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 虎がタクシーから降りると息苦しさを感じさせる熱気が纏わりついてきた。昔は宿題は朝の涼しいうちにやりましょう、などと言われていたがもはや夏には『涼しいうち』なんて無いのかもしれない。野球部の後輩たちはこんな熱気で倒れやしないのかと心配になったが、湿度と気温に耐え兼ねて目の前のタワーマンションへと逃げ込んだ。

 都市中心部から一駅ほど離れたところにあるこのマンションは利便性か見栄からか知らないが、プロスポーツ選手などの富裕層が多く住んでいる。虎の知り合いである男もプロ野球選手の時代にここを購入した――が、無駄に広すぎて不便だと今はビジネスホテルで悠々自適な生活を送っている。その男がタワーマンションに戻るのは、とある仕事の時だけ。

 

 野球選手のコーチとして、若い雄を調教する時だけだ。

 

「おお、久しぶりだな!鈴屋!」

「金村さん、お元気そうで何よりです。去年の冬合宿依頼ですか」


 ドアを開けて出迎えたのは太鼓腹が目を惹く虎の中年だった。眼鏡に少しばかり艶を失った毛皮、そして丸々としたフォルムはどこにでもいる中年男に見えるが、かつてはこの国で名を馳せたプロ野球選手だ。引退後も学生のコーチとして多くの名選手を排出してきた。脂がたっぷり乗った身体をしているが、その下には衰え知らずの筋肉が潜んでいると鈴屋は良く知っていた。

 

「暑かっただろう。さ、入りたまえ。すぐにお茶を持ってこさせるからな」


 リビングへと通されると、エアコンの冷気にようやくひとごこちついた。めったに使わない家のくせに、ソファは訪れるたびに新調されている。それは来客のためではなく合宿のたびに使用不可能なまでに淫臭が染み込むからだ。この部屋どころか家全体が交尾と調教の為に使われて、ソファは精液と愛液、潮が染み込むベッドにされる。

 この人が良さそうな虎はベッドの上ではなく、キッチンや人の使う空間でのセックスを良く好むのだ。それが若い雄を辱めて、倫理や羞恥心を狂わせるのだと笑いながら話していた。

 

 ハーフパンツにポロシャツという恰好は優しい父親を思わせるが、実際はコーチにやってきた青年たちを食い散らかして自分の身体無しでは射精もできないように調教している。オナニー狂いの、オナニーしか知らない若者のケツを開発しては、弱い場所を知り尽くした下品すぎる交尾を教え込む。コーチングが終わるころには決して逆らえなくなる愛人兼ペットが完成する。

 

「なんだね?僕の気のせいか、軽蔑の視線を感じるな」

 

 鈴谷の視線に気づいたのか、金村は瞳をいやらしく歪ませた。

 

「春の大会前も新しい子を躾けてましたよね。かわいそうに」

「僕のおかげで全国優勝したんだ、文句はあるまい。先週も交尾のおねだりをしてきたぞ」

「写真送ってくれましたね。あんなケツ穴にされて、もうちんぽ勃たないんじゃないですか?」

「勃つとも。昨夜も僕のケツへとザーメンが収まりきらなくなるまで射精してた」

「……今の子のコーチング、先週からですよね?もしかしてここに連れ込んだんですか?」

「当たり前だろう。勃起しながら僕が潮噴きするのを見ていたよ」


 口周りを舐め取りながら金村は股間を膨らませていた。お盛んなことだ、と思いつつも軽蔑はしない。鈴屋もこうしたコーチングに参加したことは一度や二度ではない。金村がケツを犯している若者にちんぽをしゃぶらせて、精液をリビングでひり出させて、未来と希望に溢れた青少年のめくれあがったアナルをカメラに収めてやった。

 瑞々しさと逞しさを溢れさせたスポーツマンを玩具にできる。それを目当てにコーチングに参加している。

 

「……で、今回のはどうなんです?身体の出来は?」

「身体は最高だ。技術もな。ピッチャーとしては既に一流だ。僕が教えなくても身体は勝手に仕上がるだろう」

「ですが、金村さんにコーチの依頼が来た」

「問題は中身でね。マウンドに上がると緊張でマトモに投げられん」


 それでこの男にコーチングを依頼してしまったのか、と鈴屋は憐れんだ。夏の大会ともなればスタジアムだけでなカメラを通して全国で視られることになるのだ。緊張症に陥る選手も少なくない。金村はそうした選手を何人も治療してきた実績がある。野球選手としては完璧に立ち直らせてくれるだろう。雄としては終わるかもしれないが。

 

「それにしても、金村さんに最高だと言わせる選手ですか」


 野球に関しては世辞を口にしない男がこうまで言うのだ。どれだけの上物なのかと牙を唾液で濡れ光らせた。選手としての才覚と肉体の素晴らしさは比例しない。しかし、優れたものを汚す悦びは優れた選手であるほど大きくなる。期待にちんぽを硬くするのも当然というもの。それで、此度の獲物はどこにいるのだと問いかけようとしたその時だった。

 

「――お茶をお持ちしました」


 わずかに幼さを含ませた声がした。

 氷入りのグラスとティーポッドを持って現れたのは虎の雄。いや、雄というには青臭い若さを纏わせた男だった。


「これは……上物を仕入れましたね」


 世辞ではなく、心から口にした。金村が野球では嘘を吐かないように、鈴屋も雄には世辞もでまかせも言わない。

 目の前にいるのは筋肉と脂肪を捏ね合わせてできた豊満すぎる肉体。ポロシャツとハーフパンツを纏った身体はどこもかしこも太く、逞しかった。

 

 頭が小さく感じさせるほど発達した首筋が、山脈のごとき肩の筋肉から生えている。両腕は鈴屋の腕をたやすくねじ切れるであろう極太ぶりだ。身体の前面からでも見れる張り出した広背筋は自分にもある筋肉とは思えなかった。前面に大きく隆起した大胸筋はポロシャツを突き破りそうなほどに膨れている、呼吸をすると布地が悲鳴をあげていた。胸や肩を支える腹肉も相応しく太い。筋肉だけではなく脂肪も混ざっているが、だらしなさは微塵も無い。

 

 下半身と背面も当たり前のように凄まじく、張り出した広背筋は凸凹が激しく筋肉の山脈と化している。大殿筋は当たり前だと言いたげに豪勢に突き出し、瑞々しい果実を二つ並べたような尻だった。野球選手であることを考慮しても太ももの肉付きは異様だった。ハーフパンツからはみ出したふくらはぎはムチムチで、隠されている大腿筋は鉄骨でも埋め込まれているかと思う力強さ。

 

 しかし、彼の身体で最も目を惹きつけるのはその顔だった。鈴屋の半分も生きていないとは思えない落ち着き、そして鋭い目つき。何よりも顔に走った一筋の傷。それが青年を獰猛な獣に見せていた。

 

「……失礼します」


 若者は鈴屋の視線から逃れるように顔を背けると、氷をぎっしり満たしたグラスへとミルクティーを注いだ。濃く淹れられた紅茶が氷を溶かし、グラスの中でピシピシと音を立てた。快い茶葉の香りがした。

 紅茶を注ぐために腰を曲げると尻の肉厚ぶりが顕著になる。下半身へ視線を這いまわらせてやると若者の指先が微かに震える。

 

「名前は?」


 ペットの名を問うように、若者ではなく金村へと問うた。

 

「鋼(コウ)だ。一年だし君でも知らんのは仕方あるまいな」

「全国に行けば名が売れそうですね。なんせこのデカケツだ」

「全国の男にズリネタにされるだろうな。その前に僕たちで食ってやるのは気分が良いじゃないか」


 下世話な会話に、鋼は表情を変えずにいた。紅茶を注ぎ終えた後は金村の隣に立ち、従順な執事となっている。それでも二匹の雄は気づいていた。若い虎が毛皮の下で頬を紅潮させていること。全身を舐め回し視線に尻尾が悶えぬように必死に堪えていること。顔へと視線が向けられた時に瞳が泳ぐこと。

 

「鋼。今朝話した鈴屋くんだ。今日から一週間、きみのコーチングに協力してもらう」

「はい、コーチ」

「彼の命令は僕の命令だと思いなさい。彼とセックスしたくなったらいつでもおねだりしなさい。いいね?」

「……はい」


 声の震えを聞き取って鈴屋は口元を持ち上げた。自分へ向ける視線に不安と恐怖を感じる。まだ堕ちきっていない、初々しさが残る雄でなければ得られない感情だ。鈴屋がどんな男なのか、金村よりも優しく抱いてくれるのか、陰湿な調教をされるのか。探ろうとする目つきについつい嗜虐心が疼いてしまう。

 

「で、どの程度コーチングは進んでるんです?なかなか初心なようですが」

「身体の方は進んでるとも。アナルをほじられて潮を噴けるぐらいにはなった」

「一週間で潮を噴くとは見事なもんですね。で、心の方はどうなんです?」

「心か……ふむ、実際に見て貰った方がいいな。説明しなさい、鋼」


 その筋量でも抑えられない動揺で肩が震えた。牙を噛みしめて、すがりつく視線を向けるが金村は知らぬといった顔で鈴屋を見たままだった。

 

「どうした?嫌なのかね?」


 笑んだまま、冷えた声音で問う。いや、鋼の意志など確かめていなかった。ただ、急かしているだけだ。

 

「い、いいえ。コーチの命令に、おれは逆らったり、しないっす」


 豊満な身体を揺らす虎は、鈴屋の前に直立した。火照った息を何度も吐き、膝を笑わせる。これから起こることを理解している鈴屋の目の前で、ポロシャツをめくりあげた。

 

「ふ、ふぅっ」


 鮮やかな縞柄の毛皮とは違う、初雪に染まった腹の毛だった。腹筋がぼこぼこに割れた腹を曝け出して、肉が詰まりすぎている大胸筋を重たげに揺らす。その上半身には明らかな異常が絡みついていたが、鈴屋は何も言わずに言葉を続けさせる。若い雄の見せる恥辱の踊りを、特等席で眺めて股間を硬くしていた。

 

「お、おれはコーチに恥ずかしいのが気持ち良くなるように鍛えていただいてるっす」


 ハーフパンツを脱ぎ捨てて、隆起の激しい身体が露わになる。股間の膨らみ、そして、身体にかかる青い紐。

 

「こりゃ、良い趣味をしてますね。こんな可愛い子に酷い恰好をさせるもんだ」


 肥えた太ももは筋肉が浮き出た腹部と繋がり、筋繊維をひくひくと震えさせていた。股間の魅惑的な隙間、足の付け根の陰からでかい尻の丸みが垣間見えている。ずっしりとした股間を覆っているのは空色の水着。ただしビキニでもボックス型のものでもない。股間から肩までつながる細い紐。マンキニというものだ。

 良く伸びるVの形をしたその紐は、小学生が選ぶような子どもじみた空色をしていた。股間から肩、そして尻に谷間へとつながるそれは股間以外の何も隠せていない。尻のでかさも乳の柔らかさも、そして乳首へと貼り付くハート型のニップレスも。

 

 間抜け。下品。淫ら。

 狂暴な獣の顔もその印象をかき消すことはできない。スポーツによって鍛え上げられた努力と汗の結晶である筋肉は、身体に食い込む細紐によってズリネタにされるしか価値が無い肉に貶められていた。

 

「おれはぁ、毎日コーチに身体を、視られながら射精しています!み、視られるのが気持ち良くならうように、イ、イっています!」

「イクとは、どうやって?」

「あ、あうぅ。ちく、び。乳首とお、お、オマンコっす!コーチの家に来てから、オマンコで毎日イってるっす!」


 自分の絶頂記録を明らかにすると、鋼は両手を頭の後ろで組み、がに股になった。つま先立ちのままおもいきり足を開き、股間の膨らみを揺らす。更に背筋を反らして露出狂の変態そのものであるポーズを取って、雄々しい顔を歪ませる。

 

「ケツでいけるんですよね?」

「初日からケツで射精させているよ。乳首は3日目だったかな。結腸でアクメするのもすぐに覚えた。才能があるよ、鋼は」


 称賛の言葉に、紐が食い込む大胸筋が肉の弾性を瞳へなすりつけてくるように揺れた。重みを匂わせる乳肉を視線で舐め回せば鋼は口をヘの字にして身悶えを起こさぬようにする。反り返った背筋では肩と尻でマンキニの紐が直線状に伸びて背中の間に空間を作っていた。ギチギチとマンキニに尻を噛みしめられるが、そんな恥辱を感じ取られまいと野球青年らしい顔を崩すまいとしている。

 

「しょ、初日にコーチに前立腺をコリコリされて射精したっす!全身オイルマッサージで、ちんぽに触られないまま何度もイキました。お、おれは全身モロ感の発情メスの身体になってっるっす!」


 暗記させられたであろう言葉を吐いて、青年は耐えがたいとばかりに顔をそむけた。それが雄の劣情を煽るのだとまだ理解できていないのだ。

 手を腰に添えるのは己を大きく見せ、誇示するためのものだ。憐れなことに今は身体のいやらしさをひけらかす為のポージングになっている。大抵の雄を圧倒するであろう巨躯はマンキニとがに股ポージングによって低俗なエロ動画のサムネイルのようになっている。

 

「こんなエロガキの処女を食ったなんて羨ましいなあ。私も後で味見させてもらいますね」

「だそうだ。どうするね、鋼」

「こ、光栄っす!おれの縦割れマ、マンコ、ちんぽが満足するまで使って欲しいっす!」


 つま先立ちの両脚を震わせながら、若虎は吠えた。新しくやって来た雄の品性を理解して、自分に何が行われるのか、覚悟している。中年の虎に一週間の猶予を与えたのだ。身体に何を教え込まれたのか、尻穴をどう開発されたのか、どんな恥ずかしい鳴き声を搾り出されたのか鈴屋には想像がついた。この青年も、淫行に対して慣れと覚悟ができるというものだ。

 だからこそ鈴屋が呼ばれたのだ。慣れは教育を滞らせる。第三者がいてこそ行える辱めと凌辱で、鋼を更に下品な雌野郎に育てるつもりなのだ。

 

「では、今のうちに具合を確かめておかないとな。客人に不出来なマンコをお出しできんからね」

「コ、コーチッ!?何を、おおおぉんんっ❤❤」


 変態じみた格好であろうと唯一勇ましかった声が、媚びた雌の色に染まった。金村の尻がマンキニ食い込む尻肉をゆっくりと揉みほぐし始めたのだ。スポーツのために必要な筋肉と脂肪でみっちりと中身が詰まった尻を、太い指が捏ねていく。金村の手はグローブのようで、球を取りこぼすことのないよう発達したものだ。しかし、その手のひらを以てしても鋼のデカケツを鷲掴むと指の隙間から肉がはみ出した。

 

「コーチィ❤あ、あううぅ❤❤お願いっす、今は、あおおっ❤」

「今朝は尻を叩かれて射精していたくせに恥ずかしいのかね?いかんな、その恥らいを無くさなくてはマウンドに立てんぞ」

「だ、だってぇ❤今は、鈴屋さんがあっ❤❤」


 鋼は尻肉を揉みほぐされながらも決して間抜けながに股を崩さなかった。活発に動いているのは羞恥を宿した瞳で、鈴屋に向かってすがるような視線を注いでいた。どうか、尻を揉まれて喘ぐ姿をみないでくれ、くねる腰を嘲わないでくれと懇願していた。

 鈴屋がそれを素直に聞き入れるはずもなく、残忍に口元を歪めてマンキニの膨らみを凝視していた。尻を揉まれるたびに少しずつ大きさを増し、ちんぽの形を浮きだたせる股間を。

 

「お゛ううっ❤お、お願いっす!鈴屋さんっ、視ないでください!こんなのっ❤」

「こんなのとはどこの事だい?ケツを揉まれてでかくなってる勃起ちんぽかな?立派なもんだ、恥ずかしがるなよ」

「こんなデカマラをしといて女を孕ませることは無くなるんだ。憐れなもんだな」

「んひぃいいいっ❤❤」


 でかい尻に隠されていても、何をされているか良く分かる。丸々とした尻たぶに潜り込んで指先がアナルを撫でまわしているのだ。汗と、それ以外の汁でじっとりと濡れた肛門を芋虫の指が這いまわっていた。

 健全な野球青年だった男のアナルは綺麗なピンク色を失っていた。黒ずんだ粘膜に指の腹が触れて、くるくると円を描く。濡れた肛門に汗を塗り拡げるように。無論、撫でるだけでは飽き足らずに肛門に軽く爪の先を差し入れた。くちゅくちゅともどかしく入口を浅くかき混ぜる。すると湿るだけだったアナルが性器のごとく愛液を滲ませてぬちゅぬちゅと音を立てはじめる。

 

「ふっ❤ひ、ぃいぃ❤❤ほっ❤んおおぅ❤」


 堪えようとしても漏れ出る情けない喘ぎ声を餌にして、芋虫指は増々いやらしく蠢き始める。指の第一関節までアナルに潜り込まれ、内側を撫でられて鋼の太い首がのけ反った。

 金村の指は肛門に根本まで入り、王府訓導を開始していた。鋼の喘ぎ声が悦によって乱れるたびにマンキニの膨らみが少しずつ大きくなり、血管の絡みつくグロテスクな巨根の形が現れる。それでも、両手で股間を隠そうとせず誇らしげに腰を突き出していた。

