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最近めっきり暖かくなって嬉しいです。

液タブ派の方々は、画面から熱が放出されて暑いらしいですけど……


ちょっと〆切でお時間を頂きましたが、4月に頂いたご質問に回答していきます!

ちなみに直近はお友達の皆で一斉に、ツキちゃんへの1周年お祝いイラストを描いていました~ めでたい!


うちのVの娘へのファンアートは周年ではなく誕生日に描いているので、今年も6月に向けて用意しております。

作業リソースが分散しまくりでFANBOX限定の絵があまり描けていなくて申し訳ない限りですが……先日構図案をアップしていた絵はFANBOX内で進行するので、こちらも頑張るぞい。


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質問&イラストのお題募集フォームはこちら

https://forms.gle/DpbCQi6C8LDDamgG7


随時募集→次月に回答を投稿しています。


※要素のリクエストのみ時々回収しております。

コミッション(有償での個人様からのご依頼)はお受けできません。すみません!

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Q:キャラクターデザインを考える時、どこからインスピレーションを受けてますか?センスだったり経験だったり言語化するのが難しい部分ではあると思いますが、

つなこ先生のキャラクターや衣装のデザインはオタクにウケるデザインというか、オタクの好きを分かってる!といつも思います。

もし意識的にやっていることがあれば教えていただきたいです。m(_ _)m


設定ありきでモチーフ指定がある場合もありますが、そのモチーフをどう拾ってデザインに取り入れるか?というのは「好み」の部分も大きいですよね。好きだと言って頂ける時は、たまたま多くの人と好みが近くて運が良いだけかも と思うことも多々ありますが……。

キャラに似合わせるという点では、現実によくあるタイプの衣装形状が2次元の人には似合わない(素体の造形そのものが違うから)ことも多いので、アニメっぽさは強調するようにしています。

そのアニメっぽさというのも捉え方が人それぞれだと思いますが、私の場合は、目立たせるとテーマが分かりやすくなりそうなパーツをデフォルメして誇張することが多いです。


会社で最初に関わったタイトルで、大先輩ディレクターさんから「このキャラの属性的に、大きいリボンとか"分かりやすく可愛いもの"を付けるのはどうか」といったアドバイスを頂いたことも契機だったかもしれません。

ひねったものを入れるよりも、多くの人にイメージが浸透している形状を選ぶ(+アレンジする)ことは、与えたい印象によってはかなり有効だと思います。


それからオタ文化の色んな要素に対する情熱は「初めて知った時の衝撃」がかなり大きいと思うので、なるべく学生の頃に好きだった要素も思い出して活かすことにしています!頭の片隅に生きている中2パンダに納得してもらえていたら良いです。



Q:ラノベ挿絵の、カラーでもなくマンガのような完全なモノクロでもない塗りをどうやって描かれているのかテクニックを教えてほしいです!(羽音さん)


はっきりした白黒ではなく、グラデーションが作れる階調のあるモノクロのことを色モードでは「グレースケール」というので、以下その表現で書きますね。

ラノベの挿絵を担当することになった当初、私はモノクロ原稿を描いたことがあまりなくて、完全なモノクロ2値ではうまく描ける気がしなくて……他の作家さんの挿絵を参考に色々見たところ、カラーと同じようなイラストをグレーで描かれている方も結構多かったので、私もそうすることにしました。そしてそのまま現在に至る。


そんなわけで塗りのタッチはあまりカラーとは変えていないですが、モノクロ限定の描き方としては漫画の「トーン削り」や「カケアミ」を再現するブラシテクスチャを使うことが時々あります。ちょっとだけマンガっぽくなる…!


グレースケールの際の色選びですが、同じキャラクターのカラーイラストと濃度が一致している必要はないです。むしろカラーの濃さをそのまま反映すると、いろんなパーツが同じ濃さのグレーになってしまったりして、全体がメリハリなくぼんやり暗い感じになりやすいです……!

ある程度薄い色は全部白にしたり、目立つ色が付いているパーツは分かりやすく元のカラー設定よりも濃いグレーを置いたりします。カラーでは真っ黒じゃないパーツでも、影や濃い色の部分は思い切って黒ベタで塗ってしまった方がメリハリが出る場合もあります。



Q:パンダ村であった出来事をマンガにしてTwitterに上げても大丈夫でしょうか??(羽音さん)


パンダ村(マイクラ企画)に関する創作は大歓迎です!

私や他の参加者様が登場する場合は、アカウント名(頭上の名前)をそのまま書かないようにだけして頂けましたら幸いです。

是非「#パンダ村_つなまよざFANBOX」タグをつけて投稿してください~!



Q:似ているキャラクターデザインの場合,違いを設計する方法が知りたい


シルエットに影響する形を入れたり、形状は同じだけど局所的に色を変える、目立つアクセサリーを変える、などでも個性が出るかもしれません!

