミレーヌは倒れた母・ソフィに駆け寄る。

「今エネルギーを分けるわ・・・受け取って。」

ソフィの体を抱き寄せ、近づけたカラータイマーからエネルギーを送るミレーヌ。

ピコンピコン・・・

ミレーヌのタイマーも点滅を始めたが、同時にソフィのタイマーも同じ速度で点滅する。

ソフィも目を開け、ミレーヌの肩を借りて立ち上がった。

「ごめんなさい、ミレーヌ。恥ずかしいところを見せてしまったわね・・・」

顔を少し赤らめて顔を伏せるソフィ。

ミレーヌはそんなソフィに微笑みながら答えた。

「そんなことないわ、お母さま!食い止めてくれたおかげで被害も出なかったみたいだし・・・それよりももう少し手伝って!」

母の気持ちを汲んで話題を変えるミレーヌ。

「あの怪獣を地上で倒しても復活してしまうの。宇宙空間で凍結させてから倒さないと・・・」

ソフィも娘の気遣いに感謝しながら協力を申し出た。

「わかったわ。一緒に宇宙へ運びましょう!」

二人はライブキングの体を持ち上げ、そのまま飛び上がる。

宇宙空間まで到達すると、ライブキングの体はたちまち凍り付いた。

ミレーヌとソフィは左右からライブキングを光線で狙い打つ。

「ミレニウム光線!」

「マザー破壊光線!」

驚異の防御力を誇ったライブキングも、これにはひとたまりもなく爆散した。


親子は地球を背に向き合い、別れの時を迎えていた。

ミレーヌは少し名残惜しそうに切り出した。

「お母さま・・・今日はありがとう・・・あの・・・」

ソフィは年長者らしく、ミレーヌを諭すように声をかける。

「私も別れは惜しいわ、ミレーヌ・・・でもあなたには守るべき星があるでしょう。」

銀十字軍の顔に戻ったソフィの姿に、ミレーヌも宇宙警備隊員の顔で答える。

「はい!ウルトラミレーヌ、任務に戻ります!」

そういうと、ミレーヌは地球へと帰ってゆく。

その様子を見送ったソフィも、踵を返して光の国への帰路へと就いたのであった。


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Comments

RS

背後から胸揉まれて感じてるソフィ可愛いw 必殺技を決めるシーンもイラストで見たいです!

ガチピン@ご支援感謝

R様 ご支援・コメントありがとうございます。ソフィ、これからも出てくる予定なのでお楽しみに!かっこいいところも挿絵で入れられれば、入れていきますね。

551

ミレーヌはカラータイマーからエネルギー不足の相手にエネルギーを補充する能力もあるんですね。でも補充すると自分のエネルギーも消耗してしまい、タイマーが点滅を始めてしまうんですね。

ガチピン@ご支援感謝

551様 エネルギーの受け渡しはみんなできる設定です。リオナやソフィは回復要員でエネルギー容量が多いので、ミレーヌからの補給だと消耗しちゃうようです。