Home Artists Posts Import Register

Content


小六の時、念願の飼育係になった国道12歳ですが

三年生くらいのころからか、ほぼ毎朝飼育小屋にいるウサギをなでなでするのが

日課になっていました


大きな飼育小屋にウサギが8匹ほどいて

その中の1匹だけ真っ白の子だけがすごく懐いてくれていて

当時の名前は「シロ」だったんですけど

あまりにマンマな名前だったのと、メスなのにオスっぽいということで

勝手に「シロロちゃん」と呼び始め

いつの間にかその名前で定着したという

小学校でぼくがやったもっとも良い働きとして

いまでも記憶しています


今年のお正月のいつだったか、小学校時代の夢を見まして...


そう言えば、前にこのネタでSS書いたな...

というのを思い出し

久しぶりにカキたくなった次第です





修正前のrkgk

頭がでかいですね〜















前に120円記事に投稿したSS


*************






小学六年生のとき

僕ははじめて飼育係になった

生まれた時から傍に犬や猫やニワトリがいたので

動物はきらいではなかった

むしろ大好きだった

ただ、動物が好きだ!と公言すると

なんとなく小馬鹿にされそうな気がして

学校ではずっとだまっていた


低学年のころからずっと

飼育小屋で静かに暮らしている数羽のウサギの世話をしたくて

たまらなかった


いつも遠目に、用務員のおじさんと

数人の女子たちが楽しそうにウサギの世話をしているのを

ジャングルジムの上から見ていた


むりやりサッカーをしてるときも、

隣の小学校に自転車でなぐりこみにいくぞ!

とジャイアンみたいなガキ大将が

鼻を膨らませて叫んでいる時も、


近所にある、過去の地層があらわになってる河岸段丘を

見に行く時だけは...

ウサギのことは忘れたけど


とにかく僕はあの真っ白いふわふわの鞠のような

ウサギの世話がしたくてしたくて

どうしようもなかった


そんなある日


やっとの思いでなれた飼育係初日

僕の高鳴る心を

同じ飼育係の女の子に悟られないよう

実にめんどくさそうに女の子の後について

飼育小屋に向かって校庭を二人で歩いていた

まだ学校にはだれも来ていない

四月の終わり間近の月曜日の朝のことだった



僕の前を歩く女の子は

近隣でもその名をはせる

指折りの美少女だった


彼女と僕は幼稚園から一緒で

家も近所…いわゆる幼なじみだった

実はお互いの家で飼ってる犬が同じ親から産まれた

秋田と芝の間の子で、彼女とは犬のことで

よく話をした


だから、たぶん僕が動物を好きなことは

彼女には知られていたと思うが

僕は何故か頑なにかっこつけていたのだ


僕が彼女に幼なじみ以上の感情を持っていたのは

言うまでもない


僕より背が10cmくらい高くて

スラッとまっすぐに伸びた真っ白の脚が

朝日をうけ、

その透き通るような輝きに僕は目を眩ませていた


その時はおそらくエロい感情ではなく

いつの間にこんなに長い脚になったんだ...

女の成長ってすごいな...

羨望と感嘆であったと思う



校庭の体育館とは反対側にある飼育小屋につくと

同じように朝日をうけ、頭頂部が光り輝く

用務員のおじさんが

すでに飼育小屋のすぐ横にある池で

金魚たちに餌を与えていた


同じ朝日なのに照らし出されるものによって

こうまで印象が変わるものなのかと

目前のあまりの落差にしばらく言葉を失っていた



「おはようございます」

礼儀正しく彼女が言う


「おはよう〜 今日も早いねえ〜」


用務員のおじさんがチラッと僕の方を見たので

僕も渋々朝の挨拶をした


「今日は男子と一緒かい」


「今日から一緒に飼育係をする国道くんです」


「おや?みのりちゃん(仮名)の彼氏かい?!」


「え、別にそんなんじゃありません…」



(56すぞハゲ)



せっかくの気持ちのいい朝が

一人の汚いハゲによって台無しになった瞬間である


僕は消沈したが、それでも初めて入るウサギ小屋は

まるで夢の中のような世界で

心は小躍りしていた


数羽のウサギたちがストレスなく飛び跳ねられるよう

小屋はとにかく広大な面積だった

もはや小屋というには少々無理があるとさえ思っていた


まずはトイレ掃除をする

そして個室になっている寝床の掃除

乾燥干し草の補充


とても二人でこなすには重労働だった


そのためにあのハゲがいるのは

僕にもわかっていた


しかし...

ふと気づけば、仕事しているのは僕だけではないではないか?!

みのりちゃんと

あのハゲはどこにいるんだ?


いぶかしげに周囲を見渡す僕...


すると、木が鬱蒼と茂る飼育小屋の裏から

なにやらヒソヒソと話し声のような

荒い息遣いのようなものが聞こえてくることに気づいた


彼女とあのハゲが何かしてるのか?


そう思いながら、僕は黙々と掃除をしていた


2〜3分だろうか、10分くらい経っていただろうか…




「よ、ようむいんさん… はずかしい…」


はっきりと

彼女の声を聞いてしまったのだ



「あ、あれえ〜 この前とちょっと反応が違うねえ〜?」

「あの男子のせいかな〜??」



僕の心臓はオーバーレブしそうなほど急激に高鳴りはじめた


その声のする方へ行こうとするのだが

怖くて脚を前に出せない

思うように踏み出せなかった…



「みのりちゃんのおしりの穴はどこかな〜?」


「おじさん聞こえちゃうよ…」


「ここかなっ?!」


「んあっ..」



くっそくっそおおなにやってんだハゲエエエクソオ


みのりちゃんのお尻ってなんやねんこらあ

殺すぞハゲ

むしるぞ!!

そのだらしなく残った髪をむしるぞおお!!



「今日はおじさんがパンツ脱がしてあげるね〜」


「え、やだ、だめ…」


「ほうらじっとしてえ〜」


「だ、だめ…. 」



パパパパパパンツ

みのりちゃんあのハゲにパンツ見られてるの?

え、脱がす は? 今日は脱がすって

前はみのりちゃんがあのハゲの前でパンツ脱いだって言うのか?!


は? 


は?


うそだろ…


みのりちゃん…



ヌチュッ クチュッ


「んっ…」


「みのりちゃんのおひりのあな おいひいよ〜」


「やあだ… んあっ」






今僕の目の前には

白いウサギの格好をさせられたみのりちゃんが

ハゲた用務員のおじさんに飼育されて….



「グヴォアッッ!!!」




「国道くん五月蝿い!」


「おい!まさか居眠りしてたのか!」

「国道!おい!」


僕は教室にいた



眩しさと動悸でクラクラしながら

真っ先にみのりちゃんを探した



GW前の強烈な日差しが教室の床に当たって

その反射光をうけたみのりちゃんが


笑っていた





そして、

僕の小さなちんぽは

痛々しいほどフルボッキしていた





おしまい





Files

Comments

Anonymous

おはようございます。 なんて清々しい朝を迎えられたんだと読み進めて行く間に,エロい妄想って言うか素敵な夢を想像してる自分が・・・。先生ごめんなさい<m(__)m>。 ホンマこんなお礼参りなら何時でもカモ~ンよね。

juunigou

飼育係の話は途中までノンフィクションなのだ 時空を超えたい

Anonymous

久しぶりにこのSS読んだけど 情景が浮かぶ文章書けるのやっぱすごいと思うんですよ