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古い写真を見つけた。

去年亡くなった父の手文庫入れの中の写真の束の中に、ひときわ厳重に革製の写真入れの中に、しかも丁寧に封筒に包まれて納められた二枚の写真。

一枚は耳付きの肘掛け椅子に腰掛けた、おそらくは少女娼婦と思える少女を写したもの。場所はわからないがインクで日付と<オーロールと。八回目の射精。>というメモ書きがされている。少女は非常に若く、胸には一切の膨らみがみられず、年若いというより幼いといったほうが正確だった。一糸まとわぬ裸身で、しどけなく椅子の背にもたれかかり、そしてはしたなく股をひらいて片方の太ももを肘掛けのうえに乗せていた。そのため彼女のすらりとした肉のうすい胴体の下端に存在する生殖器は、何ものにも遮られずにその一葉の写真の中央に堂々と詳らかに描出されているのだった。オーロールという名が少女の名前なのだろうか。


二枚目は悪趣味な、男性の指で無惨に広げられた女性器のクローズアップだった。写り込んだその手には見覚えがあることに、私は軽い目眩を覚えた。これは父の手だ。


するとこれらはありがちな古物を模したポルノ写真ではなく、父の若かりし日の悪行の記録なのか。厳重な保管のしかたを思えば、それは否定できないことのように思えた。書き入れられた日付こそ一枚目の写真と一致はする。しかし男の指に嬲られる性器は無毛ではあったが小指の先ほどもある巨大なクリトリスを勃起させていたから、別のもっと年嵩の娼婦のものと知れた。椅子の少女とは別人に違いあるまい。

父は実際に、これらの娼婦たちを抱いたのだろうか。私の目は特に一枚目の、オーロールという名の少女に惹きつけられた。メモが正確なら、父はこの少女と性交し、しかも一晩で八回も射精をしていることになるのだ。


少女の股間は無毛で、たしかにつくりは子供のそれではあったが、驚くべきことに割れ目は年相応の閉じかたをしてはおらず、割れ目と形容できるような穏やかなものでもなかった。そこでは内側の粘膜でできた構造物があけすけにカメラの前に晒されていて、古ぼけた印画紙の上でもここが陰核包皮、ここが小陰唇といちいち指摘できるほど明確に焦点が取られていた。


黒ずみなどは一切見られない、新鮮な色合いの小陰唇は、その子供らしい瑞々しい質感には不釣り合いにだらしなく広がっており、それはこの写真のシャッターが下りるほんの数十秒前まで、大きな容積をもったものによってこじあけられ、激しい抽送運動によってすっかり伸ばされていたことを示していた。


それを裏付けるように、ぽっかりと口を開けたヴァギナの中からは男性のものとおぼしき精液が垂れ流れて、尻の割れ目を埋めながら椅子の座面に水たまりをつくるほどの大量の溶岩流として印画紙に白い染みをつけているのだった。


少女の肌には全身にキスマークが刻まれていて、見ようによっては、尻の割れ目に沿って垂れる精液と同じく、ある種の証書としてその真っ白な肌のうえの無数の内出血のあとを誇っているようにもみえた。いかに自分が激しく欲望されたか、いかに自分が相手の欲望を満足させたか、の証明。シガレットホルダーに差した紙巻きタバコを仇にくゆらしながら写真機のレンズを見つめる彼女の視線には、確かな退廃のいろがあった。


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しばらくの間、私はこの2枚の写真の処分に悩まされた。こんなものが公になったら、父の業績も私の現在の地位も泡と消えるだろう。ただ私はこれらの写真を捨てる気にはなれず、父と同じように封筒につつんで革の写真入れの中に収め、余人の手の決して届かぬ場所にしまいこむことに決めた。


今でも私は時折考える。

写真の中のオーロールという名の少女娼婦はこののちどうなったのだろうと。

どういう人生を送っただろう、とは考えない。


身を持ち崩したといえばその限りを極めた彼女に、おそらくろくな将来(さき)はなかっただろうからだ。

不衛生な環境で身体を壊し、病に窶(やつ)れ汚いシーツの中で熱に魘(うな)されながら息をひきとったかもしれない。

誰のものともわからない子供を宿し、無理やりな堕胎を繰り返し、それが原因で命を落としたかもしれない。

もしくは筋のわるい嗜好を持った客の手にかかって、おぞましい犠牲の祭壇に血を捧げられて果てたのかもしれない。

運良く数年を生き延びることができたとしても、父なし子を出産し、娼婦としての商品価値を失ってお払い箱となり、母子ともどもどこかの陋巷の路地裏で野垂れ死にするのが関の山だったろう。


鍵のかかった小箱の中で今も、かさついた印画紙の上で、とっくにこの世を去っているであろう少女の、あの妖しく挑発的な笑みに思いを馳せるたび、どうにも落ち着かず、何かを試されている気分になる。


父はオーロールを愛していたのだろうか、などという愚にもつかない疑問をあたまのなかで弄しながら。


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「…ムッシゥ。この煙草、美味しいのね。甘くて、ヘーゼルナッツみたいな香りがして、とても素敵。」

「イェニジェから取り寄せたトルコ葉さ。でも吸い込んではいけないよオーロール。煙は口に含んで、喉の手前で転がすように。肺に入ると身体に毒だし、それは貧乏人のわるい流儀だから。」

オーロールは口をすぼめて煙を吐き出すと、「ムッシゥ、オーロールはね、先ほどムッシゥにいただいたせいえきを、お腹の中に溜め込んでるの。そういうことができるのよ。もしムッシゥが望むなら、いまそれを外にだしてしまうこともできるのだけれど。…ムッシゥ、オーロールの中に出したご自身のせいえきが、オーロールをとっても幸せにしたオパールのような液体が、オーロールのおまんこから溢れて出てくるところ、見たい?」

「それよりも、その様子をフォトグラフに収めてみたい。写真技師を呼ぼう。それまで我慢できるかい?」

「あら、それはもちろんできますけども、でも…ちょっと恥ずかしいわ。こんなポーズでよろしいかしら?」

そう言ってオーロールは椅子の上で座り直し、肘掛けに片足を乗せて、交接が終わったばかりのおまんこを露わにしました。





オーロールはそのあと、おまんこから精液を流している写真に収められましたが、ムッシゥはあまつさえ(鍛錬されて異形なほど大きくなった)オーロールのクリトリスの大写しを所望したので、オーロールは「オーロールのクリトリスはね、男のひとを愛したときはじめてぱんぱんに勃起するのよ。クリトリスが勃起したら、それはオーロールがムッシゥを愛してる証拠なの!」と答えました。

再び元気になったムッシゥにさんざんおまんこをほじくられて、ぱんぱんにクリトリスを勃起させながらオルガスムに達しました。

横紙破りなムッシゥはクリトリスばかりでなく、白目を剥いたオーロールのオルガスムの最中の表情まで写真に収めさせました。

ムッシゥの九回目の射精を膣口から溢れさせながら息を弾ませたオーロールは、

「はぁっ…はぁっ…愛しちゃった…。オーロール、ムッシゥを愛しちゃった。」

とすっかりメイクの落ちた天使の表情でつげるのでした。

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Batbutt Aran

Aurore is from the early 20th century 20's ? Damn... Where could she be at this point, it's been over a century and she was already physically capable enough to do what she did in her time. But with all the crazy stuff she may have done and the occasional satanic rituals, she either did pass... or accidentally actually turned into a real vampire or had her lifespan elongated by whatever ritual she went through and she roams the world not so different from what she did then. This entire franchise has been bizarre, but someday we'll see whatever happened to Aurore and the girls she was friends with