ハラパン・クエスト11 (Pixiv Fanbox)

今になっては技術も防御もないリング中央での滅多打ち。

お互いの感情が込められたパンチが相手の顔面や胸、お腹を強打する。

パーン！！ズパン！！ゴッ！！

攻撃的な攻防に会場の熱気はますますヒートアップ。

勢いに押されていたリズベットだったが、結局本来の技量の差で次第にカエデから優位を占め始める。

ゴッ！！

「ぐッ...！！」

「お前なんかどうあがいても俺の下なんだよ！！」

KOを狙って一直線に飛んだ会心のパンチ。

しかし、その瞬間、カエデが眼光を取り戻し、予期せぬ動きでリズベットのパンチを回避する。

「な...ッ！」

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ハラパン・クエスト12 Kaede END

ズーン！！ 「おおッ！！おえぇ...ッ！！」 両手でお腹を抱えて、前倒れになろうとするリズベットのあごを楓のアッパーが貫く。 パーン！！ 「んげえぇぇ...ッ！！」 ドサッ！ 「お...ッ！おえ...ッ！！」 【 この、こ、これは…！あ、いや、しかし…！】 やばい感じで倒れたリズベットがそのまま動きがないと、慌てた店長...

ハラパン・クエスト10

試合と呼べるかどうかもわからない一方的なリンチの末、失神した楓を見てピナは責任を感じていた。 ( 私のせいよ...私が何とかしないと...。) .... ... 一方、リングポストに戻ったリズベットは勝利に酔ったまま店長の助けを借りて体液で汚された体を拭いていた。 「へへっ、お疲れ様。リズベットちゃん。」 「今日相手...