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2014年頃に描いたイラストです。

左下の銀髪娘さんがドゥルガーといい、右上の金髪娘さんがヴィカラーラといいます。

2019年にリリースされた【蒼天のスカイガレオン】で実装されている当カードは、ここからさらに修正された後のイラストになっています。

実は、蒼穹のスカイガレオンで実装されしばらくした後にapple社の規制が入り、右上にいる金髪娘さんの股間部分に修正が入りました。

また、修正は僕ではなくクライアント側が手を入れたので、金髪娘さんの股間部分が暗くホットパンツの丈がもう少し長くなっています。

さて、上のイラストは納品データになりますが、実は差分バージョンでした。

アップル規制のために用意したもので、採用されなかった本来のバージョンが下のイラストになります。


右上の金髪娘さんが おしり プルンプルン!

金髪娘さんのぷりんぷりんのお尻が描けたので、差分側が採用されたのは少し残念だったのを今でも覚えています。

おのれアップル・・・。

ここからはラフになりますね。

今回は2案提出しました。

▼案1


▼案2


採用されたのは案1です。

手前にドゥルガー、奥で宙返りしてるのがヴィカラーラという配置は既に指定があったので、それに準拠した形になります。

ここで悩んだのは、やはりドゥルガーの重火器の数(両手2本に加えて背中から生えた8本の機械腕それぞれに重火器を装備している)と二人が鎖でつながれているという点でした。

多量の武器で構図に悩むことの多いドゥルガーにヴィカラーラまで加わり、もう画面がいっぱいいっぱいなのに鎖もですか!!!と頭を抱えたのを今でも覚えていますね。

当時は「やめてくれー!」と天に向かって叫びました。ドゥルガーは本当に毎回悩むんです。

で、この二人は重火器・羽・鎖・束ねた髪の毛・マントと非常に要素が多いので、唯一脱ぐことが可能なマントは外すことにしましたが、単純に要素が多いから外すというのではお粗末なので、

二人は誰かの手により囚われの身となり一度鎖で繋がれたものの、色々あって二人で脱出する

という物語を考え、マントはその時に無くなったという設定にしました。

ストーリーを考えると一枚絵を描く際の指針になるので、基本的に一枚絵イラストを描く際には、必ずストーリーを盛り込むようにしています。

その設定をクライアントに伝えることはありませんので、完全な妄想設定になりますが・・・。

最初は、何とか鎖を画面内に全て納めようと四苦八苦していたのですが、二人が鎖で繋がれていると認識出来ればいいんじゃないのかと気付き、画面外に鎖を出すことで画面に躍動感を加えることが出来るようになりました。

加えて、重火器はもう全部載せなくてもいいじゃん。あるという事が分かればいいじゃんと開き直って相当削っています。

既にドゥルガーというカードが存在していたので、もうみんな知ってるよね、という認知前提で描いています。

これは、既に認知されている、ということを利用したものなので、これが初出の場合はまた違ったアプローチになったかと思います。

また、ドゥルガーは戦いの女神なので少し筋肉質な体にしていますが、筋肉もりもりマッチョウーマンにしすぎるのはあまりにマニアックなので、あくまで女性の柔らかさを意識しながらもあくまで引き締まった腹筋程度になるよう毎回注意して描いています。

あと、ドゥルガーの左下腹部にはライオンの刺青が入っていますが、毎回ラフの段階では描くのを忘れます。

仕上げの段階で気付いて入れるパターンが多く、ラフ提出時にクライアント側から刺青入れてください!と言われる事もあまりないので、お互い忘れてるのかもしくは僕を信じてくれているかのどっちかかなと思いつつも後者なら大変申し訳ないなと思っています。ほんと忘れちゃうんですよ。不思議ですね。

ヴィカラーラの髪の毛について。

元々ヴィカラーラはもみあげ部分がありました。

▼蒼穹のスカイガレオンで初登場時のヴィカラーラ


しかし、ドゥルガーのもみあげ部分が頬まで隠れる長さだったので、ヴィカラーラは差別化の為もみあげを削りました。

元々衣装の布面積が少なく褐色肌なので、より活発な感じを強めた方がいいだろうという意図も込めています。

衣装といえば、下はビキニタイプのつもりでおしりプルンプルンにしたのですが、規制が入った結果ホットパンツになりました。私は、悲しい・・・(ポロロン)

ヴィカラーラは、この記事を書いている段階(2019/8/12)では蒼天のスカイガレオンに実装されていないのですが、何かの機会で再び描けたらいいなあと思っているキャラクターの一人でもあります。

次描く時は、もう少し幼女感を出せたらなあと思っています。

ちなみに、このカードが実装された時、アプリスタイルという雑誌でインタビューを受けました。

その時に答えた内容が以下になります。

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10挺の重火器をどう収めるかが毎回の課題です。今回は女の子と鎖が増えるという要素増し増しの内容でした。一番気を使ったのは腹筋で筋肉質すぎると気持ち悪くなるので女性の柔らかさを意識しながら描いています。

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また何か思い出したら追記したいと思います。

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