 

「お゛ーーっ❤❤コーチ❤ゆ、許してください❤お゛ひっ❤」


 懇願の声は無視された。柔らかいマンコ肉を指が往来し、直腸のコリコリとした膨らみを見つけるとじっくりと撫でまわして腰を更に悶えさせた。

 鋼の前立腺はその性欲をそのまま体現して膨張していた。指先で撫でまわしては押し込んで、クリトリスを虐めるみたいに指先で弾いた。指先一つで鍛え上げられた肉体が震えだし、デカマラをヘコヘコと突き出す卑猥な運動を繰り返す。すっかり勃起したちんぽはマンキニに下品なシミを作って、マンコを弄られ発情しているのだと主張していた。

 鋼の顔には苦悶と拒絶が明らかに浮かんでいた。しかし指先が直腸を這いまわれば喜悦に蕩けて涎が漏れる。金村の愛撫は巧み過ぎた。どうすればこの若者が良い声で喘ぐのか完全に熟知した動きだった。緩急の付け方、力の具合が上手すぎた。大人の雄でもすぐに泣かせてしまう愛撫は、童貞の青年をあっという間に雌に堕落させる。

 

「ほお゛っ❤❤っひぃぃ❤おうぅぅ❤ん゛おっ❤」

「ケツ穴をほじられて我慢汁漏らしてるじゃないか。いやらしいガキだな君は」

「ち、違うっす❤おれは、あ゛お゛ぉおお~~っ❤❤❤そこ、こりこりじないでえぇ❤」

「恥ずかしがることないさ。私もすっかり勃起してしまったよ。君がケツを振って誘ったら男に困らないだろうね」


 ヘの字に閉じられていた口が開いたままになり、そこからは低い喘ぎ声が奏でられていた。突き出されたちんぽの頂点が更に雄臭汁で濡れる。吸収しきれなかった我慢汁がフローリングへと垂れ落ちていた。金村はそれに目ざとくきづく、シミへと指を寄せて撫でまわす。尻穴をぬぷぬぷ出し入れされているというのに、雄の弱点までも弄られて太い腰が馬鹿みたいにくねる。

 鋼の瞳は涙に濡れながらどうか見ないでくれと訴えていた。それにニタニタした笑いを返しながら鈴屋は自分の股間を揉みしだいていた。本当ならばこのいやらしい雄を今すぐ抱き潰してやりたいが、こんな嗜虐心を煽る目つきをされたらもっと焦らしたくなる。

 

「今日は頑張るね。昨日は手マンされてすぐ潮を噴いたんじゃないか」

「い、言わないで欲しいっすぅ❤おれ、おれがケツ穴なんかでイクの言わないでえ゛ぇ❤❤やだ、聞かないでぇ❤」

「じゃあもう一本指を追加しようか。こうしてオマンコほじられても我慢できるかな?」

「ほぉおお゛お゛ぉぉ~~~~っ❤❤❤」


 もちもちした尻の谷間へともう一本指が潜り込んだ。鼻の下を伸ばし、窄めた口から長いイキ声が搾りだされた。がに股の足が内股になろうとするのを懸命に堪え、大腿筋に幾筋もの血管が現れた。尻が勝手に後ろへ突き出され、手マンされやすいポージングをしてしまう。二本になった太い指がアナルをかき回される感覚に余裕は失われ、肛門を指関節で擦られる感覚に酔う。

 

「おひい゛ぃいぃ❤❤いぐ❤いぐっすうぅ❤コーチッ❤オマンコイク❤いぐぅ❤それ以上、ざれだらああぁ❤❤」

「イキたかったらイってもいいぞ。オマンコでザーメン漏らすところ披露しなさい」


 二本の指は情け容赦なかった。指を広げて肛門を開いたり、前立腺を指で挟んだり、内壁をがりがりと掻きむしったりもした。マンコ肉のあらゆるとこを押し込まれて鋼は口端から唾液を垂らしていた。マンキニのゴム製生地がぴっちり貼り付いたちんぽは我慢汁をじょろじょろと噴き上げて、窮屈そうに砲身を暴れまわらせていた。

 もう限界なのは明らかだった。硬く引き締まっていた顔が牙を剥き出しにして喘ぎ、鼻水までも垂らしている。どうにか声と表情を抑えようとしているが、あと少し金村が指を折り曲げれば精液と一緒に見苦しいイキ声を轟かせるだろう。

 

「待った。射精はもう少し我慢させてください」


 それを静止したのは鈴屋だ。同情や道徳なんかによるものではないと、その股間を見れば誰だって分かった。金村も止めに入ることを見越していたようで、口角を吊り上げると太い指を引き抜いた。

 初々しい肛門は指から解放されてもクパクパと開閉したままで、欲求不満そうに愛液の涎を垂らしていた。

 

「な、なんでぇ……❤」


 困惑と物足りなさにでかい尻が揺すり立てられた。捏ね潰された前立腺は甘い疼きを放っていて、あと少しでイケたのにともどかしさに苛まれていた。この新しい雄の前でイカされることが恥ずかしかったはずだが、指を止められたら耐えがたい性欲が湧き上がってくる。いつもは鋼の意志なんて無視されて気絶されるまでアナルを犯されるのに、こんなに簡単に止められて痛痒感にも似た焦りにどうにかなってしまいそうだった。

 

 さきほどまでのすがりつく視線とは別の不満をたっぷりと含ませた視線に鈴屋はくつくつと笑った。自分が来る前にしっかりと躾けられたおかげで、随分と具合が良くなっているようだ。一旦は堪えた性欲も、身体から匂い立つ雌臭さで抑えられなくなっていた。


「ただ射精するよりもっと楽しいことしよう。その為に私が呼ばれたんだからさ」


 細い指先が鋼の顎下へと伸びる。本来ならば白くふわふわした毛で覆われているそこは、唾液を始めとした汚い汁でべたついていた。鈴屋は汚染を更に拡げるようにしてかき回して、綺麗な部分を汚いもので上書きしていく。

 空いた手で腰を抱き寄せると、マンキニで包まれたちんぽと勃起ちんぽがぶつかった。自分よりも太く凶悪なデカマラ、そしてもちもちとした尻肉の感触に鈴屋の口から熱っぽい吐息が溢れた。

 

「ハメ撮り、してみようじゃないか。君がちんぽをハメられながらイクところ、私が撮ってあげるよ」


***


「コーチ、この恰好も恥ずかしいっす。身体が、変に見えてる気がして……」


 鋼は両手で股間と大胸筋を隠して、もじもじと内腿を擦り合わせた。オレンジと黒の毛皮には白いビキニが良く似合っていた。いつもセックスの時にはかされるものと同じく、尻肉に食い込むサイズが小さすぎるもの。加えて両腕と両脚には白のニーソックスとロンググローブが通されて薄暗い灯りで輝いていた。筋肉で凸凹が激しい両手両足にぴったりと張り付くそれは、普段は毛皮に覆われている筋肉の逞しさをより鮮明にしていた。太ももの半ばまで、二の腕の半ばまで白い生地で隠されているおかげで筋肉の露出は普段よりも少ない。しかし鋼は突然裸に剥かれたような心細さを感じていた。

 

「良く似合っているよ。花嫁のウェディングドレスだけ引っぺがしたようで清楚じゃないか」

「でも、これっ。手足以外が見られてるみたいで、おれむずむずするっす」


 全ての壁を鏡で覆われたベッドルームには鋼と金村しかいない。しかし、ニーソックスに守られていない全ての場所にへばりつくような視線を感じていた。ビキニが食い込む尻までも、普段は感じないようなぞくぞくする怖気が走る。その震えは熱を生み、確かに鋼の体内を温め始めていた。恥ずかしい恰好をしていることの嫌悪と羞恥心以外のものが、血流を早くして鼓動をやかましく打ち鳴らす。

 

「先に初めていようか。あいつは長風呂だからね」


 そう言って金村は寝室の照明を落とした。薄暗い部屋の中でベッドチェストに置かれたテーブルランプの灯りだけが鋼を照らし出していた。ぴっちりと手足に張り付く白い布地がランプに光を反射していた。薄布によって筋肉を鮮明にされ、布に守られていない肉は闇の中で淫靡に浮かび上がる。

 自分の身体がいやらしくされている。羞恥心に身を縮こまらせると後ろに回り込んでいた金村が中年男の手を這いまわらせてきた。自分の尻に当たる硬くて熱い肉。発情した雄のフェロモン。それを感じ取って瑞々しい身体がちんぽを受け入れる準備をし始める。

 芋虫の指のくせに、繊細な動きだった。女ならば子宮があるあたりの腹筋を滑る指。新雪のような毛皮をくすぐりながら上る腕は、すぐに張り出した大胸筋へとたどり着く。尻と変わらないでかさと弾力を備えた胸肉の輪郭線をなぞり、ゆっくりと手のひらへ包み込んでいき、いきなり握りつぶすように鷲掴んだ。

 

「ん゛ああああっ❤❤❤」

「毎日感度が良くなるね、君の胸は。コーチとして誇らしいよ」


 ちゅ、ちゅと首筋や背中に口づけを落としながら金村の手は胸を揉みほぐしていた。胸に指を沈み込ませてはぱっと放し、下乳を掬い上げるようにして手の平で弾く。金村の手はパン職人や陶芸家のそれだ。若い雄の大胸筋を捏ねて、形を歪めて肉がもっと美味く美しくなるように愛してくる。

 やがて胸肉を揉んでいた手は乳首にまでも伸びる。すぐに乳首はいじらずに、でかい乳輪をくりくりと指腹で撫でられて鋼は腰をくねり回した。


「あ゛、んむぅうぅ❤❤」


 金村にコーチされてから、乳首の開発は義務となっていた。初日には弱々しかった乳首からの悦は日毎膨らんでいって乳首をつねられるだけで簡単に射精する身体に育てられた。歩くだけで乳首が服に擦れて感じるから、もはやニップレス無しでは出歩けないほどだ。射精を寸止めされていたちんぽはむくむくとそそり勃ってはビキニを押し上げる。今度こそ射精できるのではないかと、雄の涎でシミを作る。

 その浅ましさを見抜いてか、金村は陰湿に乳首を虐め続ける。乳輪を撫でる合間に爪の先で乳首の側面をカリカリとして、先端を優しくつつく。じれったさに胸を暴れまわらせようとしても、乳肉を掴む腕は振り払えない。だらしない身体の中年親父に見えても、その腕力は衰えていなかった。

 

「コーチっ❤❤んひぃいぃ❤それ、つらいいぃ❤乳首、やばいのおぉ❤❤」

「だろうね。君の淫乱デカ乳首はもっと強く潰して欲しいんだろう?痛いぐらいの力じゃないと満足できないからね」

「だ、だっだらぁ❤乳首、もっどおぉ❤❤」

「だが今日は君のハメ撮りデーだからね。撮影前はオマンコを温めるぐらいにしておこうか」

「そんな、あ゛っひゃああぁああぁ❤❤❤」


 金村の指はどこまでも優しくもどかしい。乳首には触れずに、乳輪と乳肉の頂点を搾り出すように鷲掴みにされて野太い悲鳴が轟いた。そのまま親指と中指を使って乳首を挟み込み、根本から先端まで扱き上げてきた。痛みなんて一切ない、甘い愛撫。蕩けそうなそれに尻を振っていると、たしなめるように片方の乳首が上から下に弾かれる。もう片方は扱かれたまま、先っぽを人差し指の腹で撫でまわされていた。

 

「お゛ほぉおおっ❤❤なでなできもち、ぃいいぃ❤んっほぉおぉ❤❤おうっ❤お゛っ❤いいっすぅ❤コーチ、これ良すぎっすよぉおぉ❤❤」


 でかい尻がぐりぐりと金村のちんぽに押し付けられた。鈴屋という第三者の視線が存在しないおかげで自制心が全く働かなかった。ちんぽをねだって肉の柔らかさをちんぽへ伝え、はばかることなく快楽をうたう。反らした胸の頂点で乳首を何度も弾かれた。痛さをぎりぎり感じないぐらいの力で乳首を揺らされるたびに太くでかい乳首から鋭い快楽が走る。

 何度も乳首がしなり、揺れて痺れが走るころになるとまた指先は乳首を撫でまわして慈しんでくるのだ。硬く尖った乳首を溶かす優しさで愛されて、はちみつのようなとろとろの快楽が乳首に流し込まれる。鋼の顔から知能指数が急速に失われていき、舌をはみださせた間抜け面で喘ぎっぱなしになる。

 

「君はキスをねだるのが上手だな。ほら、ベロチューをしてやろう」

「は、はひぃ❤んぅううぅっ❤❤んぢゅるぅうぅ~~っ❤」


 すぐに金村の唇が吸い付いてきた。鋼が拒否する気力も無く口を開くとすぐに生暖かい舌肉が滑り込んでくる。鋼は舌を絡ませあうキスが好きだった。金村に調教されるまで唇を触れ合わせるだけのキスすらも知らなかったのに、分厚い粘膜を口内に差し入れるディープキスを教え込まれたのだ。溺れてしまうのも仕方ないというもの。

 ナメクジの交尾さながらに舌を巻き付かせるのも好きだが、舌を根っこごと吸われるような口吸いが一番好きだった。頭の奥が痺れて金村に抱き着いてしまう。ピチャピチャと舌の先端を互いに舐りまわし、唾液を溢れさせながら口内を舐め回す。口を使ったセックスをしている間、二人はちんぽをぶつけ合い、乳首を擦り付け合った。金村の手は尻肉をいやらしく揉みほぐし、マンコを交尾のために火照らせてくれている。

 

 鋼はマンコを擦られる激しいセックスも好きだが、こうして溶けてしまいそうな甘ったるい前戯も好んだ。自分を愛されている、全身を求められている。そんな悦びに陥ってマンコを愛液でとろとろにしてしまう。

 

「マンコがひくついているね。もう欲しくなったのかな?」

「は、はいっす❤スンマセンッ❤おれ、ケツ穴がもうぐちょぐちょでぇ❤❤」

「謝ることはないさ、君の身体がすっかりちんぽ好きになって嬉しいよ。マンコも、喉も、ここもね」

「お゛ふぅうううっ❤❤❤」


 唇から離れた舌が勃起乳首にむしゃぶりついた。肉食の口が乳首に食らいついたかと思うと、慣れた口つきで乳輪を食みながらジュルルッ❤と音を立てて吸い上げる。その間も舌は乳首の幹を扱いてねっとりと絡みついていた。

 口でしたよりも甘く優しいキス。それだけでも鋼のまなじりがだらしなく下がるのに、もう片方の乳首は指の間でコリコリと転がされていた。雄にしていい愛撫ではなかった。自分が雌にされていると乳首から思い知らされて、太い腕が金村の頭をかき抱いた。

 

「あ゛ーーっ❤あおぅぅううぅぅ❤❤コーチッ❤コーチ、これたまんねえっすよぉおぉ❤❤❤」

「ちゃんと声が出せて偉いぞ。乳首やオマンコが気持ちいいときはそうやって声を出す。教えが生きているな」

「は、ひいぃいいっ❤❤❤乳首れろれろきもちいいっすうぅ❤乳首、乳首とけるうぅっ❤❤お゛う゛ぅ❤オマンコもぉおぉ❤❤オマンコもぎもぢいぃっすぅううぅぅ❤❤」


 恥知らずに突き出された腰では巨根がビキニをはち切れんばかりに押し上げていた。サイドから見れば亀頭以外のすべてが丸見えであり、その亀頭も我慢汁によって濡れたビキニによってピンク色を露わにされていた。鏡に視線をやると、乳首もちんぽもぬるつかせて勃起させている自分の姿が映る。その淫らさに尻尾をくねらせるが、視線はしっかりと鏡の中の自分を捉えたままだ。

 その様子に微笑みながら、金村は乳輪や脇腹を指先でくすぐった。快楽に火照った身体を、射精までは至らせず熱を下げることもない愛撫によって若雄は弱々しい喘ぎを漏らす。金村にコーチングを受けてから開発され続け、身体のあらゆる場所が性感帯になっていた。吐息を噴きかけられるだけでもぞくぞくと膝が笑う。

 だが、これから行われる淫行を期待したところで寝室のドアが開いた。


「お、もう出来上がってます?」


 鈴屋は毛皮を湿らせた生まれたままの姿だった。股間から生えているのはへそのあたりまで簡単に届く巨根。太さでいえば鋼にも金村にも劣るが、充分な長さを備えていた。何よりも目を惹いたのは赤黒く淫水焼けしたその色合いだった。明らかに使い込んでいるその醜悪さに喉がごくりと鳴った。

 鈴屋は腹も腕も引き締まり、筋肉質な肉体をしていた。逞しさに欠けるが均整の取れたフォルムをしている。これが自分を抱く男なのかと実感し、愛液がぬるつく。

 

「本当にエロい身体してるねぇ。野球選手より動画配信とかした方が稼げるよ」

「そ、そんなこと無いっす❤」

「いや、こんな良いケツ相手にするの初めてだよ。コーチング終わったら私のところで仕事しない?」


 鈴屋は本気か分からない声で囁きながら、尻尾の先から丸耳まで強姦した。乳首もちんぽもはしたなく勃起した姿を不躾な目で見られ、分厚い身体が悶える。しかし身体を隠すことはなく胸と高鳴らせて鈴屋に身を任せていた。

