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こんにちは、ゆきぬのです。

今日も見に来てくれて本当にありがとうございます……!とっても嬉しいです。

記事の最後に感謝を書いてたらみんなに読んで貰いたくなったので全体公開にしました。

今回はpixivリクエストで描かせていただいたラクリマくんのメイキングです!

ラクリマくんはご依頼者様の書かれている小説のキャラクターです。ぬのも読ませていただいているファンの一人なので、とても楽しく描かせていただきました。

ちなみにその小説の元になっているのは、かつてぬのが主催したさよメダオンリーで発表してくださったお話なんです……!なんとも感慨深い……。ありがたいご縁に感謝です。

さよならアンドロメダにインスパイアされた作品のキャラクターということで、今回は久しぶりにぬのがさよメダを描くためだけに練り上げた色鉛筆風タッチで描こうと思います。



ラフ!

バストアップでも動きが出るようコントラポストに気を付けます。




線画!今回も太めを意識しました。髪型がとてもかわいかったので気合を入れて描いた記憶があります。


下塗りです。

今回はアナログ感のあるタッチの仕上げにしたかったので、ぼけ足の強いブラシは使わずざらついた質感を残しながらかすれでグラデーションをかけていきます。物体の端にかけて暗くして立体感をだします。そのあとに反射光をイメージして明るい水色をちょっとだけ入れます。

影色になるので色は全体的に暗め鈍めで置いていますが、アクセントになるように宝石とリボンは一部に鮮やかな色を入れています。


光入れ

表示レイヤーすべてを入れたファイルにクリッピングした加算発光レイヤーに墨ツールで光を描きます。色は焦げ茶を使います。

今回は上からあたっているイメージ。ぼかしは使わず、カスレやハッチングで表現します。


これは整えた後の最終的なレイヤーですが、光入れのレイヤーを通常モードで表示するとこんな感じ。


色を増やしながら描きこんでいきます。文字と背景も置いてみました。

光と影の間にオレンジを挟む、影の中にグレーをハッチングで入れる、濃い影を描くの3作業がメインです。


グラデーションマップやトーンカーブなどで色を調整します。ここは試行錯誤を繰り返して気に入るまでやります。色調補正レイヤーを使うと非破壊的に調整できて便利です(クリスタ)

レイヤー構成と使ってるグラデマップ。虹色ホログラム系をよく使います。


目の描きこみ。男の子に見えるよう睫毛をバシバシさせるのは控えめにしました。

手と顔の光を整え、きらきらエフェクト追加。

集中線のように配置してキャラを目立たせます。

黒目の大きさを調整しました。

これは涙を描いてみたもの。

目を少し閉じ、それに合わせて口も少し小さくしました。完成です!

個人的にはこのバージョンで落ち着いたので、Twitterではこれを投稿しましたが、調整前も可愛かったなと思ったので両方納品しました。


以上です!

お読みいただきありがとうございました!!



今日Twitterでも呟いたのですが、最近いただく絵のお仕事が増えるに伴い引きこもって1人で作業する時間が増えたので、色んなところに皆さんが送ってくださるコメントが命綱みたいに感じます。

ぬのはどこかで絵を学んだこともなければ身近に作家業をしてる人もおらず、右も左も分からないまま兼業イラストレーターをしています。もちろん偉大な先生方がネットや本で公開してくださっているあらゆるものでお勉強させていただいているので、自力でこうなれたわけでは全くないのですが、直接相談できる人などはいないので、やっぱり孤独や不安はちょっぴり……いやかなりあります。常に自分との戦いだしそもそも不安定な職種だし。そしてぬのはなにより根がネガティブなので……。

だから、みんながかけてくれる言葉はぬのにとってほんとにほんとにお星さまのようです。何度も何度も読んでいます。

いつも送ってくれて本当にありがとう。

もっとかわいい絵が描けるように、今日も頑張ります。


それじゃあ、またね~!



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