目の描き方ざっくり解説 (Pixiv Fanbox)
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何名かの方からご質問頂いていた「目の描き方」について少し解説していきます!
何かの参考になりましたら幸いです。
テキストと違って画像はブラウザで翻訳できないということで、今回は画像内にもちょっと英訳を入れておりますが意味合いが変だったら教えてください~
◆線画
▼私が描く目の平均的パーツ
・デフォルメされたまつげ線でフチどられている
・白目
・瞳
・まぶた上に、二重と眼窩の立体感が合わさったような飾り線1本
(別途二重まぶたの線が入ることもあります)
アニメ顔はぐるっと目の輪郭を全部囲まないことが多いですが、どこを拾って実線に反映するかは、かなり人によると思います。私の場合は下瞼の線がかなり短くて、瞳からはみ出さないことが多いです。
正面を見ている時の瞳の位置は、ど真ん中よりも少し目頭側に近くしています。
左右の視線がそれぞれ前方をまっすぐ見るのではなく、その間にある「ちょっと遠くにある、中央の同じ1点」を見ています。
視線を横にふる場合、左右の目が同じ1点を見るには、遠い方の瞳が強く目線移動します。
↑顔がナナメで画面中央あたりにカメラ目線を送っている絵
右目はそんなに動かさなくてもカメラと視線が合います。
左目の方がカメラから遠いので、強めに横を見ています。
▼まぶたの見開き度合いや角度によって、顔立ちや表情を変えます
絵なので、瞳は現実の通りに真ん丸である必要はないと思っています。
私は見開いた目の瞳を縦長に描くことも多いですし、四角っぽくてもなんでもOK。(真ん丸も可愛い)
◆塗り
瞳ベースの塗りとハイライトだけは、線画を描いている時点で入れておくことが多いです。塗ると顔が変わって見えることも多くて……。
▼私が描く目の塗り要素
瞳の模様はアニメっぽくデフォルメした瞳孔と虹彩で、瞳の上半分に広めに入れた影とくっつけて塗ってしまうことが多いです。
昔ははっきり分けて塗っていたこともあるのですが、なんかこの方が目の雰囲気がマイルドになる気がして……(キャラによっては今も分けていることがあります)
下の方に入っている光と同じようなもので「雰囲気影」なので、まぶたの影は上の方に別途入っています。(省略したり、グラデで暗くするだけの場合もあります)
▼仕上げ時に大体やっていること
まつげ線の端をエアブラシで赤茶色にして、肌色に馴染むようにしています。
瞳と接している部分は、瞳の影より暗い色にすると落ち着きやすいです。
(まつげ自体を明るい色にする場合は別)
▼瞳のど真ん中にハイライトを置くパターン
瞳自体が謎の魔法的な力で輝いている or 正面に光源があって反射している状態。
以前は瞳孔と中央の謎の光を両方描いていました。
でも最近は、ハイライトだけの方が見やすいな~ふわっとして不思議な感じが出るな~と思うこともあって、瞳孔を描かないことも多いです。
「これはこういう理由で入っている模様・影」という自分なりのルールがあると、描く時にアレンジの基準にしやすくなるかもしれません。
一方で、現実の目や一般的なイラストの目はこうなっているから、絶対この描き方をしないと…といった縛りはなくても良いと思います。
私も色々試して、自分に合うな~と思った要素を残してはいますが、たぶん今後もちょっとずつ変わると思います。
ご質問やこの要素をもう少し詳細に…等ありましたら質問フォームへお送りください!