 ナイトチェストに置いてあったコンパクトなカメラを手に取ると、見せつけるようにレンズを近づけてくる。コーチにしか晒さなかった身体を記録に残される。鈴屋だけじゃなく、他の雄にもこのいやらしい姿を見られるかもしれない。妄想が膨らんで、どうにかなりそうだった。

 

「んじゃ、撮ろうか。金村さん、後ろで抱っこしてあげてください」

「ん、では鋼のおっぱいを弄っていようかな」


 背中に金村の温かさを感じると、再び大胸筋へと手のひらが伸びてきた。ぬるついた唾液を指先で伸ばされ、硬く尖った肉の芽をレンズに収めて何度もシャッター音を鳴らす。

 シャッター音に身悶えする乳首を太い指がくすぐって、乳輪ごと引き延ばした。ぴん、ぴんと乳首の弾力を見せつけるように弾かれて鋼の頭が茹で上がる。金村と二人きりで乳首を弄られていた時よりもずっとずっと気持ち良く、足指がきゅっと丸まった。

 

「お゛、お゛おぉ……❤」

「どうした、もっと声を出したまえ。さっきまではご機嫌によがっていたじゃないか」

「いいなぁ。私もこのデカ乳首を弄らせていただいても?」

「いいとも。この意地っ張りな雌をよがらせてやりたまえ」


 鋼の意志は当然のように無視された。細く長い指が豪勢に突き出した大胸筋を指で揉みほぐし、緊張とコリを和らげていく。肉の弾力を堪能したのちに、乳首を指先で強く抓む。

 鋼が牙を噛みしめて顔を背けると指の動きはますますいやらしくなる。乳首の幹をシコシコとされ、金村の手が下乳が持ち上げてきて、二人がかりの熟練した愛撫で呼吸が休まらない。

 首筋を何度も口づけられ、汗の臭いを嗅がれることにも羞恥心を煽られる。二人分の欲情の視線が胸板に集中していた。空気でも詰め込んでいそうな膨れ上がった胸肉の頂点では赤く腫れあがった乳首が視線を浴びて悦んでいた。

 ビュルリ、と濃い先走りがビキニを突き抜けて下腹部へ垂れた。軽い絶頂をしてしまった恥辱に腰がくねるが、それによって中年雄たちの注意を惹いてしまう。鈴屋の指が我慢汁をすくいあげて指の間で引き延ばすと、いつまでも途切れず糸を引いた。

 

「そろそろちんぽ欲しくなったかな?先走りドロドロでザーメン混じっちゃってるもんね」

「……っ❤ぅ、くぅ❤❤」

「やはり君の前だと恥ずかしいようだねぇ。構わずハメてやってくれたまえ。そうすれば素直になるだろう」


 金村は雄乳から手を離すと膝へと鋼の頭を置いた。脂肪に包まれた両脚の柔らかさ、そして脳みそを手なずけた雄のフェロモンに頭がじんと痺れてくる。耳の後ろや顎の下を撫で上げる指先。ぼやける視界が金村の瞳へとぶつかる。こんなにもいやらしい行いをしているのに、金村の瞳はどこまでも優しい。ほう、と肺から息を漏らすと芋虫指が腫れあがった乳首をぬちゅぬちゅと扱き上げてきて、いやいやをするように太ももに後頭部を擦り付けた。

 その間に鈴屋は逞しい太ももを抱えると、役立たずになったビキニを脱がせていく。足首に引っかかるまで我慢汁塗れの下着をずり降ろすと、特大の金玉二つと巨大な曲線を描くデカケツが丸見えになる。奥深いところにある雌穴までも露わになっていた。膝を抱えるように命じられ、素直に従うとまたもコンパクトカメラが接近してくる。性器と化したアナルを撮影する音が何度も鼓膜を揺らし、耐えきれない喘ぎが漏れた。

 

「お゛うっ❤おおぅ❤❤」

「アナルも美味そうになってるね。金村さんのちんぽがよほど相性良いらしい」


 シャッター音。縦割れアナルを褒めそやす言葉、恥じらいに腰をくねらせて、下半身をレンズから隠そうとするがその所作は雄の興奮を余計に刺激する。自分を食ってくれとねだるのと変わらない卑猥な踊りに鈴屋のちんぽがブルリと跳ねた。

 

「鋼。緊張しているのかね?」

「ひゃ、ひゃい❤おれ、コーチに視られながら、なんてぇ❤❤怖いっす❤あ、あううぅ❤❤」

「何も考えずにオマンコに身を任せたまえ。僕に抱かれる時のようにザーメンも喘ぎ声も好きなだけ漏らしていいんだ」


 金村の手に頭を撫でられて頭の痺れが拡がっていく。今日会ったばかりの男にこれからちんぽをはめられる。自分をいやらしく育てた雄に視られながら犯される。現実が受け入れきれない脳みそが、金村の手の熱で溶けていく。

 何も考えなくていいのか。ただ気持ちいい事に身を委ねていれば。二人の雄にハメ撮りされながら抱かれるなんておかしいはずなのに。一週間の調教によってすっかりちんぽ好きになった頭は淫らな命令を受け入れ始める。呼吸が緩やかに落ち着いていくと、その隙を狙ったかのように両胸がとろける悦が走った。

 

「ちくび、乳首ぃいいいっ❤❤んぉうぅうぅ❤」


 金村の口内でさんざん甘やかされた乳首が吸い上げられていた。乳輪を周りに肉へ軽く牙を立てられて。ジュルジュルと吸い上げられる。勃起した乳首も舌先で何度も弾かれる。そこに優しさはなく、雌を自分のモノにするための容赦無い愛撫だった。

 

「あ゛、ぁあああぁっ❤❤❤そんな、はげじぐされだらあぁあっ❤❤」


 乳首を乳輪ごとひっこぬくような力で吸い上げつつ、空いた胸が五本指で嬲られていた。豊かに膨らんだ胸をすべり、這いまわり、尖った乳首を万力のような力で潰す。両方の乳首から質の異なる荒々しい快感を叩き込まれて、ベッドの上で巨体がくねる。金村一人に乳首をしゃぶられた時よりもずっとっずっと心地よく乳首から悦でいかつい顔がトロトロに蕩けていく。

 

「お゛ぉおおおぉーーっ❤❤❤んぉおおおぉーーっ❤❤」


 一度喉から喘ぎ声がほとばしったらもう止まらなかった。乳肉が円錐状に持ち上げられるほどの力で乳首が引き伸ばされていた。乳首を吸う鈴屋の口からは下品に空気と唾液を吸いこむ音がして、自分の雄胸が雌のように愛されていると嫌でも聴覚から叩きつけてくる。

 

「ん゛ひぃいいいっ❤❤いぐっ❤もういぐぅううっ❤❤乳首、乳首やばいっすよぉおぉおおっ❤」


 ガクン、と背筋が大きくのけ反ると瞳がまぶたの裏へと隠れかける。暴れまわりそうになる身体を抑え込もうと全身の筋肉が膨張し、血管が手足に浮かび上がる。同時にグロテスクに血管蔦を絡みつかせてちんぽからも白く濁った汁が何度も飛散する。

 二人の雄は鋼が必死に意識を保とうするイキ顔見ながら口元をニヤつかせた。白目を剥きかけた瞳には他者を意識する余裕がなく、ただ乳首での絶頂に酔いしれていた。

 

「あ゛っ❤あ゛ひぃいいっ❤❤」

「おっと、ケツをいただく前にイかれてしまったな。こっちも良い育ち具合だ」

「だろう?僕が毎朝しゃぶってあげているからな。ちんぽよりも感度がいいぞ」

「そのちんぽも弱そうですね。あーあー、我慢汁塗れになっちゃって」


 スン、とちんぽに近づけた黒い鼻が鳴った。鼻息のこそばゆさを亀頭に感じ、匂いを確かめるような鼻腔音を聞いて快感と羞恥が絶頂直後の身体をくすぐる。

 鈴屋はちんぽから立ち昇る青臭さをたっぷりと吸った後、濡れてかるちんぽを咥えこんだ。

 

「あ゛ああああぁっ❤❤」


 舌が竿に絡みついて、纏わりついた精液を舐め取る。イったばかりの敏感なちんぽを舐められるのは快楽と等価の苦しみが走る。唾液まみれにした後は口を引き抜いて、ハーモニカを噴くように竿を食んだ。

 

「では僕もいただこうかな。鋼は僕のケツでも舐めていたまえ」

「んぶううっ❤❤」


 ちんぽの悦に喘ぐ口が雄臭い肉に押し潰された。ハーフパンツと下着を脱ぎ下ろしていた尻肉が顔面を圧し潰してきたのだ。片方の尻だけでも鋼の頭ほどはあろうかという巨大な尻は汗と加齢臭をたっぷりと纏っており、呼吸を早くする若虎の肺をあっという間に体臭で汚染する。

 尻肉で顔を圧迫している間、金村の舌もちんぽを這いまわっていた。竿を鈴屋の好きにさせている間亀頭を舐め回し、鈴口を舌先でほじくる。

 

「ん゛ぉおおおおおっ❤❤❤」

「舐めろと言っているのに喘ぐばかりだな。今度はケツ舐めも教えようか」


 会陰から肛門にかけての雄臭さが密集した場所に鼻先を押し付けられて、鋼は嗅覚から脳みそを犯される。自分を支配しているフェロモンを嗅がされて雌の身体は否応なしに発情する。

 二人の指先は太ももや脇腹をいたぶり、舌先はちんぽを余すところなく舐める。金村が亀頭を舐りまわす間、鈴屋は根本から竿を舐め上げる。鈴屋が金玉を口に含んで転がすと、金村は竿をねっとりとストロークして追い込む。絵面だけ見れば鋼が奉仕されているが、実際は真逆だった。ちんぽを甚振り、足腰が悶えるさまに愉悦を覚え、喘ぎを上げるとでかい尻で顔を潰す。

 被虐心と快楽神経の両方を刺激され、童貞ちんぽはあっという間に射精感がせり上がってくる。

 

「いぐっ❤コーチ、いぐっすううぅ❤❤ザーメン漏れるうぅ~~っ❤」

「ふむ?では鈴屋にザーメンをくれてやりたまえ。こいつの口マンコもなかなか具合が良いぞ」


 そしてちんぽから口を離すと、すかさず鈴屋が喉奥までちんぽを飲み込んだ。生暖かい粘膜の締め付けと、鼻先に押し付けられるアナルの雌臭さに遂に射精中枢が限界を迎える。

 

「いぐっ❤❤いく❤いくっすぅうぅ❤ん゛っひぃいいぃいいいぃいぃっ❤❤❤」


 肛門をきゅっと締め付けてザーメンを鈴屋の口マンコへと解き放った。精液を一滴残らず吸い出そうとバキュームをして、尿道に残った汁までも喉を鳴らして飲み干すと鈴屋は満足そうに口周りを舐め取った。

 そのまま当たり前のように金村へとマズルを寄せると、二人は唇をくっつけて精液を分かち合った。舌を絡め合い、唇の間で精液をねばつかせ青臭い精液を互いの顔へと舌で擦り付け合う。

 

「ん、んんっ。こりゃ濃いですね。若さの特権ってやつだ」

「この程度まだ上澄みだぞ?僕が毎日たっぷり搾りってやってもこの量と濃さだからな」

「そりゃあ羨ましい。私も負けてられませんね」


 二人で精液を共有して、鈴屋はいよいよだとばかりに鋼の股ぐらに座り込んだ。金村は顔面に座ったまま太い腰を抱え上げ、アナルが天を向くように上向きにした。ひっくり返ったカエルの体勢。いわゆる種付けプレスをするのに最適な体勢だった。アナルが尻の谷間で濡れ、ランプの灯りを反射していた。

 尻肉から一瞬果報された鋼が鏡に視線をやると、そこにいるのはちんぽをハメられるためにこのうえなくいやらしい恰好をした男だった。金村の手がでかい尻たぶを割り開いている間、鈴屋はコンパクトカメラで縦割れアナルにシャッターを切っていた。時には金村が尻肉にキスをしているところを収め、指で押し広げられた直腸の中までもフラッシュを瞬かせた。

 

 鋼が見えるのは雄臭い尻肉だけだが、嫌でも分かるのだ。シャッター音は鼓膜を揺らし、鼻息が肛門や会陰に吹きかけられているのだから。何をされているのか、肛門の感触だけで分かる。生暖かくぬめったそれが、金村の舌であることも。

 

「あ゛~~っ❤コーチィ❤❤それ、それだめぇ❤」

「君はこれが大好きだろう。セックスの時はオマンコをふやけるまで舐められてメスイキして。ちんぽをハメてやる前に気をやるじゃないか」

「い、言わないでへえぇ❤❤おうっ❤んおぅっ❤❤」


 金村の言葉には何一つとして嘘が無い。結腸までちんぽをゴリゴリされるのも好きだが、肛門の皺をこうして舌で舐め上げられて、舌先で穿られるのも大好きだった。盛りマンになってしまったアナルが吸い上げられると簡単にイキ狂ってしまう。もはやこの雄マンコには強い部分なんて何も無かった。

 それを鈴屋に暴かれるというだけでマンコは悦んで肛門を収斂させる。精液の残っている唾液を垂れ落されて、指先で緩んだアナルに流し込まれぶちゅぶちゅと下品な音を立てた。


「おおおっ❤あおおぉおおぉ❤❤」


 視界を塞がれながらの辱めに鋼の尻が揺すり立てられた。ぬるぬるになったアナルを撮影を終えた鈴屋が一緒に視姦する。二人で片方ずつ尻たぶを割り広げ、ちんぽと違って使い込んだ色をしたマンコ肉へ視線を注ぐ。尻に谷間へは垂れ落された唾液が溜まり、それをアナルが飲み干していく。貪欲にヒクつくそこへと、太さも長さも違う二人の指が差し込まれる。

 抱え込まれている太ももが暴れまわろうとする前に指先が腸内を掻きまわした。細長い指は前立腺へたやすく届いて押し込んで、太い指が往来して肛門を擦り上げた。息ぴったりの指先は肛門を拡げ、追加の唾液を直腸の隙間へと流し込む。

 鋼はもはや太ももも尻も自由に動かせない。できるのは膝を折り曲げること足指を丸めて快感を示すことだけ。それをいいことに雄たちは指を追加して、四本の指を使ってアナルをめちゃくちゃにかき回した。金村が弱い部分を教えると、鈴屋の指がすぐに検証してくる。膨らんだ前立腺を挟み込まれてザーメンを漏らすとご褒美とばかりに金村のデカケツを鼻先へ押し込まれた。

 

「またイっているなあ。マンコは素直になってきたぞ」

「にしてはキツイ穴ですね。毎日使ってやってんでしょ?」

「でかいケツ肉のたまものだな。ちんぽの形を教えてやってもすぐに元通りだ」

「ふんふん、じゃあ慣らすのもじっくりやらんとですね。顔が見えないが残念ですが」

「道具も使おうか。これとかお気に入りだぞ」

「ほー。意外と可愛いもの使ってますね」


 くすくすと笑う声が聞こえると、アナルに人の肉ではない硬いものが触れた。鋼には慣れた感触。卵型のしたそれが肛門へと形を教えるように擦り付けられて、すぐに中へと押し込まれる。すっかりふぬけたそこは何の抵抗もなく異物を受け入れていく。むしろ、アナルを硬いものが通り抜ける感覚だけで歓喜して軽くメスイキをしてしまった。

 鋼のケツ穴が飲み込んだのはローターと呼ばれる小型の淫具だった。コーチングの過程で使われたそれは、振動で鋼の未発達の性器を責め立て、快楽を燃え上がらせる。さまざまな玩具を使われたが、ローターを乳首やマンコ、ちんぽに付けられて虐められるとすぐに潮を噴くぐらいに気に入ってしまった。

 

 鈴屋は細い指で器用にローターの位置を調整すると、前立腺へ押し当てる。自分の弱点にローターを当てられた鋼は恐怖を感じる一方で、もたらされる快感を想像し火照った息を尻肉へ吐いた。

 

「お、このマゾマンコくんは興奮しているようだ。ではスイッチを入れてあげるとしよう」


 そしてローターのスイッチが入った。駆動音と一緒に震えが直腸の中へ走る。

 

「ん゛ぁあああぁあぁ~~~~っ❤❤❤」


 膨らんだ前立腺に一気に激しい快感を注ぎ込まれ、鋼は尻の舌で呻いた。足指や尻尾がのたうち回って、視界に火花が散る。

 

「あ゛あああぁーーっ❤❤んぁあ゛あ゛あぁああぁ❤」

「この喘ぎぶりならまだ物足りないようだな。もう一個いっとこうか」


 ズブリ、と指と一緒にもう一個のローターが押し込まれる。肛門は反射的に締め付けて拒絶しようとするが、そのせいでローターの振動を味わうハメになり、結果として緩んだ穴と化してしまう。