いろんな要素が大盛りだと、意外と「特徴」が目立たないことがあります。ぱっと見でそこだけに目が行くようにするには、特徴にしたいパーツ以外の周囲のものにはある程度統一感を出しておくといいかもしれません。

でももし他のキャラがシンプルだったら、「いろんなものが付いている」も特徴の1つにできます。


私の担当作の中で最近発売・発表された中でも特にデザインが似ているキャラは「エンゲージ・キス」のキサラと、「ネプテューヌ」シリーズのネプギアでしょうか。

どちらもロングのピンクっぽい髪ですが、ネプギアは後ろ髪の両端に少し浮いている束があって、ぱっと見のシルエットが普通のロングストレートとは若干異なっているのが地味~に特徴だと思ってます。あと前髪の横に飛び出しているハネ毛。

キサラの方はサイドを片方だけリボンで結っていて、そこだけ長い(反対側には該当する束がない)のが特徴。

ネプギアも脳波コンがついていますし、髪…というか、目が行きやすい顔まわりに目立つ飾りがついていると特徴になりやすいです。


それから、自作品の中で「他のキャラがつけていないもの」をつけてみるのはいいかも。例えば一人だけピアスを付けていると、全員ピアスの場合よりも目立つ度合いが上がります。

逆に共通要素も注目しやすいです。全員チョーカーをつけていて飾りがそれぞれ違う、なども、全員共通だからこそチョーカーに注目しやすい。

注目の集め方は本当に色んなパターンがあるはず……


内面が決まると、描いているうちに勝手に個性が出てくることもありますので、口調を決めてセリフを書いてみるのは結構おすすめ!

外見がすごく似ていても、見慣れたり言動を知っていると全然違うキャラに見えるのは不思議です。知っている相手は見分けられる、みたいな状態なのかな……



Q:つなこ先生のペンネーム、もし漢字の当て字をするならどうなりますか


英語のtunaは鮪だから鮪子?

シーチキン的なツナには鰹も含まれるんですっけ……???



Q:自由なテーマでふたつの事柄を比較して、違いを紹介してください。オンのわたしとオフのワタシ、みたいな(4~6月で共通の質問を送りますので、毎月別のテーマで回答してください)


連載企画!?フリー小論文テスト!!!

今月のテーマは……質問文からそのまま頂きましょう。

「オンとオフのパンダ」


「オンオフ」としてよく挙げられるのは「仕事をしている時と、休暇」。

出演・出社形式の仕事だとこれが一番分かりやすいですね。

しかし現在実質フリーランスのパンダは微塵も家から出ていませんし、仕事中は部屋着(最近よく着ているのは黒地の右上に緑で「ビデオ2」って書かれているTシャツ)

イラストレーター本人がどこかに出て行く仕事は、ゼロではないけど多くはありません。タレント的な活動をされるクリエイターさんは多くいらっしゃいますが、パンダはあまりそのタイプではないですね。

PCの電源を入れる、コーヒー飲む、という「仕事のスイッチ」はあっても、作家本体はPCに向かって黙ってなんかしてるだけで、ゲーム機に向かって黙ってなんかしてるオフ状態とそんなに変わらないんですよね……。


仕事云々とは関係なく、単に外でしゃっきりしているパンダとだらけているパンダであれば……うーん……謎Tシャツ以外の服を着ている、仕事だと一律で敬語を使う………というかそもそも発言をする……

結論:オンとオフのパンダの主な違いは、毛皮の整い度と発話の有無

というのもなんか違う気がするので、もうちょい考えてみましょう……。


一番オンだという意識があるのは、仕事に関係のある方々に会っている時だと思います。イベントや読者様、記事更新やツイートや配信などインターネッツも含む。

ペンネームはほとんど仕事のための名前ですので、ペンネームというパンダ毛皮を着ている状態では、仕事が円滑に進むことを最優先しています。

自分だけにとって重要なこと、例えば個人的に嫌な思いをした…とかを関係者間で解決せずにTwitterとかでぶちまけるのは論外なのである……あと守秘義務をやぶってしまわないように特に気を付けます。

しかし個人的には元の人間と違うキャラを演じている感覚はなく、情報のアクセスレベルを変えてるだけという感じです。見て欲しいのは舞台なので、舞台裏で走り回っているところはメイキングとしてたまに見せても面白いかも という程度。

舞台裏も全部見せる、完成品しか見せない、という方もいるはずですし、この辺りは個々の方針(ブランディング?)によるところですね。


仕事と全然関係ない友達や親戚と会う場合はあまり仕事の話題にはならないので、これが毛皮から脱出している「パンダ100%オフ」なのかも。逆に休暇であっても一人だと、仕事のことも頭の片隅で常に考えているので、くるぶし靴下の範囲ぐらいはパンダ毛皮かも。


結論:パンダのオンオフの違いは、主に仕事モードかどうか。

でもスイッチでばちっと切り替わる感じではなくて、パンダ毛皮の比率が変わっていると思います。


余談:

完成した絵だけ見ると、さらっと凄い絵を描いているかのように見えてかっこいいな~と思う絵描きさん達も、会って話してみたら見えないところでそれぞれ皆悩みながら頑張っていたりする場合があるので……こんな凄い人々が全力なんだから、ほんとパンダも頑張らないとな とよく思います。



髪のざっくりまとめはまだまだ宿題中です……(ここ数ヶ月単純に〆切がやばい)

それではまた次回!!

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