『並体験』ネーム (Pixiv Fanbox)
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今日描いたこれのネームです。
今まで描いた「みらいみらいあるところに」シリーズはとりあえず
今回まででひとまとめにしてKindleインディーズマンガに投稿したいな~
今月中にはできるかな~?
って感じでやっていきます。
まとめるために表紙を描いたり今までの漫画の解像度合わせしなきゃ。
あとこの『並体験』を最初に持ってこようと思ったんだけど、
(最新作の方が絵がきれいがちなので最初に読んでほしいので)
めちゃくちゃ字が多い漫画になっちゃったので、
収録順はまたあらためて考えます。
描いた順でいいか?
描いた順だとページ数奇数偶数ばらばらでめちゃくちゃになりそうなので、
漫画と漫画の間におまけページとか作ったほうが良さそうなので
収録順はあらためて考えます。
01
↑最初のコマは「なんか壮大っぽい一言目と、噛み合わないような二言目」って
なんか引きがあるっぽくていいよな。と思ってそんな感じにしました。
02
↑中段2コマの「ところで」から「雑に受け入れられている。」は完全に
注釈が本文に浸食してきた怪物。
窓としてはこの2コマこそこの漫画で言いたかったことなんだけど、
これを漫画の中に入れるのむずすぎる。
結局、本文と注釈の中間みたいな雰囲気で入れました。
アダムの創生パロディで思考の順序の逆転を描くのはかなりお気に入りなので、
この部分だけまた別の漫画にするかも。
「自分の思考能力を底上げする」電脳プラグインは
『怒られ屋』で描いたものと同じ概念。
人間が意識するより先に演算結果を挿入するスピードをコンピュータが得たら、
たぶんこういう使われ方をするだろうな~。
って思うので、シンギュラリティっぽい話のときはだいたい描いちゃいがち。
03
↑『ショット・ダイブ』はネーム段階では強制ロシアンルーレットでした。
犯罪者が金のない若者を捕まえて手に拳銃をガムテープでぐるぐる巻きにして
強制的にロシアンルーレットさせてその際の脳活動の記録を撮ってる。
「九死に一生を得た体験」でも「死の瞬間」でも撮れれば高く売れるので撮り得。
『ショット・ダイブ』はサイバーパンク2077ってゲームの「ブレインダンス」のイメージ。
まだ窓はブレインダンスところまでプレイ進んでないんだけど、
先行公開されてた映像とかで「薬キメてコンビニ強盗して撃ち殺されるログ」を
体験するシーンが有って
「これいいなあ!」って思ったので描きました。
他にもなんか思いつきそうだからそのうち単ネタで漫画にしたい。
『完全感覚Streamer』はそれ単体で単発漫画にしたかったけどなかなかオチが思いつかなくて保留にしてたやつを挿入した次第。
完全感覚没入VRは「配信者も配信者の感覚に没入していて本当の自分の現実を見失う」みたいな無限ループ廃人化までは想像できるけど、その後どうなるんだろうな~とか、それまでに何が起こるんだろうな~とかを思いつきたい。まだ保留。
『カクテル』もそれ単体で漫画になりそうなネタなのでもうちょっとこねよう。
04
↑「フルダイブコンテンツの時代で最後に行き着くのは『まんまるにカットされるポメラニアン』だ」
っていうのが最初の思いつきだったのでポメラニアンのコマが最初に入りました。
入ったっていうか、丸を描いただけだけど。
なりたい。まんまるにカットされるポメラニアンに。
ラストの欄外の文章は、また別のネタ
「ゲームとかネットとかSNSとかVRメタバースが現代でまだ『仮想』って言われてるのって、『現実に比べて部分的に不便』だからだと思うので、食事排泄以外全てが出来るVR、地図や名刺が一瞬で参照できたり重さやサイズに関係なくたくさんのものを持ち歩ける『現実より便利な生活』があたりまえのVRが当たり前になったとき、『現実』と『仮想』は価値がひっくり返るんだろうな」
という話を描きたかったんだけど、
なんだか説教臭い話になりそうなので調整のためにこねくりまわしてて、
その一端を我慢できずに入れちゃった。
という感じのやつです。
もうちょっと考えたらこれはこれで漫画にしたい。
苦し紛れに絞り出した
「様々な人生を体験できるようになって初めて相対化され、『自分の現実』をコンテンツの1つとして受け入れられるようになった」
みたいな観点は窓自身「なるほどな…!」と思った。
よくこれが出たな窓。
今日は以上です。