 二つのローターは押し込まれた直腸内でばらばらに震え、後押しをするように突っ込まれた指先がかき回してくる。唾液と愛液でぬかるんだマンコでローターと指にグチャグチャと卑猥な水音を奏でられて、下半身が溶けてしまいそうな気持ち良さが脳を襲う。快楽から逃げ出したいの太ももをがっちりと抱えられてそれも叶わない。前立腺がローターを抉るたびにザーメン混じりの我慢汁を弾けさせて、何度も意識をトバしかける。

 

「お゛ぅぅおお゛ぅ❤ひぃいぃ❤❤ふぎっ❤うぎぃいぃ❤」

「僕の胸にメスイキ汁を垂れ流しているな。もうそろそろ良いんじゃないか」

「お、では先に抱かせていただきますよ」

「好きにしたまえ。僕のちんぽに慣れてるから君では満足できんだろうがね」

 

 勝手な言い争いをしながら金村はローターを引き抜き、尻の角度を下げた。ちょうど鈴屋のちんぽをはめやすい体勢。いよいよ交尾が始まるのだと、尻肉に押し潰されながら息を呑む。尻で視界を塞がれていることは不安ではなく安心を生んだ。この鏡で囲まれたステージの上で、自分が犯される顔を見ずにすむ。見られずにすむ。視界を塞がれた状態で抱かれる恐怖よりも羞恥心の方が勝る。


「ん゛、くぅあ……❤❤」

「ほら、これが入るんだよ。もうちょい嬉しそうにしなって」


 びくりと腰が震えた。唾液と愛液でぬめりを帯びた肛門にちんぽが押し付けられたのだ。見えなくても分かる逞しさと長さを誇るそれが割り広げられた谷間にズリズリと我慢汁を擦り付けてくる。鈴口だけを肛門に差し込んで悪戯をしたり、尻肉や金玉を亀頭で押し込んだり、竿で尻たぶを打ったりとしつこく虐めてくるので、すぐに鋼の尻肉は雄汁でどろどろになった。


「あ~~良いズリネタだねこりゃ。後でSNSで拡散しといてあげる。嬉しいでしょ」

「ひっ❤そ、そんな❤❤ん゛む゛ぅ❤」

「アナルヒクつかせて悦んでくれて嬉しいよ。次はちんぽをハメてるところ撮ろうか」


 金村と鋼に比べれば小ぶりな亀頭が、難なく肛門へと潜り込んだ。指やローターより太いものが入る感覚に呻き声を上げる前にすぐさま亀頭が抜け出て、また入る。アナルをめくり上げるための往復運動によってモロ感な入口が刺激され、むちゅりと亀頭に吸い付くように伸びる。排泄シーンを観られているような羞恥が走り、顔に熱が溜まる。

 どうにか逃れようと腰をくねらせるが、それは嘲笑を返されるだけに終わる。金村の手が尻肉を割り拡げ、動かぬようにしてからちんぽが亀頭を潜り込ませ長い胴体までも侵入りこませてくる。

 

「あ゛あっあ゛っ❤❤入って、くるうぅ……❤」

「おー、キッツ。縦割れマンコの分際で中は締め付けてきてたまらんね」


 そのまま押し込まれたちんぽが一気に奥まで到達する。狭い直腸をかきわけて、行き止まりである結腸の入口までやすやす届いたちんぽは切っ先を結腸口にめり込ませた。

 

「おぐっ❤おぐぅううぅ❤おおうぅうぅ❤❤❤奥、届いてるっすうぅ❤」

「まだ全部入ってないんだがねぇ。孕みたくて子宮降りて来たか?ん?」

「ひぃいいっ❤ぐりぐりっ❤❤オマンコの奥ぐりぐりやべでえぇ❤❤❤」


 結腸口と先端が甘いキスを交わして、唾液代わりの粘液を交換している。その状態で腰をデカ尻へと押し付けるように回転させると、緩んだ子宮の入口にちんぽが浅くめりこんだ。

 鈴屋のちんぽは太さの代わりに長い竿を得ている。まだ全部入っていなくても奥に届く凶悪な一品だ。しかし、その長さを生かすことはせず奥をしつこく穿るだけの動きしかしない。ぬぷぬぷと、浅く抜いてはまた弱く突き上げる。甘ったるく、ねちっこいセックスは毒のように鋼の脳みそをふやけさせる。

 

「ん゛ぉおぅううぅ❤❤おくっ❤奥ほじほじやめでえぇ~~っ❤❤❤ひぃいっ❤いぐ、いぐっすからぁ❤❤」

「イクならいいじゃないか。ほら、結腸をこちゅこちゅってされるの、前立腺よりもいいだろう?好きなだけイキたまえ」

「ほひぃいぃ❤❤❤ゆっくりきついぃいぃ❤ぞくぞくっでぇ❤イキっぱなしになる゛ぅうぅ❤❤ごれきづぃい❤」

「こうして甘アクメをず~~っと続けると全身オマンコ用に開発されるからね。これもコーチングだから頑張ろう」


 結腸口だけではなく、その付近の肉まで自由に亀頭が擦り潰してきた。こんなこと、金村はしてくれない。彼のちんぽも人並外れた巨根ではあるのだが、結腸までは虐めてくれない。鋼のデカ尻が邪魔するせいで一番奥まではなかなか届かないのだ。と前立腺を潰しながら囁かれたことがある。その代わりといっていつも前立腺や肛門といった弱点をしつこく虐めてくる。太すぎる砲身でマンコを拡げ、ゴリゴリとされるといつも気絶するぐらいアクメに溺れる。だから、物足りなさを感じたことはないのだが――

 

「い゛ィぃいいぃいぃっ❤❤❤結腸たまんねえっすよお゛ぉおおっ❤❤おうぅ❤いぐっ❤❤突いて突いてぇえぇ❤おれの一番おぐもっとごんごんじでほじいっすぅううぅ❤❤❤」


 結腸口をほじくりまわされるのは別格の悦びだった。腰を回転させて奥をくすぐられ、ちんぽから汁を漏らしっぱなしにさせられた。全身が痺れるぐらいメスイキを繰り返した後は、根本から先端まで引き抜いてのピストンをしてもらえた。長い鈴屋のちんぽは引き抜く際に排泄の時に似た快感をもたらして、羞恥心でアナルを焦がされた。鋼のケツ穴のどこにでも届くちんぽによる千差万別の責め。もはや情けなく口を開いて喘ぐしかできなかった。

 

「むぅうお゛ぉおおおぉおっ❤❤❤いぐいぐいぐぅううぅ~~っ❤❤」

「さっきからやかましいな。鈴屋くんのちんぽなかなか気に入ったようだぞ」

「ほー。じゃあ顔見せてくださいよ。ハメ撮りならマンコと一緒に顔も添えないと」


 そうして、重く火照った尻肉から顔面が開放された。やっとまともに呼吸ができるとぜひぜひと荒い息を吐くと、目に入ってしまった。自分を見下ろす二人の雄の瞳。無機質なカメラのレンズ。腰を抱え上げられて犯されている逞しい雄。顔は汗や唾液でどろどろになり、好色そうにふやけている。鼻水を垂らした黒い鼻。だらしなく下がった眉。涙と悦に濡れた瞳。はみだした肉食の舌。傷跡が走ったいかつい顔でもごまかせぬ雌の悦びの表情。

 

「あ、あぁ、あ゛ぁうああぁあぁあぁぁぁっ❤❤❤❤」


 見せつけられた。自覚させられた。思い知らされた。見ないでいたから耐えられた自分のいやらしさを認識して、身体にぞくぞくとした快感が走る。尻穴がぎゅっと締まり、自分を気持ち良くしてくれる雄をマンコ肉で抱きしめる。

 

「お、ケツが締まった。だいぶ身体が出来上がってますねぇ」

「悦ばしいころだな。今日から第2段階に移ろうか。露出が大好きなマゾマンコになるまでもうすぐだぞ」


 金村は鋼の腰をベッドへと降ろすと、雌顔を晒す頭を膝へ乗せる。自由になった手で身体をまさぐりはじめた。弄ってもらえず疼いている乳首をつまんで引っ張り、精液を染み出しているちんぽを射精しない程度の力で撫でまわしたり、顎下や耳裏といった性感帯をくすぐった。

 それはまるでいやらしくなった身体を褒められているかのようで、快感以上の悦びが神経を駆け巡る。こんなに下品で、汗と精液に塗れた身体を微笑みながら愛撫してくれている。行われているのはただの凌辱なのだが、鋼はどうしようもない幸せを感じてしまっていた。

 

 二人が恋人のような愛撫に溺れている間、鈴屋は締め付けを強くするマンコを堪能していた。絡みつき、精液を搾り取ろうとするマンコを躾けるように大きなストロークを繰り返して、結腸の入口を激しくノックする。結腸に亀頭の先端が何度も出入りすると、鋼は今日何回目か分からない絶頂を迎えた。

 

「ん゛ぉおお゛ぉおぅうぅうっ❤❤❤ま、まだいぐっすう゛ぅうぅ~~~っ❤❤❤❤」

「またイった。相性良さそうだし、金村さんより私の便器にならない?」

「こらこら、調子に乗らないように。後で僕のちんぽでも結腸を躾けてあげないとな。少し甘やかしすぎたようだ」

「金村さんならこんなガキのマンコ子宮でも余裕に届きますもんねぇ。お優しいコーチングしてたんですね」

「視られたがりのマゾ猫にする前にちんぽ狂いにしたら意味無いだろう。君で慣れさせておこうと思ってな」

「なーる。んじゃ、金村さんのちんぽを子宮で咥えこめるように開発してやりますか、ねっ!」

「んぎいぃいいぃいいっ❤❤❤」


 腰を掴まれたかと思うと、うつ伏せになるように回転させられケダモノじみた悲鳴が響いた。ぐずぐずになったマンコ壁を抉られる快感にじょろじょろとちんぽから白濁した潮が漏れる。

 鈴屋はそのまま鋼の胸板を鷲掴みにすると、ピストン運動を再開する。首の後ろや頬にキスを何度も落とし、突き出した大胸筋を力任せに揉み解す。正常位の時よりも深くまでめりこむようになったちんぽが直腸の壁をごりごりと削る。鋼は快楽に翻弄されるまま目の前の太鼓腹に抱き着いて、ヒィヒィと鳴き声をあげながら絶頂した。

 

「うぎぃいいい❤❤む゛りいぃ❤いっでるっ❤❤ずっどいっでるぅうぅ❤❤ちんぽいぐいぐいぐいぐぅうぅーーっ❤❤❤」

「そんなに悦んでくれて嬉しいなぁ。私ももうすぐイクからね。マンコそのまま締め付けておいてね」


 ちゅ、とはみ出た舌に鈴屋の唇が吸い付いた。コリコリとされる乳首からも悦が走りマンコがきゅんきゅんとする。ねっとりと舌を絡ませながら鏡を見ると雌丸出しの自分が映っていて、それだけで潮を噴き上げた。

 羞恥心で顔が熱い。滾って、火照って、恥ずかしいことをされている自分に興奮していた。金村とのセックスはただ快感に溺れて、頭を真っ白にしているだけで終わる。だが今日な粘りついてくるいやらしさで快楽を与えてきて、鋼に逃げ道を与えてくれなかった。どすどすと奥を叩いてアクメに追い込んだ後は、尻と下腹部をぴったりくっつけて腰をくねり回してくる。喉と背筋を反らせてイキっぱなしになって、ベッドに潮を漏らしている間も奥を責められ続けて、絶頂に耽溺する。

 

「っ❤ん゛、ひぃいいぃ~~~~っ❤❤❤お゛っ❤いぐぅ❤おくこねこねでいぐっすう゛ぅうぅっ❤❤あ゛っ❤視ないでえぇえ❤オマンコの奥こねこねされでいぐの視ないでくださいぃい゛ぃいぃ❤❤❤❤」

「視てください、だろうそこは。もっと頭を柔らかくしてやらんとな」

「ですねぇ。毎日ハメ撮りしてあげましょ……ていうかカメラを途中から忘れてましたね。今夜はその分いっぱい撮影しましょうね」


 丸耳のそばで囁かれて、鋼は鼻水を垂らして必死に頷く。快楽で脳を削り取られ、言葉の意味を理解できるだけの知能指数が残っていなかった。結腸を突き上げられ、くすくす笑いを耳元で聞かされて身体中の熱がちんぽの根本に貯まる。

 切っ先を結腸にめりこまされるたびに潮がびしゃびしゃと飛んで、シーツと腹の毛皮を濡らす。女みたいに潮を噴く身体にされてしまったのだ、と鋼は恐怖と一緒に紛れも無い興奮を抱いた。

 

「潮噴きがすっかり癖になってしまったなぁ。偉いぞ、鋼」


 頭を優しく撫でてくれる手が興奮と悦びを膨らませる。こんな、潮を噴いてイキ続けている最低な雌を否定せす、褒めてくれる温かい手のひら。脳が揺れる。嬉しくて涙が溢れて、縋りついている太鼓腹に頬ずりをした。


「コーチッ❤❤❤コーチィ❤あ゛あぁああぁっ❤❤好きぃ❤コーチ、おれぇえぇ❤幸せっすぅううぅ❤❤」

「うむ、僕も好きだぞ。これからもっと君をいやらしくしてあげよう」

「うれじいぃいぃ❤❤おねがいじま、あ゛あああっ❤お゛っほぉおおぉ❤❤❤いぐっ❤いぎゅぅうぅ❤❤お゛ッ❤お゛っ❤お゛ォお゛お゛ォオオォーーーッ❤❤❤」


 淫らな言葉そこで途切れ、ケダモノの嬌声へと変わった。尻肉を鷲掴みにした鈴屋の腰が力任せにぶつけられ、結腸に亀頭全部がはまりこむ。肛門だけではなく結腸口までちんぽを扱くのに使われて、潮と一緒に精液がどぷどぷと圧しだされていった。

 

「いぐっ❤い、ぐぅううぅぅ~~~~っ❤❤❤コーチッ❤いぎまず、うぅうぅ❤結腸ごんごんざれでザーメン漏らじでまずぅうぅ❤❤❤❤長くて子宮どちゅどちゅしてくるデカちんぽでいがざれまずぅううぅ~~~~っ❤❤❤」

「私もそろそろイクよ。もちろん中に出すからね。結腸に出すのは私が初めてだよね。しっかりザーメンの味覚えてね」

「はい゛ぃいいっ❤わがりまじだあぁああぁっ❤❤❤いぐいぐいぐうぅうぅ❤オマンコでしゅんごいアクメぎめるっずぅううぅ❤❤んお゛お゛ぉおぉおぉーーーーっ❤❤❤❤❤」

「あー、いくいくっ。ガキマンコの奥に出るぅ」


 バチン!と腰で尻の脂がぶつかる音がすると同時に鋼の最奥で雄の熱が広がった。自分の深いところに雄の汁を浴びせられ、初々しい結腸壁を精液で叩かれる快楽は凄まじく鋼は太鼓腹に頭を擦り付けて悶えた。

 声は出なかった。出すだけの余力も無かった。舌がピンと伸びたまま白目を向いて、絶頂と種付けの悦を受け止めるだけで精いっぱいだった。

 

「締め付けてくるねぇ。あ~~このマンコ、オナホにしてやりたいなぁ。金村さんのモノにされちまうのが悔しい」

「なぁに、あと2週間はコーチングが続くんだ。その間に君のちんぽで従わせてみせたまえよ」

「絶対無理だと思って言ってるでしょ。金村さんに本気出されたらこのガキマンコ逆らえないですよ」

「そうだな。そろそろ本格的にマンコを躾けてあげるとするか……」


 尻にぐりぐりと腰を押し付けられるのを感じながら、鋼はぼんやりとまどろんでいた。びゅるびゅると精液を漏らし続け、舌先まで悦に痺れさせながら、幸福と安心に酔いしれる。

 金村に調教され、変えられてしまった身体。新しく現れた鈴屋という雄。自分はもっと壊されて作り替えられる。ちんぽを咥えこんで震えるケツマンコと同じように、雄に戻れない身体にされる。

 予感と精液の温かさをマンコで抱いて、ちんぽをぶるりと跳ねさせる。ベッドに精液溜まりを作るほどに射精したというのに、ちんぽも乳首も逞しくそそり勃っていた。

 

 ***

 

 他人の視線が気になる。

 この感覚を抱いたのは中学生になってから――いや、顔の傷ができてからと言った方が正確だろう。つまらない理由でできたこの傷を揶揄するものは、生まれもった体格のおかげかほとんどいなかった。それでも顔を視られている、という感覚だけは常に付きまとっていた。

 普通に生きるだけなら大した問題にはならなかったのだろう。野球選手なんて志さなければ。投手としての才能なんてなければ。

 1年でレギュラーに選ばれて、地区大会決勝まで導いて。そこまでは良かった。地区大会1回戦負けが常連だった学校の試合なんて、ほとんどいなかったからだ。それが、地区大会決勝では多くの観客が鋼に注目していた。野球の花形。弱小チームを決勝まで導いた天才投手。1年生とは思えない体格。地元紙に名前が上がるほどに注目を浴びた鋼は、試合でも多くの視線を浴びた。

 

 決勝戦では、実力の半分も出しきれなかった。観客席を意識してしまい、緊張で指先が痺れまともに投げられない。それでも試合に勝てたが、それはチームメイトのおかげでしかない。

