つなこ

イラストの小技：04　稜線 (Pixiv Fanbox)

Published:

2023-07-09 06:00:00

Edited:

2023-09-04 23:55:01

Imported:

2024-05

Content

イラストの見栄えアップに使えるかもしれない小技を紹介するタグです。

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影との境界に少し濃い色を挟むと質感アップ

あまりシワや2段目の影を増やしたくないけど、ほんの少しだけ描きこみたい！という時がありませんか？私はあります。

水彩境界のように中間にわずかに濃い色を挟むと、質感とディティールが少しアップします。個人的には、デジ絵だけどアナログ感を出したい時に人工的に入れることが多いです。

水彩絵具のフチ + デッサンの稜線のようなイメージで入れています。

画風によってはブラシや用紙設定の「水彩境界」をオンにするだけでもOK。

ただ、それだと全体に入ってしまうので、部分的に少しだけ入れたいな～という場合は手動で頑張ろう！

補足：稜線とは

イラストでは「光源はここ」と光を1方向に定めてしまうことも多いですが、現実では様々な物が被写体を照らしています。反射光も入ります。

光が色んな方向から当たっている時、一番光が届きにくい場所がどこかしらに発生します。

例えば平面に光源を点々と置いた場合、中間地点に微妙に暗い場所が残ります。

↓イメージ：たいまつの節約で湧き潰しが不完全なマイクラの地面。

立体物の場合、光源同士が遠くなくても面の角度が変わっている場所には光が届きにくいです。

正面と背面に2つ光源があるとした場合、中間地点となる側面はどちらの光も当たりにくく、影が残ります。

この「残った影」を強調して描写したものが稜線です。

ちなみに山の稜線と同じ単語ですが、そこから転じて「面の境界線」を指す用法みたいです。

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