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7月ですよ...


Twitterでは上半期の4枚でツワモノどもが共演しておりますが

みんな旨すぎて、まあ、もれなく凹みますね

「お、俺だって本気出せば...」

と言いながら、3億年ほど経ちましたが

なんとか、生きているうちに

まともな絵を描きたいものですね...



表題とネタ


これは、若くして夏空の向こうに旅立たれたイラストレーター優さんが

Pixivに上げられていた創作絵「思い出をさがしに」で

https://www.pixiv.net/artworks/49630469

「泣き笑い篠原くん」

https://www.pixiv.net/artworks/11687260

という謎生命体?生命体というか、霊体?

と旅をする女の子のお話です。


どんな旅が繰り広げられるのか..

思いを巡らせながら、毎年描いてたりします


ただ、優さん特有のほんわかしたアナログ水彩画風なタッチは

なかなか真似できず


(いや、ほんとは描けるんですよ?アナログ!)

(水張りとかめんどいですし...水彩は一発勝負なので)

(デジタルにすっかり骨抜きになれた今のわしには)

(あの緊張感はちょっと無理....)

(あ、すいません 水彩で人物は描いたことないです)





ラフ



なんとなくピンタレスト見てたら

鹿児島の路面電車の前でポーズする

いにしえのアイドルの写真を見つけ

「あ、これだ!これを参考にさせてもらおう」

と思って描き始めたわけですが


描きながら、なんか違うんだよな〜

旅の何気ないワンシーンみたいなのが

描きたいんだよ...

カメラ目線じゃないやつ...(前回描いたのカメラ目線だったし...)


https://www.pixiv.net/artworks/87235071


というわけで、左のラフを描き始めました







このノスタルジーさ、たまらんですね...


こちらの画像を参考にさせていただきました

一度、鹿児島電気軌道の画像を見てしまったら

もうすっかりこのカラーリングの車両が描きたくて

血眼になって探しました...


RREさん、勝手にすみません...

http://www7a.biglobe.ne.jp/~rre/index.htm

http://rre.ninja-x.jp/pbcr/kagosik2/kagosik21.htm




線画

ほんとはこの車両の顔がすごく愛嬌あっていいな〜と

思っていたのに

こうなりました...


線画はフォトショップで描いて

塗りはクリペです

sai風の筆「これだけで塗る筆」がいい仕事しすぎるんや....




サクサク塗ります


やっぱこのカラーリング

夏空の青に生えるでごわす


なんか、ジブリっぽ〜い





スミを入れると

締まりますねー! 


割と楽しい瞬間です。





人物塗り


女の子塗る瞬間は最も楽しい。

肌色を置いただけで命が宿るのだ...




仕上げ


真上から照りつける太陽を意識して

影をおいてゆく


ふとももは、陽光を受けたスカートの柔らかく拡散する光と

青空の反射を少しいれる

これで透明感が出る(気がする)


また、白い路面は大きなレフ板だ!

女の子がみんな美少女に見える自然の(人工物だけど)レフ板..ありがとう




調整レイヤー



特定色域の選択

中間色系

上の絵がややシアンが強かったので

Cを抜いてMとYをちょっと入れてみた

絵によっては逆もあったり

設定はその時の気分次第...






カラールックアップ

Fuji〜


これは女の子絵でよくつかうルックアップで

黄味がかりながらコントラストが若干あがる補正ですね。好き






カラーフックアップ

Futuristic break


Futuristic break... 未来さんちょっと休憩してて...


ということは、つまり過去調になるわけですね?

ノスタルジーな雰囲気を出したいときによく使う補正ですな! いいかんじ!






これはなんとなく


適当に選んで

なんかいい感じだな〜ってなったやつです

赤みを抑えたんかな..


やり過ぎると(100%)

緑が強くなるすぎるので ↓

適当な数値まで下げてますね。てきとうです。  感覚大事!









真上から照る陽光のオーバーレイを

気持ち入れる↓


というか、本来、陽光はもっと凄まじく眩しいので

もっと光り輝いてるんですけど

霊体の篠原くんがハレーションで飛んでしまうのと

なにより、この青空の色がとっても好きなので

気持ち程度の陽光


あと、なんというか、張り巡らされた電線のせいか

ドーム球場の屋根に見えて

変な閉塞感がある...気がしてならんのですが...



まいっか... 気のせい気のせい...



このくらいまで照っててもいいかな〜と思ったけど

上のよりさらにドーム球場っぽくなったので

やめておこうか... (おれの表現力仕事しろ...)






完成



あまり参考にならない作業工程ですが

風景ありの絵はいつもこんな感じで描いておりますよー


アップしてから気づく

車両前方のパース...

(次は頑張れ)





優さんありがと〜




見てくれてありがとございました〜



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Comments

Anonymous

色調整、思った以上に手間がかかるんですね、仕上げが終わったところでも十分完成に見えます。

juunigou

ありがとうございます。 新規レイヤーを使って色調整を被せていくことが 可能になってから、自分の意図しない色で 「あ、こんな色味もいいな...」という発見のような ものが割と多くあるので、多用しちゃいますね。 本当ならば、最初から目的の色が決まっていて それをガシガシ塗れるのが手練れの手法なんでしょうけど... 淡く塗って補正で意外な味付けをする描き方が 性に合ってるのかもしれません。

Anonymous

やっぱり奥の深い世界や

juunigou

ありがとうございます。 今回の課題はパースでした...次はがんばりゅ