 マウンドに立つだけで足がすくむ自分を変えたい。他人の視線に怯えない自分になりたい。鋼がそう願うのは当然のことだった。

 その結果として金村に身体を開発され、潮やザーメンを野外でぶちまける変態にされてしまったが、彼の願いは変わらない。日本一を決める大会で、投手として役目を果たしたい。野球選手になりたい。そのためならなんでもする。なんでも、だ。

 

「コ、コーチ❤この恰好やばいっすよぉ❤❤通報、されちまうっす❤」


 鋼は巨体を隠すようにして股間を抑えた。全くもって無駄な努力であり、行き交う通行人は虎柄の巨漢を嫌悪、好奇、嘲笑、または欲望の視線で舐め回すように視て通り過ぎて行った。

 乳も尻も、どこも脂と筋肉が乗った肉体を包み込んでいる衣服はタンクトップとホットパンツ、そしてサンダルというラフな服装だ。筋肉の盛り上がりを晒す恰好は本来ならば鋼の逞しさを強調するが、今の彼を見て男らしいと思う者はいないだろう。

 今の鋼は娼婦としか思われないようなはしたない姿をしていた。白のタンクトップはサイズを合わせるという気すら無く、乳肉の谷間程度しか隠せていない。デカ乳首も横乳も、腹筋すら丸出しなのだ。加えてホットパンツだ。もはやビキニと大差が無い布面積のそれは尻肉のほとんどを露出させている。丸々とした尻肉の半ばあたりで食い込んでいるせいで、尻の上半分の肉がはみ出し、切りすぎで食い込んでいる裾は太ももや尻肉の下部を見せびらかしている。タンクトップは胸の谷間しか隠していないが、こちらはちんぽと尻の谷間だけを辛うじて守っている。そのちんぽも、無理やりしまいこんでいるせいでサイズやカリ首の形も丸わかりなのだが。

 

「安心したまえ。性器を隠しているんだから何の罪にも当たらんよ」

「で、もぉ❤❤おれ、変態みたいっす❤下着も、見えちまってるっす❤恥ずかしくって、うぅ❤」


 何よりも恥ずかしいのが腰に引っかけている紐パンだった。ホットパンツのおかげで布地の大部分が隠れてはいるが、腰に紐を引っかけているせいでどんな下着をはいているか誰でも分かってしまう。亀頭を包む程度の布しかなく、勃起すればマンコに紐を食い込ませてしまう、恥ずかしいエロ下着をはいていると世間にアピールしてしまうのだ。

 羞恥心の炎は鋼の身体を火照らせっぱなしだった。もう真夜中であり、夜風も涼しいはずだが娼婦じみた姿の虎は全身に熱を巡らせていた。軽度の熱中症になった時のように、身体を冷まそうとしても熱気に上書きされる。脳みそが茹で上がりそうにかなりそうだった。

 幸いというべきか、金村の自宅付近は夜間は人通りが少ない。オフィス街ゆえ帰宅ラッシュを過ぎれば人通りがまばらだ。しかし、どれだけ人が少なかろうとも他人の視線は槍のように鋼の身体を貫いて辱める。

 

「もっと胸を張りたまえ。君のでかい乳を自慢しないでどうする」

「ケツももっと振ってみようか。さっきの人なんか尻をずっと見てたよ。サービスしないと」


 火に油を注ごうと二人の中年男は身体を撫でまわしてくる。太い指が下乳を持ち上げれば、細い指先がはみ出した尻肉に食い込んでくる。ここは寝室ではなく、人の目がある街中なのに二人は遠慮呵責なく鋼の身体を辱める。

 鈴屋に結腸をほじられてから、数時間しか経過していない。種付けをされた後も寝室で身体を撫でまわされ、ちんぽに触れずに潮噴きする姿を撮影された。顔だけ隠した絶頂シーンをSNSに投稿され、感想や称賛の言葉が送られるのを三人で鑑賞するハメになった。つまり鋼の身体は少しも休めていないのだ。あれだけ射精したのに身体の中で火の玉が渦巻いている。マンコが疼いて、もっと精液が欲しいと愛液で潤んでいる。羞恥心を刺激されるとホットパンツに浮き出ているちんぽが体積を増す。


「ん~~?なんだねそのちんぽは。もうハメて貰いたくなったのかね?」

「ち、違くてぇ❤おれ、恥ずかしくって、それでっ❤❤」

「つまり恥ずかしいのが気持ち良くってちんぽ欲しくなったんだね。いやらしい子だな君は」

「おれ、おれは気持ちいいんじゃなくって、おぅっ❤ケ、ケツ揉まないで欲しいっす❤❤」

「揉まれるだけで我慢できないとは困ったな。君の淫売なところは好きだがこんなところで生ハメしたら逮捕されてしまうよ」


 否定の言葉を羞恥心を煽る材料に使われる。もはや鋼に許された抵抗は尻肉を撫でまわす手を甘受し、他人の視線を見ぬように視界を涙でぼやけさせることだけだった。

 しかし、足音とすれ違うだけでも耳から腰までが震え、夜風に紛れる嘲笑が膝を笑わせる。そして何よりも如実な変化はホットパンツに形を露わにしているちんぽだった。元々並外れていた巨根が硬くなり、分厚いデニム生地越しでもその逞しさが分かるまでになっていた。


「もうちょいちんぽを大人しくしたまえ。こんな立派なデカマラをみせびらかしては世の男どもが傷つくだろ」

「す、すんませっ❤❤っひいぃ❤んひぃいぃ❤❤」


 芋虫指がカリカリと亀頭を引っ掻くとほんのわずかな刺激が走る。手袋をはめたまま身体を掻いた時と同じもどかしいだけのもの。しかしちんぽは歓喜してホットパンツの中をヌルヌルにしていく。

 もう一人の雄ははみ出ている乳輪をねちっこく撫でて、乳首をぐりぐりと押し込んできた。寝室で行った交尾に比べれば淡い刺激だが、人通りの少ないオフィス街で行われているというシチュエーションが快感を何百倍にも膨らませていた。口の端から唾液が漏れて、間抜け面になるのを止められない。

 

 金村は自分の不出来な生徒の様子を見て、どれだけ知能指数が下がっているか、頭が茹で上がっているか把握した。

 まだだ。今夜行われるコーチングの為にはあと一歩踏み出させる必要がある。健全や野球選手としての身体を、ズリネタにされて悦ぶ淫売のものに変えるには、それなりの手間がいる。

 

「こんなに生ちんぽをバキバキにしてはいつ交尾が始まるか分からんね。そこでゴムを買って行こうか」

「なっ!?」


 金村が指さしたのはちょうど目の前にあるコンビニエンスストアだった。真夜中のオフィス街という条件からか店内には客がほとんどいない。いるのはスーツ姿の若い男二人、そして店員だけだ。だが鋼にとっては人数の過多など問題ではない。月灯りと街灯だけの暗闇から明るい店内へと向かわねばならないのだ。それも、コンドームを買うために。そんなもの電灯に突っ込む羽虫のごとき愚かな行為だ。

 

「ゴムがいらないならそこらの路地裏で生ハメでもするかね?構わんよ、僕は」


 羞恥心と理性は拒んでいるが、太ももに押し付けられる勃起ちんぽの熱が拒絶を許さない。短い付き合いだが金村コーチと、鈴屋という雄は容赦がないと良く理解できていた。もし拒めば本当に路地裏でアクメするまでハメられかねない。喉を鳴らすと、覚悟を決めて金村を見やる。


「わ、分かりました❤ゴムを買うだけで、良いんすよね……❤❤」

「私たちも付いていくから安心しなさい」

「腰を抱いてあげよう。君がゴムを使われる側の雌野郎だと分かるようにな」


 無論、一人でコンドームを買うだけで済むはずがない。金村は、こいつは自分の雌だとアピールするように腰に腕を回してきた。鋼に劣るものの充分に筋骨たくましい腕で抱きすくめられ、汗臭い中年親父の身体にくっつくと店内のクーラーでも誤魔化せない不快な生温かさが伝わる。命令され、媚びた仕草で身体を摺り寄せると主人に甘える愛人のようなみっともなさだ。

 

「さ~~て、ゴムはどこだったかな。分からんから店内をゆっくり探そうか」

「ゴ、ゴムはティッシュとかの近く、にいぃ❤❤」

「ゴムの場所を知ってるのはスケベなガキだけだぞ。トイレ借りてゴム無しセックスでもするか?」


 さっさとコンドームを探して逃げだそうとしても無理だった。金村はわざとゆっくりと店内を周り、客や店員の鋼の痴態を見せびらかした。鈴屋は背後に控え、鋼が少しでも抵抗や躊躇いを見せたらいやらしい言葉で脅すのだ。鋼は股間を隠すことも許されず、名前も知らない男たちの好奇の視線に晒されるハメになる。リーマンたちはあからさまに欲情し、スマホで鋼の尻や勃起の膨らみを撮影していた。いっそのこと軽蔑や嫌悪の目で視られた方がマシだった。スラックスの股間ははっきりと膨らんでいて、今夜のズリネタに使われてしまうのだと理解させられる。

 

「どっかのスポーツ選手かな。すげぇ身体にドスケベ衣装着てんじゃん」

「まだ若ぇのに変態って最高だな。ハメさせてくんねぇかな」


 リーマンたちは声を抑えることもなく鋼の身体を褒めそやした。特にホットパンツからはみ出た尻にくやタンクトップで隠せていない乳肉に下品な称賛を繰り返した。

 金村や鈴屋にベッドで罵られるのとはまた別の悦び。心臓がやかましく高鳴って、下腹部あたりが疼いている。視線を浴びる尻の谷間で肛門がひくつく。あのリーマンどもが本当にハメさせて欲しいと頼んで来たら断れる自信が無かった。

 

「ふふ、興奮されてるな。君の猥褻な身体を見せびらかしていれば仕方ないが」

「お、おれは見せびらかしてなんかぁ❤❤」

「そうだった。そのつもりが無くても男を誘ういやらしいケツをしてるんだったな……おっと、コンドームがようやく見つかったよ」


 金村はカラフルなコンドームを何個か手に取ると、鋼に手渡してレジへと向かい始めた。口を開けて見つめているのは、リーマンたちと同じく発情した顔をした店員だ。ゴムをいくつも手に取り、勃起ちんぽやいやらしい身体を惜しげも無く見せつける鋼を見て口を開けてちんぽをいきり勃たせていた。

 

「こ、これくださいっす……❤」

「『これ』じゃ失礼だろ。何を買うかちゃんと言いなさい」

「コ、コンドーム❤コンドーム買わせて」

「そうじゃない。何に使うか、どんな用途で使うかはっきりと説明しろ」


 店員相手の迷惑行為をしつこく強要され、何を言えばいいのか鋼もようやく理解する。逃げ出したいが腰をしっかりと抱かれ、背後に立つ鈴屋は尻へとぐりぐりちんぽを押し付けてきている。逃げ場など無い。

 店員は目をぎらぎらとさせてこちらを睨みつけていた。それはベッドの上での金村と同じ顔。いやらしい言葉を引き出させて楽しんでいる嗜虐的な雄のそれだ。もう、やるしかなかった。

 

「こ、交尾用のゴムくださいっす❤おれのオマンコにハメハメしてくれるちんぽに付けて貰う用のゴム❤❤いっぱい使って貰う予定だから、こ、こんなに沢山必要っす❤」


 ついに言ってしまった。見ず知らずの店員相手にこんないやらしい言葉を吐いてしまった。破滅的な快感によって尻から脳天にむけて痺れが走り、ちんぽとケツ穴からじゅわりと淫らな汁が湧き出した。今すぐ倒れ込みたいほどに脳みそが揺れていた。逞しい太ももを内股んして堪えてはいるが、下半身に何度も快感の痺れが走り、立っていることすら困難だった。

 店員はメスイキに耐えている鋼の顔を凝視しながらも、コンドームをもたついた手つきでレジに通していく。この下品な身体を一分一秒でも長く目に焼きつけたい。そんな感情が丸わかりの遅さだった。

 

「ふ、袋はいらないっす❤すぐ、使っていただくので❤❤」


 早くレジを終えて欲しくてそんな言葉まで自主的に吐いてしまう。金村たちのお気に召したようで、褒めそやすようにして尻肉や乳肉を揉みほぐしてくる――レジ打ちの真っ最中に。

 

「お゛ほっ❤や、やばいっすぅ❤❤おぅ❤んんっ❤こんな、ところでぇ❤❤」


 目の前で極上の身体をした若雄が喘ぎ、雌の匂いを芬々とさせているのを店員は涎を垂らし見るばかりだった。コンドームを渡した後は言葉も発さないままちんぽを勃たせ、最高に淫らなショーに手を出せないまま立ち尽くす。手を出そうという気は起きなかった。この獲物は既に二匹の虎に食らいつかれ、腸どころか本性までも暴かれているのだから。

 

「さて、買い物も終わったし行こうか。手間をかけて悪かったね」

「い、いいえっ!あの、ありがとうございました……」

「こちらこそありがとう。このマゾメスくんのハメ撮りはSNSに上げてるんで良かったら探してね」


 そして、二人の雄は最後に見せつけるようにして身体を撫でまわすと、淫らなショーを打ち切った。コンビニに残った男たちは、最後まで膨らんだケツ肉を見つめていた。

 

「さあ、行こうか。このままでは電車に乗り遅れる」

「待って、待ってください❤❤もう無理っす❤こんなの、おれ捕まっちゃう❤」

「君が露出狂のマゾだとネットで出回っても私がなんとかするから安心しなさい。次は電車でオマンコ弄り回してあげよう」

「そ、そんなぁ❤おれ、もうっ❤❤」


 有無を言わせぬまま間に挟まれ、発情雄は首輪を付けられたペットのように夜の街を連れ回される。ちんぽはすっかりホットパンツを膨らませ、窮屈な生地を今にも突き破りそうなほど。

 もはや隠しきれない雄の臭いを股間から放つ鋼へと、二人の中年男はすっかりいやらしくなったと褒めそやし、欲望を煽る言葉を吐いて興奮を冷ますことを許さなかった。

 

「次はお仲間がたくさんいるからね。我慢せずアクメ声を上げていいぞ」

「私と金村さんでオマンコい~~っぱいゴリゴリしてあげるからね。閉じなくなったアナル、いっぱい見て貰おうか」


 その言葉にでかい尻が揺れた。昼間に金玉が空になるまで出したというのに、我慢汁には精液が混じりホットパンツの下を雄臭くしている。

 

 この日から何もかもが変わった。 鈴屋が来たからではない。きっと、この日は最初から決まっていたのだ。これまでの凌辱がただの下準備でしかなかった。ただ、ケツと乳首でイケる身体に育てられただけ。他人の視線を受け止められる身体にされるのはこれからなのだ。そう理解した。


 それでも、数百キロはある巨漢は逃げることをせず尻肉を自由にさせていた。通行人の視線、コンビニでの店員や客たちの視線を思い返しては軽いメスイキを繰り返す。

 

 あと少し。

 もうすぐ、自分は戻れないところまで変わることができる。

 

 そんな、確信があった。

 

 ***

 

「間もなく2番ホームに列車が参ります。本日最終列車となります――」


 終電のアナスンスなんて、聞いたのは初めてだった。食事と睡眠、そして学校以外には野球とオナニーしか知らない青年にとって、こんな真夜中の列車乗るのは初めてだった。

 金村の自宅から歩いて数分の駅は、街の中心部にあるもののやはりこの時間では利用者が少ない――はずだった。

 

 駅のホームには鋼たち以外にも数十人の客たちがいた。それも、全員が男であり例外なく鋼の身体に向かって視線を注いでいた。そんな露骨な真似をすれば嫌でもわかる。確かに通報されかねない恰好をしてはいるが、全員がちんぽを勃たせて見てくるなんてありえない。

 これも、金村が準備していたコーチングの一環に違いないと鋼は恐怖と興奮で尻を揺すり立てた。

 

「期待しているかね?今日のメインはまだだから、電車でイキ狂わないようにな」

「……うす❤」


 性欲に鞭を入れていると、電車が風を唸らせながら滑り込んでくる。巨大な運動エネルギーの起こす風が、火照った身体に吹きつけられる。

 ドアが開くと、ホーム中に散っていた男たちが鋼が入るのと同じドアに群がってくる。既にそれなりの人数が詰め込まれていた車内へと追加の雄たちが鋼を巻き込む形でなだれ込む。

 鋼は踏ん張ることもせず、金村たちに挟まれたまま車両の先頭あたりまで押し込まれる。そしてたどり着いたのは乗り込んだのとは反対側。優先席があるエリアだ。当然ながら、優先席が必要そうな者は車内に一人もいない。いるのは性欲にギラついた雄と、憐れな生贄だけ。

 

 乗り込んできた乗客も、先住者たちも鋼の尻や乳を悪びれることなく凝視していた。見つめられることのプレッシャーは良く理解しているが、自分に欲情している雄の視線はマウンドに立つ時と格が違う。視線で舐め回されると甘ったるい痺れが走って、尻の奥がキュンキュンとする。マウンドに立つ時の緊張感なんて、この頭が麻痺するような感覚に比べれば微々たるものだった。

 

 男たちの視線を浴びると、出発のアナウンスが流れエンジンが唸りを上げた。これは淫行の合図でもあるのだと、前後から挟まれて理解する。

 

