ハラパン・クエスト14 (Pixiv Fanbox)

バーン！！

「んぐッ...！！」

「初体験の子を相手にしているみたいで興奮しちゃうわ～。もっと打ってみて～。」

奇襲パンチを皮切りに、ルルカが守勢から攻勢に転換すると、試合はルルカの方に急激に傾き始める。

何回かフィニッシュを打つ機会があったにもかかわらず、ルルカはフォノンが拳を放つほぼ同時に打ち返すように時間をかけてゆっくりとプレッシャーをかけてきた。

自分が打つパンチがより強く戻ってくるような感覚にフォノンはだんだんパニックになっていく。

パン！！ドプッ！！ズブ！！

「うっ...！くぅっ...！」

「そんなに慌てていいの？ ガードも忘れて...私と違ってあまり頑丈じゃないから、一瞬にKOされちゃうよ？」

しかし、パニックに陥ったフォノンにルルカの言葉は聞こえない。

「はぁ～い、おかえし...♡」

ズーン！！

「んぶえぇぇッ...！！」

お腹に拳が刺さったまま震える足の間に、口から流れ出た土砂物がリングに散らばる。

「うぶッ...！！ぶげえぇぇッ...！！」

「ふふっ、いい反応。今まではあまりお腹を打たれたことなかったよね。はぁはぁ...♡ お腹がぐちゃぐちゃになっていい気分でしょう？今からお姉さんと一緒に開発してみましょうか？」

ドボッ！！ズーン！！グツャッ！！

「ぐえッ...！！あッ...！！あげえぇぇッ...！！」

つづく

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

[ DOWNLOAD ]

-Textless Image

HarapanQuest_14

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

ハラパン・クエスト15

「わ、私はまだ…負けては…。」 ボゴッ！！ 「んぶッ…！！」 「負けることに決まっているでしょう！おまえも遊んでないでこんなやつ、さっさと片付けるわよ！」 「ごめんなさぁい。」 ゴッ！！ドゴッ！！バスッ！！ 「ぶッ！！ぶげッ…！！うげッ…！！」 ズゴッ！！ 「げほッ…！！おえぇッ…！！」 「先はよくもやってくれ...

ハラパン・クエスト13

島の外郭にあったため、長い間人の足が届かず、今は人々の記憶からほとんど忘れられた森。 2人の招かれざる客の訪問で、森は久しぶりに騒々しい一時を迎えていた。 ゴッ！！ズゴッ！！ガッ！！ 「ゴブリンなんか何匹かかっても遊び相手にもならないわ！今日からこの土地も我が魔王軍の所有よ！復活された魔王様も、この...