ハラパン・クエスト13 (Pixiv Fanbox)

島の外郭にあったため、長い間人の足が届かず、今は人々の記憶からほとんど忘れられた森。 2人の招かれざる客の訪問で、森は久しぶりに騒々しい一時を迎えていた。

ゴッ！！ズゴッ！！ガッ！！

「ゴブリンなんか何匹かかっても遊び相手にもならないわ！今日からこの土地も我が魔王軍の所有よ！復活された魔王様も、この広い領地を見ると喜ぶに違いないはずよ！」

「でも、昨日追い出したゴブリンたちは、 ほとんど戻ってきたみたいだよ。」

魔王軍の領地を確保するという名目で、数日間森の原住民を相手にしたザクロは、水を注す声に声を上げる。

「はぁ！？何で？ 私がこんなに頑張ったと言うのに！」

「だって魔王軍といっても私たち二人だけだし、こんなに大きな地、管理できないよ。ザクロちゃん、もう帰ろう？ここ虫も多いし、ゴブリンだけだし...ここ数日可愛い子なんて全然会ってないよ。」

そうやって二人の間に帰るかどうかで言い争いが交わされている時、森の巡察をしていたフォノンが2人組と出会う。

「あなたたち…！この森で何をしているのですか？」

拳姫と見られる2人組、地面に転がっているゴブリンたち、大体の事態を察するのは難しくなかった。

「誰？私たち女神の名の下に神聖な拳姫対決をしただけなのに文句ある？時代遅れの魔法使いが突っ込む所じゃないわよ！」

( 女神の名前を売りながらこんな野蛮行為...だから私は、拳姫が嫌いなんです。）

女神の権能が作用するこの島で、拳姫を傷つけるのは拳姫の拳だけ。そんな理由で、島での拳姫は全能の権力と同じだった。

「なら、私も拳姫としてお相手します。 私が勝ったら連れと一緒に森から立ち去ってください。」

「は？素人に見えるけど、若しかしてなめてる？」

「あら、可愛い猫人の子。私がもらってもいい？」

「ダメよ！あんたの変な癖に付き合ったらきりがないわ。あんな世間知らずの猫のガキ、私が直々教育させてあげる！」

数分後。

ゴッ！！ズン！！ドボッ！！

「ぐッ...！！ぐえッ...！！」

( 動きは全然素人なのに...！こんなガキに私が...おおえッ...！！」

最後でボディを殴られたザクロが腹を抱えてロープの方に無様に倒れる。

「どうやら教育が必要だったのはそちらのほうだったようですね！」

女神の権能の下、公平に拳を競うという拳姫試合だが、種族によって身体能力に差は存在し、種族によって身体能力に差は存在し、フォノンは亜人の中でも最強種に呼ばれる猫人。

( やはり私も他の姉妹たちのように、こぶし姫の才能に恵まれているのでしょうか。この才能が魔法にあったらよかったものの。)

「十分に痛い目に遭ったんでしょう？もう約束を守ってください。」

その時、リングの外でただ見ていたルルカがフォノンに声をかけてくる。

「ふふ、猫人ながら魔法使いなんて珍しいね。今度はお姉ちゃんと遊ばない？」

「一度勝てば、という約束だったが、ザクロに勝って自慢したフォノンはためらうことなくルルカの要求を承諾してしまう。

「そっちも痛い目に遭うまではわからないようですね。今度こそ約束守ってくださいね！」

....

...

ゴッ！！ドゴッ！！

「おッ...！！んげッ...！！」

「やっ！やぁっ！これでお分かりになったはずです！」

「あなたたちでは私は倒せ...！」

ドゴッ！！

「げぶ...ッ！！」

「ごめんねぇ、うちのザクロちゃんがモチベ高くて、適当にやると怒られちゃうの。」

つづく

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HarapanQuest_13

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ハラパン・クエスト14

バーン！！ 「んぐッ...！！」 「初体験の子を相手にしているみたいで興奮しちゃうわ～。もっと打ってみて～。」 奇襲パンチを皮切りに、ルルカが守勢から攻勢に転換すると、試合はルルカの方に急激に傾き始める。 何回かフィニッシュを打つ機会があったにもかかわらず、ルルカはフォノンが拳を放つほぼ同時に打ち返すよ...

ザクロvsイディナ

ゴッ！！ 「げえ...ッ！！」 「邪悪なダークエルフの拳など、本物のエルフの私に通じるはずないでしょうに...！」 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = [ DOWNLOAD ] -Textless Image = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = (prepare)