「目的地の〇〇駅まで15分ほどかな。それまでゆっくり皆さんに楽しんでいただこうか」

「……っ❤」


 金村の粘っこい息が首筋にかかった。ホットパンツが食い込む尻には当然の権利だと言わんばかりに硬い剛直が押し付けられていた。鋼のちんぽをぐりぐりと押し込んでいるのは鈴屋のちんぽだった。分厚さこそ差はあれど、背丈にそう差は無い細面の面が目の前にあった。

 二つの黒い鼻が首筋をまさぐり、耳の付け根の匂いを嗅ぎ回った。夏の夜に発情しながら歩いた身体は若い雄特有のむせ返りそうな汗の香りを放っていた。その若さを吸い取ろうとでもするように体臭を吸い、汗が染み込んだ全身をまさぐる。

 

「ん゛っ❤❤」


 狭い車内に聞こえぬように抑え込んだ喘ぎがかすかに漏れた。鋼の太ももへと、激しく盛り上がった鈴屋のちんぽが擦り付けられた。スラクスの生地越しに、剥き出しの太ももで感じる熱く硬い肉。自分のマンコで良く理解している、長く猛々しい男のちんぽが雄臭さを染み込ませるように太ももに触れる。

 電車の揺れに合わせて、揺れの大きさ以上に太ももを擦り上げてくる男のちんぽ。その逞しさ、結腸を突かれる快感を思い出して息を荒げていると鋼の手が掴まれ、長竿へと導かれる。

 

「ほら、視ていただいてるんだから自分から手コキなりしてアピールしないと」

「で、でもぉ❤こんな、ところでぇ❤❤」

「皆さんお仲間だから安心すると良い。さっさといつものようにちんぽをヌキヌキしてみせたまえ」


 ここは電車の中なのに、などという言葉は喉を通り過ぎることなく唾液と一緒に飲み下された。鈴屋の手のひらがホットパンツに浮き上がるちんぽを捏ね始めて、同時に金村の手がタンクトップからはみ出た乳肉へと回された。張り出した胸を捏ねながら、両手指の先で肥大化し尖った乳首を触れるか触れないか、ぎりぎりの力加減で愛撫し始める。

 

「お゛っ❤んぅ❤あっ❤❤やめぇ❤」


 身悶えをするが、乳首とちんぽへの淡い刺激は止まらない。弱々しい快楽でしかないが、今は同じ車両の雄どもが喘ぐ姿を視姦しているのだ。むくむくと膨らみはじめる乳首へと、雄どもは血走った視線を注ぐ。中年男どもの這いまわる手を押しのけることはできなかった。鈴屋の手がホットパンツのファスナーを降ろして、紐パンが亀頭にへばりつくちんぽを引きずり出されても何もできない。

 だって、身体はこのシチュを迎合している。ブルンッと音を立ててファスナーから姿を現したちんぽを見て観客どもが堪えきれぬ歓声を上げた。分厚い包皮に覆われたちんぽは奉仕を待ちかねるように硬く膨らんでいて、ビキニを突き抜けて我慢汁を休みなく噴き上げている。

 

「おおおっ!すっげぇ、写真で見たのよりエグイじゃん」「あれで童貞なんだからたまんねえよな」「潮噴きっぱなしだぜ。痴漢プレイで興奮しまくりとかド変態だな」「あれですげぇ野球選手なんだろ?あの無駄にでけぇで野球できんのかね」


 視線がちんぽへと集中すると、ちんぽが反応して暴れ回った。紐パンに抑え込まれていなかったら、腹筋に何度もぶつかって汁をまき散らしていたかもしれない。

 気持ちいい。電車で、周囲の雄たちに視られながら身体を弄られて、そして興奮している。もはや否定しようがなかった。この異常な時間を身体は悦んでいる。それを自覚したら抵抗なんてできない。

 

「お゛、ぉおおぉぉ……❤❤❤」


 勃起しきった乳首には触れずに、乳輪をくるくると円を描いて行われるじれったい愛撫と、ファスナーから飛び出して青臭すぎるちんぽ汁臭を振りまいているちんぽを絶妙な力加減で扱かれる刺激。それはすぐに精液を漏らすことを許さずに、脳みそを快感で蕩かしていく。

 童貞ちんぽがひくつき始め、射精の準備に入ると、すぐさま竿から手を離して手のひらで亀頭を擦り立てはじめる。空いた手に我慢汁をまぶすと、タンクトップに隠れていたボコボコの腹筋へ汁を塗りつけていく。

 背後からの太い指は竿の代わりに乳首を扱き、引き伸ばしてきた。乳首の膨らみぶりを思い知らせるかのごとく陰湿な乳首ストロークで射精寸前まで追い込んでいく。

 

「う゛ぎいいぃっ❤❤いぐ、いぐっすぅうぅ~~❤コーチッ❤❤鈴屋さぁん❤おれ、こんなとこでいっぢまうっすよおぉ❤❤」

「好きなだけイキたまえよ。どれだけイっても目的地までは止めてやらんがね」

「遠慮せずに、いつもみたいに絶頂していいよ。電車の中で人目をはばかることなくイケるなんてなかなかない経験だよ」


 耳を舐め上げられてから、窓ガラスへと顔を向けさせられた。窓の向こうに見えるのは夜景。この地方最大の都市。市民が食事や休息、ささやかな団欒を取っている街中をこの電車は走り抜けている。市民が生活のために利用している公共の場所で、自分は喘いでいる、ホットパンツからグロテスクなちんぽを飛び出させ、乳首をビンビンにして――

 

「あああぁあああっ❤❤❤おれ、おれえぇえええぇっ❤おれ、こんなのぉおおぉおっ❤❤」


 羞恥心を染み込まされた理性が、ぐずぐずに溶けていく。身体をよじらせようとしたが、乳首とちんぽという弱点を虐められていては何もできない。視線の槍から逃げることもできずにきゅっと尻穴を引き締めた。

 金村がうなじに鼻をつけ、トリュフを探す豚の動きを見せた。続いて腕を持ち上げると二の腕から肘にかけてを舐める。鈴屋は腰をかかげると、露わになった腰骨のあたりに舌を押し付けて這い上がってくる。上下どちらも舌をぬるつかせながら、鋼の筋肉を堪能していた。毛皮に染み込んでいた汗が拭い取られ、中年男の唾液に置換されていく。

 

「おううぅ❤くすぐったいっすぅ❤❤あっ❤ぞくぞくするっす❤」

「それは、気持ちいいんだよ。君は電車の中で痴漢されて汗を舐められてメスイキしそうになってる淫乱なんだよ。認めたまえ」


 とっくに認めている。雌として出来上がっている身体に舌と雄たちの視線が這いまわる。どちらも負けじと尾骶骨のあたりを疼かせてくる。脳細胞がパニックを起こしそうだ。頭を振り回しているうちに、熱い涙がこぼれた。

 

 脇の窪みまでも舐めしゃぶりながら、二人の指が腹を撫で上げ、ついに胸へと迫っていた。タンクトップからはみ出た乳首は恥ずかしい自己主張を行っていた。芋虫指が、関節まで持っていそうなそえをつまみあげ、昭和のテレビのチャンネルを変えるみたいに捻ってきた。


「あひゃあああぁっ❤❤❤」


 鋼はたまらず、背筋を反らしてデカ乳を突き出す。それを見逃さず、鈴屋が左乳首を摘まみ上げ右とは逆向きにつねってきた。フェザー・タッチで焦らされた乳首を強烈に弄られて、鋼の中で快楽が爆発した。

 

「ほら、どちらがいいかギャラリーに宣言したまえ」

「ここ、こーちの、お゛ぉおおっ❤❤違うっ❤鈴屋しゃんのぉお゛ぉおぉ~~っ❤❤❤お゛ひぃいぃ❤コーチの指ぎもぢいぃいぃ❤❤」

「はっきりしなさい。このモロ感乳首ではどちらも感じ過ぎてわからないか」


 どちらかを指名すればもう片方が乳首を捏ね潰してくる。金村は優しいようで乳首の芯までも潰してくるような責め方で、鈴屋は秩序だった乳肉全体にまで快楽を波及させるこをと計算した責め苦を与えて来た。

 元は快楽器官であると認識すらしていなかった乳首が、金村に躾けられ仕込まれた乳首。それが今では摘ままれ、捩じられ、挫かれ続けて子どものちんぽのように勃起していた。色狂いであると丸わかりの乳首をギャラリーに見せつけるように伸ばした後、中年男たちはアイコンタクトを交わし、胸に生えた性感帯へむしゃぶりついた。

 

「ッぁあ゛ぁあ゛あ゛あぁあ~~~~~~っ❤❤❤❤」


 ただそれだけで鋼はがくがくと下半身を震わさせた。くじけそうになっている脚の間に膝を差し込んでささえつつ、二人はそれぞれ好みの愛撫で乳首を舐り始めた。

 金村は餅の一気食いでも試みているかのように、ずっしりした大胸筋の先端をできるだけ飲み込んだ。そのまま乳首を口中近くにまで吸い込み、コリコリと甘噛みしてきた。牙を使った暴力一歩手前の激しさすらも、マゾ教育を受けた乳首には官能味に感じられてしまう。

 

「乳首っ❤乳首で、乳首でイクっすううぅ❤❤」


 鈴屋は舌を伸ばし、ぷっくり膨らんだ乳輪から乳首の穴まで、まるでネコが魚の骨を相手にしているみたいに舐め回してきた。ときおりゲームレバー扱いされ、乳首の根本まで上下に倒されるたびに、鋼の舌も何かを舐め回しているみたいに踊った。痛みとは無縁の甘さが、背筋から尾骶骨まで這いまわっては脳みそを脅かす。

 

「いぐっす❤いく、いくいくっ❤❤乳首でえぇえぇ❤あ~~っ❤やだ、お願いっすから見ないでえぇぇ❤❤❤」


 虎の凄艶な懇願も、雄の注目を集めるだけにしかならない。列車が出発してからおよそ15分。鋼は休みなく身体をいたぶられ、乳首を唾液まみれにされて。

 

「いぐっ❤イッグぅうぅううぅうぅううぅっ❤❤❤❤」


 ついに頂点へと至った快楽がちんぽから迸った。ファスナーから飛び出したちんぽは、亀頭にへばりつく紐パンも突き抜けた。勢いを殺されても尚、土石流のように大量の白濁が電車の床へとぼたぼた落ちて行った。

 絶頂の瞬間だけはここが何処かも忘れていた。舌を天井へと突き出して、白目を向いた最低なアクメ顔で意識を喪失していた。

 

 飛び散る精液は密室となった車内で強烈な雄臭さを放ち、この若雄の金玉とちんぽの優秀さを思い知らせた。雄として最高の身体で、雌として最低なアクメ顔をする鋼へと観客は何回もシャッターを切る。この極上のおかずを一生残そうと動画に撮る者までいた。

 

「お゛ぉおおっ❤❤おおぅ❤んぉぅううぅ❤❤」


 血管が浮いた首筋が汗や涎でドロドロになって、顎下のふわふわした毛皮をしとどに濡らしていた。視界も聴覚も意味を成さず、ただ快楽の残響によって身体を震わせるのみ。

 

 一回程度の射精ではちんぽは収まらず。二人の中年も乳首に飽きていない。このまま、ズリネタ用の雌奴隷として電車でいつまでも射精し続けていられそうだった。

 

 しかし、そんな生ぬるく幸福な結末は許されなかった。馬鹿になった脳みそでも辛うじて理解できるアナウンスが、耳へと響く。

 

「次は、〇〇駅。〇〇駅です。お降りの方は、右方向ドアです――」


***


 その公園は都市中心部にしては敷地が広く、緑が豊富だった。レトロなボートに乗って水上でくつろぐこともでき、週末は家族やカップルで賑わう人気スポット。

 しかし、人目を避けるのに最適な木々と駅近という立地は良くない客も招き入れることになる。鋼や金村たちもそれに含まれる。この公園は、深夜には雄どもが淫行にふける肉の森へと変わるのだ。

 

「今夜はいつもより賑わっているなあ。君目当ての客がやはり多いようだ」

「あ、ありがとうございます❤」


 深夜の公園は遊歩道を見る限りでは全く人影がいない。外灯に照らされているのは鋼とコーチである雄たちの三人だけ。だが、確かに鋼は自分に纏わりつく視線を感じていた。遊歩道を囲む森の奥は薄っすらと人影が見え、荒い息遣いを鋭敏な聴覚が捉えていた。そして、夜風に混じるのは慣れ親しんだ性の匂い。汗臭さと濃いちんぽ臭が混ざり合ったそれは、茂みの中で行われていることを知らしめていた。

 これから自分も濃い雄の臭いの中に混じるのだと、尻をぶるりと震わせた。

 

「我慢できなくなったかい?でも、もっと良い場所があるから我慢しようか」

「う、うっす❤❤」

「おちんぽギンギンなのに我慢できて偉いね。紐パンだけで堂々と歩いてるし、立派になったねぇ」


 鋼は今、スニーカーと紐パンだけしか身に着けていなかった。しかも、限界まで張りつめた勃起ちんぽが紐パンを引き延ばしているせいで足首から先と亀頭以外の全てが露呈していた。薄暗い外灯の光で照らされる鋼の姿は雄なら誰もが憧れる逞しさでありながら、どうしようもなくいやらしかった。胸板の分厚さ、肩の発達具合、腰に向かって絞られていく腹肉、ケツは高々と大きく盛り上がりその太さのまま太ももへと続く。身体の部位一つから肉感的な音が鳴っているのではないかと錯覚するほどだ。

 

 そして、足を進めるたびにブルン、ブルンと左右に揺れるちんぽは大抵の男が見ただけで戦意を喪失するサイズだった。節瘤だったちんぽは缶ビールのごとき太さと硬さを兼ね備えていて、根本に連なる二つの睾丸も右へ左へゴロリと振り子のように移動し続けていた。その身体の雄臭さは、露出狂のマゾにはあまりにも不相応だった。

 

「そこらで楽しんでいるようだな。好みの雄がいたら誘ってきてもいいぞ。僕はケチ臭いことは言わん」

「い、いらないっす❤❤おれは、そんなのぉ❤」


 鋼は木陰から必死に目を背けて答えた。低い喘ぎ声が響く森の中ではガタイの良い雄どもが汗をぬるるかせ、肉の打ち合う音を鳴らしていた。ケツからザーメンをこぼす者、乳首を弄られ精をほとばしらせる者、その中には思わずしゃぶりつきたくなる美味そうなちんぽも混じっていた。紐が食い込むマンコから愛液が染み出して、この雄どもがまぐわう中に飛び込んでみたいという欲求が燃え上がる。

 それを引き留めたのはちっぽけな倫理観なんかではない。金村と鈴屋に言われたのだ。この公園で、脳みそが蕩けて、自分が壊れるぐらいの快感をくれてやると。もう、ただケツを犯されて絶頂するだけでは火が静まらない。自分をニタつきながら見ている雄どもの視線を浴びながら抱かれたくって、紐パンを突き抜けて我慢汁がビュルリと飛んだ。


「もう我慢できないかね。大丈夫だ、もう到着したからね」


 その浅ましさも何もかも見透かしたように、金村は尻を鷲掴みにした。喘ぎ声をあげる唇を舐め、顔を向けさせるのは木々が生い茂る遊歩道を抜けた先。

 

 そこにあるのは変哲もないベンチとテーブルだ。おそらくは、家族連れが弁当を広げて家族の団欒をするための、何の変哲も無いもの。何もおかしなところはない。外灯がスポットライトのように照らしているのは夜間の利用者を考えてのことだし、周囲には木々も何もなく、360度周囲からテーブルを見ることができるのも景色を楽しむためなのだから。

 

 決して、あのテーブルの上で交尾ショーを行うためではない。何も隠すことができず、曝け出される最高の舞台でザーメンを噴き上げる為ではないはずだ。

 

「さあ」


 金村は、震える手を取って囁いた。どこまでも優しく、壁の花となった淑女を誘う紳士のように。

 

「僕と踊ろうじゃないか、鋼。今までの君を終わらせてあげよう」


***


「ん゛んうぅうっ❤❤フーーッ❤んふぅ❤❤ちゅ、んちゅっ❤」


 今宵は月が強く輝いていた。夜の暗がりはひっそりと森の奥へ隠れ、木陰に潜んでいた男どもも、ステージの上に立つ踊り子も照らし出す。

 ステージは公園の原っぱに設置されている簡素なベンチテーブルだった。外灯と夜空のスポットライトによって輝くそこに、蛾のように男どもが群がっていた。年恰好も服装もばらばら。共通しているのはちんぽを勃たせていることだけ。その中でもひと際目を惹く体格の虎の男が、カメラをベンチテーブルへ向けていた。

 

「あひぃい❤コーチ、舌、しゅっげえぇ❤❤」


 テーブルの上では、二匹の虎がまぐわっていた。乳肉を押し付け合い、互いの舌を貪って。

 鋼がいまだに紐パンを亀頭にへばりつかせている中、金村は一糸まとわぬ姿だった。自分にも視線を注がれるのを感じながらも、意に介すことなく若虎のマズルを舐め回していた。その間もグローブのような手が大胸筋を鷲掴みにし、汁を漏らしっぱなしのちんぽを掴んだ。その二か所をゆるゆると揉みしだき、喘ぐ唇へと舌を滑り込ませる。

