イラストの小技:08 白は200色以上ある (Pixiv Fanbox)
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真っ白はR255・G255・B255
アニメ風イラストの白色って、RGB値255・255・255の真っ白で塗ることが多いと思います。
真っ白は白紙に対しては消しゴムでもあり、他の色に影響を与えないという点でも重宝します。ただ、色々絵を描いてみると「なんか白が白すぎるような……」という箇所も出てくるかと思います。
他の色で囲まれている白色代表「白目」
個人的にその昔、盲点だったのがキャラクターの白目!
肌には何かしらの色味が乗っているので、白目だけ真っ白だと境界がくっきり強く見えすぎることがあります。
「この範囲が目玉です!!」みたいな主張が出るというか。
レイヤー濃度を薄めるだけでも目玉のギョロっとした感じが軽減されますし、境界を大きくぼかすのも有効です。
左が境界をぼかしていない白目、右が境界を大きくぼかした白目です。
好みの範疇とも思いますが、私の塗り方では頬の赤み(チーク)を目尻下中心に入れるため、色境界を馴染ませるために「白目の真っ白な部分を狭く・ぼかす範囲を広く」しています。
★注:絵柄によります
あらゆる境界をくっきりさせる絵柄の場合は、ぼかさない方が自然に見えると思います。また、そもそも白目を塗り分けない作家さんも結構いらっしゃいます。
逆光やハイライトを優先する場合も白を抑える
逆光の時に白目だけ真っ白だと光り過ぎてしまうので、周囲と一緒に少し影にすると自然です。(キャラの一番上から乗算で影にすれば白目もまとめて明度が落ちます)
また、数値255ですとそれ以上明るい色を作ることが出来ないので、ハイライトを目立たせたい場合も白目を少し落とします。
こういった白目の色をスポイトしてみると、単体では白に見えません。でも周囲がより濃い色なので、相対的に白っぽく見えます。
最終的に絵として見た時にどんな色に見えるかは、周囲に配置された色が大きく影響します。
一撃で色を決める必要はないです!
画面上で色を見ながら調整していくとイメージに近づくと思います。
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