 

 勝手に迎え舌の動きをみせて、金村の唾液まみれの舌肉と絡み合わせていた。中年虎の舌はしつこく舐め回してきて、唾液を溢れさせたら逃すまいと吸い上げてくる。そして、お返しとばかりに唾液を流し込んできて二人の口で酷くいやらしい音が鳴った。

 

「は、ふはっ❤❤んっ❤はあぁ❤あぅ❤」


 唾液と一緒に甘い吐息が夜の闇に溶けていく。この喘ぎも、唾液の音も聞かれているのではないかと、全身がざわめいていた。ほんの少しまでまでは女性経験すらもなかったのに、今は野外で雄どもに囲まれてセックスをみせつけているのだ。乳肉を執拗に揉みほぐされているせいで、太い腰がくねってしまう。

 金村が本気になれば鋼はたちまち精液を漏らして、喘ぎ狂ってしまう。なのに今夜は恋人にするような穏やかな愛撫ばかりを繰り返す。ぬるりと舌を引き抜くと唾液が二人を繋ぎ、外灯を反射する。その煌きに群衆の中で小さな歓声が上がり、鋼はますます羞恥心を募らせる。

 

「ほら、もっと良く見えるように股を広げたまえ」


 唾液まみれの唇が囁いた。耳から走る痺れと快楽に突き動かされるまま、鋼はためらいがちにテーブルに尻を降ろし、観客どもに向かって股を開いた。

 既に完全に屹立しているちんぽは異常なサイズだった。拳ほどのサイズがある金玉。そしてへそにたやすく到達しているそれは、ひっきりなしに汁を吐いては震えている。まるで男たちからの視線で愛撫されているかのように。

 雄どもは鼻息荒くちんぽを凝視しているが、金村はとんと関心が無いようだった。ちんぽのキワキワの鼠径部をなぞりあげ、下腹部から腹筋を撫で上げていき、重たげに揺れる大胸筋を下から掬い上げる。


「んん、くぅうぅんっ❤❤」

「乳肉の感度も良くなったな。デカさも増したんじゃないか」

「あ゛っ❤コーチ❤❤そ、それいいっす❤下からゆさゆさされんのっ❤❤」

「それに素直になった。前は乳でイクのが恥ずかしいのか牙を食いしばっていたのになぁ」

「だ、だってぇ❤コーチが❤コーチがおれの胸ぇ❤❤」

「そうだったな。僕がこの胸を育ててやったんだ。もちろん、この乳首もな」

「ん゛ぅううおおっ❤❤❤」


 突然、甘やかに捏ねられていた胸から快楽の電流が走った。口を開けて涎を垂れ流す鋼に構わず、芋虫指が乳首を捏ねまわす。グリグリ、グニグニと。雄たちの視線がちんぽから乳首へと移ったのを感じながら、鋼は乳首を擦られる快楽に喘いだ。唾液を飛ばし、身体をよじらせる姿は見苦しく、淫らだった。

 

 金村は指で乳首を扱くだけでなく、引っ張ったりつねったり、弾いたりして様々に乳首を愛撫してきた。乳首だけでなく、乳輪ごとつまんだりもする。自分の育てた乳首がどれだけでかいか、感度が良いか自慢するかのような責め方だった。

 男たちはいつの間にかちんぽの匂いが分かる距離まで近づいていた。その気になれば手を伸ばし、ちんぽにも乳首にも触れられる距離だ。それでも観客であり続けるのは、このままでいればもっといやらしい姿を見ることができると確信しているからだ。

 

「君は乳首をどうされるのが好きなんだ?具体的に述べたまえ」

「ぅう゛❤コ、コリコリっ❤❤指で強く抓まれてコリコリされるのが好きっす❤乳首の横っかわを扱かれるのも好きぃ❤❤」

「ふむ、これだな。君は乳首をちんぽ代わりにシコられるのがお気に入りだものな」

「あ゛あっああぁあ~~っ❤❤❤」


 鋼の望んだとおりに乳首が弄り回された。長さをひけらかすように伸びた乳首が強く抓まれる。扱かれて真っ赤になっていた乳首が更に赤く充血する。痛みを感じるぐらいの強さでつねられているのに、鋼は快楽だけを甘受して鼻水をとろとろと垂らす。

 立派な身体の雄。それもまだ年若い精悍な虎が乳首を擦られて間抜けに喘ぎ、鼻水を垂らしている。その痴態を見た雄どもは息を荒くして何やら囁きあっていた。それに気づいた鋼は羞恥心がガソリンを注がれたように燃え上がるのを感じる。ここから逃げ出したいという気持ち以上にもっと見て欲しいという欲求が沸き上がり、ちんぽがブルンっと暴れる。

 

「あ゛お゛っ❤❤お゛おおおっ❤❤❤乳首、乳首い゛ぃいいぃっ❤」

「ギアが入ってきたじゃないか。乳首だけでイクのも一興だがどうしたものかな」

「お゛ぉほおおぉおおっ❤❤❤」


 デカ乳首をグリグリとこねくり回されて、舌がピンと伸びた。全身の筋肉が震え、尻の孔がグパグパと泣いた。鼻水だけではなく唾液や先走りまでも大量にほとばしって、金村の指先一つで巨漢の雄が泣き叫ぶ。

 乳首だけで支配されている虎を見て、雄どもは囁き声を大きくする。はず介しメス、変態、若いのに救えない淫乱、そんな言葉が耳から脳をくすぐって尻の奥がキュンキュンとした。

 

「このまま乳首だけ弄って欲しいかね?どうする?」

「しょ、しょれはあぁあっ❤❤おうっ❤んっひぃいいぃ❤❤」


 乳首がゴリッとつねられた。言外の命令であることは馬鹿になった頭でも分かる、金村の硬くなったちんぽが尻肉に当たっていて、我慢汁を擦り付けているのだ。

 ちんぽが欲しければ上手に媚びてみせろ、そう命令されている。拒否権なんて存在しなかった。乳首を扱かれれば、今の鋼はどんな恥ずかしい命令なんで悦んで受け入れてしまう。

 

「あお゛ぉおーーっ❤ああぁ❤❤ちんぽ、ちんぽおぉおっ❤」


 腰をヘコヘコと上下させ、ムチムチの太ももを割り開いて鋼はつたないおねだりを開始した。乳首を伸ばされると気を失いかけて、つま先がのたうってしまい指一本動かすだけでも気力を使う。

 それでも、鋼は後ろに回した手で金村の首を抱いて媚びた声で甘え始める。自分がより惨めになるように、無様になるように、下品に見えるように。

 

「あ゛ぁん❤コーチ❤❤意地悪しないでぇ❤乳首だけじゃやだやだやだぁ~~~~❤❤❤コーチのでっかいおちんぽでオマンコごんごんざれだいっすぅ❤❤」

「オマンコねぇ。そんなおねだりをするとは、君は乳首だけじゃなくマンコでイク淫売だということかね?」

「そうっす❤おれは縦割れ使い込みマンコに生ちんぽゴリゴリしてもらうの大好きなぁ❤❤4番のピッチャーでヤリマン野郎っす❤ちんぽならみーんな好きだけどぉ❤コーチの極太デカマラが一番しゅきぃ❤❤❤」


 ねっとりした声で甘えながら、金村のマズルへと何度も口づけた。鋼が知っているちんぽは中年男二人のものだけで、比較できるほど経験があるわけでもない。しかし、周囲の男どもはこのはしたないヤリマンやらしい言葉に軽蔑してくれるだろうと、縞々の尻尾が嬉しげに揺れた。

 

 男どもに混じって鈴屋がカメラを構えるのが見えて、とびきりの笑顔を見せてやった。舌をちらつかせ、潤んだ瞳を向けた淫売が雄を誘う時の笑みだ。フラッシュが焚かれ、この顔もちんぽも乳首も記録に残されるのだと興奮でジョロジョロと潮が漏れた。

 

「コーチ、コーチッ❤❤早くぅ❤んぅう゛~~っ❤我慢できねぇ❤コーチのちんぽハメてっところ視て欲しくってオマンコ耐えらんねえっす❤」


 鋼の媚び方は合格を貰えたようだ。金村はテーブルの上に股を広げてくつろぐと両手を広げた。またがっていいぞ、と許可を示してちんぽを揺らす。

 太く淫水焼けしたグロチンポを突き出されて、鋼の中にあるわずかばかりの理性も蒸発した。脂でむちむちの身体に抱き着くと、マンコを亀頭にあてがった。

 

「君のデカ乳は見えないが……マンコが捲れ返って吸い付くところで我慢してもらおうか」

「ひゃいっ❤ん゛ぉ❤❤オマンコがちんぽしゃぶりしてるとこ、皆さんで見て欲しいっす❤」


 金村の手が尻肉を割り拡げると肛門は盛んにちんぽへと吸い付いていた。観客どもが貪欲なアナルへ視線を集中させる中、でかい尻がゆっくりと降ろされていく。何度もちんぽを咥えこんできたアナルでも飲み込むのに一苦労なちんぽ。めりめりと肛門を拡げられる感触に酔いしれていると、ついに亀頭を咥えこんだ。

 

「お゛ぉおおおんっ❤❤❤」

「普段ならばもう少し虐めてことろだが、観客も焦れているし構わんだろう。今日は加減してやらんぞ」


 がっちりと尻を鷲掴みにされ、指先が尻肉へと食い込んだ。それは絶対に逃がすまいという宣告。公衆の面前でアナルがめちゃくちゃにされると告げられて、鋼は嬉しさのあまり鼻水を垂らした。

 

「お、お願いじまずっ❤おれのオマンコぉ❤コーチのデカチンポでザーメンこコキ捨てるのに使って欲じ――お゛っほおぉおおぉおぉっ❤❤❤」


 加減しない、というのは真実だった。

 言葉の途中でちんぽが突き上げられて、鋼の脳天まで揺らした。

 

 遠慮ない一突きは直腸の行き止まりにめりこんで、たやすく知性を粉砕する。鈴屋よりもずっと太いビール缶のようなちんぽに直腸を埋められて、抱き着いている四肢が痙攣を起こす。

 

「お゛ひっ❤❤ふ、ふどぃいいぃ❤❤❤お゛ーーっ❤ちんぽっ❤❤オマンコ、んぉおおぉ❤」


 汗臭い大胸筋を金村へと押し付けたまま、はらはらと涙をこぼす。膨大な快楽を処理しきれずに、鋼は口をすぼめて必死に息を整えようとした。このままでは酸欠で死んでしまいそうだった。

 

 そんな無様な姿を見ながら、金村は腰をすばやく叩きつけた。

 

「んぐぅう゛お゛お゛お゛ぉおおおっ❤❤❤❤」


 使い込まれたマンコはただれた結合部を観客の前に曝け出し、過剰に分泌した愛液を金村の腰に粘つかせていた。張り出した亀頭は柔肉を何度も擦り上げて、そのたびに快楽の電流が脳を焼き焦がす。処理落ちを起こした脳みそはただ喘ぐことしかできず、デカマラに完全に屈服していた。

 

「ん゛っひぃいいいぃぃーーーーっ❤❤❤えぐれる゛ぅうぅっ❤おまんこ、ごりごりぃいいぃっ❤❤オマンコすんご、お゛ぉおおぉっ❤」


 鈴屋のちんぽよりも逞しいちんぽはマンコの感じるところを全て抉り、押しつぶしてピストンのたびに金村のちんぽに最適化されていく。

 

「おほぉおおぉっ❤❤オマンコひろがるぅううぅっ❤❤❤コーチのおちんぽの形にざれるぅうぅうぅ❤ぎもぢよずぎぃいいぃ❤❤オマンコ戻らなぐなっぢゃううぅうぅ~~っ❤❤❤」


 肛門を節瘤が浮いた竿でゴリゴリとされるのが気持ち良くて、粘液塗れのちんぽが痙攣し続けていた。

 鈴屋のちんぽも自分の奥を小突いてくれる素晴らしいちんぽだったが、金村のものはまるで自分がこのデカマラのオナホになるため生まれたんじゃないかと、そう思うほどにマンコを抉り取ってくれる。

 太鼓腹に押し付けているちんぽは萎える気配を見せず、ちんぽが奥に届くたびに白濁液を吐き出していた。

 

「反応が良いじゃないか。やはり視られているとアガってくるのかね?それとも僕のちんぽが恋しかったか」

「どっちもお゛おぉおおぉおっ❤❤❤あ゛っあっ❤え゛はああぁああっ❤❤視て貰いながら、コーチ専用オマンコにコーチングされんのざいごぅうぅうぅうぅぅぅ❤❤❤」


 尻肉を逃げられぬように掴まれたままちんぽを叩きつけられると下品な言葉な喉から押し出される。結腸も曲がり角を真っすぐにする勢いで突き上げられるとザーメンが噴きあがる。

 

「う゛ぉおおおおっ❤❤❤しゅごいとこ、届いでるうぅううぅ❤❤❤❤」


 こんな奥まで金村のちんぽを突き入れられたことはない。いつも直腸を太いちんぽで擦られて、それだけでも頭が真っ白になるぐらい絶頂していたのに。これが、こんな本気の交尾をされたら耐えられるわけがない。

 突かれるたびに脳みそが痺れて、引き抜かれると肛門がめくれかえって結合部が粘液塗れになる。鋼のアナルは最初からそうであったように性器として出来上がっていた。

 

「ケツっ❤ケツがおまんこになっちゃうぅううぅ❤❤❤あ、あ゛ぇ❤オマンコになったケツ穴見ないでえぇえ❤❤」

「見てくれ、の間違いだろう。マンコが伸びてちんぽに吸い付いてくるぞ」

「え゛ええぇええああぁあぁぁ❤❤❤伸びるぅうぅうぅ❤おれのオマンコっ❤おちんぽ好きすぎて伸びちまううぅ❤❤」


 剛腕に持ち上げられたケツ肉が持ち上がると、肉がみっちり詰まった尻肉の狭間から逞しいデカマラが引き抜かれマンコ肉が追従する。そして尻を叩きつけられると触れられてもいないのに射精する。

 

「お゛ぉおおおぉおっ❤❤❤深い゛いいぃ❤❤おぐごんごんしゅきぃいぃいぃ❤❤❤❤」


 白濁が二人の間にぶちまけられて、舌が星々に向かって突き出される。結腸の突き上げは鋼の脳みそをとろかして、ただ快楽を求める本能だけに支配される。もっと気持ち良くなりたくて、ちんぽにすがりつくマンコ肉をひくつかせた。

 

「コーチィ❤❤オマンコぉ❤オマンコがコーチのちんぽに媚びちまうっす❤❤❤」

 

 色香を匂わせた身体を擦り付けて、デカ乳で顔に奉仕して何度もキスを落とす。汗や愛液で濡れた尻の毛皮はすっかりへたれて、尻肉の丸みがより際立っている。背中から尻肉の筋肉の凸凹に男たちが息を飲んだ。

 背中を撫で上げる視線と欲情に腰をくねらせて、より強く金村へと抱き着いた。絶えずザーメンをこぼすちんぽや尖りきった乳首も見て欲しいが、尻からはみ出したマンコ肉を眺めまわされると尻を揺すって踊ってしまう。

 

「ケツが締まっているぞ。だいぶ頭が緩んできたな」

「は、ああぁあっ❤❤あ゛ぅうぅ❤」

「このデカ乳首も見せてやりたいところだがね。こんなに感度も良くて下品な乳首はそう見られんぞ」

「ん゛ぅぅうううぅ~~っ❤❤」


 乳首へと舌が巻き付き舐めしゃぶられると金村の頭へとしがみついて唾液を垂れ流した。マンコもちんぽも気持ちが良くて、快感に情けない顔をするのはもっと気持ちが良い。目の前にいる男どもに向かってデロリとした笑顔を向けると鼻息荒くちんぽを硬くしてくれた。

 

「あ゛ああぁん❤❤すっげ❤コーチっ❤ああぁあぁ❤❤すげぇよぉ❤乳首も、オマンコもぉおおぉ❤❤❤」


 はばかることのない無き声に観客どもは我慢できずにちんぽを扱き始めた。止まったちんぽの代わりに自ら尻をゆさゆさ動かして、乳首を座れる悦に腰をくねらせるはしたない娼婦の姿をおかずにしていた。夜の空気に自分たち以外の雄臭さが満ちて、それがまた興奮を助長する。もっと下品な喘ぎ声あげたくて、肛門がちんぽを締め上げる。

 

「あうぅううああぁあ❤❤❤オマンコ抉れるぅうぅ❤カリ首がオマンコ壁をガリガリじでるっすぅうぅ❤あおうぅ❤子宮壁がりがりずるうぅ❤❤」

「マンコが勝手にしゃぶりついているじゃないか。ちんぽが欲しくてたまらんのかね」

「そう、でずぅうぅ❤オマンコ子宮どずんってじでえぇ❤❤❤オマンコアクメじでるどこぉ❤もっと見て欲しいっずよぉ❤」

「ならばもう少し場を盛り上げたまえ。ピースサインでもしてやりなさい」


 そう言うと、金村のちんぽが結腸を軽く小突き上げた。背筋をのけ反らせると、ちんぽが白濁を漏らしてのたうった。


「もっと気持ち良くなりたいだろう?」

「は、はひぃいぃ❤❤いぎたいでずぅ❤」


 子宮をぐりぐりと押し込まれれば、もう抵抗できない。締まりの無い笑みを浮かべた顔の横で二つのピースサインを作る。言い逃れようの無い変態だ。

 

「ぴ、ぴーしゅ❤❤」


 アヘ顔にダブルピースを添えてやると、男どもがちんぽを扱くのを忘れてシャッター音を鳴らした。スマホのフラッシュが焚かれて、金村のに抱き着いて最低なアヘ顔を晒す鋼の顔が記録されていく。

 筋骨隆々とした身体をした雄そのものの虎が恥ずかしい姿をして、カメラにピースサインをしている。以前は顔に走る傷が大嫌いだったのに、もうどうでも良かった。シャッター音が鼓膜を揺らすのに合わせてマンコ肉から愛液が溢れてくる。

 

「あ゛ぉおおぉおぉお❤❤❤い゛ぃいいぃ❤いぎだいぃいぃ❤❤コーチィ❤オマンコおちんぽでゴリゴリジデエええぇ❤❤❤あ、視られながらオマンコアクメじでえっす❤オマンコ❤オマンコ❤オマンコ❤」


 浅ましい言葉を吐いて、金村の顔を舐め回しているとぎらついた瞳と視線が交錯した。ちんぽが貰える。オマンコをもっと恥ずかしい姿にしてくれる。それを確信してちんぽがビュルッと汁を吐き出した。悦びで震えるちんぽが餌を前にした犬となって涎を垂らす。

 男どもの荒い息遣い。金村の手が腰に添えられた。尻穴から尻を流して鼻の穴を広げた。ちんぽが来る。その確信どおりに、ちんぽを吸い上げるマンコへとちんぽが奥までねじ込まれた。

 

「ん゛っはあああぁあああぁ❤❤❤❤ちんぽ、ちんぽおぐまでぎだああぁあぁ❤❤❤」


 すぐさま金村へと四肢を巻き付かせて、感謝と敬愛を示して抱きしめる。首筋に顔を埋めると雄の匂いを感じ取れる。雄に屈服し、雌にされるのだ。たくさんのカメラの前で。


 結腸まで突き入れられたちんぽはすぐさまピストン運動を開始する。奥まで入ったちんぽがすぐ引き抜かれ、さきほどよりも強い力で結腸をぶっ叩きく。

 

「ぎぃいいぃいいぃいいぃっ❤❤❤ずどんっでへええぇ❤❤おぐにごんごんぐるうぅうぅ❤❤子宮づぶれるぅうぅう❤❤❤」


 たった二度にピストン。それだけで鋼の脳みそは終わった。体臭を嗅ぎまわっていた顔が離れ、首筋がのけぞった。さかさまの視界に見えるのはスマホを向ける観客たち。それがただただ嬉しくて口角を吊り上げたが、結腸壁を抉られてそんな余裕は失われた。

 

 一発で脳みそを揺さぶって駄目にする一撃が、何度も何度も結腸まで届く。圧倒的な快楽に打ちのめされて、鋼は牙をガチガチと打ち鳴らした。

 

「ずっげ、ごれぇ❤ちんぽやばい゛ぃいぃいぃいぃっ❤❤❤❤」


 金村のセックスはいつもは陰湿で、ねっとりとマンコを追い込んでくるものだ。しかし、今は力任せマンコを掘り進めてちんぽの形を覚えこませてくる。

 

 だが、この荒々しいセックスこそが鋼の望むものだった。肛門がちんぽへひょっとこみたいに吸い付いて、ちんぽに巻き込まれて押し込まれる。オナホ代わりにされている自分が恥ずかしくて、嬉しくておかしくなりそうだった。

 

 またも乳首へと金村のマズルが吸い付いて、根っこごとと引っこ抜くような力で吸い上げてくる。

 

「ぐぉぉお゛ぉぉおおぉおっ❤❤❤やっべぇ❤ぢぐび取れるう゛ぅぅうぅっ❤❤」


 乳首から鳴る下品な吸引音も淫らな場を盛り上げる。

 この場の全てが鋼に注目し、性欲を昂らせてちんぽを扱き立てている。自分のマンコも喘ぐ姿も雄どもに視られている。恥ずかしいところもぜんぶ。それがまた鋼の知能を蒸発させるのだ。マンコからの快楽と周囲から注がれる快楽に、脳が茹で上がっていた。

 

「コーチッ❤ぞれ、すっげえ゛ぇえぇ❤❤❤ぐっへぇえぇ❤」


 愛おしそうに金村の頭をかき抱く虎の瞳は色情で濁りきっていた。乳肉を押し付けて媚びると、更に腰の速度が上がってでかいケツから愛液が飛び散って、周囲の男どもに降りかかる。


「ん゛ぉおお゛お゛ぉおおぉお~~~~っ❤❤❤❤」


 目がぐるんと裏がえった。気持ちが良すぎて、背筋を反り返らせて逃げたいのに背中を抱きしめられてそれも許られない。もはや金村のオナホとなって喘ぐことしかこの身体にできることはない。

 結腸は何度も叩かれてちんぽに媚びることを覚えており、子宮口でもちんぽを締め付け、柔肉を吸いつかせて媚びようとする。

 

「ぐぅぎいぃいい゛ぃいぃ❤❤❤オマンコ壊れるぅうぅ❤死ぬ❤じんじゃうぅううぅ❤❤❤」


 鋼のちんぽからはザーメンが噴きあがり続けていて、二人の腹や大胸筋を黄ばんだ汁で汚している。昼間にも大量に出したはずなのに、精液の量も濃度も衰えることなく周囲を雄臭さで満たしている。

 腰の速度が上がったことにより、肛門の肉はすっかり伸びてちんぽへと吸い付いている。豊満な尻肉でも隠せないほどに腫れあがったはみだしてマンコは愛液や我慢汁を混ぜたものをピストンのたびに飛び散らせる。

 

「ぎもぢ、いぃいいっ❤❤ぎもぢよずぎて、じんじゃうぅううっ❤❤❤オマンコ、ごわれ、るぅうううぅっ❤」


 自身の体重を乗せた一突きが結腸に突き刺さり、頭ががガクガクと揺れる、乳首は既にしゃぶられるまで吸い上げられて、乳輪に牙の痕まで付けられている。乳首でも絶頂し、ケツ穴でもイって、視線でもイって、どれで絶頂しているかも分からない。

 オナホにされて、全身を快楽漬けにされて。

 鋼の頭の中では野球のこともプライドも何もかもが揮発しており、自分を気持ち良くしてくれる雄への情愛しか無かった。

 愛液をネトつかせる雌は結腸をゴリゴリとするちんぽが愛おしくてたまらずに、射精という愛の証を待ちかねていた。一突きごとに絶頂を決めて、深いアクメがもうすぐ来るとマンコが震えて教えてくれる。

 

「アクメぐるうぅううぅっ❤❤❤コーチっ❤メスアクメ来るっすぅうぅ❤こ、こんなとこでええぇ❤アクメ顔晒しちまうっすよぉおおぉ❤❤ふへ、ふへへへぇっ❤❤❤」


 血管を盛り上げた四肢で金村を抱きしめ、種付けをせがんで肛門が食い締める。愛液と我慢汁が混ざったものがマンコで泡立ち、卑猥に彩られる。

 

 乳首を吸う合間に舌を絡めて、唾液を交換をしあう。突き出した舌を擦り付け合っていると情夫になったようでマゾじみた悦びが尻尾まで走る。

 

「んぢゅるうぅううぅっ❤❤❤ぎもぢ、い゛ぃいぃ❤❤おぅうぅ❤おほぉーーっ❤❤おれのがらだ、ぜんぶいやらじぐなるぅうぅ❤」


 唾液を舌の間に粘つかせて、鋼の全身は雌の悦びを感じ取っていた。

 こんな逞しくて荒々しいセックスで、身も心も支配されている。マンコは結腸に我慢汁を擦り付けられて、完全に隷属している。

 

 この雄のモノになっている。オナホ。雌。性処理用の道具。そんなモノになってしまった自分がどうしようもなく嬉しい。

 

「あ゛ぁ~~~~っ❤❤ちんぽ、硬く、なっだああぁああぁ❤」


 その願望を叶えようと猛々しい剛直がマンコを掘り進める。硬く張りつめたちんぽが何度もしゃくりを上げている。紛れも無い射精の兆候に、鋼はぎゅっと分厚い身体を抱きしめる。

 

「きてきてきてえ゛ええぇぇ❤❤❤マンコっ❤おれのオマンコにぃいぃぃ❤❤コーチの特濃ザーメン注いでほしいっすぅぅうぅ❤❤❤❤」


 もうすぐザーメンが貰える。その確信が媚びを売れと本能に命じた。浅ましい声で種付けをねだると、ケツ穴がグボォと鳴いておねだりに花を添えた。


「いいぞ、僕も君のケツ穴の具合に負けてしまいそうだ。観客に種付けシーンを見せてやりたいが、構わんね?」

「もちろんっすよぉお゛ぉおぉぉ~~~~❤❤❤❤ザーメンざーめんっ❤極太おちんぽのザーメンでおれを孕ませてくださいぃいぃ❤❤❤」


 許可を得た金村は、とどめを刺そうと尻に指を食い込ませてちんぽをより奥まで叩きつけ、ちんぽの形を刻み付ける。

 二人の身体は汗にまみれ、肉と肉がぶつかりあって雄臭と淫音をまき散らす。

 そして、肉をぶつけあう二人を見て周囲の雄たちも射精に向かってラストスパートをかけていた。ケダモノの顔つきをした彼らは二人の結合部を凝視している。

 観客の視線がマンコを舐め回す快感が最後の一押しとなり、ついに鋼は深い絶頂を迎えようとしていた。

 

「いぐっ❤❤いぐっすうぅうぅ❤❤❤み、みなさん見てくださいっ❤ピッチャー4番!本剛 鋼!アクメさせていただきますっ❤❤❤❤」


 そして、最奥を穿つ金村の一突き。結腸の壁へとめり込んだそれはつに鋼の中の『雄』を終わらせた。

 鋼の視界がホワイトアウトして、快楽が体内で暴れまわる。肉から神経へ、神経から脳みそへ。

 

「ぁ、あ――――❤」


 そして、結腸に密着したちんぽから白濁が爆発した。鋼のものよりずっと濃くて、粘っこい塊のような精液が結腸という子宮に向かってぶちまけられる。

 

「んほぉおぉおおぉおおぉぉおぉおぉぉぉぉっ❤❤❤❤❤」


 雄臭すぎる肉体が同時に震え、鋼の喉から嬌声が響き渡った。

 大量の精液が結腸を殴りつける感覚に丸々とした尻肉がぎゅっと引き絞られ、マンコ肉が断続的に震える飲みきれなかったザーメンがアナルの隙間かぶぴゅぶぴゅとこぼれ、ザーメンにマンコを擦られる感覚にまた絶頂する。

 

 その間も男どもはちんぽを扱き立てて、うめき声を上げてザーメンをぶちまけた。金村や鋼に比べればはるかに少なく、薄いザーメンが重たい音とともに鋼のケツや背中に向かってぶちまけられる。

 雄たちが自分に欲情した紛れも無い証を浴びて、鋼はアクメの爆発が更に脳内で起こるのを感じた。絶頂の最中にまたも絶頂を重ねて、全身の筋肉が力強く震える。どれだけ快感を昇り詰めても収まることはなく、精液が溢れ続けていく。身体中を駆け巡り、全身を内外から溶かす喜悦を、鋼は笑みを浮かべて受け入れていた。

 

「……ぁ、はああぁ❤❤おう、おおぉ❤」


 そして、全ての射精が終わると鋼は乱れた息を吐いた。背中や顔は精液に塗れているが、尻は特に酷かった。金村のものが溢れて結合部が酷いことになっている上に、雄どもがこぞって精液をぶちまけたので鮮やかな虎柄が白濁液に塗りつぶされている。

 もちろん、金村にも多量の精液が降りかかっているが気にすることもなく精液塗れで抱き合っていた。

 鋼はさすがに体力を消耗したのか雄臭い肩に顔を埋めて息を吐いていたが、まだ満足はしていない。それは金村の太鼓腹に押し付けられたちんぽの滾り具合を見れば明らかだ

 

「なかなか楽しんだようじゃないか。次はみなさんにもハメさせてやるか。せっかくゴムを大量に用意したしな」

「コーチ、おれ、そんなのぉ……❤」

「嬉しいだろう?僕の前で輪姦されてスケベ面でちんぽに媚びるんだ。どれだけいやらしくなるんだろうね」


 ケツマンコの中でちんぽを硬くしながら囁いた。

 金村の最低な提案に鋼は小さく呻いてマンコを収縮させる。オナホですらならい、尊厳を無視した提案に鋼の口から熱い呼吸が漏れた。

 

 もう、自分の本性を拒むことができなかった。他人に欲情される悦び。辱められる快感。視線の気持ち良さ。顔に走っていた傷跡のことなんてもう頭に無かった。

 

 注目されること視られること欲情されること。それが自分にとっての幸せなのだ。

 もしカメラの前に立ち、全国に自分の身体を写されたどんなに気持ち良いのだろう。野球のユニフォーム越しでもこの身体がいやらしいと思ってくれるだろうか。このでかいケツや突き出した胸をズリネタにして貰えるのだろうか。考えただけでおかしくなりそうだった。

 

「さあ、今日は公園の男を全員相手にしようか。僕も終わるまで付き合うからな」


 精液を眼鏡にへばりつかせて、いやらしく口元を歪めた。

 

「……はい、コーチ❤おれのこと、いっぱい指導してくださいっす❤❤」


 精液まみれのアナルを観客に向け、鋼は幸せに満ちた顔で微笑んだ。

 

***


「変わらないな、この熱気」


 金村はシャツの胸元へ扇子で風をやりねがら、嬉しそうな声を出した。夏大会の決勝が行われる球場には、同じように汗に塗れながらも期待と興奮で湯気を立てる観客たちが多くいた。今日の最高気温は35度を超える。熱中症になりかねない気温と湿度であるが、観客席は満員だ。年々気温は上がり、試合の途中で倒れる者も少なくない。金村のような毛皮持ちの種族にとっては地獄のような環境だ。

 

 それでも、この試合だけはクーラーの効いた部屋で画面越しに見るわけにはいかなかった。

 

「金村さんのいたころより熱くなってるはずですよ」


 鈴屋が紙コップに入った烏龍茶を差し出してきた。彼はもう衣服と熱気両方と付き合うのをやめたのか、シャツを脱ぎ捨て上半身裸になっていた。マナーはよろしくないが、おかしな熱気に包まれた観客席では同じような恰好の男が何人かいた。

 

「僕の頃は暑さなんて気にならなかったな。それどころじゃなくってね」

「じゃ、変わらないというのは?」

「教え子がここまで来たら毎回見に来ているからね。やはり、夏の終わりというのは特別なものだよ」


 氷を口に含んでガリガリとかみ砕いていると少しばかり身体の中の熱が消えた気がした。多くの教え子がいる金村だが、試合を直接見にくることは少ない。なにせ教え子が多すぎて、全ての試合をチェックしようとすればほとんど毎日球場に足を運ぶハメになるからだ。そこまでの体力と根性はもはや無い。

 だが、この試合だけでは見逃すわけにはいかなかった。今日で彼のチームは一度終わるのだ。彼の選手としての人生は続くが、こ苦楽をともにした今の仲間たちとは別れることになる。そして何よりも、この球場で投げることは二度と無い。

 

 彼にとって、最後の夏だ。

 

「お気に入りの子でしたよね。随分と育ったもんだ」

「そうだな。才能だけなら一番だろう」

「そのせいでコーチングの後はなかなか可愛がれませんでしたね」

「野球に真摯なやつこそ可愛いが、真摯であれば僕にケツを振る余裕は無いわけだ。全く……」


 この夏が終わったらまたコーチングをしてやる予定ではあるが、どうせ彼ならばプロになってまた交尾に溺れる余裕が無くなるだろう。多くの教え子がいる金村だが、彼ほどに成功を約束された子は初めてだった。


「彼は手に入れられなかったな」


 元教え子の中にはいつでも使える愛人として飼っている者も何人かいる。彼が途中で折れるようなら、自分のところで情夫にしてやるつもりだったが、無理そうだ。

 

「野球を引退するころには金村さんがジジイになってそうですもんね」

「どうかな。僕はとっくに老衰で死んでそうだ。あれは死ぬまで球を投げてそうだ」

「はは、じゃあ野球を諦めた彼を家で飼って毎日セックス漬け――なんて未来は来なさそうですね。残念ですか?」


 その問いに答える前に、試合開始を告げるサイレンが鳴った。彼の夏が終わる、始まりの合図。

 

「……そうだな」

 

 金村は身体の熱が鬱陶しいと顔を扇ぐと、そっぽを向いて答えた。

 

「まあ、悪い気分じゃないさ」



――おしまい――

Comments

Anonymous

痴女みたいな格好でコンビニで買い物させる所本当に大好きです! すぐ使うから袋はいらないって自分で説明するのかなり癖に刺さります…!

おもち

ありがとうございます~~。定番のシチュなんですが真面目な子にはこういうことしたくなりますね。